晩夏の大雪山周回（旭岳→荒井岳→間宮岳→中岳→北鎮岳→比布岳→愛別岳→安足間岳→当麻岳）
北海道
yo-sha
体力度について
- GPS
- 10:10
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 1,662m
- 下り
- 1,652m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:53
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 10:08
| 天候 | ☀ピーカン☀ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
駐車場はビジターセンター側の無料駐車場を利用。50台くらいは止められます。到着時で半分埋まってました。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
愛別岳へのアクセスはちょー危険。途中で怖いと少しでも思った方は引き返すのが無難です。あと旭岳の裏はザレてて滑りやすいです。それ以外は概ね危険個所はありません。裾合平は水がなくて快適に歩けました。 |
| その他周辺情報 | 下山後は勇駒別温泉。1000円と高いですが、満足度も高いです。シャンプー、ボディソープ付き。セコマは美瑛町にあるいつものお店です（帰りがけ）。 |
写真
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本日のお風呂は「湯元 湧駒荘」。ぬるいお湯が疲れを癒してくれます。
忠別ダムから本日周回したお山たち。今日はありがとう。本当に楽しかった！
本日のセコマ。眠気覚ましにコーヒー購入。セコマではコーヒーも作ってます。
装備
| 個人装備 |
半袖シャツ
ドライナミックメッシュ
ズボン
長袖シャツ（薄）
薄手フリース
靴下
キネシオロジｰテープ
指だしグローブ
予備グローブ
帽子（アンダーキャップ）
タオル
登山靴（夏）
ゲイター（薄）
ザック
ザックカバー
ストック
カッパ（上下）
昼ご飯（おにぎり）
行動食（月寒あんぱん
どら焼き
ドリンクゼリー（冷凍）等）
飲料（3.0リットル）
高度計付腕時計
カメラ（SDカード）
地形図
筆記用具
コンパス
温度計
スマホ（GPS）
熊鈴
熊スプレー
笛
ヘッドランプ
予備電池
保険証
JRO登録証
ココヘリ
ビニール袋数枚
ティッシュ3つ
ウェットティッシュ1つ
携帯トイレ
虫刺され薬
マスク
ツェルト
エマージェンシーシート
ファーストエイドキット
痛み止め
日焼け止め
コムレケア
|
|---|
感想
【お山紹介】
今回は大雪山系ぐるっと周回。登ったピークは、旭岳(2290.9m北海道最高峰)→荒井岳(2183m)→間宮岳(2185m)→中岳(2113m)→北鎮岳(2244m北海道第二位)→比布岳(2197m)→愛別岳(2113m)→安足間岳(2194m)→当麻岳(2076m)です。少しロングになりますが、何年かおきにやりたくなる周回ルートです。
周辺の主な登山口は、旭岳ロープウェイ、愛山渓温泉、黒岳ロープウェイ、銀泉台、高原温泉とたくさんあり、裏旭岳、黒岳、白雲岳にはテン場もあって、皆さん色々なルートで楽しまれてます。
北海道最高峰の旭岳を筆頭とした2000m級の高山ハイクを、また姿見駅周辺では気軽なハイクも楽しめるので、老若男女、子供から大人気のお山です。外国人が少なくなっても訪問者はたくさんいますね。さすが日本百名山。
【地質】
地質図Naviでは、今回登ったルートはすべて第四紀更新世の火山で、安山岩、玄武岩質安山岩溶岩、火砕岩とあります。旭岳から北鎮岳にかけてはその中でも新しい火山で、噴火口などの地形も新鮮。旭岳は火山ガスが今でも噴出しており、活火山に指定されています。火山情報には十分にご注意下さい。
↓地質図Navi
https://gbank.gsj.jp/geonavi/geonavi.php#13,43.67723,142.86586
↓気象庁HP
https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/sapporo/107_Taisetusan/107_index.html
【山行】
ホントは裏旭でテン泊したかったのですが、私用で土曜日がアウト。そのため日帰りで行って来ました。久々のロング日帰り周回です。
朝の5時過ぎに到着後すぐに準備に入り、ロープウェイ前に並ぶ。それでも10番目くらいかな。みんな朝早いなあ。
定刻前にロープウェイが動き出し、ロングなのでありがたい。姿見到着後、登山届に記帳して「さあ、行くぞ！」。
登山道では早速綿毛のチングルマ、ミヤマリンドウがお出迎え。空には紺碧の青空が広がり、最高の山行になる予感。足元がとっても軽い。
御来光の旭岳ショットをいただき、石室を抜けると十勝岳、トムラウシの絶景が広がってきた。何度も立ち止まってレリーズモード。いきなり進まない。途中凍った登山道や霜柱が出現。おいおい、まだ8月だぞ。
