記録ID: 149227
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無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波
【奥久慈男体山〜月居山〜生瀬富士】 岩壁から見下ろす袋田の滝が見事でした
2011年11月13日(日) [日帰り]


- GPS
- 08:21
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,511m
- 下り
- 1,586m
コースタイム
男体山登山口06:40→07:33大円地越07:40→08:11男体山08:16→10:11第二展望台10:31→月居山11:19→生瀬滝展望地12:06→12:12滝川渡渉12:16→12:35袋田の滝展望地12:40→13:52立神山(コースロスト)14:07→14:27生瀬富士14:32→生瀬富士登山口15:07→15:15町営駐車場
天候 | 曇り (11月とは思えないような暑さでした。) |
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過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・ 町営駐車場の利用時間は,暴走族排除のため,午前9時〜午後5時。でも入口に車止めを置いているだけなので,これを移動すれば,駐車可能です。駐車したあとは,車止めを元に戻しておきましょう。あとから戻そうと思って,登山の準備をしていたら,管理をまかされているらしい方から,「ちゃんと戻しておけ!」と怒鳴られました。駐車すること自体は文句いわれませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆ 男体山登山口〜男体山山頂 ・ 男体山登山口駐車場には,06:35頃に到着。クルマは1台のみ駐車していました。 ・ いつもは健脚コースを登りますが,今日は,紅葉をのんびり楽しもうと思い,一般コースを歩きました。でも,大円地越までほとんど緑一色。カエデの葉も緑のままです。紅葉はまだのようです。 ・ 大円地越には,ケヤキの大木の林があるのですが,その葉は鮮やかな黄色や橙色ではなく,どことなくくすんでいます。 ・ さらに登ると,ようやくちらほらとカエデの紅葉が目を楽しませてくれるようになってきました。 ・ 断崖沿いのコースから見下ろすと,山麓は雲海に包まれていて幻想的です。主脈や支稜線だけが雲海から浮かんでいます。 ・ 山頂には,08:11に到着。登山口から1時間半もかかりました。いつもならば,健脚コース経由で1時間もあれば山頂に立ちますが,本日は,のんびりゆっくり。こんな山歩きも良いものです。 ・ ここまでのルートは,とても良く整備されていて,危険な箇所もありません。 ◆ 男体山〜月居山 ・ 山頂にある男体山神社で参拝したあとは,月居山へと至る縦走コースに進みます。こちらも良く整備されており,危険な箇所や迷いそうな箇所はありません。 ・ 月居山までは,短いアップダウンの繰り返しとなります。縦走路途中には,二カ所の展望台がありますが,手前の第二展望台のほうが眺めがよいので,ここで20分の食事休憩。 ・ 後ろから登ってきた登山者に次々に抜かされました。でも地元なので今日は時間はたっぷりあります。焦る必要はありません。 ・ 月居山は城のあった場所ですが,現在は碑だけが残っています。山頂部は広く,ベンチなどもありますので,休憩によい場所ですが,木々に囲まれていて展望は良くありません。 ◆ 月居山〜生瀬富士〜町営駐車場 ・ 月居山からは急な下りを,月居峠まで80メートルほど下ったのち,前山まで70メートル近いコンクリート階段の登りとなります。このあたりは登山者と観光客が半々といった感じです。 ・ 前山から少しくだったところからは,これから向かう生瀬富士の全容が眺められます。一枚岩の岩壁が迫力です。 ・ 前山からコンクリートの階段をしばらく下ると,袋田の滝と生瀬の滝との分岐となります。生瀬の滝へのルートは「落石のおそれのため,通行止め」との看板がありますが,落石の危険のあるようなところは見られませんでした。笹をかき分けて5分ほどで生瀬の滝展望地に到着です。 ・ さらに,東へと進むと,民家のところに出ますので,その軒先を河原へと下ります。 ここが,滝川の渡渉ポイント。水量が少ないので,問題なく渡れます。 ・ この先は,あまり歩かれていないようで,目印もほんのわずかです。急斜面の登りが続きます。 ・ 先ほど見えた岩壁の上部に到着すると,眼下に袋田の滝が見えました。木に掴まって撮影しましたが,怖かったです。落ちたら命はありません。 ・ この先も急斜面のアップダウンの連続です。至る所にロープが張られています。 ・ 13:52に立神山の山頂に到着。正面に生瀬富士が望めます。ここから北に伸びるルートを進んだところ,どうもおかしいと誤りに気づき,途中で戻りました。コースミスです。低山は,地図にない踏み跡が沢山あるので,注意が必要です。歩く場合は,気をつけて下さい。 ・ 立神山から60メートルほど下り,70メートルほどきつい傾斜を登り返して,ようやく生瀬富士山頂に到着です。山頂の展望はなかなかのものです。 ・ 生瀬富士からの下山も急斜面の連続です。転ばないように気をつけましょう。しばらくすると杉林の平坦な道になり,登山口に到着しました。ここから駐車場までは歩いて8分ほどです。 |
