ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2452712
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

梅雨明け前の白馬稜線花探し(猿倉⇒白馬岳⇒小蓮華山⇒白馬大池⇒栂池)

2020年07月23日(木) 〜 2020年07月24日(金)
情報量の目安: S
都道府県 新潟県 富山県 長野県
 - 拍手
Jinbei その他1人
GPS
29:40
距離
17.9km
登り
1,981m
下り
1,364m

コースタイム

1日目
山行
5:33
休憩
0:40
合計
6:13
距離 6.8km 登り 1,535m 下り 46m
4:27
4:39
4
4:43
4:44
75
5:59
3
6:02
6:05
162
8:47
9:04
31
9:35
9:42
57
2日目
山行
4:41
休憩
0:56
合計
5:37
距離 11.1km 登り 446m 下り 1,332m
4:34
12
4:46
5:00
32
5:32
5:33
29
6:02
6:10
31
6:41
6:45
34
7:19
7:30
29
7:59
8:02
42
9:36
9:51
6
9:57
栂池パノラマウェイ 自然園駅
天候 7月23日:雨時々どしゃ降り
7月24日:晴れのち雨(稜線は強風)
過去天気図(気象庁) 2020年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
●猿倉駐車場
深夜0:00頃到着時には10台程度。翌朝出発時もほとんど変わらず駐車場はガラ空き。土日及び連休でこの状況は珍しいですね。
●アルピコタクシー(栂池→猿倉)\6,240
http://www.alpico.co.jp/taxi/
ゴンドラで下山後、栂の湯前でタクシ−会社に電話したところ10分ほどで来てくれました。携帯電波の届く場所で降車ならカードも使用できます(猿倉はOK)。
●バス情報
https://www.alpico.co.jp/access/hakuba/sarukura/
●栂池パノラマウェイ(ロープウェイ〜ゴンドラ片道)¥2,000
https://www.tsugaike.gr.jp/
*乗車同意書の記入もしくは「COCOA」アプリのインストールが必要です。
*現在「HAKUBA VALLEY」ロゴ入りマスクのプレゼント中
 (登山中持ち歩くのに便利そうです)
コース状況/
危険箇所等
●登山ポスト&トイレ:猿倉荘前にあり(記入用紙もあり)
 平成28年7月1日から「長野県登山安全条例」に基づき、指定登山道を通行する際には、登山計画書を「長野県知事に届出する」こととなりました。
http://www.pref.nagano.lg.jp/police/sangaku/index.html

●白馬頂上宿舎:素泊まり¥7,500+個室1部屋¥10,000、受付12:30〜
https://www.hakuba-sanso.co.jp/
 長引く梅雨による天候不良などでヘリが飛べず、現在のところ素泊まりのみの営業となっています。売店で飲み物や軽食の販売もありません。食料は全て持参することになります。今後についてはHP要確認!
*乾燥室は使用できました。この大雨の中、全身ずぶぬれで登ってきた登山者にとって非常にありがたかったです。
*HPにマスクや手指消毒用のシート、インナーシーツ等を持参するよう記載があります。今回私たちは全て対策をして持参しましたが、特に受付でチェックを受けることはありませんでした。とはいえ、このご時勢なので、極力持参することが望ましいのではないかと現地でも感じました。他の登山者への配慮と自分の安心の為に!

