荒川小屋-聖岳 ピストン


- GPS
- 10:49
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 2,459m
- 下り
- 2,623m
コースタイム
- 山行
- 8:57
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 10:49
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス | 荒川小屋から直行直帰 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に迷うところや危険地帯はありませんでした。 |
その他周辺情報 | 小兎岳の水場は、冷たくて美味しかったですが水量が少ない上に掛樋などはない自然水場ですのでソフトフラスクでないと汲むのは難しいと思います。 |
写真
装備
個人装備 |
防寒着
雨具
行動食
飲料
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
保険証
携帯
時計
|
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感想
急遽取得できた連休を利用して一泊二日で聖岳へ足を伸ばしました。
荒川小屋ー百間洞
夜明け前に小屋を出発。あわよくば日の出が見られればと思っていましたがタッチの差で間に合わず。小赤石の肩に着いた時は太陽が上がった直後でした。でも天気は上々、視界も上々。良い気分で赤石岳、百間平を通過して百間洞山の家へ。
百間洞ー中盛丸山
ここから先は初見です。大沢岳への直登の登りは急ですがグイグイ高度を上げていく爽快感があります。頂上からは360度の展望。ペロンとしていて趣に欠ける中盛丸山や兎岳の頂上よりは頂上らしい頂上と感じました。
次に向かう中盛丸山はその名のとおり丸い山容。テクテク登ります。頂上からの眺めは良好。ただ大沢岳からの眺めと大差はありません。
中盛丸山ー兎岳
中盛丸山からの下りは急です。加えて降り切ってから振り返ると中盛丸山の名前からは程遠い尖った山容。中盛丸山は裏表のある山ですね。
中盛丸山と小兎岳の間のコルはやや複雑な地形ですが、ルートははっきりしていて、あまり苦労なく小兎岳に到着。ここまでくると聖岳がかなり大きく見えるもののまだ遠い感じです。次の兎岳までの尾根道はこの辺りとしてはなだらかな道です。
兎岳は写真のとおり縦の複数の割れ目が印象的ですが登山道自体はこれまでと同じくガレ混じりの斜面をジグザグの道で登ってゆきます。兎岳頂上も中盛丸山や小兎岳と同じような雰囲気ですが、西方にハイマツの尾根が伸びていてその先端に三角点があります。
兎岳ー聖岳
兎岳頂上直下にある避難小屋は荒廃していてよっぽどでないとここに泊まる気にはなれない代物です。なおすぐ前にはテントが張れるスペースがありますので緊急避難場所としては使えるでしょう。
いよいよ次は聖岳ですが兎聖間の鞍部は意外と長くて深く、なかなか聖岳には取り付けない感じです。
赤色チャート露岩帯(岩が真っ赤なのですぐわかります)にはいるといよいよラスボスへの登りですが、チャート帯を登り過ぎて行き詰まるコースミスしました。チャート帯に取りついたら程なく左手にトラバース道がありますので見落とされませんように。
標高差400mの登りに入ると緩急はあるものの意外としっかりした道がついています。何度かニセピークに騙されましたが、焦らず急がず登っていくと意外とあっさり頂上に到着しました。
聖岳
頂上からはこれまで見たことのなかった聖平や上河内岳、茶臼岳が眼下に。あのたおやかな尾根の縦走路はいつか行きたいですね。
そのほかの眺めは・・・・ここまでずっと眺望に恵まれていましたので既視感が・・・・。もちろん北方には赤石岳がドンと立っていますがこれまで近くからずっと眺めていましたので特に感慨はなしです。
帰り
聖岳にさよならしてドンドン降って兎岳を通過。往路にパスした子兎の水場に立ち寄ることにします。3分ほど降ると道に水が滲み出しています。これなら水場は枯れていないだろうとさらに6分降ると本当の水場に到着。水量は少ないですが冷たくて美味しい水でした。
縦走路に戻って中盛丸山の登りは疲労が溜まっていることに加えて最後のピークということで緊張感が切れてしまってなかなか辛いものがありました。この先百間洞へは大沢岳をパスするトラバース道を選びましたが、意外と勾配がきつくて疲れた体には楽ではない道です。
ようやく山の家が見えてヤレヤレと思った途端、黒い影が。中サイズのクマでしたがやっぱり怖い。一向に私に気づいてくれないのでちょっと声を出すとようやく気づいてくれて斜面を上の方に登って去ってくれました。山の家のスタッフによるとしばしば小屋の周辺で目撃されているとのこと。
今夜は百間洞泊まり。GPSログもここまでです。
ゆっくり休んで、翌朝、ハイキング気分で赤石岳を越えて荒川小屋へ戻りました。
聖岳へのピストンはペースは順調でしたが環境はやや単調。心身ともにハードでした。樹林帯を進む先週の小河内岳ピストンの方が楽しかったかも。
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