甲斐駒ケ岳 黒戸尾根 七丈小屋泊 秋から冬へ

- GPS
- 12:50
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 2,596m
- 下り
- 2,613m
コースタイム
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 5:28
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 7:39
| 天候 | 1日目)曇り。午前中に時折やや強めの風。気温10℃ほど。 2日目)曇り/晴れ。午前山頂0℃やや風あり。午後山麓15℃ほど。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
日向山、駒ヶ岳の登山口ですが、朝来て停められないことはなさそう。登山者以外も駐車するので昼過ぎには満車に近い状態でした。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
黒戸尾根の前半は歩きやすい道。三合目あたりから梯子や鎖が出てきます。七合目から上は局所的にムリヤリな感じの鎖場も。 九合目から上は氷が少し混じり出しましたが、アイゼンはまだ不要。1〜2箇所、足の置き場に流水がつるりと凍結して滑る箇所がありました。 |
| その他周辺情報 | 七丈小屋、夕食朝弁当付き13,000円。 下山後尾白の湯へ。入浴850円。べるがの森という施設内にありお風呂は常に混雑してました。食事処もあり。鳥モツ定食1,100円と信玄ソフト500円を頂く。クオリティは値段なり。 |
| 予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
冬の便りが届き出した時節、今年の無雪期高山の登り納めにと南アルプスの甲斐駒ヶ岳へ行ってきました。
写真を見返すとスカッと晴れてはいませんが、体感的には悪くない晴れ具合でした。
中腹は紅葉がきれいで、山頂域からは冠雪した富士や白峰、鳳凰三山や八ヶ岳などの山々も見わたせました。
気候は一気に冬になっていたので、ちゃんと衣替えしておいて正解でした。
■黒戸尾根コース往路
尾白川渓谷からスタートして初日は七丈小屋で一泊、翌日に山頂へ往復して下山しました。
前半は歩きやすく急登という感じはありません。四合目あたりから梯子や鎖が出てきて高度を稼ぐ場面が増えていきます。山頂に近づくと岩場の急登もあり険しさが感じられます。
日本三大急登に数えられる黒戸尾根は、他の有名な急登と比較すると勾配は比較的小さめで距離が長いようです。1日で山頂ピストンしたり北沢峠へ抜ける場合は大変だと思いますが、小屋泊で軽装ということもありキツいと感じることはありませんでした(筋肉痛にはなりましたが)。
長めのコースなので道や景色に変化があり、多数の祠や遺構からは開山や整備の歴史が感じられました。時期的に麓から中腹は紅葉が見られ、山頂域には氷も見られるといった塩梅でもあり、飽きることなく楽しく歩けました。
■七丈小屋泊
テン泊を予定していたのですが、かなりの強風予報がいくつか出ているのが気がかりでした。直前で小屋の空きが出たので、未経験の黒戸尾根に臨むにあたって荷物が軽いほうがいいしなあ、とも考えて小屋泊予約をしました。
結果として風はそれほどでもなく、公園で見るようなワンタッチテントの外国人も居たので夜も荒れなかったようです。テン場は南向きに開けてはいますが、尾根の中腹ですしそんなに気にしなくても大丈夫でしたかね。まあ事前にその辺の確信が持てなかったので、安全を取ったことは正解だったと思います。
キャンセル空きに滑り込んだためか寝床は第一小屋でした。到着時は暖房が点いておらず室内が寒くて不安になりましたが、夜は暖房と人の熱で15℃以上に。保温着や毛布を使うと暑いのでベースレイヤーと薄手シュラフspark0で眠りに付きましたが、暖房が消されて朝方には室温が下がったので毛布を1枚被りました。
隣の人のイビキが爆音だったため寝床は移動させてもらいました。距離を取って耳栓をして、何とか眠れる程度に騒音を減衰できました。小屋泊は高確率でこれがあるから避けたいんですよね……。今回のように移動できるとは限らず実際まともに眠れなかった経験もあります。睡眠不足は体調不良や事故につながります。だいたい皆さん普通に寝られているように見受けられますが平気なんですかね……。
■装備メモ
DFメッシュメリノロングスリーブ、フロウラップフーディ、スーパーメリノウールLWタイツ、別注カミノパンツ、ハイカーブーツソックミッドウェイトフルクッション、ドライレイヤー5本指、RUSH TRK GTX、Hobo GRID、グリッドメリノイヤマフCAP
保温着 雨具)アクティブプルオーバー、ラークフーディ、NMCダウンパンツ、フェザーレインJKT&パンツ
その他)Nero Ultra 38L、Spark0、エスケープライトビビィ、Flex Mat S、ZV-E10、insta360x5
メッシュメリノ、ラーク、フロウラップでスタート。登り1時間でだいぶ汗をかきフロウラップを脱ぐ。曇天と風で冷えてきたのでラークをフロウラップにチェンジ。
小屋停滞時は上記3枚+アクティブプルオーバー、下はダウンパンツに。就寝時はベースのみ。
朝の山頂はスタート時と同じ3枚で。下山途中でフロウラップとラークを脱いだり着たり調整。
登り時に手が冷えたのでもう一段階冬仕様のものにするべきだったかも。










いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する