●危険箇所
各人の体力や経験などによって大きく違うので詳しくは書きませんが・・・
・大雪渓の落石(雪渓上に大小様々な岩が転がっています)
 時々大きな岩が転がってきます。実際に歩いていた時にも転がり落ちていきました。ガスで視界不良の時は特に注意が必要になります。
・雪渓の移動
 基本的にはベンガラで誘導してありますが、薄くなっている箇所もあります。今はまだ前爪のあるアイゼンが安心でしょう。できればヘルメットもあればなお良いです。
・雨続きで濡れた岩や木の根・木道、ぬかるみ
 天狗原から栂池ビジターセンターへの登山道はぬかるみが多く非常に滑りやすくなっています。
その他周辺情報 ●下山後の温泉:おびなたの湯 \550(スマホ等の割引券画面提示で¥100割引)。
http://hakuba-happo-onsen.jp/obinatanoyu/
洗い場やシャワーの数は少ないですが、解放感のある気持のよい温泉です。
*感染症対策として受付に消毒スプレーが置いてあり手指消毒を求められます。
*脱衣所で密にならない、大声で話をしないなどに気を付ければ、登山後に汗を流した方が身体も気分もスッキリするのではないでしょうか?あくまでも判断は個人にゆだねられます。
今日の天気予報は11時くらいから雨。それまでに山小屋に着ければ!と思いきや夜明けから霧雨です・・・。
今日の天気予報は11時くらいから雨。それまでに山小屋に着ければ!と思いきや夜明けから霧雨です・・・。
予定より少し遅くなりましたがまだ薄暗い中スタートです!気温は18℃。
予定より少し遅くなりましたがまだ薄暗い中スタートです!気温は18℃。
猿倉荘に着きました。ここで身支度を整えます。トイレもきれいですしありがたいことです。
猿倉荘に着きました。ここで身支度を整えます。トイレもきれいですしありがたいことです。
登山ポストは玄関前にあります。
登山ポストは玄関前にあります。
今年の事故件数が掲示されています。気を引き締めて行きます。
今年の事故件数が掲示されています。気を引き締めて行きます。
猿倉荘左横が登山道入り口です。
猿倉荘左横が登山道入り口です。
青いヤマアジサイ
青いヤマアジサイ
赤いヤマアジサイ
赤いヤマアジサイ
白馬鑓温泉ルートは今年は整備しておらず通行止めです。
白馬鑓温泉ルートは今年は整備しておらず通行止めです。
林道をしばらく歩きます。ときおり白馬岳、小蓮華山が目の前に見えます。
林道をしばらく歩きます。ときおり白馬岳、小蓮華山が目の前に見えます。
いつもの浅い渡渉箇所ですが、今日は雨で水量が多く橋の上を歩きます。
いつもの浅い渡渉箇所ですが、今日は雨で水量が多く橋の上を歩きます。
ヨツバヒヨドリ
白いヤマホタルブクロ
白いヤマホタルブクロ
ウバユリ
シシウド
タマガワホトトギス(蕾も含め林道にたくさん咲いていました)
タマガワホトトギス(蕾も含め林道にたくさん咲いていました)
トリアシショウマ
トリアシショウマ
オタカラコウ
サンカヨウの実
濡れた木はよく滑ります。
濡れた木はよく滑ります。
オオバミゾホオズキ
オオバミゾホオズキ
モミジカラマツ
ミヤマカラマツ
白馬尻小屋に到着!ですが・・・。
白馬尻小屋に到着!ですが・・・。
今年は営業休止で小屋を建ててません。雨をしのげる場所もお手洗いもありません。
今年は営業休止で小屋を建ててません。雨をしのげる場所もお手洗いもありません。
白馬尻小屋を中心にキヌガサソウが多くありました。
