苗場山


- GPS
- 07:09
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,262m
- 下り
- 1,263m
コースタイム
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 7:03
天候 | 晴れ時々曇り 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
和田小屋から上は沢状の登山道歩きで登り下りとも滑り易くて歩きにくい。スリップ注意。 |
写真
感想
登山口駐車場には4:22到着。真っ暗で何も見えないのでライトを点灯して準備する。外気温は10度ほど。風がないので耐えられるが、夏仕様のウェアでは結構寒く感じる。4:32に行動開始。駐車場近くにあるトイレに寄ってから歩き出す。祓川ルートを使う苗場山は10年以上間隔が空いたため、コースは記憶がほぼない。しかも真っ暗な時間にライトを点けて歩くので、どこを進むか今ひとつ分からない。最初はアスファルト道路を歩けば良かったが、確信がないまま進む。しばらく行くと和田小屋が見えたので正しいと安堵する。ここから先が本格的な登山道に入るが、やはりかなり大変だった。傾斜はそれほどきついとは思わないのだが、足場が大変悪い。ほとんど沢のようになっていて滑り易く、岩はどれも濡れていた。とても滑るのでゆっくり慎重に進む他ない。今日はローカットのシューズなので、水たまりに不用意に進むと浸水しそうだった。ペースはあまり気にせず安全第一で進む。初めの1時間弱はライトを使って歩いた。日の出がどんどん遅くなる。足場の悪い登山道が終わり、5:55頃下ノ芝のベンチで休憩。しっかり休みたかったが、ベンチが夜露で濡れていたため立ったままの休憩だった。この後足元の状況は多少改善するものの、滑り易い状況は終日変わらずだった。雨後のためなのか、常になのかは不明だが、以前来た時もこんな感じで湿っていて歩くのが大変だったので、大体いつもこんな感じなのだろうと思う。天気は晴れているものの、雲の動きが早くて晴れたり曇ったりしている。カンカン照りの晴れだと暑くて仕方ないが、今日は歩いて動いているとちょうどいい程度。止まって風が吹くと汗冷えすることもあった。つい先日までは登山中も暑くてたまらない日が続いていたが、一気に秋が来たようで驚いた。足元が滑りやすいことを除けば、比較的涼しく快適に進める。小松原の分岐を過ぎ神楽ヶ峰までくると、それまでかかっていたガスが取れてきた。日差しで暑くなるかと思ったが、案外弱々しくて暑さを感じるまでには至らなかった。ガスが取れ展望が得られるようになりテンションが上がる。一旦大きく下ってから山頂へ向けて登り返す。苗場山の堂々とした山容が見え、更にテンションが上がる。ただ場所によっては冷たい風が吹いて寒いくらいのため、休憩場所を選ぶ必要があった。山頂へ向けての急な登りは楽ではないが、ここをこなせば楽園が待っていると思い気持ちで登る。8:11に山頂台地の末端に到達。展望最高。9月の苗場山は初だが、既に草原は紅葉が始まっていて、池塘の水と一部の草の緑が印象的だった。ここから山頂標までは写真を撮りつつの歩みとなった。久々の苗場山だったためか、非常にきれいなところに感じた。山頂標には8:21に到着。出発から4時間近くかかったが、休憩は最小限。足場の悪い登山道が続くので、安全第一、転倒やスリップしないで登ってくれば問題なしだった。山頂の写真を撮ったら小屋近くの展望台へ向かう。海は見えたが、アルプスはガスが濃くて見えず残念。小屋から先に進み池塘を見に行く。遠くまで行きたいところだが、あまり遠くまで行くと帰りが大変だし、今日は早めに帰らねばならないため、適当なところで引き上げる。少し戻りベンチのあるところで座って大休止。風が冷たく、座って休んでいると体が冷える思いだった。痩せ我慢しないでレインジャケットを着ればよかったかもしれない。休憩ですっかり体が冷え、手の先はかじかむほどだった。休憩は寒くて大変だったが、山頂では誰とも会わず、ずっと貸切だったのでそれは大変良かった。飛び石連休の平日のためかもしれない。
休憩後は来た道を戻る。寒いので歩いて体を温めたかったが、風が冷たくて敵わず。最後末端まで来たら台地を振り返って下山開始。また天気の良い時にこよう。下山も楽ではない。登りよりも神経を使う箇所が多くて大変だった。山頂からは一旦下ったら神楽ヶ峰へ向けての登り返し。ここまでくると山頂付近で感じた寒さはもはやなく、反対に登りで汗をかくほどだったが、今日に限っては暑くて汗だくになることは皆無だった。もう今年も秋になり、汗だくで登山することもないのかもしれない。神楽ヶ峰までくればあとは下りのみ。普通の登山道なら下りになれば気持ち的には楽だが、今日はこの後足元極悪の登山道が待っているので気が重い。登りが大丈夫でも下りで転んだり滑ったりする可能性もあるので、とにかく慎重に進む。下山を開始して以降多くの登りのハイカーとすれ違う。山頂では誰も見かけなかったが、さすがに下りでは多くの人を見かけることとなった。天気もまずまずなので、この山に誰も登らない訳がない。時折スライドする登山者を待ちながら下山する。足元が悪いので、まずは己の安全確保が第一だった。とはいえ早朝の登りの時間よりも気温が上がり日照もあったので、場所によっては乾燥して歩きやすいところもあった。朝と同じ状態であればかなり緊張して進まざるを得なかっただろう。いくつかベンチを過ぎ、最後のベンチから下は核心部とも言える区間。水たまり、ツルツルの岩などのオンパレード。とにかく尻餅つかぬように進む。最後樹林の向こうに和田小屋が見えた時は無事下山と思え大変気持ちが楽になった。11:23登山口到着。水場や靴の洗い場があったので、ありがたく使わせてもらう。ここから先は安全圏。下りのアスファルトは少しジョグして進み11:37に駐車場到着。往復で結局7時間以上かかった。足元がもう少し良ければ時短も可能だったと思うが、今日のコンディションであれば時間は二の次、安全下山が第一だったので、二人とも転倒などなく下山できて良かった。
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