記録ID: 1958519
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
朝日岳〜雪倉岳。百花繚乱、次々と現れる花の群落
2019年08月04日(日) 〜
2019年08月05日(月)


体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 32:55
- 距離
- 27.4km
- 登り
- 2,359m
- 下り
- 1,941m
コースタイム
1日目
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 8:32
距離 10.7km
登り 1,284m
下り 440m
2日目
- 山行
- 11:55
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 12:05
距離 16.8km
登り 1,059m
下り 1,502m
花数の多さ、種類の豊富性、群落の数、きれいな個体、無数の色彩、どれをとっても、おそらく北アルプス随一に違いなかろう。その謙虚な華やかさは筆舌に尽くしがたいほどすばらしく、歩くほどに前とは違った群落に出会う驚きは、高揚した気分に何らかの変化をもたらした。初めて見るという新鮮さが連続するとは、滅多にない経験だ。高地と豊富な水という条件がそのすばらしい花園を作ったそうだが、充分納得のいくものだった。
これほどの花盛りに出会うとなれば、さほどの花好きでもない者でも、何かしら揺さぶられるものがあるだろう、そんな魅力に満ちた、朝日岳、雪倉岳だった。
これほどの花盛りに出会うとなれば、さほどの花好きでもない者でも、何かしら揺さぶられるものがあるだろう、そんな魅力に満ちた、朝日岳、雪倉岳だった。
天候 | 8/4(日)晴れ 猛暑、加えて湿度が高い。ほぼ無風。周囲は早くからガスガス 8/5(月)晴れ 猛暑続く。ガスの上りは8時頃から始まる |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
路上の空きスペースもほぼ埋まっている。1kmほど戻り、10台くらい止められる砂地の駐車スペースには数台分空きがあり、そこに駐車。 |
予約できる山小屋 |
蓮華温泉ロッジ
|
写真
登り始めて4時間半。ちょうど12時頃水場に到着。
暑くて暑くて、まさしく命の水場です。
細いですが、とても冷たくおいしい。
ペットボトルに溜め込んで、ガブ飲み、からだ拭き、頭からかぶるなど
暑くて暑くて、まさしく命の水場です。
細いですが、とても冷たくおいしい。
ペットボトルに溜め込んで、ガブ飲み、からだ拭き、頭からかぶるなど
【二日目】
朝5時から朝食。朝食時の名物女将の登山道の状況説明は、とてもタメになりました。登山者のことをよく考えていただいています。きっとそういう性分なのでしょう。ありがたい。
(朝食後、散歩がてらに撮影、チングルマの穂)
朝5時から朝食。朝食時の名物女将の登山道の状況説明は、とてもタメになりました。登山者のことをよく考えていただいています。きっとそういう性分なのでしょう。ありがたい。
(朝食後、散歩がてらに撮影、チングルマの穂)
撮影機器:
装備
個人装備 |
一般ザック
軽量ダブルストック
夏ズボン
Tシャツ
|
---|
感想
今年は、三月四月に山々に相応の雪が積もり、雪解けが例年より遅かったようだ。ならば、花の開花は少々遅れるのではなかろうかと思っていた。梅雨明け十日は、夏登山の絶好期だが、梅雨明けも例年より遅れ、八月初旬は、必ずや晴れ渡った青空の下、高山植物の最盛期になるだろうと。
だが、そうは問屋が卸さぬもので、安易な発想はどこやらに綻びがあるものだ。梅雨明けと同時に列島は猛暑に見舞われ、そのうえ高い湿度に悩まされるという有様が続いた。人工的な冷気に食傷気味で、平地から逃げ出したい思いに駆られる。乾いた清々しい空気を求めて冷涼な高地を目指すに越したことはなかろう。だが、この暑さは、山にまで波及し、猛暑の中を登ることになった。樹林内ではいっそうの水気が感じられ、シャツもズボンも汗でびしょ濡れで、予想は簡単にくつがえされてしまった。また、山中のガスの湧出はとても早く、見る見るうちに白雲に巻かれてしまったのも同様だった。
本来なら、白馬岳から白馬大池への稜線漫歩は、眺望抜群のスカイウォークだが、ガスのため何も見えなかったのは少々残念だった。だが、それに余りある高山植物の花盛りは見応え十分で、登りの砂礫地にすらたくさんの花が咲いていて、疲弊も和らぐようだった。
蒸し暑く、意外と大変だった山登りをも、終わってみればこの花盛りからその労力に見合うものを惜しみなくいただいた、そんな風にも感じられた。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:873人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人