白馬尻小屋を中心にキヌガサソウが多くありました。
キヌガサソウ
キヌガサソウ
エンレイソウ
ニョイスミレ
白馬大雪渓が見えました!
白馬大雪渓が見えました!
ミソガワソウ
ヤマガラシ
大雪渓の取り付きです。ここでアイゼンを装着。気温は8℃。雪渓の冷気でかなり寒く感じます。レインウェアの下にウインドシェルを着こみます。
大雪渓の取り付きです。ここでアイゼンを装着。気温は8℃。雪渓の冷気でかなり寒く感じます。レインウェアの下にウインドシェルを着こみます。
ここから大雪渓を直登します。まだガスはかかっていないので視界はクリアです。ベンガラをたよりに歩きます。
ここから大雪渓を直登します。まだガスはかかっていないので視界はクリアです。ベンガラをたよりに歩きます。
クレバス注意
クレバスに落石がはまっています。
クレバスに落石がはまっています。
大きな岩がごろごろ
大きな岩がごろごろ
右横50mほどのところをバスケットボールサイズの四角い岩が猛スピードで転げ落ちていきました。当たっていたらと思うと・・・。
右横50mほどのところをバスケットボールサイズの四角い岩が猛スピードで転げ落ちていきました。当たっていたらと思うと・・・。
杓子岳方面
前回大雪渓を登った時もでしたが、常に杓子岳方面の上部の崖から石が転がり落ちる音が聞こえてきます。
前回大雪渓を登った時もでしたが、常に杓子岳方面の上部の崖から石が転がり落ちる音が聞こえてきます。
ミヤマキンポウゲ
ミヤマキンポウゲ
オタカラコウ
クルマユリ
クロトウヒレンのつぼみ
クロトウヒレンのつぼみ
イワオウギ
クルマユリ
テガタチドリ
ハクサンフウロ
コウゾリナ
ミヤマゼンコ
ハクサンイチゲ
小雪渓のトラバース箇所。ステップはしっかりきってありますが・・・。
小雪渓のトラバース箇所。ステップはしっかりきってありますが・・・。
アイゼン必着です。
アイゼン必着です。
イワヒバリがいましたが、どしゃぶりの雨でレンズが曇り望遠が思うようにきかず・・・。
イワヒバリがいましたが、どしゃぶりの雨でレンズが曇り望遠が思うようにきかず・・・。
シナノキンバイとキンポウゲのお花畑
1
シナノキンバイとキンポウゲのお花畑
シナノキンバイ
ベニバナヘビイチゴ
ベニバナヘビイチゴ
ハクサンイチゲ
キンポウゲいっぱい
1
キンポウゲいっぱい
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ
キバナノコマノツメ
1
キバナノコマノツメ
ヨツバシオガマ
イブキジャコウソウ
イブキジャコウソウ
ミヤマクワガタ
ミヤマオダマキ
ガンバレ!
「ガンバレ岩」のすぐ後ろには今日の目的地頂上宿舎が見えました!
「ガンバレ岩」のすぐ後ろには今日の目的地頂上宿舎が見えました!
白馬頂上宿舎に到着!強い風雨に気温6℃。低体温症もありえる天候です。
白馬頂上宿舎に到着!強い風雨に気温6℃。低体温症もありえる天候です。
感染症対策もあり個室を予約しておきました。
感染症対策もあり個室を予約しておきました。
今日のお泊りは個室です。
今日のお泊りは個室です。
ミヤマオダマキ
ミヤマムラサキ(見かけたの頂上宿舎前だけだったな〜)
ミヤマムラサキ(見かけたの頂上宿舎前だけだったな〜)
ミヤマオダマキと頂上宿舎看板
ミヤマオダマキと頂上宿舎看板
ウルップソウ
ハクサンフウロ
ウルップソウ
ミヤマオダマキ
ウルップソウ
ウルップソウ
イワベンケイ
