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Yamareco

記録ID: 332308
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

最高の展望とライチョウに出会えた燕岳〜大天井岳、最後にトラブル発生

2013年08月11日(日) 〜 2013年08月12日(月)
 - 拍手
GPS
32:05
距離
25.0km
登り
2,661m
下り
2,657m

コースタイム

8月11日(1日目)
7:10駐車場所-7:25燕岳登山口-8:00第一ベンチ-8:21第二ベンチ-8:50第三ベンチ-9:23富士見ベンチ-9:51合戦小屋10:13-11:10燕山荘11:40-12:05燕岳12:15-12:30燕山荘

8月12日(2日目)
5:30燕山荘-6:10大下りの頭-7:12切り通し岩-7:43大天荘-7:55大天井岳-8:36切り通し岩-9:49大下りの頭-10:33燕山荘10:43-11:30合戦小屋(忘れ物に気付く)-12:28燕山荘(忘れ物受け取る)-13:00合戦小屋13:15-14:44燕岳登山口-15:00駐車場所
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
燕岳登山口駐車場(第一から第三までありますが6時30分の時点で満車でした。)
2〜3kmほど路上駐車されています。
コース状況/
危険箇所等
燕岳登山口から燕山荘(合戦尾根)
日本三大急登の一つと言われているだけあって最初から最後まで登り続けますが、約30分から1時間ごとに休憩ベンチがあります。
途中の合戦小屋では飲み物や食事が取れます。(スイカが名物)
登山口に登山ポストがあります。

燕山荘から燕岳
花崗(かこう)岩の風化した砂地のため場所によっては滑りやすいですが、きちんと整備されているため歩きやすいです。

燕山荘
泊ってみたい山小屋No.1だけあってきれいで売店や食堂、喫茶室などが充実しています。
宿泊者は水道の水を汲んでいいそうです。
(立ち寄りの場合は2リットル200円です。)
小屋の中のトイレは水洗です。
部屋は蚕棚と呼ばれる相部屋ですが、完全予約制の個室もあります。
(2〜3か月後まで週末は予約でいっぱいだそうです。)

