越後駒ヶ岳

- GPS
- 16:24
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,423m
- 下り
- 1,426m
コースタイム
合計16時間25分
※ぞうげは石抱橋2:30発(合計13時間40分)
| 過去天気図(気象庁) | 2025年12月の天気図 |
|---|---|
| アクセス | |
| コース状況/ 危険箇所等 |
石抱橋からシール 小倉山までは藪が登山道を覆う箇所がある |
写真
装備
| 個人装備 |
スキー:BLIZZARD SPUR 169cm(中澤)
スキー:K2 Pon2oon 169cm(ぞうげ)
ビンディング:ATK HAUTE ROUTE 10(中澤)
|
|---|
感想
今シーズンすでに2回も越後駒ケ岳を滑った中澤氏の記録を見ると、先週は道行山から先はスキーが使えたとの記録。
それならばドカ雪となった今週は楽々行けるだろうと銀山平へ出撃すると、なんと見覚えのある車が石抱橋に駐車してあった。
トレースをありがたく拝借し、道行山の手前で中澤氏と合流。お久しぶりです。
そこからはラッセルを交代しながら進み、なんとか登頂。
ソロでは敗退しかない山行だった。
山頂から小倉山までの滑りはかなり良かったが、そこから下は修行&苦行の連続。
すでに3回目の中澤氏はいろんな意味で超人としか言いようがない。
今回で初冬の越後駒ケ岳はお腹いっぱいです。
年末年始でヤブが埋まったときに再訪したい!
銀山平はこの2日で120cmも積もった。歩き出してすぐに大変な日になることを悟る。満月の下、ラッセルしていく。月明かりに照らされながら歩く時間が好きだ。
尾根の取付きは、藪と暗さで毎回分かりづらい。それでも細かい地形や植生を覚えて、うまくいくと少し嬉しい。
登山道は狭すぎるし、こんなに降ったのに藪は埋まっていない。板を脱ぐと腰まで沈むので、シートラもできない。仕方なく狭い登山道を進む。藪をかき分けると、落ちてくる雪で、メンテナンスをしたばかりのウェアも濡れる。
5時間以上かかって、まだ道行山にもつかない…と、後ろからすごい勢いでヘッドランプが追いついてくる。トレースがあるとはいえ、それなりにテクニカルなので、藪に慣れてそうだ。あっという間に追いつかれた。って、ぞうげさんじゃないか。お久しぶりです。
今日はピークは厳しいかなと思ってたけれど、これは話が変わってきた。さっそく仕事です!先頭を交代してもらって、休ませてもらう。
稜線の藪はさすがに埋まったと思っていたけれど、今日も元気に顔を出している。そろそろ冬眠してと文句を言いながら進んでいく。
私もたまに前に出るが、ほとんどぞうげさんに引っ張っていただいた。前駒の登りで必死に息を切らしていると、隣をウサギがかけていく。かわいい。身軽で羨ましい限りだ。
駒の小屋は風が強く、粉雪が回り込んでくる。寒いのでパパッと耐風耐性を整えて出発。
スタートから10時間でよくやく山頂に辿り着く。魚沼の町も白くなってきたが、こんなに降ったのに山はまだ黒い部分も多かった。
滑走は北面のオツルミズ沢支流案もあったけれど、2人とも疲労で、もう300mも沢を登り返したくない。少しだけ東面を楽しんでから下りることに。雪はよかった。
前駒から下りるとcheeさん達が登ってきた。2人と駒で会うのはもう4度目になる。冬が始まった感じがする。談笑してから、修行の藪滑走へ。
道行山からの下りは雪が腐って、横滑りすらできなくて、本当に大変だった。怪我だけはしないように注意して、藪に暴言をはきながら林道まで。最後は手漕ぎで腕がパンパン。
今日は遠かった。ぞうげさんに助けられなんとか山頂に行けてよかった。いい日なのに、顔を知ってる仲間達しか登っていないのが不思議だ。けれど、初冬の駒はこの静けさがいい。
コメント
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ぞうげ
中澤慧











下部ではおふたりの横滑りのおかげで歩きの私達にとってはとても広く歩きやすい道になっていて、復路でもおおいに助けられました。すっかり夕方で気温も下がり雪がまたサラサラになっているほどでしたし(笑)
この冬のおふたりのご活躍に期待しております。またどこかでお会いしましょう♪
雪が深すぎて板を外すわけにもいかず…下部も強引に降りました😂
お互い良いシーズンになりますように
毎年初冬に越後駒ケ岳へ行かれるお二人はさすがです。
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