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Yamareco

記録ID: 924334
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

「試練と憧れ」の剱岳(早月尾根ルート)

2016年07月23日(土) [日帰り]
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Jinbei その他1人
GPS
16:48
距離
16.4km
登り
2,462m
下り
2,444m

コースタイム

日帰り
山行
14:59
休憩
1:36
合計
16:35
距離 16.4km 登り 2,463m 下り 2,463m
1:20
41
2:01
253
6:14
6:37
203
10:00
10:09
5
10:14
10:35
19
10:54
11:24
138
13:42
13:55
185
17:00
55
17:55
馬場島
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
●馬場島荘駐車場
深夜0時半到着時10台くらいの駐車。土曜日18時に戻って来た時に20台くらいの駐車。
●トイレ
馬場島荘キャンプ場に有(水洗・ペーパー付)
●登山ポスト
馬場島荘玄関前に有(深夜でも提出できます)
コース状況/
危険箇所等
●下草はしっかり刈られていて歩きやすく道標もわかりやすいので迷うことはないと思います。ただし、出だしこそ平坦な区間がありますが、最初から最後まで急登(激下り)の連続です。しかも木の根が滑りやすく、一歩一歩の落差が大きいです。

●何が危険か?どこが危険か?感じ方は各人の体力や経験などによってかなり違うので、あえて詳しくは書きません。落石、転落の危険があることはいうまでもありません。
 カニのハサミの転落、周辺のガレ場はかなりモロく落石注意です。(大規模落石させた方がいたようで岩の転がる音が怖かったです・・・)

●安全を考えるならヘルメット必須。ハーネスもあったほうが無難かもしれません(特に下山では思いもかけぬ疲れが足にきていることがあるので)。

●水分
今回一人3L持ちました。早月小屋でペットボトル一人1本購入。小屋でコーラ1本を半分飲んでいます。それでも足りないくらいでした。
その他周辺情報 ●下山後の温泉 ゆのみこ温泉¥500
http://www.yunomiko.com/

●下山後の食事 富山駅 「立山そば」(おろしそば、ます寿司)

