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Yamareco

記録ID: 8573525
全員に公開
沢登り
蔵王・面白山・船形山

20250817 船形連峰 横川

2025年08月17日(日) [日帰り]
 - 拍手
mmdaichi その他3人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
13:59
距離
21.8km
登り
1,804m
下り
1,800m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
13:42
休憩
0:18
合計
14:00
距離 21.8km 登り 1,804m 下り 1,800m
過去天気図(気象庁) 2025年08月の天気図
アクセス
矢櫃橋
2025年08月17日 07:29撮影 by  KYV41, KYOCERA
1
8/17 7:29
矢櫃橋
入渓
2025年08月17日 07:43撮影 by  KYV41, KYOCERA
1
8/17 7:43
入渓
矢櫃滝。下段、上段ともに左水線を直登。いずれもフォローで登らせてもらった。上段は水流強く、ほぼゴボウ
2025年08月17日 08:42撮影 by  KYV41, KYOCERA
1
8/17 8:42
矢櫃滝。下段、上段ともに左水線を直登。いずれもフォローで登らせてもらった。上段は水流強く、ほぼゴボウ
釜伏の滝。左からアプローチ、滝前を少し泳いで右壁に取りつく。クリフハンガー、アブミを使用
2025年08月17日 10:35撮影 by  KYV41, KYOCERA
8/17 10:35
釜伏の滝。左からアプローチ、滝前を少し泳いで右壁に取りつく。クリフハンガー、アブミを使用
横川大滝。水流右のルンゼを見上げる
2025年08月17日 14:36撮影 by  KYV41, KYOCERA
8/17 14:36
横川大滝。水流右のルンゼを見上げる
振り返る。写真では見えないが、前衛6mは右ルンゼに堆積物があり、簡単に登れた
2025年08月17日 14:36撮影 by  KYV41, KYOCERA
1
8/17 14:36
振り返る。写真では見えないが、前衛6mは右ルンゼに堆積物があり、簡単に登れた
水流右のルンゼのさらに右側を、灌木を頼りに登る。フォローで登らせてもらったが、ロープを掴みながらでもかなり悪かった
2025年08月17日 14:37撮影 by  KYV41, KYOCERA
8/17 14:37
水流右のルンゼのさらに右側を、灌木を頼りに登る。フォローで登らせてもらったが、ロープを掴みながらでもかなり悪かった
高巻きの途中、来し方を振り返る
2025年08月17日 15:21撮影 by  KYV41, KYOCERA
1
8/17 15:21
高巻きの途中、来し方を振り返る
本流を忠実に詰め、三叉路
2025年08月17日 17:10撮影 by  KYV41, KYOCERA
8/17 17:10
本流を忠実に詰め、三叉路
日没、ヘッデン下山となる
2025年08月17日 18:01撮影 by  KYV41, KYOCERA
8/17 18:01
日没、ヘッデン下山となる
撮影機器:

