三本槍岳


- GPS
- 08:57
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,101m
- 下り
- 1,062m
コースタイム
- 山行
- 1:55
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 2:14
- 山行
- 5:49
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 6:41
過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目降雨で登り峰の茶屋まで道が川のようになったが、歩けないというほどでない。二日目は、雨風厳しく隠居倉まで、滑らないよう時間がかかった。朝日岳の風が凄く危険を感じた。峰の茶屋手前から急に晴れた。 |
写真
感想
秋山足慣らしと、三斗小屋温泉から、三本槍岳を目指したが雨風厳しくあきらめて朝日岳と那須岳を歩いて下山した。ひさびさの骨のある山歩きだった。1日の午前中は、いつもの腎臓病診察、早めに終わったので早めの新幹線に乗るべく東京駅を経由せず大宮かでやまびこをつかまえ、那須塩原駅に十一時半頃到着、レンタカーで峠茶屋に向かう。高原山のようにヘアピンカーブの連続というほどでなく、ロープウェイ駅を過ぎてすぐ峠茶屋駐車場についた。途中雨がかなり降りしきったが駐車場では弱まった。着替えてオーバーパンツに雨具とレインカバーなど、雨対策はほぼ万全、がスパッツは、忘れた!
歩き始めると雨は強まり、峰の茶屋に向かう階段状の登山道は、川のように上から水が流れてくる。が歩けないほどではない。靴などあまり濡れないよう滑らないよう慎重に歩く。峰の茶屋までずいぶん時間がかかってしまう。70過ぎて左ひざの問題を抱えての山行は、考えることが多い。避難小屋に逃げ込み、ひと息つき、持参のコッペサンドと、ミカンなど食べて補給、雨が少し弱まったのでついでに、小屋の縁台に座って目の前の朝日岳をスケッチする。しかし雨が振り込み、紙が湿って鉛筆では書けなくなります終了、三斗小屋目指して下り始める。火山製の小さい礫の急斜面を横切り、落石がないことを祈る。下の避難小屋を通過し、川を二ヶ所わたり、延命水に出る。水の豊富なコースだ。最後は等高線に育て大方平坦な道を急ぐ。途中、牛が通った道という三斗小屋の由来に関わるかつての硫黄採掘、運搬について説明があった。三斗小屋に到着し、内風呂と野天風呂に入り疲れを癒やす。夕食は岩魚の甘露煮と、牛肉を陶器の上で蒸し焼きにしたもので、食が進んだ。早めに休んで明日早朝、晴れることを祈って眠りについた
二日目
早朝四時前に起きだし、4時十五分ころ出発、隠居倉への急な登りをゆっくり進む。途中温泉源泉の施設がたくさんあり、道が交錯して分かりにくくなる。一度源泉施設に迷い込み、暗闇とガスの中、何とか正しいルートを探す。硫黄の匂いはかなり上まで続いた。雨が降ってきて雨具を着るがオーバーパンツは着忘れた。風もどんどん強くやり厳しい山行となる。10日後に知人たちを連れて歩く大事な山行があるので、ここでけがなどするわけにはいかないと慎重になる。昨夜も荒天を想定してすぐ下山するか、三本槍まで進むか、熊見曽根で撤退するか、いろいろな事態を想定してシミュレーションしてみた。明日午後には、下山後資料館巡りをする強硬日程なので、10日後の大事な山行のことを考え、天気次第で自重することを考えた。登り始めたので、とにかく熊見曽根まで頑張る。時間がだいぶかかっているが、風雨がきつくなる中、いくつかのピークを越えて隠居倉にたどり着く。風雨は強いが、ピークにあるこの地域独特の大きな石造道標の陰で朝食用の自作コッペ焼き玉子サンド半分をかじる。すぐ熊見曽根に向かう。