奥久慈男体山トレッキング(西金駅in/袋田駅out)


- GPS
- 09:05
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,579m
- 下り
- 1,553m
コースタイム
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 9:05
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
復路:袋田駅→西金駅まで水郡線で戻り、西金駅から友人のマイカー。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
奥久慈男体山へ「健脚コース」を選んだ場合、鎖場・岩場あり。三点支持で着実に登れば問題ないレベル。 男体山〜月居山間の林道の北斜面には残雪があり、転倒しないよう、下りは特に注意。 袋田の滝を見下ろせる展望スポットは、柵もなく、断崖絶壁の突端。足の置き場に注意し、撮影時は細心の注意を。足を滑らせたら、命はないでしょう。 生瀬富士の山頂碑(分岐点)〜生瀬富士最高点までは、左右切れ落ちた岩場。強風時は細心の注意が必要。 |
その他周辺情報 | 三太の湯(日帰り入浴:500円) |
写真
感想
茨城県が誇る、日本三大名瀑・袋田の滝。(残り2つは華厳の滝と那智の滝)
(茨城育ちの身として)これまで何回か見たことがありましたが、袋田の滝を「上から見下ろせる」という提案を友人からもらい、奥久慈男体山からの縦走を決定!どうせなら一筆書きで、ということで、西金駅から入り、縦走後に袋田の滝に下りるコースで計画!
都内から水郡線・西金駅まで友人のマイカーで行き、無料駐車場に停め、トイレに寄って登山スタート。といっても、登山口となる大円地駐車場までは緩やかな傾斜の舗装路歩き。大円地に近づくと、早速今日の縦走の最高点・奥久慈男体山(山頂)の祠やアンテナが見える!このアンテナは、袋田の滝方面からも、山座同定の格好の目印となりました♪。
大円地から入山すると、程なく健脚コース/一般コースの分岐路へ。もちろん健脚コースに進みます。健脚コースの序盤は急傾斜の林道。時折稜線に出つつ、後半は鎖場のある急な岩場。友人は恐る恐る、ゆっくり着実に三点支持で登っていきます。私は下から見守りつつ、つかず離れず進みます。
小ピークに出ると、筑波山や日光方面が開ける!実はここ、筑波山の"男体山"、日光の"男体山"、そしてここ奥久慈の"男体山"!3つの"男体山"が全部見えるビュースポットでした!
その後も、山頂直下は再び急な岩場が続きます。踏ん張って分岐路(東屋)まで来ると、一般コースとの合流点に。ここから山頂まで数分ですが、初めて残雪が現れ、登りは余裕ですが、下りは細心の注意で歩行しました。
快晴下の山頂からは筑波山や日光方面に加え、北側の八溝山まで一望できました。ただ・・・八溝山にはどうしても枝がかかり、きれいに撮れません。実は、この後八溝山がキレイに見えるスポットをずっと探し続けて縦走しましたが、なんと・・・、袋田の滝を越え、立神山・生瀬富士に至るまで、一回も枝がかからない鑑賞ポイントは現れませんでした!
さておき、山麓からも見えた山頂の祠のちょい先は断崖絶壁の岩場。奥久慈男体山(654m)は低山ですが、急登あり、鎖場あり、岩場あり、そして残雪ありと、結構登り応えのある山でした。
奥久慈男体山から久慈川(袋田の滝上流部)までは、基本下り基調のため、意気揚々と進みます。が、北へ向かう進路のため、下りは北斜面が多く、2/9に降ったと思われる雪が多数残り、ごく一部凍結しているため、細心の注意を払って下ります。トレッキングポールを持たない友人は下りに特に苦戦してました。やはり季節や山域問わず、ポールは必需品ですね〜。
その後、白木山分岐を越え、第二展望台でランチタイム。筑波山、日光方面の眺望が開け、"枝越しに"八溝山も見える好展望。何よりポカポカ陽気で暖かい。ここでカップラーメンを作りますが、3分待つ間に誤って蹴ってしまい、お湯半分と"具"だけ地面に放り出され、"具なし麺"を食べる羽目になったことは、恥ずかしくて誰にも言えません(笑)。
その後、程なく鍋転山(後山)の山頂でもある第一展望台へ。といっても、たいした眺望はなく、スルーして下ります。ここら辺から下っては登り返す、といった道程が増え、下り基調といえど、地味に体力を奪われていきます。月居峠まで下り、月居山へ登り返し、再び下った後、月居観音を左手に見ながら、軽く数百段ありそうな階段を登っていきます。登り切ると、眼下には袋田の滝は見えませんが、同駐車場などが視界に広がります。そこから渡渉点といわれる久慈川まで下ります。途中で左に折れてピストンすると、袋田の滝上流部にある生瀬滝(凍ってない)を見ることができます。
渡渉点以降、袋田の滝上の展望台まで、何の道標もありません。(タブレットの)ヤマレコMAPだけを頼りに、久慈川に沿って、急登を登っていきます。途中、すれ違いで下りてくるハイカーもいるので、「道は合っている」と確信できました。
登り始めておよそ15分で、ついに袋田の滝を見下ろせる展望スポットへ到着。眼下には半分氷瀑と化した袋田の滝がドーン!何度か滝の目の前にある観瀑台から「見上げた」ことはありますが、今日は「見下ろす」アングル。特に鉄柵などがあるわけでもなく、誤って滝側に落ちれば命はありません。かなり注意して撮影する必要があるし、風がある日は絶対に近寄らないほうがよいと思います。が、見上げると今朝登頂した奥久慈男体山、見下ろすと久慈川に掛かる凍った袋田の滝、なんとも贅沢な高所だと思います!!
その後、何度か下って登ってを繰り返し、標高420mの立神山、そして406mの生瀬富士へ。上述の通り、立神山まで来て、本日始めて茨城県の最高峰・八溝山(未踏)がキレイに見えました。生瀬富士は、山頂碑のある場所は実は山頂ではなく、そこから北東方面に伸びる左右切れ落ちた岩場(敢えて表現するなら「少し幅のあるナイフリッジ」)の先に山頂があります。山頂碑のある場所では、北(八溝山や福島方面)は樹木越しにしか見えませんが、本当の山頂まで行くと360度の眺望が開け、つい先ほど踏破した立神山はもちろん、その奥には奥久慈男体山まで見えます。今日は見えませんでしたが、もっと澄んでいれば安達太良山や那須連峰が見えるはずです。
生瀬富士からは、もう登り返しはなく、下り一辺倒。あっという間に(40分ほどで)、登山口に。程なく、袋田の滝駐車場(トイレあり)まで達します。そこから袋田駅まで歩ききって、本日のロング縦走が完!
奥久慈男体山から北上し、袋田の滝を上から見下ろせるこの縦走路。非常に思い出に残る山行になりますよ!
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