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Yamareco

記録ID: 9018279
全員に公開
アルパインクライミング
八ヶ岳・蓼科

裏同心ルンゼ〜大同心北西稜

2025年11月30日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
11:37
距離
13.5km
登り
3,039m
下り
3,156m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:56
休憩
4:41
合計
11:37
距離 13.5km 登り 3,039m 下り 3,156m
4:59
21
スタート地点
5:20
5:21
48
6:09
6:39
4
6:48
230
10:38
14:41
38
15:23
15:27
36
16:03
16:04
26
16:30
16:31
5
16:36
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2025年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
林道先の上の駐車場。林道は悪絶
コース状況/
危険箇所等
積雪あり、チェーンスパイクあると良い。壁は草つきが完全凍結、裏同心アイスは完成
この天気この時刻にすでに赤岳鉱泉とは勝ったも同然では
2025年11月30日 06:09撮影
11/30 6:09
この天気この時刻にすでに赤岳鉱泉とは勝ったも同然では
結氷も勝ち
2025年11月30日 07:08撮影
11/30 7:08
結氷も勝ち
とても良い状態で
2025年11月30日 07:41撮影
11/30 7:41
とても良い状態で
わりとサクサク進む。F2からロープを二本にする
2025年11月30日 07:41撮影
11/30 7:41
わりとサクサク進む。F2からロープを二本にする
ラストの滝はちょっとスカスカ氷 でも登ったことなかったので登っとく
2025年11月30日 08:54撮影
11/30 8:54
ラストの滝はちょっとスカスカ氷 でも登ったことなかったので登っとく
大同心北西稜4Pめ4+? ここで先行パーティーに追いつく
2025年11月30日 10:51撮影
11/30 10:51
大同心北西稜4Pめ4+? ここで先行パーティーに追いつく
パートナーの座ってる一メートル向こうは正面壁の絶壁100mよ
2025年11月30日 10:51撮影
11/30 10:51
パートナーの座ってる一メートル向こうは正面壁の絶壁100mよ
肩に出たらぽかぽか
2025年11月30日 12:42撮影
11/30 12:42
肩に出たらぽかぽか
ラストピッチ。これが凹角ステミング登りできなくて非常にキツい。怖くなってスリングつかんだのはしっかりパートナーに見られていた。そのあと手を放してジャミングで越えたからセーフだよ!!
2025年11月30日 13:04撮影
11/30 13:04
ラストピッチ。これが凹角ステミング登りできなくて非常にキツい。怖くなってスリングつかんだのはしっかりパートナーに見られていた。そのあと手を放してジャミングで越えたからセーフだよ!!
最終ピッチ確保するがんちゃん
2025年11月30日 13:04撮影
11/30 13:04
最終ピッチ確保するがんちゃん
トップアウトして頭の絶景
2025年11月30日 13:55撮影
11/30 13:55
トップアウトして頭の絶景
大同心ルンゼは徒歩下降できた記憶だけど...わりと悪い
2025年11月30日 14:08撮影
11/30 14:08
大同心ルンゼは徒歩下降できた記憶だけど...わりと悪い
下降で変に悪いところに追い込まれたがんちゃん
2025年11月30日 14:19撮影
11/30 14:19
下降で変に悪いところに追い込まれたがんちゃん
安全なところまできた。
2025年11月30日 14:22撮影
11/30 14:22
安全なところまできた。
さよなら大同心
2025年11月30日 14:47撮影
11/30 14:47
さよなら大同心
さよなら赤岳鉱泉
2025年11月30日 15:25撮影
1
11/30 15:25
さよなら赤岳鉱泉

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ソフトシェル ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 バラクラバ アイゼン ピッケル 行動食 飲料 地図(地形図) ヘッドランプ サングラス ツェルト ロープ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ アルパインクイックドロー セルフビレイランヤード ギアスリング アッセンダー トライカム、ナッツ アイスアックス

感想

完走した感想。

大同心北西稜は行ってなかったので。
数日前に裏同心が凍っているとの情報を得たので、アプローチ代わりにアイス始めとして。

F2をリード、ロープの長さと流れ的に最上段下まで。
スクリュー本数は少なかったので節約のために(終了点はあるが、スクリューで作らないといけないんじゃないかと思い)、ランナーは各段で1本打っただけだった気がする。

メインは大同心だったので、岩と草付きをぶん殴る想定で、アックスもアイゼンも丸まった爪を装備してきていたので、氷への刺さりが非常に悪い。

シーズン1発目ということもあり、動きもぎこちない。
特に左の振りがゴミ。ものに見事に決まらない。
刺さらないということはパワーーーで力強く殴ってしまうので、握ってしまう。疲れる。そして折れている肋骨にひびく。
それでもまぁ足はちゃんと決まるし、蹴り方はましなのかもしれない。

結局他のは全部リードを譲る。F4は緩いのでフリーで。
大同心は2ピッチ目歩きからの3ピッチ目だけリード。

我々はなーーぜーーーかーーーーカムを持って来ていないのでした。
といってもハーケンやボルトはある程度あるので、ちょいランナウト気味ですがまぁ大丈夫でしょう。
といいつつ割としっかりとしたクライミングで、クサツキや脆い岩など悪い部分も多々あり。
リードセクションで何度かホールドが剥がれて危うかった。

フォローで登ったピッチはどれもつらかったがノーテンでなんとかいけました(フォローなので)

ピッチによってはアックスいらない感じのとこもあるので、大人しくしまって手で行った方が早い箇所も多々あり。

北西稜は基本的に最終ピッチ前のハイマツ帯以外は陽が当たらないので寒い寄りです。

先行は2PTいましたが、大同心でひとつ前のPTに追いついたりつかなかったりぐらいで、割とスムーズに行けました。
特に裏同心ルンゼはサクサク登れてよかったです。アイスクライミングなんもわからんけど。
大同心からの下りは懸垂した方が早いような、そうでもないような、微妙なラインですね。

割とゆっくり休んで、先行PT待ちありで12時間ジャストだったので、休憩少な目、先行PT無しなら美濃戸口から10時間ぐらいで終われそう。

山小屋若かりしころ、けっこう初心者なのに若気の至りで大同心北西稜をソロで登ったことがあって、その時は勢いで突破してしまったのだけれどかなり難しいクライミングで、時間が経つにつれて命の安売りをしたような後味悪さも感じていた。
がんちゃんが北西稜に興味ありそうだったので、自分の事後採点も兼ねて誘ってみた。アイスもやりたいとのことなので今週ようやく凍ったっぽい裏同心ルンゼからの継続と欲張りプランにした。完遂できるかは知らない

さて裏同心ルンゼはおおむね快適に凍っていて問題なくシーズンインと言っていい。北西稜を再登した感想としては、やはり前回は若気の至りだったと再認識した。あるいは自分に成長がないのかもしれない。パートナーに確保してもらって二回目でも十分に悪いクライミングだった。

基本、要所にボルトはあるが5ピッチ目を正面壁側に出るライン取りをするとこれといって強固なボルトはないし、薄いフレークにカムを入れても強度に不安が残るので気をつけたい。というかどこでカムを入れるか迷うよりも登ってしまえ!とやってしまったので、年を重ねても結局命の安売りをしてしまうのだな、ということも再認識した。コンディションも良く快適なクライミング日和で、良い思い出探訪になった。付き合ってくれたがんちゃんありがとう!

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