ウルップソウ
ミヤマオダマキ
二日目スタートです!気温は7℃。
二日目スタートです!気温は7℃。
予想外に晴れています!ご来光見えるかも!予定よりスタート遅れましたが山頂まで急ぎます。何とか間に合うか?
1
予想外に晴れています!ご来光見えるかも!予定よりスタート遅れましたが山頂まで急ぎます。何とか間に合うか?
白馬岳と白馬山荘
1
白馬岳と白馬山荘
白馬山荘に到着!
白馬山荘に到着!
夜明けはもうすぐです!
2
夜明けはもうすぐです!
白馬岳頂上から見るご来光です!
5
白馬岳頂上から見るご来光です!
頂上モニュメントと朝日
1
頂上モニュメントと朝日
杓子岳、白馬鑓ヶ岳にも朝日があたります。
2
杓子岳、白馬鑓ヶ岳にも朝日があたります。
剱岳にも。ちょっと雲がとりつきはじめました。
剱岳にも。ちょっと雲がとりつきはじめました。
じんべ隊長の記念写真!昨年まであったいつもの黄色い白馬岳頂上標識がなくなってました・・・。
じんべ隊長の記念写真!昨年まであったいつもの黄色い白馬岳頂上標識がなくなってました・・・。
今から歩く稜線
朝日がまぶしいです。
朝日がまぶしいです。
タカネシオガマと旭岳
2
タカネシオガマと旭岳
オヤマノエンドウ
オヤマノエンドウ
タカネシオガマ
タカネツメクサ
シコタンソウの群生です!迫力あります。
4
シコタンソウの群生です!迫力あります。
シコタンソウの模様が綺麗です。
4
シコタンソウの模様が綺麗です。
シコタンソウ
今から歩く稜線。
1
今から歩く稜線。
ミヤマアズマギク
1
ミヤマアズマギク
ヨツバシオガマ
ミヤマアズマギク、ヨツバシオガマ、イワベンケイのコラボ
3
ミヤマアズマギク、ヨツバシオガマ、イワベンケイのコラボ
朝焼けの白馬稜線
1
朝焼けの白馬稜線
タカネヤズハハコ
タカネヤズハハコ
旭岳が雲に飲まれ始めました。剱岳方面は黒い雨雲にすでに飲まれています。すぐに天気が崩れそう。
旭岳が雲に飲まれ始めました。剱岳方面は黒い雨雲にすでに飲まれています。すぐに天気が崩れそう。
栂海新道の先の日本海が見えます。懐かしいな〜。
1
栂海新道の先の日本海が見えます。懐かしいな〜。
ミヤマクワガタ
ミヤマアズマギク
ミヤマアズマギク
雪倉岳への稜線
小蓮華山への稜線
2
小蓮華山への稜線
コイワカガミ
アオノツガザクラ
1
アオノツガザクラ
ショウジョウバカマ
1
ショウジョウバカマ
小蓮華山
チシマギキョウ
鉢ヶ岳・雪倉岳
三国境に到着!
コマクサ
振り返ると白馬岳が完全に雲に飲まれていました。
振り返ると白馬岳が完全に雲に飲まれていました。
霧雨が降ってきました。レンズに水滴が。
霧雨が降ってきました。レンズに水滴が。
小蓮華山頂上の宝剣が見えます!
小蓮華山頂上の宝剣が見えます!
小蓮華山に到着!
小蓮華山に到着!
今から歩く稜線
ナナカマド
ツガザクラ
コバイケイソウ。2年続けて当たり年だったので、さすがに今年は・・・。ここだけしか見かけませんでした。
1
コバイケイソウ。2年続けて当たり年だったので、さすがに今年は・・・。ここだけしか見かけませんでした。
イワギキョウ
白馬大池へ急ぎます。
白馬大池へ急ぎます。
ゴゼンタチバナ
ハクサンイチゲとシナノキンバイのお花畑
3
ハクサンイチゲとシナノキンバイのお花畑
一面お花畑
ミヤマダイコンソウ
1
ミヤマダイコンソウ
白馬大池に少しづつ近づいてます。
白馬大池に少しづつ近づいてます。
ハクサンイチゲ