燕山荘から大天井岳
大下りの頭までは尾根上のなだらかな道です。
大下りの頭から一気に100mほど標高を下げ大天荘まで300mほど登り返します。
大天荘から大天井岳の山頂まではガレ場を10分ほど登ります。
予約できる山小屋
中房温泉登山口
駐車場の下のほうまで路上駐車が続きます。
今回の写真は最大サイズですが、ファイルサイズは小さくしてあります。
駐車場の下のほうまで路上駐車が続きます。
今回の写真は最大サイズですが、ファイルサイズは小さくしてあります。
ここから登山開始です。
2
ここから登山開始です。
最初から急な上りが続きます。
最初から急な上りが続きます。
急ですが歩きやすい道を進みます。
急ですが歩きやすい道を進みます。
フジバカマ
第一ベンチ到着
多くの人がいます。
第一ベンチ到着
多くの人がいます。
第一ベンチ
ヤマアジサイ
どんどん登ります。
どんどん登ります。
ミヤマハハコグサ
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ミヤマハハコグサ
タカネニガナ
シロバナニガナ
第二ベンチ到着
第二ベンチ
立派な木が多いです。
立派な木が多いです。
階段もあります。
階段もあります。
第三ベンチ
さすがに急な上りが多いです。
さすがに急な上りが多いです。
富士見ベンチ
富士山は見えませんでした。
富士山は見えませんでした。
ダケカンバと青い空
ダケカンバと青い空
岩も増えてきました。
岩も増えてきました。
あと5分でスイカ
アキノキリンソウ
1
アキノキリンソウ
ナツアカネ?
ゴゼンタチバナ
エンレイソウの実
1
エンレイソウの実
カニコウモリ
合戦小屋到着
みんな並んでいます。
みんな並んでいます。
大人気のスイカ
ハーフサイズにしましたが、一切れでもよかった。
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ハーフサイズにしましたが、一切れでもよかった。
合戦小屋の地名の由来
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合戦小屋の地名の由来
少し雲が出てきました。
少し雲が出てきました。
ハクサンボウフウ
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ハクサンボウフウ
モミジカラマツ
クロマメノキ
槍の穂先が見えました。
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槍の穂先が見えました。
ウサギギク
ミヤマキンポウゲ
ミヤマキンポウゲ
ハクサンフウロ
合戦沢の頭
合戦沢の頭から槍ヶ岳
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合戦沢の頭から槍ヶ岳
小槍も見えます。
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小槍も見えます。
コバイケイソウの群落
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コバイケイソウの群落
コバイケイソウ
調査中
タテヤマリンドウ?
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調査中
タテヤマリンドウ?
調査中
前の写真とは別のリンドウ?
それともこちらがタテヤマリンドウ?
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調査中
前の写真とは別のリンドウ?
それともこちらがタテヤマリンドウ?
セリバチドリグサ
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セリバチドリグサ
まだまだ登ります。
まだまだ登ります。
チングルマの綿毛
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チングルマの綿毛
燕山荘が見えました。
燕山荘が見えました。
ヘリコプターが近づいて
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ヘリコプターが近づいて
隊員が降りてきます。
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隊員が降りてきます。
人を抱えて上昇
無事に機内に着いたようです。
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無事に機内に着いたようです。
オンタデ
ナナカマドの実
テガタチドリ
ミヤマクワガタ
高山に咲くクワガタソウ
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ミヤマクワガタ
高山に咲くクワガタソウ
昆虫とは関係ないみたい。
昆虫とは関係ないみたい。
ヤマハハコ
シナノキンバイ
稜線に出ると目の前に槍ヶ岳
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稜線に出ると目の前に槍ヶ岳
ライチョウが出てきました。
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ライチョウが出てきました。
近くに来ても逃げません。
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近くに来ても逃げません。
親子連れです。
お食事中
山男の像
燕山荘到着
中もすごくきれいです。
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中もすごくきれいです。
燕岳へ向かう途中にコマクサが咲いています。
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燕岳へ向かう途中にコマクサが咲いています。
そろそろ終わりのようです。
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そろそろ終わりのようです。
イルカ岩と槍ヶ岳
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イルカ岩と槍ヶ岳
クルマユリ
メガネ岩
奥に燕山荘が見えます。
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メガネ岩
奥に燕山荘が見えます。
山頂を目指して登ります。
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山頂を目指して登ります。
燕岳山頂
槍穂高連峰
剱立山連峰
イワギキョウ
ミヤマコゴメグサ
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ミヤマコゴメグサ
コケモモ
ゴリラ岩
燕山荘の生パスタセットと苺ミルク
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燕山荘の生パスタセットと苺ミルク
こんな感じの部屋です。
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こんな感じの部屋です。
夕食のハンバーグ
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夕食のハンバーグ
赤沼オーナーのお話
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赤沼オーナーのお話
