横岳西壁 大同心北西稜〜硫黄岳 / 大同心正面壁 雲稜


- GPS
- 30:17
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 2,600m
- 下り
- 2,587m
コースタイム
- 山行
- 4:09
- 休憩
- 5:15
- 合計
- 9:24
- 山行
- 2:49
- 休憩
- 4:49
- 合計
- 7:38
天候 | 1日目:晴れ、2日目:曇り〜12時頃から小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
6時手前に美濃戸に着くも、赤岳山荘の駐車場は満杯、やまのこ村の駐車場も満杯で、ジムニーなら停めれそうな駐車枠外に案内してもらい駐車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大同心稜は、急登かつ土がグチャグチャで滑りやすいところがあるので注意。バリエーションとはいえ、一般登山道並の踏み跡があるので迷いにくい。大同心の頭〜横岳の横の稜線までも明瞭。 |
その他周辺情報 | J&N http://j-and-n.jp/ ハンバーグ1500円、お風呂350円! 奥様が美人! |
写真
感想
「初パートナー」
前々から行きたかった両ルート。
今回のパートナーはモーリー。彼とは初本ちゃん。
私がパートナーを選ぶ基本は性格と言うか気が合う人。
一緒にいて楽な人、楽しい人。が基本的にあって。
その他に彼は私より登攀力があり、他会の人と本チャンに行っていて、私が知らない経験をしている。カモレコの記録を見ても分かる通り、分析力があり良く勉強している。等々。あとシモい笑
以前、三つ峠でセルフレスキュートレで初めて彼と一緒の山行になったと思うんだけど、その時から彼とどこかへ行きたいな。と思わせるキャラ!?を持っていた。
「初日 北西稜」
多分、八ヶ岳のバリルートの殆どが冬に行くルートだと思う。特にこのルート。冬の下見も兼ね無雪期に行って見た。
2p目と5p目で迷ったけど、基本稜線上を登ればOK。
基本的に1p目と最終ピッチ以外は脆い。自分的にこの2つのピッチ以外は登ってて
気持ち良くなかった。
確か途中でモーリーが「基本バリなんてこんなもんすよ」的なことを言ってたのが心強い。私はここまで酷いルートをあまり経験したことがなかったので怖かった。
全体的にランナーが取れる残置は少なかったけど(カム必須)、ここで欲しい!っていう時にペツルのボルトが表れる。終了点も基本整備されているので、どのピッチからでも敗退可能。
1p 私リード
草付から凹角をステミングで登る。途中足が吊って、ここで敗退か!?と
思った笑 アミノ酸飲んで復活!
2p 私リード
ここで迷った。基本右の稜線へ行けばいいのだ。
上部が脆いので途中からスタカット。
3p モーリーリード
私的にここのピッチは脆すぎて核心でした。
途中ランナウトしているし、フォローで登っていても怖かった。
4p 私リード
凹角を過ぎた後、さらに先の灌木でピッチを切る。
トポを見ると5p目は正面壁へ回るらしいが・・どうも登り過ぎた様子。
5p~6pは灌木帯
7p モーリーリード
出だしから被りのクラック。足もあるし手もあったので、それほど難しいと感じずに
抜けれた。が、冬だとグローブはめてホールドが掴めるか怪しい・・
またペツルがクラックの所にあったので最悪それでA0出来そう。
大同心の頭まで登ると、モーリーが肩絡みでお出迎え。
それを見て、おっ!ここはフォローでも絶対落ちちゃいけないピッチだったのね!
と思った笑
天気が良かったので、そのまま稜線へ出て硫黄岳のピークを踏んで鉱泉へ帰宅。
「2日目 雲陵」
去年南陵とドームを登っていて、来年ここ登りたいなあと思っいた。
取り付きから壁を見上げると、被ってるなーと言うのが第一印象。あと思った以上に
凸凹していて登りやすそうだと思った。
1p 私リード
ボルトが要所要所に出てきて安心。北西稜に比べて岩が安定している。
薄被りのハングを超え、目の前の終了点ではなく、右上気味に上がるとペツルの終了点が。
2p モーリーリード
出だしから5mくらいするとカンテ状の岩が。ここが核心。
が、核心の手前でホールドがなく痛恨のA0。後で聞いたらアンダーで掴む所があったみたい。核心はこれしかないだろ!と言うホールドを取りに行くワンムーブで超える。って言っても下からモーリーの登りを見ていたので真似した笑
3p 私リード
草付と脆い岩。ここが一番脆い。と言っても昨日の北西稜から比べると安定している。右上のピナクルを目指す。
4p モーリーリード
凹角から大同心ドームの基部へ右上。
凹角を登るモーリー。スリングを伸ばしてランナーを取っている。ドームの基部でトラバースすることも考えた取り方を見ていて感心する。
5p 私リード
ドーム基部のトラバース
6p モーリーリード
前回リードした時(空身)と同じ箇所でA0。
今回フォローで登ったんだけど、ザックを背負って登ったからか!?
また寒すぎて手がかじかんだせいか、今回の方がパンプして疲れた。
今回思ったこと。モーリーは粘っこい。粘って粘ってホールドを見つけて突破する
力がある。それに比べ私はすぐ諦めA0で突破してしまう。
もっとモーリーを見習らわなきゃなあと思った山行でした。
また行きましょう!!
コメント
この記録に関連する登山ルート

いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する