イブキジャコウソウ
イブキジャコウソウ
イブキジャコウソウ
1
イブキジャコウソウ
タカネナデシコ
タカネミミナグサ
タカネミミナグサ
コケモモ
船越の頭に到着!
船越の頭に到着!
ハクサンフウロ
ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマアキノキリンソウ
クルマユリ
白馬大池が近くなってきます。
白馬大池が近くなってきます。
ハクサンシャクナゲ
ハクサンシャクナゲ
コマクサ
リンネソウ
マイヅルソウ
ツマトリソウ
ハクサンシャクナゲのつぼみ
ハクサンシャクナゲのつぼみ
ミヤマコゴメグサ
ミヤマコゴメグサ
コマクサ
イワイチョウ
チングルマと白馬大池山荘
2
チングルマと白馬大池山荘
チングルマと白馬大池
チングルマと白馬大池
ハクサンコザクラがまだ咲いていました。
2
ハクサンコザクラがまだ咲いていました。
ハクサンコザクラを見かけたのは雷鳥坂付近だけでした。
1
ハクサンコザクラを見かけたのは雷鳥坂付近だけでした。
ハクサンボウフウ
ハクサンボウフウ
シナノオトギリ
ヒオウギアヤメ
タテヤマリンドウ
1
タテヤマリンドウ
エゾシオガマ
ウサギギク
白馬大池山荘に到着!
白馬大池山荘に到着!
キセキレイ(さえずっています)
1
キセキレイ(さえずっています)
キセキレイ(ポーズを決めてくれてありがとう)
1
キセキレイ(ポーズを決めてくれてありがとう)
ウサギギク
イワイチョウ
ハクサンシャクナゲ
ハクサンシャクナゲ
白馬大池山荘の対岸あたりまで来ました。
白馬大池山荘の対岸あたりまで来ました。
船越ノ頭、小蓮華山が雨雲に飲み込まれています。
船越ノ頭、小蓮華山が雨雲に飲み込まれています。
白馬乗鞍岳に到着!
白馬乗鞍岳に到着!
白馬乗鞍の雪渓を下ります。
白馬乗鞍の雪渓を下ります。
岩ゴロ道が続きます
岩ゴロ道が続きます
天狗原の木道末端が見えた!
天狗原の木道末端が見えた!
天狗原の木道には成長したミズバショウの葉がワサワサ
天狗原の木道には成長したミズバショウの葉がワサワサ
モミジカラマツ
ワタスゲ
天狗原付近にはちょっとした残雪もあります。
天狗原付近にはちょっとした残雪もあります。
アカモノ
イワイチョウ
ビジターセンターが見えました。
ビジターセンターが見えました。
ビジターセンター横の栂池山荘に到着!
ビジターセンター横の栂池山荘に到着!
栂池山荘で定番の「さるなしソフト」と「つがいけ雪どけサイダー」でホッと一息。
栂池山荘で定番の「さるなしソフト」と「つがいけ雪どけサイダー」でホッと一息。
テガタチドリ
ハクサンチドリ
タニウツギ
ニッコウキスゲ
さあ下山します。
さあ下山します。
ロープウェイから見た白馬乗鞍岳方面。ガスガスです。
ロープウェイから見た白馬乗鞍岳方面。ガスガスです。
ロープウェイからゴンドラ乗り場への林道。霧が幻想的です。
ロープウェイからゴンドラ乗り場への林道。霧が幻想的です。
ゴンドラ乗り場に到着しました。ガスガスです。
ゴンドラ乗り場に到着しました。ガスガスです。
ウツボグサ
下りのゴンドラ。雨がしとしと降ってます。
下りのゴンドラ。雨がしとしと降ってます。
猿倉からの帰り道、おびなたの湯で汗を流しました。
猿倉からの帰り道、おびなたの湯で汗を流しました。
田淵行男記念館近くの名水でコーヒー用の水汲みして帰宅です。
田淵行男記念館近くの名水でコーヒー用の水汲みして帰宅です。

