紅葉の水晶岳へ(新穂高日帰りピストン)


- GPS
- 15:58
- 距離
- 52.1km
- 登り
- 3,799m
- 下り
- 3,802m
コースタイム
- 山行
- 13:38
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 15:58
天候 | 快晴! 午後は曇り時々晴れ。 稜線はガスが流れ込みました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前日23時過ぎの到着で、ラスト数台だったようでギリギリでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特別危険を感じるような箇所はありません。 全体によく整備された歩きやすい登山道です。 ・鷲羽岳の南斜面はザレ・浮石あり、下りで使う場合は通行注意です。 ・ワリモ岳周辺、水晶岳周辺は一部片側が切れ落ちている箇所があり注意です。 |
その他周辺情報 | 下山後に最寄りの温泉施設、ひがくの湯(日帰り入浴1,000円)で入浴しました。 |
写真
感想
9/27土曜日は新穂高から水晶岳へ。
前日夜出発し、新穂高には23時過ぎ頃着。
連休外したしそこまで混んではないかなと思いきや、無料駐車場はほぼ満車。
ラスト数台だったようで、空いている駐車場所を見つけ停める頃には、もう後続の車は入って来なくなりました。
この時期はまだ争奪戦が継続中。
もっと余裕持って出発しないとダメなようです。
眠気が無ければそのまま日付変わる頃に出発する予定でしたが、仕事疲れもあり眠かったので仮眠。
少しだけ寝るつもりが目が覚めたらAM2時!
完全に熟睡してしまったようで、急ぎ準備して出発します。
昨年は赤牛岳まで往復したので20時間近くかかりましたが、今回はもともと水晶までで折り返す予定だったので、まあ何とかなるかなと見積もります。
暗闇の小池新道を登り、鏡平を通過したあたりで次第に明るくなってきます。
日の出は弓折乗越を過ぎたあたりで迎えます。
周辺斜面の草紅葉に朝陽が差し込み、あたり一面は金色色に輝き、神々しい雰囲気に包まれます。
天気が良いことにほっとしつつ先へ進みます。
双六小屋を経由し、巻き道ルートへ。
0時出発なら大体いつもこの区間で日の出を迎えています。
巻き道ルートのウラジロナナカマドは黄色から赤く色づいており、青空と朝日があたると色映えします。
また、丸山〜三俣蓮華岳斜面の草紅葉はちょうど見頃。
ここは残雪、高山植物、紅葉と季節によってそれぞれ雄大な景色を楽しめます。
気温は涼しく、このあたりはまだまだ快適に進みます。
三俣山荘から鷲羽岳へは長い登り。
既に日は昇り高くなり暑さを感じますが、標高はぐいぐい上がり、周りの峰々の展望を楽しめるようになります。
鷲羽岳山頂は360度の展望。
特に山頂から見る槍ヶ岳と鷲羽池や水晶岳の展望は筆舌に尽くし難い内容です。
朝食のパンを食べながら展望を楽しみ、大休止しました。
鷲羽岳からは鞍部へ下り、その後ワリモ岳へ登り返し。
途中、片側が切れ落ちており、ロープ設置箇所もあります。
全体に危険箇所の少ない今回のルートですが、水晶小屋〜水晶岳間の区間と併せ、このあたりはコンディションによっては通過に注意する必要があります。
ワリモ北分岐からは水晶岳の全体像が目の前に迫り、その大きさを改めて実感します。
登山道は緩やかな稜線歩きとなり、次第に水晶小屋へと登り返します。
振り返ると中央に鷲羽岳、ワリモ岳。左には槍ヶ岳、右には笠ヶ岳や黒部五郎岳と名峰がずらり。
また、長く伸びる稜線が一望でき、毎回初めて訪れた時の感動を思い起こします。
北アルプスの雄大さを表すこの場所は、(もう二桁は来ていると思いますが)何度来ても飽きることなく、今回もまた同じ感動を覚えるのでした。
水晶小屋ではトレランの方が多く休憩されていました。
この時期で一日好天予報だったこともあってか、長く歩かれている登山者が多いように思いました。
小屋に荷物をデポし、空荷で水晶岳を往復します。
水晶岳山頂からは遠くこれまで見えることのなかった立山剱岳やその周辺の峰々、後立山連峰の峰々も望むことができます。
また、近くには昨年歩いた赤牛岳。
やっぱり遠いな〜、よく歩けたな〜というのが本心。
私の実力では過分な山行でした。
正直日帰りでまた行きたいとは思えないです・・。
次歩くとしたら宿泊の縦走かな。いつになるか分かりませんが・・。
山頂で360度の景色を楽しみ、小屋へ戻りザックを回収。
復路も往路同様に景色を楽しみながら気分爽快で歩きました。
前回は一番暑い時期でかつ赤牛岳を往復した後だったのでヘロヘロのバテバテでしたが、今回は涼しいうえに体力的にも余裕あったので、余力を残して下ることができました。
とは言え、スタートが遅かったこともあり、新穂高へ戻る頃にはすっかり真っ暗に。
何とかヘッドライトは使わずに済みましたが、この時期になると秋のつるべ落とし。夏に比べずいぶん日が短くなったことを実感します。
そういえば、もう10年以上前になりますが、初めて水晶岳を日帰りしたのもこの時期だったっけ。
あれこれ過去のことを思い起こしながら、今回歩いた余韻を感じながら、林道区間を走り降りたのでした。
やっぱり前週の北海道遠征含め疲れが溜まっていたのか強い眠気に襲われ、途中で仮眠を入れ、帰途に就きました。
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