写真
前山からコンクリートの階段をしばらく下ると,袋田の滝と生瀬の滝との分岐となります。生瀬の滝へのルートは「落石のおそれのため,通行止め」との看板がありますが,落石の危険のあるようなところは見られませんでした。笹をかき分けて5分ほどで生瀬の滝展望地に到着。
感想
・ 11月13日は茨城県民の日です。県民の一人としては,他県に足を伸ばすわけにはいきません。ということで,紅葉の奥久慈を楽しもうと,県内観光を兼ねて奥久慈男体山〜月居山〜生瀬富士を歩いてきました。
・ 登山口と下山口が離れているので,今回も「バイク作戦」です。下山口である袋田の町営駐車場にクルマを止め,バイクで男体山登山口へ。
・ そろそろ紅葉のピークかと期待していましたが,大円地越までは,ほとんど緑一色で紅葉はまだのようでした。紅葉はこれからといった感じです。
・ 大円地越から男体山周辺は紅葉していましたが,鮮やかさには今ひとつ。今年は気温の高い日が続き,色づきが悪いようです。
・ 男体山から月居山までは歩いたことがあるので,アップダウンの連続にも驚きませんでしたが,滝川を渡渉してからの,生瀬富士までの急傾斜のアップダウンは疲れました。とにかくロープ場の連続です。
・ 本日のコースの白眉はやはり,生瀬滝〜渡渉〜生瀬富士ですね。累積標高差は約1,700メートル。低山と侮ってはいけません。
・ 一方,岩稜の頂部から見下ろした袋田の滝の眺めは新鮮でした。初めての光景です。でも,足を滑らせたら,命はありません。木に掴まりながらの撮影を敢行。怖かった。
・ それから,立神山山頂からの下りルートを間違えてしまいました。低山は,地図にない踏み跡が沢山あるので,注意が必要です。歩く場合は,気をつけて下さい。ただし反対方向からならば,袋田の滝方面の指導標があるので間違うことはないでしょう。
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男体山から縦走、お疲れさまでした。
同じ日にこのコースを縦走しました。
コースタイムを確認しましたところ、
ちょうど第二展望台到着が同じ時間ですので、
我々2名、ご挨拶をして、すぐ隣に座って休みました。
何かおいしそうなものを飲まれていたようで、うらやましかったです。
我々も何か持っていけばよかったと悔やんでしまいました。
紅葉には、まだ早く、色づきも今一つでしたが、
秋のうららかな天気の元、気持よい山歩きができました。
尚、当日は“茨城県民の日”だったのですね。
県民の1人として、全く気が付きませんでした。
でも、結果はオーライでしょうか。
【追記】
地震後の3/27に南の佐中〜男体山〜袋田の滝へ縦走したときに
この袋田でみた人は地元のたった2名のみでした。
少しでも、復興に寄与できるかなと、前回の10/23のレコで
ここのPRをさせていただきました。
袋田の賑わいにホッとした次第です。
山渓の12月号で、奥久慈男体山のコース紹介が掲載されました
ので、ハイカーが増えそうです。
私のほうが先に第二展望台に到着し,携帯イスに座ろうとしていたときに
お二人が到着されて,ご挨拶させて頂きましたが,まさかURU-12さんとは
思いもかけませんでした。
ただ,会話の中で「登山記録の整理には,3時間以上かかる」とか,
「まずは写真の整理が最初だ」とか聞こえてきましたので,もしかして
ヤマレコメンバーの方かなとは思いましたが。
私のほうは,ちょうどお腹がすいていたのと,のどが渇いていたので,
サンドウィッチをつまみに,冷えた泡の飲み物を頂きました。
11月とは思えないような,あの暑さの中,おいしく頂いちゃいました。
15時頃の下山を想定していたので,それを考慮してあのときにゴックン。
クルマにはアルコール検知器を常備しており,あの日も出発前にチェック
しましたが,数値は「0」。経験的には,2時間歩けば「0」となりますね。
ところで,11月13日は茨城県民の日です。平日なら,学校が休みとなるため
気がつきやすいですが,今回は日曜日だったので,気付かない方も多いはず。
茨城県も東北被災3県の次に大きな被害を受けています。郷土茨城の一刻も
早い復旧・復興のため,少しでも力を合わせて頑張りましょう!
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