●下山後の甘味 富山駅(塩ソフト¥350)
馬場島荘玄関に登山ポスト
馬場島荘玄関に登山ポスト
深夜の剱岳にこんばんは〜
深夜の剱岳にこんばんは〜
ヨツバヒヨドリ
ハナチダケサシ
ヤマアジサイ
一つ一つの段差が大きく、木の根が多く、急斜面区間が長いです。さすが北アルプス三大急登。その中でもここは本物の急登です。
一つ一つの段差が大きく、木の根が多く、急斜面区間が長いです。さすが北アルプス三大急登。その中でもここは本物の急登です。
薄明るくなってきました
薄明るくなってきました
木漏れ月
空に赤みが。早月尾根は西斜面なので日の出は見えないですが、空の色の変化は十分見てとれます。
空に赤みが。早月尾根は西斜面なので日の出は見えないですが、空の色の変化は十分見てとれます。
イワイチョウ
ミヤマホツツジ
キヌガサソウ
クロバナエンレイソウ
クロバナエンレイソウ
キヌガサソウがいっぱい
キヌガサソウがいっぱい
ゴゼンタチバナ
カラマツソウ
コバイケイソウ(今年もはずれ年かな〜?)
コバイケイソウ(今年もはずれ年かな〜?)
雲の上に出たみたいで突然青空が
雲の上に出たみたいで突然青空が
ニョイスミレ
キヌガサソウ
林の間から大日岳が見えました
林の間から大日岳が見えました
木々の向こうに剱御前
1
木々の向こうに剱御前
花びらの先がピンクのツマトリソウ
1
花びらの先がピンクのツマトリソウ
ゴゼンタチバナがいっぱい
ゴゼンタチバナがいっぱい
別山から剱御前
剱岳から早月小屋、別山、剱御前、薬師岳、大日三山
2
剱岳から早月小屋、別山、剱御前、薬師岳、大日三山
朝日と剱岳
別山から剱御前
青空と早月小屋
早月小屋到着!
早月小屋
ナイトハイクを見守ってくれた月齢18の月
ナイトハイクを見守ってくれた月齢18の月
あんぱんに元気を分けてもらいます
あんぱんに元気を分けてもらいます
剱岳へ出発!
ネコミミ(トトロみたいにも見える)
ネコミミ(トトロみたいにも見える)
ミヤマゼンコ
青空と緑
アキノキリンソウ
アキノキリンソウ
木の根が多く滑りやすいです
木の根が多く滑りやすいです
キヌガサソウの群落
キヌガサソウの群落
登山道の先から朝日
登山道の先から朝日
別山から大日
薬師岳(昨年雷雨で撤退。もしあの時歩けていたら、今回劔岳を超えてルートがつながったのだけど・・・。またいつか行くしかないですね)
1
薬師岳(昨年雷雨で撤退。もしあの時歩けていたら、今回劔岳を超えてルートがつながったのだけど・・・。またいつか行くしかないですね)
トウヤクリンドウ
1
トウヤクリンドウ
チシマギキョウ
室堂バスターミナルと地獄谷の煙
室堂バスターミナルと地獄谷の煙
少しづつ道が岩場になってきました
少しづつ道が岩場になってきました
雲が上がってきました
雲が上がってきました
青空と剱岳と太陽
青空と剱岳と太陽
シラタマノキ
ハクサンシャクナゲ
ハクサンシャクナゲ
イワオトギリ
ハクサンシャクナゲ
1
ハクサンシャクナゲ
ネコミミアップ
どこも落差の大きい岩ばかり
どこも落差の大きい岩ばかり
エゾシオガマ
青空と剱
道が険しくなってきます
道が険しくなってきます
青空と飛行機雲
やっと標高2600m。ここからは岩稜帯なのでヘルメットを着用します。
やっと標高2600m。ここからは岩稜帯なのでヘルメットを着用します。
チングルマ
ミヤマダイコンソウ
ミヤマダイコンソウ
一部だけ登山道残雪歩きが。
一部だけ登山道残雪歩きが。
剱北稜線と青空
キンポウゲとチングルマ畑
キンポウゲとチングルマ畑
チングルマ
チングルマがいっぱい
チングルマがいっぱい
ダイモンジソウ
今から登る稜線
ミヤマリンドウ
クルマユリと青空
1
クルマユリと青空
クロトウヒレン
ダイモンジソウ
ベニバナイチゴ
シナノキンバイ
シナノキンバイがいっぱい
シナノキンバイがいっぱい
キンポウゲもいっぱい
キンポウゲもいっぱい
タカネマツムシソウ
1
タカネマツムシソウ
マツムシソウと青空
マツムシソウと青空
シナノキンバイ
オヤマソバ
今年3度目のライチョウ家族に遭遇!
2
今年3度目のライチョウ家族に遭遇!
ちびちゃんも元気(この子はかなり大きくなっています)
2
ちびちゃんも元気(この子はかなり大きくなっています)
家族でばくばく高山植物食べてました(元気に育つんだよ!)
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家族でばくばく高山植物食べてました(元気に育つんだよ!)
見守るお母さん
クルマユリと青空
クルマユリと青空
トウヤクリンドウ開きました
1
トウヤクリンドウ開きました
ヨツバシオガマ
キンポウゲがいっぱい
キンポウゲがいっぱい
ダイモンジソウがいっぱい
ダイモンジソウがいっぱい
イワツメクサ
目指す頂上
高度感が徐々にアップ
高度感が徐々にアップ
カニのハサミ
カニのハサミのボルト足場
カニのハサミのボルト足場
危険な所ほどミヤマオダマキ遭遇率アップ
2
危険な所ほどミヤマオダマキ遭遇率アップ
青空とミヤマオダマキ
1
青空とミヤマオダマキ
イワベンケイ
タカネヤハズハハコ
タカネヤハズハハコ
ハクサンイチゲ
イワベンケイ
虫が飛んでる
まぶしい頂上
アオノツガザクラ
アオノツガザクラ
ツガザクラ
剱岳からの雲海
イワウメ
合流地点に到着、頂上まであと少し
2
合流地点に到着、頂上まであと少し
頂上の神社が見えました
頂上の神社が見えました
剱岳頂上に到着!
1
剱岳頂上に到着!
頂上の神社
雲がだいぶあがってきました
雲がだいぶあがってきました
頂上で大休憩
早月尾根ピストンで戻ります
早月尾根ピストンで戻ります
分かりやすいように表示があります
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分かりやすいように表示があります
前剱方面
前剱の危険なヨコバイ
前剱の危険なヨコバイ
もうすぐ雲に飲まれそう
もうすぐ雲に飲まれそう
鎖場を下ります
ヒメクワガタ
ツガザクラ
エボシ岩
イワベンケイ(大きなブーケですね)
イワベンケイ(大きなブーケですね)
カニのハサミ
切れた崖の足場はこのボルト一本
1
切れた崖の足場はこのボルト一本
ハカネヤハズハハコ
ハカネヤハズハハコ
チシマギキョウ
今年4回目のライチョウ遭遇!(至近距離です)
3
今年4回目のライチョウ遭遇!(至近距離です)
ライチョウさんこんにちは
1
ライチョウさんこんにちは
開いたトウヤクリンドウ
開いたトウヤクリンドウ
岩場もガスに飲まれました
岩場もガスに飲まれました
ウサギギク
ウサギギク
細い尾根
ナナカマドの花
アキノキリンソウ
アキノキリンソウ
早月小屋でコーラを一気飲み!ここからの方が長いんです
早月小屋でコーラを一気飲み!ここからの方が長いんです
イワイチョウ
アカモノの実
ヤマアジサイ
ツルリンドウ
樹林帯もガスの中
樹林帯もガスの中
御神木のような巨木が多いです
御神木のような巨木が多いです
親切にタクシーの案内が下山中にあります
親切にタクシーの案内が下山中にあります
やっと登山口。とてつもなく長く感じました。
やっと登山口。とてつもなく長く感じました。
「試練と憧れ」。剱岳を表した言葉です。(気分的には「試練と忍耐」そして気合と根性プラス体力かな)
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「試練と憧れ」。剱岳を表した言葉です。(気分的には「試練と忍耐」そして気合と根性プラス体力かな)
帰り道、突如カモシカが飛び出してきました(左右の安全を確認しないと危ないよ〜)
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帰り道、突如カモシカが飛び出してきました(左右の安全を確認しないと危ないよ〜)
と思ったら目の前で立ち止まった!興味深々で移動する気配なし(道路左側の草むらにはお父さんカモシカが見守っていました)。
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と思ったら目の前で立ち止まった!興味深々で移動する気配なし(道路左側の草むらにはお父さんカモシカが見守っていました)。
JR富山駅でます寿司とおろしそば(白エビそばは売切れでした、残念)
JR富山駅でます寿司とおろしそば(白エビそばは売切れでした、残念)
富山駅の塩ソフト
富山駅の塩ソフト
しろえびかきあげそば(どうしても白エビ食べたくて呉羽PAで)
しろえびかきあげそば(どうしても白エビ食べたくて呉羽PAで)
ます寿司を買って家でも食べます
ます寿司を買って家でも食べます

