百高山への難関越え⛰鋸岳


- GPS
- 13:04
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 2,108m
- 下り
- 1,898m
コースタイム
- 山行
- 11:41
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 13:48
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
手前の路肩に駐車する事になります ゲートから6.2kmまではチャリを持参 今回、同行者は徒歩でしたが 徒歩とチャリでは山行時間に1時間半の差が出ました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道9.2kmを歩きます。 ただ、7kmを越えると途中崩壊地を3箇所通過するのですが、河原から林道へ戻る場所をうっかり通り過ぎる場所があります 一部、地図もアテにならない場所もあり、林道からルートファインディング能力が試されます。 岩場は地盤がもろく、落石も多い ヘルメットは必須 |
その他周辺情報 | 道の駅にある温泉 JAF割で100円引き |
写真
まるで刃のように鋭く、そして堂々とそびえる岩稜の姿に、畏怖と興奮が同時に込み上げてくる。
ここまでの道のりの疲れが吹き飛ぶほどの圧倒的な存在感。
これからあの頂を目指すのか、それともあそこを越えてきたのか——どちらであれ、この景色が刻む記憶は一生ものだと思った。
陽に照らされた岩肌と、それを包むように広がる新緑のコントラストがまた美しくて、
険しさの中にある静かな生命の息吹を感じた。
山は、厳しさと美しさを兼ね備えた、やっぱりとてつもない存在だ。
目の前に広がるのは、努力でしか辿り着けない絶景。息を切らして登った稜線の先、ついにたどり着いた鋸岳の山頂。ガスの切れ間からは深い谷と幾重にも連なる南アルプスの峰々が顔を出し、まるで「おかえり」とでも言ってくれているようだった。
ゴツゴツした岩稜を慎重に越え、体力だけでなく気力までも試されるルート。そのすべてを乗り越えて立つこの場所は、まさに別格の景色が待っていた。振り返ると、自分が歩んできた稜線が一本の道のように続いていて、「ここまで来たんだ」と胸が熱くなった。
簡単には来れないからこそ、ここに立つ意味がある。
この山頂の風、空の青、そして地にしっかりと立つこの感覚を、きっとずっと忘れない。
感想
今年もまた百高山シリーズがやって来ました。
第一弾は鋸岳⛰
二百名山でもあり、山梨四天王の1つでもあり、日本百高山の難関でもある。
今回はルートは長く、標高差も大きい。そして何より、核心部では岩歩きをある程度経験している慣れも必要。そんな厳しい山に挑むにあたって、今回は迷わずメンバーを厳選しました。
鋸岳――この山を前にして、安易な気持ちでは挑めないことはよく分かっていた。
ルートは長く、標高差も大きい。そして何より、核心部では一歩のミスが命取りになる。そんな厳しい山に挑むにあたって、私は迷わずメンバーを厳選した。
黒戸尾根を踏破し、槍ヶ岳を日帰りで走破した実績をもつ、2人。
体力も精神力も折り紙つきのふたりなら、このロングコースを必ず乗り越えてくれる。むしろこのふたりとでなければ、この鋸岳の刃の上を歩く資格はないとさえ思えた。
“信頼”――それは技術や体力だけでなく、言葉を交わさなくても伝わるものだ。
息を切らしながらも、淡々と歩を進める姿。ルートファインディングの場面で一瞬交わす視線。余計な言葉などいらない。山に向き合うその姿勢を、私は心から信じていた。
私自身も2週間前に皇海山を踏破し、ある程度自信を持って挑んだつもりであったが、今回も甘かった。
長〜い林道歩きを今回も最強の武器である自転車を使って攻略しようとしたのだが、傾斜もあり無理してペダルを漕ぐと太ももに負担が掛かってしまうので、行きはほとんど自転車を引きずって押すも傾斜もキツくて、徒歩の登山者にも抜かれてしまう💧。
さらに、その先林道は何度も崩れている箇所があり、河原に降りて進みます。ただし、林道へ戻る事を忘れ河原を進みすぎると、ガレガレの崖を登り余計に体力を使います。いきなりここで、ルートファインディング能力が試されます。
赤い屋根の小屋を通り過ぎ、ガレ場を抜け富士川水源を越えるとここからが本格的な登山道
登山道はハッキリ言って急登しかありません💦
これを一気に1000m以上登っていきます。
横岳峠まで着いてやれやれではなく、そこからさらにキツい登りになり体力を持っていかれます。
2600mのピークに着くと、今度は岩稜帯に突入します。ここはロープや鎖は頂上まで無く、ハイマツや岩を掴みながらの登下降になります。さらにザレた砂地に岩が乗ってるだけのところも多く、一歩間違えば落石や浮石でバランスを崩します💧
何度もの試練を乗り越えた先に着いた山頂はなんだか感慨深いものがあった。
特に山頂から見えた甲斐駒はのこ方角から見ると、またなんだか違って新鮮に見え、仙丈ヶ岳も今まで見た中では一番近くに見えたかな。
そして、ピストンなので、同じ道を下ります。
最初は岩稜帯のアップダウンだけど、その先の下りは急な分まーまー早い💨
さらに林道では秘密兵器の自転車がここで役に立ちました💨
ここは電動だとさらに活躍します
長い林道ではこれがマストアイテムです
今月2回目の14時間越えの荒涼地の山行…
これはここでしか見ない達成感、充実感が満載です✨
夏山前のトレーニングに多少はなったかな
正直もういいって気もしますけど…💧
次は山頂で、ゆっくりと日の出を見たいかな🌄
コメント
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ソロだったので、勇気づけられました。
長い行程お疲れさまでした。
鋸岳ピストン大変だったですね。
無事降りることができて良かったです。
良かったらフォローさせてください。
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