奥穂高岳から槍ヶ岳縦走


- GPS
- 32:00
- 距離
- 45.7km
- 登り
- 3,315m
- 下り
- 3,314m
コースタイム
上高地5:30 横尾7:40 涸沢9:45 穂高岳山荘11:30 奥穂ピストン 山荘発12:30 北穂14:30 A沢のコル15:10 南岳山荘16:20 ツエルト泊
2日目
南岳山荘5:20 槍肩の小屋7:20 槍ピストン 小屋発8:10 槍沢ロッジ10:10 横尾11:20 新村橋から右岸経由 上高地13:40
天候 | 1日目:晴れのちくもり 2日目:くもりのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
9月に奥穂のガイドが入ったので下見を兼ねて穂高へ行ってきました。
やっぱ、穂高は日本のアルプスの王様です。
平日だったので中高年か学生風?のグループが多かった。
前日の夜、下道を走って平湯に11時前着。
運転しながら「坂崎幸之助と吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD」生放送を聴きはじめました。
駐車しても聴きながら、一杯。
面白すぎて、7回以上笑いました。
1本で切り上げて就寝。
8月27日(火)晴れのち曇り
駐車場代をけちって大ネズコの駐車場に停めたので、10分ほど歩いてターミナル。
5:00始発の上高地行バスに乗り込みました。
上高地から横尾までは、気になる大木や花などがあると立ち止まって観察する以外は黙々と歩きます。
写真を撮ろうとすると、充電したはずのカメラのバッテリー表示が赤になっている。
以後、最小限の写真しか撮れませんでした。
太古の時代には横尾まで堰止湖になっていただけあって、道はほとんど水平です。
槍ヶ岳登山の親子(小学生と丸刈りお父さん)「以下、マルコメ親子という」と前後して歩いていて少し話をしました。
横尾から橋を渡って暫くは平坦で、対岸の屏風岩の眺めに圧倒されながら歩きます。
屏風岩は東壁ルンゼと東稜しか登ったことがなく、たぶん今後も登ることはないだろう。
などと感慨にふけりながら通り過ぎ右岸に渡ると、いよいよ登りになります。
東京から夜行バスで来た若者と抜きつ抜かれつしながら涸沢ヒュッテまで。
北穂へ直接上がるという彼と「できたら北穂で会いましょう。」と言って別れ、わしは奥穂を目指しました(この時は、よく行けて北穂と思っていた)。
天気は上々。
穂高に囲まれた涸沢カールを登っていると、自然に笑みがこぼれ、鼻歌が出てきます。
ザイテンの取り付きで、S先生の教訓を無駄にしないようヘルメットをかぶりました。
危険個所をチェックしながら登っていると、アンザイレンしたガイドパーティーがいました。
へえ、こんなとこでもロープを出す場合があるのかと、ちら見して情報収集しながら脇を通らせていただきました。
山荘でおにぎりを食べて休憩してから、奥穂を往復。
ガスが上がってきて、景色が見えなくなってきました。
山荘に戻ってまだ昼なので、当然、北穂へ向かうことにしました。
この稜線は滝谷を登るため、夏冬通じて何回も通ったところです。
といっても、涸沢岳からの急な降り口以外は記憶がありません。
○×の目印がしっかり付いているし、クサリ場も整備されていて、割と歩きやすい。
景色も見えないので、なめらかで省エネで安全な動きだけに集中しながら歩きました。
見覚えのあるドームの脇を登り、山荘に着くと、まだ時間がある。
今日、大キレットを越えておけば明日はるんるんなので、そのまま進むことにしました。
下りで、中高年パーティー何組かとすれ違い、大学生を抜いたあとは、誰にも会いませんでした。
一人で黙々と歩いていると、なんか体が山に馴染んでくるようでした。
南岳の小屋に着き、キャンプの申し込みをして、ツエルトを張りました。
サイトには4張り程度でスペースはいっぱいありました。
風が強く、ストックをポールにして張るのに少し面倒でした。
小屋の休憩スペースを使ってもいいと言っていただきましたが、ツエルト内で持ってきた発泡酒ロング缶で乾杯。
パスタの簡単な夕食をかきこみ、早々に就寝。
横風が強く、ツエルトが倒れないかと何回も目が覚めました。
8月28日(水)曇りのち晴れ
4時前に目が覚めてしまい、外に出てみると、まだ月が出ていました。
ゆっくり朝飯を食べて、明るくなってから出発。
天狗原から横尾谷右俣はスキーで行ってみたいとこなので、稜線から地形を確認しつつ歩きました。
中岳から大喰岳のあたりで、横尾で別れたマルコメ親子に会いました。
今日は天狗原経由で下山するとのことでした。
肩の小屋に着いて一休みの後、一応槍の穂先を往復してから下山しました。
途中で、ツアー登山と思われるグループのガイドさんに声をかけられました。
誰かと思ったら、昭和基地で一緒に越冬したAガイドでした。
全然変わっていなくて、懐かしかった。
また、どっかで一杯やろうと約束して別れました。
槍沢は、氷河地形で、なんとなくカナダのばがぶーを彷彿とさせるところです。
皮肉なことに槍沢ロッジ手前まで降りたころ晴れてきました。
あとは只管、上高地まで歩くのみ。
横尾からは観光客が増え、それを避けるため右岸の作業道を歩いてみましたが、よけいに時間がかかってしまいました。
14時のバスで上高地をあとにしました。
下道を走っても家の夕飯に間に合い、発泡酒でかみさんと乾杯!
がおろ亭
http://sspaces.exblog.jp/
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