感想

♪梅雨明け前の白馬稜線花探し♪

 今シーズンは、緊急事態宣言の為に山歩きのシーズンインが遅くなり、その後も長引く梅雨の影響で週末も雨天続き。気づけば前回の山行が既に一ヶ月も前のこと。例年やっているロングルートトレーニングもできていない。
 そんな中、いきなり北アルプス登山をすることに迷いはあったが、今までに歩いたことのあるコースを設定し、ペース配分に余裕を持てるように計画してみた。
 例年なら梅雨明け後の良い季節。青空の下、お花満開の山歩きを楽しむはずだったのだが、残念なことに梅雨は明けなかった・・・。

★Day1(猿倉〜白馬頂上宿舎)
 実は、頂上宿舎に早く着いたら、杓子岳と白馬鑓ヶ岳をピストンしようかな〜、などと計画していたのだが、出発から霧雨のスタート。天気予報では11時頃から雨降りになっていたので、これからどんどん天気は悪くなることが予想されるため、スタートの時点で杓子方面への計画はなくなった。とにかく安全に大雪渓を通過することが重要だ。ガスガスにならなければいいのだが。
 白馬尻までは何とか小雨で落ち着いていたが、雪渓にとりつく前から雨脚が強くなってきた。しかも少々寒いので、カッパの下にウインドシェルを着込んだ。アイゼンも装着し、ストックのキャップも外す。ガスガスになっていないのが救いだ。
 あとはもう、ひたすらベンガラを追いながら、落石に注意しながら登るのみ。このベンガラを目印に歩けば、難なく雪渓から夏道に上陸できた。
 雨は小雨になったり強く降ったりを繰り返しながら降り続くが、小雪渓あたりから風も強くなってきた。立ち止まると寒いので黙々と上を目指して歩き続ける。お腹もすいていたので何か食べたいのだが、立ち止まって荷物を下ろしている余裕もない。本当にただひたすら歩いていると「ガンバレ岩」が眼の前に現れ、上を見上げると頂上宿舎が現れた。
 受付は12:30〜ということで部屋には入れないため、乾燥室を使わせてもらいここで濡れた荷物を乾かす。カッパを着ていても内側まで雨がしみこんで寒い。トイレを使わせてもらい着替えたら少し暖かさが戻ってきた。到着が早かったため乾燥室もゆったりと使えたので、かなりのものが問題ない程度に乾いたところで受付をして、あとは部屋でのんびり。小屋で食事の提供ができないことと天候が悪いのでキャンセルも相当でたのだろう、小屋は連休にもかかわらず静かだった。

★Day2(白馬頂上宿舎〜白馬岳〜小蓮華山〜白馬大池〜栂池)
 昨夜確認した天気予報によると、午前中は曇り、昼前から雨の予報。よってご来光は無理と思い完全に明るくなってから小屋を出ようとしていたのだが・・・。
 ムムッ、外が思いのほか明るくなってきたようなので、もしかしたらと思い慌てて準備を整え白馬岳山頂を目指す。
 何とかご来光に間に合い、奇跡的に良い景色を見た後は、雨の降らないうちに早めの下山を目指すが、劔岳方面からどんどん雲に飲まれていく。旭岳も白馬岳も雲に飲まれ、そのうち霧雨になってきた。稜線はずっと強風で花の写真を撮るのも難しい。とりあえず先を急いで小蓮華山でザックカバーを装着し白馬大池へ。いつもこの辺りでライチョウに遭遇しているが、本日は気配さえも感じない。悪天候すぎてライチョウも休養か?
 白馬大池山荘のベンチでしばし休憩後、白馬乗鞍岳を経て栂池へ。雨はだんだん強くなったが、白馬乗鞍から先は風は弱まった。こんな天気でも下からどんどん登ってくるのは、やっぱり連休だからなんだ、と改めて思う。
 無事にビジターセンタまでたどり着いたので、栂池山荘で、お約束の「さるなしソフト」と「栂池サイダー」を注文し休憩。
 ロープウェイ・ゴンドラ・タクシーを乗り継いで猿倉までケガも体調不良もなく帰ってくることができた。
 
 白馬岳から白馬大池にかけての稜線は、こんな悪天候でもその時々の良さがある。本当に大好きな場所。また来ることにしよう。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1373人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
猿倉〜大雪渓(秋道)〜白馬山頂〜白馬鑓温泉〜猿倉
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
積雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
白馬岳(猿倉から栂池)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら