記録ID: 313038
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無雪期ピークハント／縦走
磐梯・吾妻・安達太良
【奥会津 御神楽岳】 登りは蝉ヶ平ルート，下りは室谷ルート
2013年06月23日(日) [日帰り]
新潟県
りきまる
- GPS
- 08:03
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,213m
- 下り
- 1,230m
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日帰り
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 8:02
距離 10.4km
登り 1,213m
下り 1,230m
蝉ヶ平登山口06:40→07:35湯沢出合07:45→最初のロープ岩場08:00→(岩稜登り)→09:50高頭10:05→湯沢の頭10:58→雨乞峰12:18→12:30御神楽岳山頂(昼食休憩)13:00→水場14:02→15:10室谷登山口
| 天候 | 晴れたり曇ったり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2013年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
平均時速90�劼之弉茲鯲�てていましたが，会津若松ICを過ぎると，70�卆�限の対面通行となり，津川IC到着が30分ほど遅れました。ICから国道49号に出てすぐ近くに24H営業のセブンイレブンがあったので，ここで食料調達。その先にも一軒コンビニがあり，深夜でも買い物には困りません。 津川ICから室谷登山口までは，約25�辧８�道227号線沿いの西川小学校神谷分校を過ぎると，左手に「御神楽岳登山口」の標識が出てくるので，そこを左折。室谷川に架かる橋を渡って3�劼曚匹播仍蓋�です。途中，ダートと舗装路が交互に出てきますが，普通車で問題なく行けます。登山口のところは舗装されています。駐車スペースは3台で満車ですが，林道の路肩に駐車可能です。トイレ・水場はありません。 室谷登山口でバイクを降ろし，05:55に蝉ヶ平登山口へと出発。距離は約18�辧８羶棲擴浩瑤△垢覆軈颪�ら広谷川沿いに約5�劼曚瀕啼擦鯀�行すると，終点に蝉ヶ平登山口があります。林道は最後の2.5�劼�ダートですが，フラットな路面なので，一般車の走行に問題ありません。なお，登山口近くの駐車スペースには7〜8台程度駐車可能です。トイレ・水場はありません。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◆ 蝉ヶ平登山口から湯沢出合 ・ 登山口を過ぎると，広谷川沿いに荒れた岩屑の斜面を歩くようになります。足を滑らせれば，斜面を埋めた岩屑が崩れて，左下の広谷川まで，一気に転落するような足場の悪い場所を通過します。慎重に歩きましょう。ある意味，ここが最も恐かった場所でした。 ・ 登山口から湯沢出合までは，下草が刈り払われ，ルートは明瞭です。地元の方に感謝です。 ・ ただし，途中で何度か沢を越えるところは，要注意。岩がとても滑りやすいです。ロープも設置されています。慎重に進みましょう。 ・ 湯沢出合は，ガイドブックには「テント張れる平地」とありましたが，草地の斜面で，テント設営は難しいのではないでしょうか。 ◆ 湯沢出合から高頭 ・ 湯沢出合からの登りは，踏み跡が薄いですが，よく観察すればルートを迷うことはないと思います。 ・ 15分ほど登ると，ロープが張られた岩場の急登となります。登りはともかく，下りは後ろ向きで下るような急斜面です。 ・ そこから少し登ると，左手にいきなり，雪に削られた大迫力の岩壁が現れます。浅草岳の鬼ガ面にも似た，凄い形相の岩壁です。素晴らしい！ ・ その先，主稜線までの登りは，きつい傾斜の岩登りとなります。ただし，岩自体は登山靴ソールのフリクションがよく効いて滑りにくいので，それほど危険ではありません。 ・ 大岩壁の迫力ある姿を左に眺めながら，支陵の急登が続きます。ルートは黄色のペンキ表示などもあり，比較的明瞭ですが，とにかく傾斜がきついです。この時期は，晴れると太陽を背にするため，大汗をかかされます。早めに水分やミネラルの補給を心がけましょう。 ◆ 高頭から御神楽岳 ・ 湯沢出合から高頭までの急登では，素晴らしい岩壁の姿を2台のデジ一で写真撮影するなど撮影に時間をかけ，気付かないうちに大量の汗をかいてしまいました。 ・ 主稜線の高頭に到着するまで，湯沢出合以降水分補給をしていなかったため，ここで両足ふくらはぎが痙攣してしまいました。 ・ 暑い時期は，水分補給に加え，塩分などミネラル補給を早めにしておくべきですが，気付くのが遅くなったしまったせいです。すぐに，アミノバイタルの粉末を飲んだものの，この先何度も，ふくらはぎの痙攣が出てしまい，歩行に時間がかかりました。 ・ 高頭から湯沢の頭までは，見たところ近いようですが，灌木のヤブを登るため，意外に時間がかかります。 ・ また，湯沢の頭から雨乞峰へと至る稜線は，さらにヤブがひどく，時間を多めに見ておいた方が良いと思います。 ・ 稜線歩きは両脇に灌木が茂っているので，それほど高度感もなく，緊張せずに歩けました。ただし，雨乞峰へと登る途中の岩場は，転落に注意が必要です。 ・ 雨乞峰への登りの途中から振り返ってみた，湯沢の頭の大スラブは，大迫力でした。写真で見るよりも凄いです。是非，ご覧あれ。 ◆ 御神楽岳から室谷登山口 ・ 御神楽岳の山頂には，12:30に到着しました。コースタイムより，かなり時間がかかりました。高頭から両足ふくらはぎの痙攣が続いてしまい，騙しながらの歩行のためです。 ・ 山頂からは，360度の雄大な展望が広がっています。尾瀬の平ヶ岳や越後三山などがはっきりと見えました。近くには，矢筈岳，青里岳，粟ヶ岳なども印象的でした。 ・ 山頂には4人連れのパーティが休憩中でした。室谷登山口からのピストンのようです。そう言えば，山頂まで，ただの一人にも会いませんでした。下山してからバイクを回収に行きましたが，駐車スペースにクルマはありませんでした。蝉ヶ平ルートは，本日，私以外歩いていないようです。 ・ 室谷ルートは，泥濘の部分が多いものの，とても歩きやすいルートです。危険なところはまったくありません。下部は沢沿いを歩くので，時々渡渉もあり，手や顔を洗ったりすることもできます。 |
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室谷登山口の標識。ここを左折し，室谷川のほうへと降りていきます。
クルマに積んできたバイクを降ろし，05:55に蝉ヶ平登山口へと向かいました。
蝉ヶ平登山口の駐車スペースにバイクをデポ。登山口は，右側の林道を少し行ったところです。
蝉ヶ平登山口。ここにあった登山ポストに登山計画書を投函して，登山開始です。
ある意味，ここが最も恐かった場所。斜面を埋めた岩屑が崩れて，左手の沢に転落しかねないところです。要注意。
沢の渡渉ポイント。ここも要注意。濡れた岩はとても滑りやすいです。コケると，下の沢まで落ちてしまいそう。
湯沢出合。ここで水分補給のため，10分ほど休憩。ガイドブックには「テントが張れる」と書いてありましたが，平坦なスペースはありません。
6/23 7:38
湯沢出合。ここで水分補給のため，10分ほど休憩。ガイドブックには「テントが張れる」と書いてありましたが，平坦なスペースはありません。
湯沢出合から15分ほど登ると，ロープの設置された岩場の急登です。写真は上から見下ろしたところ。
さらに登ると，雪に削られた大迫力の岩壁が目の前に現れました。素晴らしい眺めです。
岩場の登りが続きます。ここはステンレスのクサリが設置されていました。
深い陰影が刻まれた岩壁と谷です。標高わずか1,300メートルクラスの山とはとても思えません。
ようやく主稜線が近づいてきました。ここからは灌木帯の中の登りです。
09:50 ようやく高頭に到着。ここからは湯沢の頭がよく見えました。
疲れたので，高頭で食事＆水分補給。でも，休憩を終えて立ち上がったところ，両ふくらはぎが痙攣。水分補給が遅すぎました。ストレッチで騙しながら歩き出します。
6/23 9:58
疲れたので，高頭で食事＆水分補給。でも，休憩を終えて立ち上がったところ，両ふくらはぎが痙攣。水分補給が遅すぎました。ストレッチで騙しながら歩き出します。
湯沢の頭を望む。すぐそこに見えますが，ヤブをこぎながらの登りとなるので，時間がかかります。
北側斜面の眺め。飯豊連峰がすぐ近くなのですが，雲がかかっていてよく見えませんでした。
室谷ルートは，危険なところは皆無。歩きやすいですが，面白みに欠けるかな。
感想
・ 以前から気になっていた，御神楽岳に登ってきました。
・ 御神楽岳の山頂は新潟県にありますが，自分としては会津の奥深くというイメージであり，どうしても「奥会津」の名をかぶせたくなってしまいます。
・ さて，御神楽岳といえば，非対称山稜の典型である，東側の険しい大岩壁が有名です。
・ この大岩壁を望みながら登る蝉ヶ平ルートは，傾斜がきつく危険な岩場の登りであり，過去に滑落などで何度も事故が発生していますが，ここを登らなければ，御神楽岳登頂の感動を味わうことは難しいでしょう。
・ 「登ってみたいけど，ちょっと怖そう」と，これまで尻込みしていましたが，たまたま歩こうとしていた奥日光が午後から雷雨との予想を受け，「これも神様のお知らせ」とばかりに，急遽，登ることにしました。
・ ただし，下りは安全な室谷ルートということで，いつものとおりバイク作戦です。
・ 天気が良く，大汗をかいたせいで，両足ふくらはぎの痙攣に見舞われてしまいましたが，蝉ヶ平ルートの素晴らしい景観に大満足でした。
・ やはり，御神楽岳は，蝉ヶ平コースからの眺めが最高だと思います。
・ なお，スタート時にGPSの電源を入れ忘れ，20分ほど歩いたところでスイッチを入れたので，地図上でのGPSトラックのスタート位置は，かなりずれて表示されています。
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