急な下りの後この先はやや傾斜が緩み、登り返して熊見曽根へ。稜線では風はさらに激しくなる。ここまでコースタイムの1,5倍以上かかっているー三本槍は今回は見送り、朝日岳から峰の茶屋避難小屋ですぐ下山するか茶臼まで行くか考えることにする。風雨とガスの中、すぐ回りしか見えないが、朝日の肩につき、とりあえず朝日岳だけでも登ってみることにする。途中の岩場で突風が吹き、耐風姿勢をとりしのぐ。あまり崖のそばを通らないようにしてなんとか山頂へー何も見えないがとりあえず山頂を踏んだ。撮影だけしてすぐ肩まで戻り、峰の茶屋に向かう。ここからが急な岩場の投降で、多くの鎖場がある地帯、踏み外さないよう慎重に進む。風雨が少し和らぎ、助かった。剣ヶ峰下の恵比須大黒への下降の手前でまっすぐ進むルートらしい踏み跡があったが、のぞいてみると崖の投降は危険と考え、鎖場のルートを下る。途中、今日初めての登山者とすれ違う。今朝峠茶屋を出発したらしい。早朝風雨がひどく三本槍を見送って下山中と話すと、ぜひまた登れと励まされる。前に茶臼岳方面の視界が現れ、なんと晴れ間が見えた。ここから先は全く違った世界が広がっていた。助かった。これで無事に下山できそうだ。剣ヶ峰はいかにも崩れそうな急峻なガレ場の山で危険そうだ。目の前に避難小屋に続く往路に歩いた道と那須山が見え、ほっと一息、茶臼岳と手前の始まった紅葉をスケッチする。ハイカーが次々やってくる。避難小屋に入るまでもなく、小屋前の縁台に座って残りのパンと半分残したミカンを食べて二回目の朝食とする。少し余裕ができたので目の前の茶臼岳をスケッチする。他のハイカーが茶臼に上るのを見て少し元気になったので、茶臼岳を登ることにする。ロープウエイが動いているのもスマホで確認ーここまで下るとスマホがつながる。足がかなりへばっているので、スピードは出ない。峰の茶屋から茶臼までコースタイムで35分、ここの道標で40分となっていたが、たっぷり一時間もかかった。当初時計回りで山頂に向かう予定だったが、右手に反対周りのコースが見え、そちらを歩くとハイカーとすれ違った。山頂手前逃れ場を歩き、何とか山頂に立ったが足はかなりへたっている。あとはロープウエイ駅まで下るばかりだが、ここが結構な急なガレた岩場の下り,膝痛を抱えた年寄りにはつらい。すれ違うハイカーは様々、ロープウエイのせいで観光客とハイカーが大勢混ざって登ってくる。単なる観光地と勘違いして登山スタイルでない家族連れがザックでなく手提げバックで登ってくる女性は岩場を登れず難渋していた。誰かに下りはもっと楽なコースがあるのでしょう?と尋ねられ、この道しかないと告げると不安そうにしていた。登りはまだよいが、登山経験のない軽装の人たちが下るにはかなり危険だ。大丈夫だろうか?
這う這うの体でなんとか10時過ぎに山頂駅に出て10時20分のロープウエイで下る。下の駅で一休み、ゼリーや飴、水分を補給して脱ぎ忘れていた雨具を脱いで出発、峠茶屋までの道は緩い階段だが、足が上がらず、いまにも釣りそうだ。年は取りたくないもの、日ごろのトレーニング不足が露呈する。極力足を上げないように、時々ストレッチをしてなんとか峠の茶屋駐車場に出て、ここで山小屋のお弁当を食べる。ご飯と小さい牛肉片とサケフレークだけだが、山小屋弁当はこんなものか、おにぎりでないのが私にはよかった。握り飯だと抜けやすい差し歯が良く抜ける。この弁当でも一度抜けたがなんとか早飯を済ませ、11時過ぎ次の予定の那須野が原博物館に向かう。しかし、で山中に襲われた左右の足の痙攣が運転中にひどくなり、時々車を止めてストレッチ、運転中に痙攣するのを避けて、道は高速に入ろうとするので、急いでETCカードを差し込み、那須野が原に向かう。
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