記録ID: 2979642
全員に公開
雪山ハイキング
大峰山脈
八経ヶ岳（熊渡から往復）
2021年02月16日(火) 〜
2021年02月17日(水)
奈良県
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,852m
- 下り
- 1,843m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 8:11
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 9:26
| 天候 | 1日目：曇り後晴れ 2日目：雪 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2021年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
雪に覆われている |
写真
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準備を整え登山口に移動。標高670m。
驚いたことに先行者がいて、車で到着したタイミングで出発して行った。
驚いたことに先行者がいて、車で到着したタイミングで出発して行った。
分岐点に到着。右が通常コース、左が沢沿いの双門コースだ。
今回は通常コースを歩く。
今回は通常コースを歩く。
ここから広い道になって歩きやすくなるかと思ったらそうでもない。雪が凍り付いているので、ここで4本爪軽アイゼンを装着。
お守り代わりに持ってきたのだが、持ってきてよかった。
アイゼンを使うのは10年振りだ。
ここから広い道になって歩きやすくなるかと思ったらそうでもない。
雪が凍り付いているので、ここで4本爪軽アイゼンを装着。
お守り代わりに持ってきたのだが、持ってきてよかった。
アイゼンを使うのは10年振りだ。
雪が凍り付いているので、ここで4本爪軽アイゼンを装着。
お守り代わりに持ってきたのだが、持ってきてよかった。
アイゼンを使うのは10年振りだ。
分岐点に到着。弥山→八経ヶ岳と行くか、八経ヶ岳→弥山と行くかの選択肢。
往路は前者を選択。
往路は前者を選択。
ここから道が分からなくなる。稜線は藪に覆われていて、トラバース道が正解だ。
少し下ったところから大きく展望が広がる。
道に迷っていた間に弥山を覆っていた雲も取れたようだ。
道に迷っていた間に弥山を覆っていた雲も取れたようだ。
3分ほどで弥山山頂に到着する。標高1895m。
山頂には弥山弁財天社がある。
山頂には弥山弁財天社がある。
大峯奥駈道の標識。ここからしばらくはこの大峯奥駈道を歩く。
吉野から続く道で世界遺産に指定されている。
吉野から続く道で世界遺産に指定されている。
再びネットを発見。扉は雪に埋もれてこれ以上動かない。
ここを通過するのに難儀する。避難小屋泊装備なので、ザックが通らない。
ここを通過するのに難儀する。避難小屋泊装備なので、ザックが通らない。
遥か下方に切れ込む大きな沢。白川又川だろうか？
この辺りの山域は沢登りの名コースが多いらしい。
この辺りの山域は沢登りの名コースが多いらしい。
雪が深く、道は全然見えない。
天気が良いから歩けるが、雲に覆われて視界が奪われると迷いそうだ。
天気が良いから歩けるが、雲に覆われて視界が奪われると迷いそうだ。
右奥が釈迦ヶ岳でその手前が楊枝ノ森。
本日の宿泊予定地はその奥にある避難小屋だ。
本日の宿泊予定地はその奥にある避難小屋だ。
その後、五鈷峰の辺りで稜線は崖に遮られて進めなくなってしまった。夏道を探して西側の稜線を下ってみたが、どうしても夏道が見つからない。
強引に突破できそうな感じではあるが、大事を取って引き返すことにする。
その後、五鈷峰の辺りで稜線は崖に遮られて進めなくなってしまった。
夏道を探して西側の稜線を下ってみたが、どうしても夏道が見つからない。
強引に突破できそうな感じではあるが、大事を取って引き返すことにする。
夏道を探して西側の稜線を下ってみたが、どうしても夏道が見つからない。
強引に突破できそうな感じではあるが、大事を取って引き返すことにする。
予定が狂ったことで、今から日没までに右奥に見える八経ヶ岳まで登り返さなくてはならない。
