蛭ヶ岳
神奈川県
o-tadashi
体力度について
- GPS
- 10:44
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,261m
- 下り
- 2,258m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 5:57
- 山行
- 4:16
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 4:39
| 天候 | 1日目／曇のち晴、2日目／雨のち曇 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
よく整備されており、危険個所はありませんでした。塔ノ岳〜丹沢山間に水たまりあり。 |
| その他周辺情報 | 下山後、大倉バス停前にあるそば処「さか間」でおそばをいただきました。鶴巻温泉に移動して「弘法の里湯」で汗を流し、打ち上げは本厚木の「肉の佐藤」にて。「さか間」は11時からの営業。「弘法の里湯」は平日２時間800円のところ丹沢大山フリーパスの割引で600円。「肉の佐藤」は平日も昼夜通し営業です。フリーパスは渋沢駅から本厚木駅まで乗り降り自由。 |
写真
7:39 大倉のレストハウス（旧どんぐりハウス）。山小屋にあまり早く着いてもなんなので、始発は避け2本目。バスは空いていました。登山の人もちらほら。
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装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
ヘッドランプ
筆記用具
ガイド地図（ブック）
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
インナーシュラフ
着替え
|
|---|
感想
念願の蛭ヶ岳！ようやく行くことができました。もうだいぶ前からいろいろ計画を練っていたのですが。結局大倉ピストンと相成りました。まあ、これが一番王道かと思いまして。焼山方面からはこの時期まだヒルがいるのではないかと思ったこともあり、大倉ピストンにしました。
始発だと山小屋に着くのが早すぎるかなと思い、2本目のバスに乗車。平日なので、ほとんど地元の方かと思いきや、山の方もちらほらいらっしゃいました。7時31分ほとんど時刻通りに大倉バス停に着き、ストレッチやトイレを済ませ、例によって一番最後に出発。舗装路でお一方、観音茶屋手前で家族連れを追い越して登っていきます。大倉ルートはこれまで下りには何度も使ってきましたが、登りは初めて。時間も結構あるし、「ゆっくり」と言い聞かせながら登りますが、どうしても少し速めになります。見晴らし茶屋手前、大観峰との分岐の休憩所のところでお若い男性のパーティーを追い抜き、私は見晴茶屋で一息ついていたところ、その方たちが追い付いていらっしゃいました。眺望に感激していらっしゃり、この後天気が良くなればいいなと思いましたが、彼らが塔ノ岳山頂に着く頃はどうだったでしょうか？見晴茶屋先の急階段で彼らを追い抜き、駒止小屋までたどり着くと、しばらくは平坦な道となります。ただこの区間はクマ目撃情報があったとのことで、なるべく早く通り過ぎたく、速足で通り過ぎました。堀山の家まで来ると再び急階段。「ゆっくり」と自分に言い聞かせながら一歩一歩登っていきます。下りで利用したことがあるものの「こんなに急だったっけ？」と思いながら登っていき、堀山の家から40分ほどで花立山荘到着。こちらも営業は土日だけですので、先客は一組だけ、ひっそりとしています。ここから花立ノ頭までは登りですが、その後少しこの（塔ノ岳までの）コースに2回だけの下りがあります。ここを下って金冷やしまで行けば塔ノ岳まであと少し。最後は木道の階段を登って一つ目のゴールです。
塔ノ岳からの眺望はガスガスで何も見えず、それでも休憩と時間調整がてら少しゆっくりしてから、次の目的地、丹沢山に向かいます。ここは2度目の道。塔ノ岳からいったん急坂を下って日高に登り返します。塔ノ岳を出てすぐ、やや天候は回復し、青空が見え始めました。塔ノ岳から先は登山者がかなり減るので、平日のこの日すれ違いはあるのかと心配していましたが、何組かのハイカーと出会いました。日高からいったん下った竜の馬場休憩所でも先行のハイカーさんが、お昼を召し上がっていらっしゃいました。竜の馬場へいったん登ってから登り返し丹沢山到着。2回目の登頂です。時刻が11時半過ぎだったので、どうしようか迷った挙句、みやま山荘でカレーライスをいただいていくことにしました。実はこの日、お昼ご飯におにぎりを購入したものの、朝ごはんのことをすっかり忘れていて、地元の駅で1個、塔ノ岳山頂でもう1個のおにぎりを頂いてしまっていました。まあ、途中に山小屋があることは存じていましたので、そこで調達しようかなあと思っていたのも事実ですが。そんなこんなで、憧れの山小屋お昼「みやまカレー」をいただきました。思いのほかカレーとご飯が別々のおしゃれなやつで、大変おいしく頂きました。下山メシもいいですが、山小屋メシもなかなかのものです。
みやま山荘でカレーをいただいて元気100倍となった後は最後の蛭ヶ岳に向けて歩を進めます。丹沢山からの下りは激下り、一気に標高100mほどを下り、塔ノ岳よりも低いところまで下ります。「せっかく登ったのに」感がめっちゃありますが、仕方ありません。それでも、箒杉沢の頭まで登り返し、いったん少し下ってからさらに登り不動ノ峰休憩所の時点で丹沢山と同じくらいの標高にたどり着きます。この間激登りはなく、割と緩やかです。この後も細かい起伏を繰り返しますが、不動ノ峰のあたりから先行く道がくっきり見え、さらに鬼ヶ岩からは蛭ヶ岳山荘の屋根が見えてきます。気持ちの良い笹原を進み、鬼ヶ岩から約30分で蛭ヶ岳到着です。
蛭ヶ岳山荘はこの日宿泊者私を含めて2名。夕飯の後、小屋番さんを含めて3人でお話をさせていただきました。いろいろな貴重な話を伺え、とても楽しいひと時でした。今まで泊まった山小屋が、結構繁忙期だったので、「こういうのもいいなあ」と思いました。小屋からは夕日の沈む富士山や、素晴らしい関東平野の夜景など、小屋泊ならではの景色も見ることができ、来てよかったと心から思える瞬間でした。
2日目はピストンで帰ります。行きと行程は同じなので、詳細は省きますが、2日目は空模様が今一つすっきりしませんでした。朝から霧がかかり、時折雨が降ってきました。丹沢山の手前で少し強くなったので、レインウエアを着ようかどうか迷いましたが、丹沢山に着くころには小降りになっていたので、結局レインウエアは使いませんでした。さらに塔ノ岳に着いた時には雲の間からうっすら日が差し始めました。花立山荘で山荘の方に作っていただいたお弁当をいただき、再び元気100倍で下山していきます。平日だというのに結構な数の人とすれ違い、大倉尾根の人気がうかがえました。クマ目撃情報のあった区間も、おかげで安心して通れました。
蛭ヶ岳から5時間弱で下山し、ちょうど行こうと思っていたそば処「さか間」の開店時間が近かったので、開店時間まで待って入店しました。生ビールと日本酒、食べ物はてんぷらとおそばをいただき、三度元気100倍。渋沢に出てから小田急で鶴巻温泉へ移動し、「弘法の湯」へ。さらに本厚木へ移動し「肉の佐藤」で打ち上げと丹沢大山フリーパスを大活用しました。ようやく念願の蛭制覇。感慨ひとしおの山行となりました。
※ 代表写真、本当は夜景が一番感動しましたが、写真の腕が足りず、富士山夕景を代表としました。
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