石尊山〜紅葉に包まれる奥四万散策


- GPS
- 03:09
- 距離
- 5.6km
- 登り
- 598m
- 下り
- 582m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・石尊山山頂から高田山へは、土砂崩壊により通行止め。 |
その他周辺情報 | ・奥四万湖周回道路は、時計回りの一方通行。現在は水量が少なく、上流はほとんどない。 |
写真
感想
亡き母の役所等への手続きもほぼ終わり、時間のすき間で再び慰霊登山。8日に行くはずだった石尊山へ。母は毎年吾妻峡へ行っていたので、石尊山や四万川沿いの紅葉を見せたくなった。
年金事務所の手続きを終えて、そのまま四万へ。前橋から1時間強で中之条ダムに到着。四万湖周辺の紅葉を眺める。時間が限られているので、竹井橋方面は散策できなかった。
直進して四万温泉情報ポケットパークに到着。10時に出発、気温4℃。赤い軽自動車が隣に一台。あとで気が付く事となる。民家の軒先の花を見ながら登山口へ。岡田さん宅は誰もいなかった。
静かなスギ林の中を淡々と歩いていく。乾燥した空気が、土埃を舞い上げる。鳥居を過ぎ九十九折れの急坂を歩く。曇天だが正午前に快晴となる予想。そんな空でも彩り鮮やかな紅葉が、いつの間にか視界に入ってきた。
坂が緩くなってからは見事な紅葉が現れ始めた。下山の晴れ間にゆったりと写真を撮ろうと思い、上を眺めながらのんびり歩く。獅子井戸の所で先行者が休憩していた。近づくと見間違えるはずもないコーギー、さくらちゃん。hanyahanyaさんだった。
hanyahanyaさんとは2018年1月の谷川岳以来、さくらちゃんとは6年ほど前の黒檜山以来。なかなかお会いできる機会が無かったが、うれしいバッタリ。お悔やみのお言葉を頂き、ありがとうございます。
12歳になったが、さくらちゃんは相変わらず食いしん坊だった。抱っこして記念撮影もさせて頂いた。shilokoさんがこれ見たら、犬を獲物にしたクマと言うだろう。
ヤマレコユーザーさんの愛犬で好きなのは、ゆうやけさんのnanakoちゃん、hanyahanyaさんのさくらちゃん、yuri0520さんの岳ちゃん。岳ちゃんだけお会いしたことがないので、いつか会えるのを楽しみにしている。
hanyahanyaさんと会話している間に、予想より早く快晴の青空に。紅葉ゾーンへ歩き出す。やや最盛期を過ぎていたが、美しい紅葉が残っていた。後方を歩くhanyahanyaさんとさくらちゃんも楽しそうだ。
幼き頃は母におぶわれ景色を眺めていたが、今は私が母を背負って美しい紅葉の下を歩く。成長した息子におぶわれ、母も嬉しいことだろう。孝行したい時に親はなし。
山頂に着くと2名の先行者。ザックに遺影を入れたが、自分の昼食を入れ忘れてしまった。仕方ないので行動食で済ます。少し遅れてhanyahanyaさんとさくらちゃんもやってきた。みんなでさくらちゃんと記念撮影大会。楽しいひと時だった。
にぎやかな山頂をひっそりと下山。再び紅葉ゾーンへ。誰もいない静かな空間。母の遺影を出して、美しい紅葉を眺めてもらう。美しい自然の景色に足が止まってしまう。「吾妻峡よりきれいだろう?」と母に尋ねる。返事など聞こえるはずはないが「ああ、きれいだね」と心に響いた。
下山して四万川ダム奥四万湖へ。GOTOの影響で平日でも道は混んでいた。降雨が少ない時期なので水量が少なく、上流は地面が露出していた。
1時間半で前橋に到着。帰宅後、持ち帰った紅葉を祭壇に飾る。今日も良い夕日なので、自宅近くの陸橋から眺める。暮れ行く夕日に今日の山行を思い返す。
目を閉じると四万のメロディライン「いつかどこかで」がリフレインする。ゆったりとしたメロディーの心地よさ。幼き頃母の背中で聞いていた子守唄を思い出し、いつの間にか微睡んでいた。温かい背を思い出して・・・。
コメント
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お母様の慰霊登山、何か騒がしくなってしまって申し訳ありませんでした。
さくらと晴れを待って休憩していたら、下のほうから黒いモノが上がってくるのが
見えました。
本物の熊さんかなー、と思っていたら、拝見したことのある御姿
優しい傷心の森のクマさんでしたね。
さくらを抱っこしていただき、本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。
私も7月に介護していた父を亡くしました。
後の世代の私たちが笑顔で、元気に暮らすことが一番の供養になると思います。
お休みが合わないのでなかなかお会いする事が出来ませんが、いつかまた、
どこかの山でさくらとお会いできるのを楽しみにしております。
こんにちは、hanyahanyaさん。
お悔やみのお言葉を頂き、まことにありがとうございます。
曇り空でしたので、撮影はあまりせず紅葉を眺めて歩いておりました。稜線の下から獅子井戸の所で休まれている人がいるんだなと、平日だけど、と思っておりました。近づくにつれ、茶色いモフモフ、そして木曜と言うことを思い出し、確信しました。
秋から春先までは、グレーや黒い冬装備ウェアが多くなりますので、クマに見えるかもしれません。夏場でしたら汗臭さと森林香が混ざったような獣臭を発しています。しかも登山道を歩かずぶらぶらしてましたからね。そのうちカプサイシンスプレーを食らうかもしれません。さくらちゃんもそれを察したのでしょう。抗いませんでしたね。
私達の世代的に親が他界する時期になっております。亡父は22年前に延命治療を拒否して自然のままに73歳で亡くなりました。当時の介護は家の者が見るのが当たり前で、私は実家を出てしまい、姉はアメリカへ嫁いでしまい、母ひとりですべてをこなしていました。検査入院してからは、あっという間に容体が悪くなっていきました。
私もhanyahanyaさんと同感で、親から伝えられたことを、いかに自分の糧にしていくかと思っております。平穏な日常を健康な身体で生活すること、人を思いやり尊重すること、この教えを胸に秘めて生きていきます。
ご主人様にもよろしくお伝えいただくと共に、今度氷上小沼で見かけたら、鍋を召し上がっていただきたいと思っております。さくらちゃんにも暖かいお肉を。
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