金庫岩を通り過ぎて山頂ロックオン。すぐに祝、1座目旭岳登頂〜！。さすが北海道最高峰、360度の大絶景でもちろんレリーズタイム突入。ロングなのでレリーズ満腹後すぐに次を目指す。
ザレた旭岳の裏側を転びそうになりながらも小走りで下る。雪渓がまだ残っているね。今年はこのまま残るかな。熊ヶ岳の稜線では雪渓の顔マークがお出迎え。一度はあの頂きへ行ってみたい。
間宮岳分岐をひとまず反対へ右折し、すぐに2座目の荒井岳に登頂。ここからは広角レンズでお鉢全体を撮ることができます。で、パッと撮り終えて次なる間宮岳へ、っちゅうかあっという間に、祝、3座目の間宮岳登頂〜。いつも思うが、どこが山頂？とにかくまっ平。
中岳へ移動中、山仲間に遭遇。山で仲間に会うとうれしいですよね〜。記念ショット、ありがとうございました。すぐの4座目中岳は標識撮影のみの通過。ちょっとかわいそうな小さなピークです。
北鎮岳分岐に到着後、少し休むも気温12℃、風速5m/s以上は流石に寒い。薄手のアウターを着込んで月寒あんぱんをほうばる。まいう〜。
短い休憩後、早速北鎮岳へ。足元が不安定なので慎重に登っていく。この時点ではまだ余力は残ってましたね。順調に登って、祝、5座目の北鎮岳、登頂〜。ここも大雪山系のお山をほぼ見ることができるため、再びレリーズタイム突入。いやぁ、進まないよ〜。
さすが北海道第二の高さを誇るだけあり、黒岳、愛山渓からの登山者もあって人気抜群。蜜を避けるためにも次なる安足間方面への周回路に入る。鋸岳は山麓をトラバース。名前の通り山頂は本当にギザギザ。鋸岳以外の名前は思いつかないね。この辺からハイマツがウザくなってきますが、踏み跡は明瞭。日高に比べれば大したことはない。
その後比高150mを登り返して、祝、6座目の比布岳登頂〜！。さすがにお腹が空いて、最近マイブームのすじこお握りをほうばる。疲労感も出てきたので、メインイベントも考えて少々長めの休憩です。
休憩後、安足間岳方面へ少し移動し愛別岳の登山口まで来ました。そう、メインイベントとは愛別岳。ビビりの私はいつもここで二の足を踏んでスルーしていましたが、今日は天候条件もよく、意を決して進みます。
いやぁ、久しぶりに心底ビビった。最初のザレ場は急傾斜で滑るし、岩場は風化してて脆く、3点支持に何回も状態を確認。稜線まで下りてしまえば一安心ですが、ここはとにかく危険ですね。
愛別岳への登り返しも急傾斜の3点支持での岩登り。ある程度岩登りのスキルがないと登れないかと思います。とにかくビビりながらも無事に、祝、7座目の愛別岳に登頂〜。振り返ってルートを見ると「こりゃヤバイ」。
でも景色は素晴らしいですね。比布岳から安足間岳方面の荒々しい斜面、それに対して反対側は広大に広がる緩やかな北海道北部の山並み。なかなか感動ものですね。
帰路ですが、同じルートなのでもちろんとっても危険。全ての神経を集中して戻ってきました。ロープもないしステップも中途半端。ある意味日高よりも危険かもしれません。
周回路に戻ってからは、8座目の安足間岳、9座目の当麻岳を順調に通過。安足間岳では外人さんと談笑。少し日本語を話せる方で助かりましたが、もちろんジェスチャーEnglish必須です。最近は山で外人さんと話すことが多くなったなぁ。
当麻岳の肩まで来ると、沼の平の全景が見えてきた。美しい。。。素晴らしい眺めに疲労が吹き飛ぶ。今日来たのは大正解でした。
その後は当麻乗越を経由し、ピウケナイ川を渡渉、少ないながらも晩夏の裾合平のお花畑に入る。
今回の裾合平は登山道に水がなかったため順調に進めましたが、乗越から姿見までの約5�劼藁�石に疲労感絶大。ヘロヘロになりながら無事の下山となりました。
今回は天気に恵まれ、しかも二の足を踏んでいた愛別岳も登頂。大満足な山行になりました。それにしても疲れた。年だなぁ。ただいま絶賛筋肉痛です。
もうすぐ紅葉が始まるね。シップを貼りながら（サリチル酸メチル万歳！）、次はどこ行こうか考えよう。さてさて次回は何処に〜。
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大雪山は、数年中、できれば来年登りたいと思っていますので
今回のルートは、すごく参考になります。自分は、北海道の山に
一泊するスキルがないので、日帰りロングになると
思われますので。
火山地形、大展望など、素敵なコースですね。
ただ、標準CT６割切りのスピードが、自分には
ないところが懸念材料ですが、ぜひ歩いてみたい
周回です。
komakiさん、こんばんは。コメントありがとうございます！
大雪山は不思議と毎年登りたくなるお山の一つです。北アとは違った雄大さがありますよね。来られる際は情報を提供いたしますので是非いらしてください！
大雪山の標準CTは全体に遅めに感じます（謎）。標高2000m以上は起伏も小さいですし、北アに比べて標高も低く低酸素にもならないので、komakiさんの健脚なら思った以上に早く歩けると思います。
北ア、教えていただいた東京経由で登山バス利用、是非試してみたいと思います。飛行機は羽田便がかなり安いので、これは一考ですね。ありがとうございました！
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