アルペンホルンの演奏
3
アルペンホルンの演奏
燕山荘から燕岳
また、ライチョウが出てきました。
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また、ライチョウが出てきました。
人を怖がりません。
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人を怖がりません。
奥穂高まできれいに見えてきました。
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奥穂高まできれいに見えてきました。
大天井岳
夕陽に染まる燕岳
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夕陽に染まる燕岳
ハイマツとホシガラス
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ハイマツとホシガラス
陽が沈みます
夕闇に染まる槍ヶ岳
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夕闇に染まる槍ヶ岳
東にはラピュタのような積乱雲
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東にはラピュタのような積乱雲
4日目の月と槍ヶ岳
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4日目の月と槍ヶ岳
月と宵の明星(金星)
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月と宵の明星(金星)
いて座付近の天の川
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いて座付近の天の川
夏の大三角
大天井岳とさそり座
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大天井岳とさそり座
大天井岳とさそり座+流星
これぐらいのほうがわかりやすいかも。
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大天井岳とさそり座+流星
これぐらいのほうがわかりやすいかも。
日付が変わって2日目の朝食
3
日付が変わって2日目の朝食
日の出を待ちます。
3
日の出を待ちます。
雲海から陽が昇ってきました
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雲海から陽が昇ってきました
雲海の上に富士山と南アルプス
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雲海の上に富士山と南アルプス
一面の雲海です。
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一面の雲海です。
燕山荘を出発します。
燕山荘を出発します。
朝日に染まる槍穂高
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朝日に染まる槍穂高
燕岳と剱立山
調査中
タカネシュロソウのようです。
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調査中
タカネシュロソウのようです。
大下りの頭
100mほど下ります。
100mほど下ります。
灌木の中を進みます。
灌木の中を進みます。
ニッコウキスゲ
タカネナデシコ
登り返しです。
ミヤマクワガタ
どうしても昆虫を思い浮かべます。
2
どうしても昆虫を思い浮かべます。
歩いてきた稜線
イワツメクサ
イワツメクサの花
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イワツメクサの花
大天井岳
ここから槍ヶ岳としばしお別れです。
ここから槍ヶ岳としばしお別れです。
八ヶ岳が頭を出しました。
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八ヶ岳が頭を出しました。
トウヤクリンドウ
1
トウヤクリンドウ
切り通し岩
ここだけ鎖と梯子があります。
ここだけ鎖と梯子があります。
梯子の横には
小林喜作のレリーフ
表銀座ルートを開拓した人だそうです。
2
小林喜作のレリーフ
表銀座ルートを開拓した人だそうです。
ガレ場を登ります。
ガレ場を登ります。
常念岳方面へ向かいます。
常念岳方面へ向かいます。
コマクサとイワヒバリ
2
コマクサとイワヒバリ
ハイマツの斜面
ハクサンチドリ
チングルマが咲いていました。
2
チングルマが咲いていました。
ここから大天井岳へ向かいます。
ここから大天井岳へ向かいます。
奥穂高の下に涸沢カールも見えます。
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奥穂高の下に涸沢カールも見えます。
奥には上高地
南アルプス
大天井岳山頂
来た道を振り返ります。
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来た道を振り返ります。
立山連邦と剱岳
槍ヶ岳の奥には白山
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槍ヶ岳の奥には白山
パノラマで常念岳から剱岳
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パノラマで常念岳から剱岳
涸沢カール
来た道を戻ります。
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来た道を戻ります。
オヤマリンドウ
西風が強いためこんな木が多いです。
ちなみに右側が西
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西風が強いためこんな木が多いです。
ちなみに右側が西
調査中
ウメバチソウのようです。
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調査中
ウメバチソウのようです。
蛙岩(げえろいわ)付近
蛙岩(げえろいわ)付近
看板がありますがどれだか分りません。
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看板がありますがどれだか分りません。
燕山荘に戻ってきました。
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燕山荘に戻ってきました。
燕山荘のケーキセット
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燕山荘のケーキセット
下山開始です。
このときは再び来るとは思わなかった。
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下山開始です。
このときは再び来るとは思わなかった。
合戦小屋
これは一旦燕山荘まで引き返した後です。
合戦小屋
これは一旦燕山荘まで引き返した後です。
中房温泉が見えてきました。
中房温泉が見えてきました。
中房温泉到着
折り返した分脚がガクガクです。
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中房温泉到着
折り返した分脚がガクガクです。
帰りに猿の群れに会いました。
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帰りに猿の群れに会いました。

