鳥屋より柏原ノ頭・エンナミノ頭・焼山・西野々を経て三ヶ木へ


- GPS
- 07:19
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,084m
- 下り
- 1,161m
コースタイム
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 7:20
8:00 宮ヶ瀬コッコパーク側 登山口
9:01 柏原ノ頭
9:10 エンナミノ頭
9:42 カザマキノ頭
10:06 桃ノ木沢ノ頭
11:22 鳥屋分岐
11:29 焼山
12:51 焼山登山口
13:07 焼山登山口バス停
14:46 青山バス停
14:58 三ヶ木バスターミナル
天候 | 薄曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
橋本駅から行ける山を訪ねるシリーズ。焼山山頂と鳥屋を結ぶルートは2020年の昭文社地図で破線扱いで警告も多い。もう一つの登山口がある上村と三ヶ木のバスの便が悪く、そちらから登って鳥屋へ降りる方が便利だが、危険なルートはまず上りに試したい。上村からは歩くか16時まで待てばバスはある。
橋本駅発ふれあいの館行の始発バスは数名で出発。途中の停留所で乗ってまた途中で降りる人も多く、地元で愛用されているようだ。鳥屋からはぐねぐねと自然のままに曲る川沿いに進んだ。車は多い。
登山口は宮ヶ瀬コッコパークというくらいだから雄鶏の声を頼りにすれば良かろうと思っていたら本当に聞こえてきた。神奈川県の立派な道標もある。隣には犬舎がある。その間の高い畦道のようなところが登山道らしい。
思ったより道は踏まれていた。ただ入山して10分もしないうちに「ピョ!」と鹿の声が響いた。まだ樹間から車が見えるような麓だ。驚きたいのはこっちだ。
案の定地図に無い道が多く、GPSアプリで確認しながら進んだ。ただ地形図を睨んでいるうちに柏原ノ頭の巻き道を見落し、気付いた時には山頂まで半分だった。踏み跡はあるが薄くなり、道標も見かけなくなった。山頂の先でも合流するのでエンナミノ頭までそのまま進み、西に曲がる方向を確認しながら降りた。稼いだ標高が無駄になった。
しばらくは平坦な尾根歩きが続いた。広葉樹林では山毛欅の新緑が美しいが、この辺りは砂地が多くて崩れやすい。杉林だと安定しているようだ。
いよいよ焼山の山頂直下に来た。南に巻いてから黍殻山からの東海自然歩道と合流する道はこのルートで最も崩落が激しく、断念したとのヤマレコも読んでいた。そこで一旦直登を選んでみたが、巨岩に出喰わした。真ん中の亀裂を進むとその先も岩が続き、表面は這松(アセビだったかもしれない)。左右は切り立っていて、滑落すれば大怪我は間違いない。戻るか逡巡した結果、履いつくばって進んだ。すぐに森に戻った先に見たのは見慣れた道標と立派な道。どうも直登が早すぎたようだ。この間は余裕が無くて写真は無い。
心が折れてその先は元の巻き道を進んだ。写真にも撮った、石に埋もれた沢があったが傾斜は緩く、対岸の道も何なく見つかった。その後三箇所程砂礫で埋もれていたが、通れない程ではなかった。足元が怪しい時も、着地後に前後に傾かずに垂直に力を入れて身体を伸ばせば滑りにくいのを見つけた。
漸く鳥屋分岐に到着。冷や汗が一気に吹き出した。入山して初めてのヒトに遭遇、流石東海自然歩道と思ったが、その後会ったのは二組だけだった。
そこから山頂までは不思議な凹地を進む。山頂は一名のみ。上村へ降りつつ、徐々に夏の空気が濃くなるのを感じた。
下山したところにある焼山登山口停留所は休日は8時と16時しか便が無い。酒屋でビールを買い、ご主人と蛭や獣害について話した。鹿は毎晩出るものの、猪はめっきり減ったとの事。だらだらと道志みちを歩き、三ヶ木バスターミナルの極渋な売店でポカリを飲んだ。橋本駅へのバスは空席があったが、渋滞で遅れた。
今回の反省点をまとめる。
・下調べが不足している。柏原ノ頭の北側の巻き道など、昭文社地図にあって地形図に無い道があるのは調べれば分かる事だ。焼山の直登ポイントも確定できたはずだ。
・予期せぬ分岐があれば両方をよく観察すべし。10歩も進めばピークの巻き道と分かったのを、下山路と勘違いしていた。
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