感想

<日 程> 令和7年8月17日(日)(天候:晴れ)
<山 名> 船形連峰 横川
<目 的> 沢登り
<メンバ> mmdaichi、佐○、たか、neur
<コースタイム>
05:00 定義林道駐車場→ 05:59 横川林道終点→ 06:56 横川コース登山口
→ 07:29 矢櫃沢(入渓) 07:42→ 07:50 堰堤→ 08:42 矢櫃滝 10:15→ 10:34 釜伏の滝 12:25→ 14:20 横川大滝 15:50→ 17:10 登山道→ 18:10 後白髪山頂→ 18:22 後白髭・横川コース分岐→ 19:59 横川林道終点→ 20:50 定義林道駐車場
<概 要>
 宮城最難といわれる横川にチャレンジしてきた。個人的に登りたかった釜伏の滝も、時間はかかったが登ることができ、満足いく山行となった。
 遡行経験豊かな佐○さんご指導のもと、たかさん、neurさんの経験豊かなメンバーにも参加いただき、数ある難所も、不安なく突破することができた。
 また、阿吽の呼吸というか、個々の能力だけではなく、パーティーとしての経験の重要性にあらためて気が付かされた。
<報 告>
 定義林道は通行止めとなっており、入渓地点までの経路となる定義林道、横川林道や、下山路となる後白髪山の横川コースなどの路面状況がわからなかったので、事前に偵察を行った。
 入渓は矢櫃橋から。すぐの堰提は、右側にトラロープが下がっているがボロい。切れると結構な高さから落ちるので、慎重に登った。フォローにはあらためてロープを出す。
 ゴルジュっぽい地形をへつったり、突っ張ったりしながら進んでいくと、矢櫃滝が現れる。
 一段目は、neurさんがリード。水線左を、支点をとりながら、安定して落ち口まで登っていった。途中、カラビナごとハーケンを落としてしまったので、終了点はペッカーで仮構築、セカンドのたかさんがハーケンを回収して、構築し直してくれた。私は三番目に登らせてもらう。釜まで上がると、右側にしっかりした残置ハーケンも残されていた。
 二段目は、佐○さんリード。釜左側からへつり&泳ぎで水流左に取りつく。水流が強く、一度、釜に落とされるも、二度目のチャレンジで抜けた。セカンドで登ってみると、落ち口の左側に大岩があり、その下に人ひとり入れる穴があって、そこがビレイポイントになっていた。肩がらみでセカンド以降を引き上げていただく。私は省エネで、ロープを掴んでゴボウで登った。過去の山行記録と比較すると、この矢櫃滝の処理に、少々、時間がかかったようだ。
 釜伏の滝は、私、mmdaichiリード。釜左側から腰まで水に浸かってアプローチ、滝前を泳いで右壁に取りつく。事前にセットしておいたクリフハンガーとスリングで、あっさりと離陸。スタンスを確保して、ブレードハーケンを打つが、岩がぼろく、なかなか決まらない。やや時間をかけて二箇所打ち、それぞれアブミをかけて、足場にする。
 中段は、右壁には手がかりとなるホールド、ポケットがそれなりにあるが、水流のある左側は立っており、少ない足場もヌメっている。クリフハンガーとデイジーチェーンを使ってレストしながら、ハーケンの打つ場所とホールドを見極める。軟鉄ハーケンは岩と喧嘩せず、よく決まった。途中、クリフハンガーとスリングを1セットを落としてしまったが、予備があり、事なきを得る。
 上段は水流付近の傾斜が緩むので、最後は左足を水流中に突っ込み、フリクションを効かせて落ち口に抜けることができた。
 まわり滝群は、特に難しいところはなし。一か所だけ、二段の滝の二段目、ぼろい右壁を超えるのに、念のためロープを出した。
 横川大滝の前衛滝も、mmdaichiリード。右のルンゼ状に堆積物があり、容易に登れた。
 横川大滝は、たかさんリード。通常は、右側のルンゼから巻かれているようだが、ルンゼの更に右にある草付きにルートを取った。セカンドで登らせてもらうと、逆層の岩に土が乗った状態で、岩や石を落としながらのリードもさもありなんと納得だった。ビレイポイントの付近がちょうど、落下ルートになってしまっており、ビレイヤー、フォローは待っている間も、気が抜けなかった。
 まばらに灌木はあるものの、足元がザレザレで、腕力勝負。かなり上部の傾斜の緩い灌木帯に逃げ込むまで、非常に緊張させられた。
 横川大滝を超えると、源頭を忠実に詰め、登山道、三叉路を経て、午後6時過ぎ、ようやく後白髪山の山頂に立つことができた。ここまで疲れもあってペースがあがらず。
 記念撮影後、途中から完全にヘッデン下山となり、沢を横切るところでロストしてウロウロしたりしつつも、最終連絡時刻の午後8時前には、無事、横川林道終点に辿り着くことができた。

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