感想

今回は夏休みを利用して北アルプスの燕岳へ行ってきました。
最初は2泊して常念岳まで縦走したいと思っていたのですが、前回、雲取山荘で山小屋に初めて泊ってほんど眠れなかったので、泊ってよかった山小屋No.1の燕山荘にのみ1泊して翌日、常念山脈最高峰の大天井岳へピストンすることにしました。

登山口近くに三か所駐車場があるとのことだったのですが、人気の山だから混むだろうと思い3時30分ごろに出発し、駐車場には6時30分ごろ着きましたが、すでに2〜3kmほど下まで路上駐車が続いていたので、私も空いている場所に停めました。
あとで、よく考えたら皆さんがほぼ山小屋泊なので前日止めた車も翌日のお昼すぎ出ないと動かないので当たり前ですね。
なので、初日、燕山荘までだったら逆に遅めのほうがいいのかもしれません。

中房温泉の横にある登山口まで2kmほど歩き、ここからやっとスタートです。
燕岳へ向かう合戦尾根は日本三大急登のひとつにもあげられるため最初からかなり急な上りが続きましたが、コースタイムで30分から1時間ごとに休憩ベンチがあるのと、登り一辺倒で一旦下ってからの登り返しがないため登りやすく感じました。

最後の休憩ベンチである富士見ベンチからはその名の通り富士山が見えるとのことでしたがこの日は残念ながら見ることができませんでした。
富士見ベンチから30分ほどで合戦小屋に出ました。
ここでは夏の間、荷揚げ用ケーブルカーで揚げた地元産のスイカが有名で1切れ800円でしたが、あまりスイカは好きではないので500円の半分サイズにしてもらいましたが、とても甘くこれなら通常の一切れのほうがよかった気がしました。
合戦小屋から少し登ると合戦沢ノ頭へ出ます。
ここからはちょうど槍の穂先を見ることができました。
ちなみに人生初の生槍でした。

この辺りからの登りは幾分なだらかな道になりしばらくすると燕山荘が尾根の上に見えてきました。
ちょうどそこへ一機のヘリコプターが飛んできて上空を旋回し始めました。
最初は荷揚げのヘリコプターかなと思っていましたが、よく見るとどうやら長野県警のヘリコプターのようで燕山荘上空で隊員が一人ホイストで降りて来たかと思うとあっという間に人を抱きかかえて上昇していきました。
よくわかりませんでしたが、急病人かケガ人だったのでしょうか。

燕山荘の手前あたりから、高山植物が増えてきてハクサンフウロやゴゼンタチバナ、セリバシオガマなどが沢山咲いていました。

そしてついに燕山荘のある稜線上に出るとそこには北アルプスの山並みが目の前一面に広がっていました。
情けないことに、第一印象はテレビや本の写真で観たのと一緒だと思ってしまいましたが、ちょうど稜線をはさんで東側は雲が多く何も見えないのですが西側は雲ひとつなくとてもきれいに槍、穂高連峰から剱、立山連峰まで一望できました。
しばらく景色を見ていると、下のほうで何人かが騒いでいるので見てみると、ライチョウが小屋のすぐ下のお花畑に親子で現れました。
多分メスと思われる親が4羽の大分大きくなった子供を引き連れて食事中のようでした。
本当に人を恐れる気配もなく、登山道のすぐ横まで寄ってくることもありました。

その後、燕山荘で受付を済ませると、一組みに一人案内の人が付いてくれて施設の説明をしながら部屋まで案内してくれます。
小屋の中はとてもきれいで、ここが都内にあって山小屋風のお店ですと言われても違和感がないようなとても標高2700mにある施設とは思えませんでした。
それもそのはずで、大正10年に元になる小屋が建てられその後昭和12年には当時としては異例の帝国ホテルの資金援助が入って現在の本館が建てられたそうです。

部屋はもちろん相部屋で、二段に仕切られたいわゆる蚕棚の2階でした。
ちなみにこの場所は最終的に四畳に6人が宿泊しました。

ザックを部屋に置き、必要なものだけ持ち燕岳山頂へ向かうことにしました。
山頂までは花崗岩の風化したなだらかな傾斜の砂地を歩いていきます。
途中にはもう終わりが近くなっていましたが、コマクサの群落やイワギキョウが咲いていました。

途中には有名なイルカ岩があり自然に風化して出来たそうですが、誰が見てもイルカそのものと言う感じでした。
山頂はそれほど広くはありませんでしたが、ここからも北アルプスの主脈が一望できました。

来た道を、小屋まで戻り食堂で昼食を取ることにしました。
ここでも山小屋とは思えないメニューがあり、せっかくなので生パスタセットを頼みました。
2種類のパスタと、サラダ、スープが付いていてとてもおいしかったです。

その後は、大分時間が余ってしまったので、本棚に沢山ある本を読んだり小屋の近くを散策していました。

夕食は、今日は4回転するということでしたが、早く着いていたので5時からの1回目になっていました。
夕食も、チーズ入りハンバーグとお魚の煮つけがメインでご飯とお味噌汁がお代わり自由でした。
こちらも大変おいしく、完食しておかわりまでしてしまいました。

食事の後にはオーナーの赤沼健至氏による登山はプラス思考でないと出来ないというお話や、アルプス登山の注意点などが挙げられた後にアルペンホルンの演奏がありました。
赤沼氏は食事の各回のあとに毎回これを行っているようです。
また、ここ3日間は夏の時期としては珍しく1日中快晴が続いているそうで槍ヶ岳が夏に1日きれいに見えることはめったにないそうです。

夕食後は外に出て北アルプスに沈む夕日を見た後、東側の巨大な積乱雲の写真を撮ったりしていると、またライチョウの親子が先ほどと同じ場所に現れました。
しかも今度はそのまま人のいる登山道を横切り反対側の草むらへ行ってしまいました。

8時近くになると辺りは真っ暗になりますが、頭上にはまさに満天の星が広がります。
天の川も今まで見た中で一番濃く変なたとえですが、そこだけ白い雲が浮いているようにも見えますが、その中にも星がたくさん輝いていました。
カメラは持ってきていたのですが、重さの関係で三脚は持ってきておらず、山小屋の外にある机と石を利用してなんとか撮影してみましたが、やっぱりちゃんとした機材を用意しないときれいに撮ることはできませんでした。
今日あたりからペルセウス座流星群も活発になり多くの流れ星が見られるはずでしたが、消灯時間が9時だったためもあり疲れていたのでそのまま寝てしまいました。

翌日は4時30分から45分ごとに朝食があり、1番最初の回で食事を済ませ、日の出を待つことにしました。
やはり、東の空には雲海が厚く立ちこめていて富士山と南アルプスが頭を少し出している程度でしたが、ちょうどその雲海の下から太陽が登ってきました。
それまでは寒かったのですが太陽が昇ってくると急に暖かくなってきました。

その後、荷物の整理をし売店でバッチやTシャツなどを買った後、大天井岳へ向かいました。
大天井岳へは途中の蛙岩(げえろいわ)と呼ばれる昔は蛙に見えたそうですが、風化が進み今ではどれが蛙なのかわからない岩を過ぎ、大下りの頭まで来ました。
その名の通りここからは約100mほど一旦下り、下った分だけ灌木の樹林帯を登りながら通りぬけ、切り通し岩と呼ばれる鎖場があるところまで出ました。
ここからは大天井岳から常念岳方面へと槍ヶ岳方面へ別れる分岐点となっていて槍ヶ岳へ向かう喜作新道を作った小林喜作氏のレリーフがあります。
ここから約200Mほど大天井岳まで一気に登りが始まります。

ゴロゴロとした石の多い道ですをどんどん登り大天井岳直下にある大天荘に出ます。
ここからは10分ほどで大天井岳の山頂へ行きました。
山頂からは、南から常念岳、穂高連峰、槍ヶ岳とその奥に白山、鷲羽岳、北には立山連邦、剱岳と北アルプスを一望できました。
ここで写真を撮っていると、カメラのバッテリーが無くなってしまいました。
昨日から、合わせて270枚近く撮っていたので仕方なくここからはザックにカメラをしまいました。

再び、来た道を戻り、今度は大下りの頭へ登り返し燕山荘から昨日来た道を戻り下山を始めました。
多くの人たちが登ってくる登山道で譲り合いながら、下りていき合戦小屋を過ぎたあたりで何気なくポケットに手を入れると…

[b]車のカギがない!![/b]

記憶をたどると昨日寝る前に確認した時にはポケットに確かにあったのですが、その後は全く覚えていませんでした。
どうしようと思い、とりあえず燕山荘に確認の電話を入れ部屋を探してもらうとありましたとのことでした。
このまま、ご自宅まで郵送しましょうかと言われましたが、送られても今日帰る方法がないので取りに戻ります。と伝え預かってもらうことにしました。
一旦、合戦小屋まで戻り事情を説明しザックを隅っこに置かせてもらい水のペットボトルだけを持ち、何人もの登山者の方に道を譲ってもらい、急いで小屋まで向かいました。
なんとか1時間で小屋まで戻るとそこに私の車のカギがありました。
お礼を言ってまた来た道を戻ります。
途中では先ほど抜かさせていただいた方から、「なにかのトレーニング?」とか、「早いですね、日帰りですか?」とか聞かれ、カギを忘れたため一旦引き返しました。と説明しながら合戦小屋まで戻りました。
合戦小屋の人にお礼をいい少し休憩をした後、再びザックを背負い下り始めます。

しなくてもいい往復をしたせいで、足と腰が痛くなり出しましたが途中のベンチで休憩を取りながらなんとか中房温泉まで下ってきました。
中房温泉から車を停めた場所までは2kmほど舗装路を歩きほとんど車のいなくなった所に私の車がポツンと停まっていました。

最後にトラブルがありましたが、初めての北アルプスで大展望とライチョウが見られ、夜の星空も最高でとてもよい山行になりました。

しかし最後に待っていたのは小仏トンネルから19kmの渋滞でした。

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コメント

鍵、見つかってよかったですね〜!
Chilicaさん、こんにちは〜!

最高の眺望と、綺麗な花々のお写真、楽しく拝見しました。
山上で見る天の川、素敵だったでしょうね。
雷鳥にも何度も出逢えて、いい思い出ができましたね。

鍵を忘れて往復したのはかなり大変そうですが、
道中で落としたのではなく山荘ですぐ見つかったことや
山上トレーニングができたと、プラス思考で行きましょう!
(お疲れで、それどころじゃないとは思いますが^^;)

スペアキーをザックの中にも入れておくといいかもです。
本当、鍵が見つかってよかったですね!

おつかれさまでした〜^^w
2013/8/13 11:38
大パノラマ・・・堪能されましたか(^^♪
chilicaさん・・・こんにちは

happy01とうとう禁断の地に足を踏み入れてしまいましたね

北ア燕岳からの超ォ〜〜感動感激的大パノラマ
朝焼けや夕景&星空・・・素晴らしいですよねェ〜〜lovely

この時期は高山花や雷鳥なども出迎えてくれて楽しい思いを・・・・notesあっ・・イルカもshock

燕山荘の夜も?オ−ナ―の心地良い 音色を聞いて
楽しかったのでは

車の鍵が見つからなかった時は、相当焦ったでしょうが
山小屋で見つかり、チョット体力を消耗しただけで済んで、良ったですね・・・遠出をする時はスペア−を
お忘れなく・・・shock

中央道の渋滞ですが・・・チリさんの居住区なら
勝沼から青梅街道を利用すると渋滞は回避できますよ
チョット距離はありますが、でも逆に近いかも?
渋滞のイライラは解消?


燕岳・・・何度行っても良い山です・・・ね

冬や雪の残る燕岳からの景色も最高ですよ
一度挑戦してみて下さい(^.^)/~~~

・・・お疲れさまでした・・・
2013/8/13 12:36
北アルプスは最高でした。
kisaragiさんこんにちは(^-^)/

天気がいいとライチョウは出てこないと聞いていたので、最高の展望に加えてライチョウまですぐ近くで見ることが出来て良かったです。

帰りにカギが無いことに気がついた時はどうしようかと思いましたが、小屋で見つかった時は本当に良かったです。

今度からは無くさないように気を付けて、念のためにスペアキーも用意しようと思います。
2013/8/13 12:39
また行ってみたいです。
take77さんこんにちは(^-^)/

初めての北アルプスは燕岳を選んで大正解でした(^_^)v
高山植物もいっぱいで槍ヶ岳や穂高連峰を見ながらの縦走も最高でした。

10年間有効のポイントカードにも入ったので、また違う季節にも行って見たいですね

帰りは411号を通ってきても良かったんですね。
今度はそちらから回ってみようと思います。
2013/8/13 12:52
ゲスト
雄大で綺麗な景色ですね!
北アルプスデビュー、おめでとうございます(^-^)

お天気に恵まれた上、可愛い雷鳥親子にまで出会えてラッキーでしたね☆
きっとChilicaさんの日頃の行いが良いからではないでしょうか。
燕山荘では眠れましたか?
生パスタやケーキセット、魅力的です。
車のキー、無事に見つかって良かったですね!
もしなかったら、スペアキー持って北アルプスに再び来ることになったのでしょうか?

お疲れ様でした(*^_^*)
2013/8/13 14:03
運がいいのか悪いのか?
pakikiさんこんにちは(^-^)/

燕岳は登るまでは大変でしたが登りきった先で見られる景色は最高でした。
ライチョウも2回も見られてとても良かったです。

今回は目が覚めた感じがしたので眠れたようですσ(^_^;)

私はお酒が飲めないのでケーキセットがとても美味しかったですo(^▽^)o
キーは本当に焦りましたが、無事見つかって帰って来る事が出来て良かったです(^_^)v
2013/8/13 15:25
おめでとう
最高のアルプスデビューでしたねsunheart04
青空、大展望、星空、夕日、朝日、ライチョウ、花々・・・
非の打ちどころがないではないですか!!
持ってますね〜〜〜
もう、これからアルプスへドンドン行くしかないですね〜〜smile
次は、大天井から槍へ・・・もしくは蝶へつないでみようrock

鍵、ポケットに入れちゃダメですよ。
今回は運よく小屋にあったからいいものの、稜線からポロリと落としたら・・・shock
貴重品はポーチに入れてしっかりフタをして肌身離さずですよ〜〜

生パスタセット美味しそう。
私も今度いったらそれ食べよrestaurant
2013/8/13 18:09
行って良かったです。
tekutekugoさんこんばんは(^-^)/

景色、ライチョウ、星空と全てがパーフェクト!!の燕岳でしたが最後にどんでん返しが用意されていました。
と、言ってもカギを落としたのは自分が悪いんですが…

今度からはきちんと管理しないとダメですね(>_<)

燕山荘はとても良かったので機会があればぜひまた行ってみたいですo(^▽^)o
2013/8/13 19:39
最高のお天気で、
北アデビューで良かったですね
槍も雷鳥もお花 もスイカも、
そして「燕山荘」をすっかり気に入られたようですね
ぜひ何度も通われて、足を延ばされて下さい

ところで、鍵、見つかってよかったですね!
自分も昔、合戦尾根で「買ったばかりのTシャツ」を落としたことがあります
どこで落としたか判らず、取りに戻るのはあきらめました
2013/8/15 6:24
落し物は気を付けないと…
Pengin22さんこんにちは(^-^)/

燕山荘はキレイで2700mの山の上とは思えないところでした。
お値段は山上価格ですが、食堂や喫茶店の料理も美味しかったですし、次は紅葉の時期ですかね。

あと、山の上での忘れ物、落し物は気を付けないといけないですね。
今回の反省点です(>_<)
2013/8/15 17:17
Chilicaさん、こんにちは!
もしかしてお会いできるかしらと期待していましたが1日違いだったのですね〜、残念。

でもお互いにお天気に恵まれて最高の眺望を歩けてよかったですね!

大した北アルプス経験ないですが大天井から先の稜線も素敵ですので是非歩かれてみてください!
小屋泊も少しずつ慣れれば大丈夫

カギ、見つかってよかったですね〜
まさかの登り返しでしたが健脚のChilicaさんだったら問題なし
2013/8/16 13:32
kamehibaさんこんにちは(^-^)/
燕岳でお会いできれば良かったのですが残念です。

合戦尾根を登り切って稜線上に出ると目の前に広がるパノラマにとても感動しました。
登りの大変さも一気に吹き飛びました。

次はもっと先まで行ってみたいです。
2013/8/16 15:44
もしかして?
Chilicaさん、おはようございます。

燕岳から大天井まで表銀座歩かれたんですね。
私は同じ日に常念から大天井に向かってました。

コースタイム拝見してたら、もしかして
お会いしてませんかね?大天荘のベンチあたりで?

あの日はお天気もよくて最高な山行日和でしたよね
2013/8/18 8:43
お会いしてそうですね。
kazumi_hiさんおはようございます(^-^)/

コースタイムを見ると大天井岳でご一緒だったようですね。
この日は天気がとても良く稜線上を歩くのが気持ち良かったですね。

私はそこで燕岳へ戻ってしまいましたが今度は常念岳方向へも歩いてみたいです。
2013/8/18 10:17
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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
燕岳(中房温泉から往復)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
燕岳から蝶ケ岳
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
槍ヶ岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5
積雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
燕岳〜大天井岳〜常念岳〜蝶ヶ岳、常念山脈縦走
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
燕岳ー常念岳 縦走
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [3日]
燕〜常念の縦走
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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