ラニヘッドトレイルを登る。日曜日の日の出山と御岳山。


- GPS
- 03:37
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 885m
- 下り
- 299m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
雨。
9月になり何となく空気も秋めいて来た。そして週末となると、スッキリしないお天気のサイクルに入ってしまい、すっかり高い山が遠くなってしまった。
日曜日はそんなに負担もなく、軽く歩けて、早く帰って来れる所が良いのだけど、そんな条件だと、かなり選択肢が狭まってしまう。何とかルートを捻り出す。
昨年の1月に武蔵五日市から、ためぐそ山とういうすごい名前の山を経由して、そこからずっと尾根を縦走して日の出山へ向かい、高峰山方向へ、そしてラニヘッドトレイルを下って御嶽駅へ下山したルートがあった。急な下りだった事が思い出された。
今回はそのラニヘッドトレイルを登りに使ってみることにした。久しぶりの奥多摩である。
初秋の香り。
すっかり日は短くなっていて、始発の時間はまだ真っ暗だった。それでも地上を走る様になる頃には、雲の切れ間から青空が少し顔を出していた。
こっくりこっくりと船を漕いでいたら青梅駅に着いていた。青梅駅での乗り換えではホームが濡れていて、たった今、雨が上がったような感じだった。
御嶽駅に降りる。雨上がりだからか、もう秋の入り口か、そよぐ風は少し冷たくて気持ちが良い。御岳山の上空は雲が掛かっては過ぎていった。
橋を越えて多摩川を渡る。そしてちょちょちょと行けば、さりげなく看板が出ている。Run&Beer。うん、Hike&Beerだけど、気は合いそう。
トレイルヘッド。
獣避けの扉を開いて、お邪魔します。
久しぶりの奥多摩界隈、すっかり忘れていた。奥多摩は遠慮のない急登が、いきなり始まる。ラニヘッドトレイルとは天頂への道みたいな、可愛らしい名前が名付けられていて、優しく天頂へ導いて、、
小刻みに九十九折られてはいるものの、ほぼ直登そのものである。仰ぎ見るような勾配は全然可愛くない。
そういえば前の下りもなかなかだった。今回はあえて登りに持ってきた。今日のトレーニング時間は短い。
あの看板に会いに。
汗だくになって登り切ったら、例の可愛らしい看板のところに出た。高峰山との半分くらい。
まだ手を緩めてくれない。少しだけ休憩ゾーンがあったかと思えばまた、高峰山へ向けて急登が始まる。奥多摩だ。
何度も思うけど、奥多摩の山々は初心者向けではけっして無いと思う。アクセスが良いから初心者向けと言っているだけでは無いだろうかと、いつも思う。
上からトレランさんが下ってきて通りすがりに、ここキツいっすよね!と、ハイ、キツいっす。
地を這うような登り(大袈裟)を小一時間。ようやく高峰山山頂に到着。
このルートはあまり歩かれないのかな。結局すれ違ったのは先ほどのトレランさん1人だった。
ひと気が出てきた。
少し休憩していると、後ろから登ってきた人がいた。あ、変な好きものでなくて良かった。普通のルートだ。
次は日の出山を目指して右へ舵を切る。
ようやく長閑な尾根歩き。そうそう、日曜日はこうでなくちゃ。そよぐ風で木漏れ日が揺れて、差し込む光がキラキラと登山道を照らしていてる。一言に言って、爽やかである。汗だくだけど。
日の出山で休憩。
石積みが見えて、日の出山山頂に出た。全然混んでいなくて、広々と、好きな場所やベンチを自由に選べた。
ベンチの一角をお借りして、持ち上がったパンを頬張った。外ごはん効果で、ただのパンも美味しい。
風は少し冷たくて、濡れたTシャツが少しだけ乾きそう。ベンチを立つと、少しだけお尻の痕がついていた。
また、御岳山の参道のお茶屋さんで、お蕎麦とビールを頂こうと思っていたので、休憩はサクッと済ませる。
Hike & Beer。
日の出山から御岳山への道のりは、長閑な散歩道。素晴らしい。日曜日のハイキングはこうでなくっちゃ。ここまで来ると、人の往来が増えて、とばかりに、のんびりと歩く。
11時前にお茶屋さんの参道へ出た。喉が渇いた。もうそのままいつものお茶屋さんへ吸い込まれる。店内は窓もなく見晴らしはないけど、初めて御岳山へ来た時からずっとこのお茶屋さん。となり向かいには大きな窓もあり、眺望を売りにしているお茶屋さんもあるけど、なぜかずっとここである。何となく、ほっこりするからかも知れない。
御岳だけど日の出そば。
時間が早かったためか、まだ全然お客さんは居らず、自由に座れた。王選手との記念写真の横に座った。沢山の記念写真が展示してあった。
ここのお茶屋さんは、お通しで3種の佃煮をおつまみに出してくれる。ビールを頼むとさらに2種類のおつまみが付いて、計5種類楽しめて、帰りにお土産としても買って帰る事ができる。
日の出そばは、山菜にとろろ、そして卵が落としてあり、薬味ネギと七味唐辛子をパラっとかけて完成。
汗で塩気の抜けた身体に沁みる、塩っぽいお出汁と、ビールが吸い込まれていく。美味しい。
帰りはそのまま。
もう下山である。さっさとケーブルカーの駅へ向かって、さっさと下って、直ぐにバスに乗り込んで御嶽駅で電車に乗り換え、15時までには家に着いた。
最後に。
ここのところ週末となると天候不順。遠くへ行けない悶々もいよいよ溜まりつつあります。夏山が終わってしまう焦りもありますが、無理を押して荒天時に山にいるのはやっぱり危険。
全く休んでしまうとそれはそれで体力も落ちてしまいます。まぁ日曜日の山歩きはこんなもんにしといたろか、という感じの山歩きでした。
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