困った時に頼りになるのは、最後は己の体力のみである。
困った時に頼りになるのは、最後は己の体力のみである。
夕方に近づくにつれてますます空は青くなり、霧氷が白く輝いてこの上なく美しい。
時間は15時。弥山はすぐそこ。
日没前に弥山に辿り着ける目途がついたため、八経ヶ岳でゆっくりする。
日没前に弥山に辿り着ける目途がついたため、八経ヶ岳でゆっくりする。
歩けなかった釈迦ヶ岳までの稜線。
思ったより地形が急峻で難易度が高かったが、目的地までたどり着けなかったのは心残りだ。
思ったより地形が急峻で難易度が高かったが、目的地までたどり着けなかったのは心残りだ。
山頂を出発し、弥山に向かう。雪で地面が高くなっているため、両側の枝が鬱陶しい。
ちょうど雪のないベンチとテーブルを見つけたため、ここで夕食の準備。しかし寒すぎてなかなかお湯が沸かず、強風で火はかき消されてしまった。
そして、じっとしているととにかく寒い。
ちょうど雪のないベンチとテーブルを見つけたため、ここで夕食の準備。
しかし寒すぎてなかなかお湯が沸かず、強風で火はかき消されてしまった。
そして、じっとしているととにかく寒い。
しかし寒すぎてなかなかお湯が沸かず、強風で火はかき消されてしまった。
そして、じっとしているととにかく寒い。
小屋は一人三千円と少々高い。
そして三千円を入れるのに投入口はあまりにも小さい。
そして三千円を入れるのに投入口はあまりにも小さい。
翌日
昨夜は子供のシュラフとの2枚重ねに毛布を併用して、ものすごく快適だった。
外の様子を伺ってみると吹雪…
とても朝日を拝める状況ではなさそうだ。
昨夜は子供のシュラフとの2枚重ねに毛布を併用して、ものすごく快適だった。
外の様子を伺ってみると吹雪…
とても朝日を拝める状況ではなさそうだ。
狼平避難小屋まで戻ってくる。
昨日はここまで苦も無く来れたので、まずは一安心。
昨日はここまで苦も無く来れたので、まずは一安心。
ものは試しでちょっとだけ歩いてみる。川の端の方は凍り付いている。雪の下が石か氷か分からない。
難易度の高い道を、真冬に、降雪直後に、下りで歩くのはさすがにリスクが高そう。
ここでも大事をとって、このコースを歩くのを断念する。
ものは試しでちょっとだけ歩いてみる。
川の端の方は凍り付いている。雪の下が石か氷か分からない。
難易度の高い道を、真冬に、降雪直後に、下りで歩くのはさすがにリスクが高そう。
ここでも大事をとって、このコースを歩くのを断念する。
川の端の方は凍り付いている。雪の下が石か氷か分からない。
難易度の高い道を、真冬に、降雪直後に、下りで歩くのはさすがにリスクが高そう。
ここでも大事をとって、このコースを歩くのを断念する。
来た道をとぼとぼと帰る。積雪によって、昨日とは状況が一変している。
トラバース道が多い道なのだが、雪が斜めに積もっていて極めて歩きにくい。
トラバース道が多い道なのだが、雪が斜めに積もっていて極めて歩きにくい。
樹林帯の中も吹雪。
唯一の失敗は薄手のインナー手袋しか持ってこなかったこと。手が冷たい。
唯一の失敗は薄手のインナー手袋しか持ってこなかったこと。手が冷たい。
植林地帯に入り、雪の量も少なくなって、ようやく気を緩める。
しかし気を緩めた直後に足をとられて何度か転倒してしまう。
ちょっと気を抜き過ぎた…
しかし気を緩めた直後に足をとられて何度か転倒してしまう。
ちょっと気を抜き過ぎた…
降り続く雪はきれいな氷の結晶だ。
下山したら雨になるかと思っていたらまだまだ雪で、相当気温は低いようだ。
下山したら雨になるかと思っていたらまだまだ雪で、相当気温は低いようだ。
ここでも登山者とすれ違う。時間と装備から考えると小屋泊だろう。
明日も大荒れの天気だと思うのだが…
明日も大荒れの天気だと思うのだが…
感想
始めて大峰山脈に行ってみたが、思った以上に冬山で厳しい環境だった。
釈迦ヶ岳まで行く計画を立てていたが、全くたどり着くことができず、
八経ヶ岳までにしか行けなかったのは残念だった。
一方、あまり晴れないかもと期待していなかったが、1日目の午後は晴れ渡り
大峰山脈の大展望、素晴らしい霧氷、夕陽を見ることができた。
避難小屋泊も本当に久々で、ゆっくり山を楽しめた。
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