苗場山〜青空と草紅葉彩る天空の湿原


- GPS
- 08:57
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 1,456m
- 下り
- 1,435m
コースタイム
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 8:57
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
樹林帯内の泥濘と木道は滑りやすい。ゴーロ帯は歩きにくい。 |
写真
感想
9月の彼岸も過ぎ、上越県境山稜の紅葉が始まった。予定通り苗場山へ向かう。8時過ぎから晴れとなり、14時頃に通り雨が1時間ほど降る予報なので、それまでは下山するつもりだったのだが・・・。
頭の中が秋の日はつるべ落としで30分寝坊。4時30分に前橋を出発。湯沢ICから戻るように17号から林道へ。見上げる尾根にはガスがかかり、やっちまった感が頭をよぎるが、自分を信じて祓川駐車場へ。退場時に500円支払う。日曜だが停まる車は7〜10台程度。
気温14℃、寒くはないので半袖。いつものように舗装路を歩いてかぐらメインゲレンデへ。途中にはヤマウルシの真っ赤な紅葉、ウメバチソウやヤマハハコが咲いていた。滑りやすい木道と泥濘の道を歩いていく。
下ノ芝手前から紅葉が始まる。赤いナナカマド、ガマズミ、黄色いカエデが鮮やか色付く。下ノ芝には終盤のイワショウブ。赤い実と白い花が揺れていた。
紅葉を眺めているとtomoさんから連絡が入り、今から登り始めると連絡が来た。私のパジェロを見つけたそうだ。山頂付近で落ち合うことにして、tomoさんお薦めの小赤沢方面に足を延ばして時間調整することにした。
ゴーロ帯を抜け中ノ芝へ。赤や黄色の紅葉が木道周辺を彩っていた。上ノ芝ではカッサ湖を眼下に谷川主脈や奥利根山稜までよく見えていた。股すり岩を超え神楽ヶ峰を過ぎ下っていくと富士見坂。苗場山の素晴らしい景色が現れる。
この時期は花がないお花畑を過ぎ、雷清水で水を汲む。冷たい水でのどを潤しながら眺める苗場山。青空に緑と紅葉の素晴らしい景色に瞳と心を奪われる。
紅葉する南斜面を眺めながらタルミへ下る。九合目からは見上げる雲尾坂へ登り返す紅葉の道。赤や黄の並木に囲まれて急坂を歩んでいく。ヒカリゴケを鑑賞し雲尾坂のピークから東方面を眺める。
紅葉の神楽ヶ峰と小松原方面への稜線。眼下にはエメラルドグリーンのカッサ湖、その奥には谷川主、脈越後三山、奥利根や尾瀬方面の山稜が果てしなく広がる。見晴らしのいい岩稜に佇む。ひんやりとした風が、急登で火照った体の熱を奪っていく。
青空と湿原に敷かれた木道のビクトリーロードを歩んでいく。広い頂上台地の湿原のパノラマ。草紅葉が緩い風に揺れ、池塘には青い空が映っている。時が止まったかのように、のんびりと白い雲が流れていた。
山頂で記念撮影しヒュッテへ。西側の展望スポットから景色を眺める。北アルプスは見えなかったが、鳥甲山はよく見えた。
戻ってヒュッテを過ぎ、苗場山神社方面へ向かう。tomoさんが来るまでの間、小赤沢方面の紅葉と湿原を眺めに行く。新しくなった木道を歩んで神社手前の分岐。南方の佐武流山、白砂山、烏帽子岳、岩菅山を眺める。
西へ向かい樹林帯を15分ほど下る。展望が開け木道を歩む。目の前には草紅葉の小湿原と紅葉彩る小高い坪場。八合目手前まで行き景色を眺める。目前には鋭い東面を晒す鳥甲山。翌日、この山がある方との話題になるとは思いもよらなかった。
紅葉彩る苗場山の頂上台地を眺めながら来た道を戻る。草紅葉の湿原を貫く一本の木道。緩く伸びる坂道をゆったりと登り返していく。東側に広がる草紅葉と紅葉の湿原から目が離せない。
10時前でまだtomoさんは到着されてないので、昌次新道方面へ向かう。ナナカマドの真っ赤な紅葉とハイマツの黒い実が対照的。木道が工事中。4名の方々が従事されていた。降下点からの景色を俯瞰し踵を返す。
ケルン手前の木道に赤いシルエットを確認。tomoさんと合流。一緒にベンチに座り昼食をとって30分ほど会話。青空と清々しい天気のもと、楽しいひと時はあっという間に過ぎる。tomoさんは小赤沢方面へ行かれ、私は予定通り15時までに下山することにした。
眼下に繰り広げられる景色を眺めながら下っていく。再び雷清水でのどを潤す。振り返るとガスが苗場山の上に立ち上がってきた。紅葉の上の芝中の芝を下り樹林帯へ。和田小屋につくと霧雨程度に降ってきた。見上げるが神楽ヶ峰はもう見えない。
駐車場に戻り着替えて帰路へ。湯沢IC先からガスに包まれつつある谷川主脈が見えていた。関越トンネルを抜けると群馬県へ。バックミラーに双耳峰のシルエットが映っていた。
一番旬な時に来るとはさすが。
山頂湿原が広いので木道は、もっと増やしてほしいですね。
一番美しい所は、遠くからしか見えません。
こんばんは、tomoさん。
日曜で紅葉時期の苗場山なので、知っている方にお会いするかなと思ってましたが、tomoさんから連絡貰った時は嬉しかったですよ。帰宅後ヤマレコ見たら、ゆうやけさんが前日に行かれたのでびっくりでした。
tomoさん待ちの時間調整で訪れた小赤沢方面の小湿原と坪場も良かったです。燃えるようなツツジの紅葉が有りましたね。昌次新道方面は、頂上台地の池塘や紅葉群の近くを歩けるので眺めが良いです。今は木道工事をしていましたね。そこから少しでも良いので南へ延長してもらえれば、話していた東端辺りも見られるんですけどね。
翌日はshilokoさんと巻機山も行ってきましたので、のちほどアップします。
growmonoさん こんばんは
そろそろ苗場山が良い季節だな…と思ってたところ、growmonoさんの
レコがアップされて、羨ましい限りです。田代RWが動き始める頃には、
山頂の紅葉が終盤なので、行くなら今しかない…と考えています。でも、
谷川岳も気になるし、やっぱり巻機山…なかなか行き先が決まりません!
今週末に登る山に最後まで迷いそうです。雨が降ったら悲し過ぎます。
埼玉のchii
おはようございます、chiiさん。
この時期から上越山稜は賑わいを増しますね。美しい紅葉は誰しも見たいものです。行先を逡巡するのは贅沢な悩みですよ。ただこの時期の谷川岳天神尾根は、近づかないようにしています。人混みで大渋滞です。RWを使わず早朝に登るか、下山は西黒尾根を使うといいと思います。
比較的山頂の広い苗場山、巻機山は混雑はあまりないですね。そもそも土日にはあまり行かないので、よく知りませんが・・・。ドラゴンドラから行く苗場山は、ぼったくりRW利用なので行く気はありません。3000円ですからね。赤沢スキー場ならリフト券買ってもおつりが来ますよ。
今週末は温帯低気圧の余韻と、秋らしい気候変化があります。土曜日以降はさらに涼しくなり、上越山稜はガスガスです。東北方面へ晴れますので、そちらへ行かれたほうが良いです。
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