感想

♪「試練と憧れ」の剱岳(早月尾根ルート)♪

 「劔岳」、登山をたしなむ人にとって憧れの山であるのはもちろん、難所が多いことでも知られる山である。
 昨年は室堂からの別山尾根ルートから登って、素晴らしい景色に出会うことができた。今年は体力の限界に挑戦!早月尾根ルート日帰りを計画した。
 特別身体能力に優れていることもないごく普通の社会人が、明るいうちに下山するなら日の長い今の時期しかない。すこしでも涼しいうちに標高を稼ぎたかったので久しぶりのナイトハイクで出発したが、深夜にも関わらず樹林帯は暑いのなんの・・・。2.5L持ってきた水分が不安になる。

 山頂近くの鎖場で渋滞に巻き込まれるも、何とか当初の予定より早く登頂。山頂も別山尾根からの人も大勢いて写真待ち渋滞。雲は多いものの良い天気だし、みんな頑張って登ってきたのだから写真は必須だよね。

 さて、ここからが試練の始まりである。すでに一般的な日帰り登山の経過時間を超えている。まして激下りが待っている。

 早月小屋までも猛烈に暑い中長いな〜と感じたが、まずまずの時間で到着。とりあえず冷たいコーラをいただき、予備の水分としてポカリ1本を購入。ここから馬場島までCTで3時間50分、頑張るぞ!

 いつもは得意の下りだが、あまりの急坂と疲労でペースは全く上がらず、水分はほとんどギリギリの状態で馬場島へ帰還。登りよりもむしろ下りがきつかった早月尾根でした。

 この疲労を想定していたので、富山市内で1泊して、翌朝お土産買ったりのんびりしてから帰宅したのは大正解!(そのまま帰宅していたら居眠り運転などで危険だったかも・・・)。案の定日曜の午後からは筋肉痛も加わり食欲も落ちはじめげっそり〜。そんな状態でもお土産に購入した「ますの寿司」だけは美味しくいただけました。
 
 

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無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [2日]
剱岳/早月尾根ルート/馬場島起点早月小屋経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [日帰り]
馬場島〜三ノ窓〜剣岳〜早月尾根〜馬場島
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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