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Yamareco

記録ID: 8220066
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大峰山脈

古の修験道 大峯奥駈道 逆峯で八経ヶ岳まで

2025年05月26日(月) 〜 2025年05月29日(木)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
25:48
距離
50.3km
登り
3,728m
下り
3,308m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:01
休憩
1:13
合計
8:14
距離 18.4km 登り 1,915m 下り 627m
6:47
15
7:02
9
7:11
5
7:16
12
7:51
7:54
2
7:56
7:57
10
8:07
8:08
9
8:17
8:18
9
8:27
8:37
14
8:51
21
9:12
56
10:08
8
10:16
10:27
10
10:37
26
11:03
13
11:16
11:30
56
12:26
12:31
33
13:04
13:31
24
13:55
22
14:17
44
15:01
2日目
山行
5:47
休憩
0:59
合計
6:46
距離 11.2km 登り 836m 下り 892m
4:36
11
4:47
4:48
4
4:52
4:57
16
5:13
5:14
11
5:25
10
5:35
7
5:42
5:47
15
6:02
8
6:10
15
6:25
6:45
40
7:25
7:26
8
7:34
7:35
31
8:06
8:12
18
8:30
8:31
10
8:41
8:50
5
8:55
17
9:16
9:17
5
9:29
9:34
10
9:44
22
10:06
10:07
2
10:55
10
11:05
11:06
7
11:13
9
3日目
山行
5:32
休憩
1:26
合計
6:58
距離 11.2km 登り 836m 下り 657m
6:04
3
6:07
6:08
32
6:40
17
6:57
8
7:05
7:13
3
7:16
7:17
17
7:34
24
7:58
16
8:14
21
8:35
8:44
55
9:39
9:46
5
9:51
9:52
2
9:54
10:49
14
11:03
20
11:23
11:26
40
12:06
23
12:29
13
12:42
12:43
19
4日目
山行
3:21
休憩
0:05
合計
3:26
距離 9.5km 登り 141m 下り 1,131m
6:13
17
6:30
19
6:49
22
7:29
7:30
15
7:45
7:48
39
8:27
8:28
21
8:49
50
9:39
0
9:39
ゴール地点
天候 26日:曇り、27日:霧雨、28日:晴れのち曇り、29日:曇り
過去天気図(気象庁) 2025年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
入山:車を近鉄当麻寺駅近くの駐車場に預けて近鉄吉野駅からスタート
下山:天川河合で下山、奈良交通バスで下市口駅へ出て近鉄に乗換
※下山後のバス便は本数が少ないので事前に時刻表チェック必須です
コース状況/
危険箇所等
大峯奥駈道としてポイントになる分岐などには標識などが整備されていますが、所々でピンクテープがなかなか見つからない箇所などもあるので、注意が必要です。
登山道というよりも修験道なので、心を削られるようなアップダウンの連続やクサリやロープ、段差が大きくて一歩一歩慎重に進まざるを得ない階段などで時間を要する箇所もあります(特に普賢岳〜行者還避難小屋間など)。
弥山や八経ヶ岳の周辺は一般登山客が日帰りピストンで歩く人気コースのため、修験道ではなく一般登山道な感じ、登山客も多く歩いています。
奥駈道を離れて天川川合に降りるルートは歩きやすく整備されていますが、そのルートから派生する他の下山ルート等は分岐点などに標識などが無く、踏み跡も薄いためルートファインディングや現在地把握などの技量が必要でしょう(歩いたことないルートのソロ行動は危険に思える)。

今回はテント持参で歩きましたが、2泊目と3泊目は立派でキレイなログハウス風の避難小屋を利用できたので、人の少ない平日で計画するなら、いざのためのツェルト持参で避難小屋泊で行程を組んで軽量化する手もあるなと感じました。
始発で吉野駅へ
平日なので乗客は私を含めて2人だけ(奥駈道へ行く人では無かった)
2025年05月26日 06:37撮影 by  iPhone 15, Apple
5/26 6:37
始発で吉野駅へ
平日なので乗客は私を含めて2人だけ(奥駈道へ行く人では無かった)
銅の鳥居だったかな?
金峯神社までは吉野の社寺を巡る舗装された参詣道が続きます
2025年05月26日 07:06撮影 by  iPhone 15, Apple
5/26 7:06
銅の鳥居だったかな?
金峯神社までは吉野の社寺を巡る舗装された参詣道が続きます
こっちへ行くと蔵王堂
2025年05月26日 07:13撮影 by  iPhone 15, Apple
5/26 7:13
こっちへ行くと蔵王堂
ここを右(大峯山上道)に
2025年05月26日 07:20撮影 by  iPhone 15, Apple
5/26 7:20
ここを右(大峯山上道)に
吉野水分神社
2025年05月26日 07:56撮影 by  iPhone 15, Apple
5/26 7:56
吉野水分神社
金峯神社の修行門
2025年05月26日 08:18撮影 by  iPhone 15, Apple
5/26 8:18
金峯神社の修行門
金峯神社 ここで舗装路は終わって、いよいよ修験の道へ
2025年05月26日 08:24撮影 by  iPhone 15, Apple
5/26 8:24
金峯神社 ここで舗装路は終わって、いよいよ修験の道へ
旧女人結界の碑
2025年05月26日 08:49撮影 by  iPhone 15, Apple
5/26 8:49
旧女人結界の碑
だだっ広い四寸岩山頂
2025年05月26日 10:16撮影 by  iPhone 15, Apple
5/26 10:16
だだっ広い四寸岩山頂
山頂のすぐ脇からは南西方面に視界が開けてました
(このエリアは初めてのため見えてる山が何かサッパリ判らず)
2025年05月26日 10:16撮影 by  iPhone 15, Apple
5/26 10:16
山頂のすぐ脇からは南西方面に視界が開けてました
(このエリアは初めてのため見えてる山が何かサッパリ判らず)
足摺の宿は、奥駈道にある最初の避難小屋(小さい)
2025年05月26日 10:38撮影 by  iPhone 15, Apple
5/26 10:38
足摺の宿は、奥駈道にある最初の避難小屋(小さい)
大天井ヶ岳への登りの前にある二蔵宿小屋(避難小屋)
2025年05月26日 11:17撮影 by  iPhone 15, Apple
5/26 11:17
大天井ヶ岳への登りの前にある二蔵宿小屋(避難小屋)
二蔵宿小屋の先、道が3本に分岐していますが、真ん中の巻き道は使わずに右の登る道で大天井ヶ岳へ行くこととの注意書きが金峯神社脇の東屋に貼ってあったので右の登りへ
(左は水場への道らしい)
2025年05月26日 11:29撮影 by  iPhone 15, Apple
5/26 11:29
二蔵宿小屋の先、道が3本に分岐していますが、真ん中の巻き道は使わずに右の登る道で大天井ヶ岳へ行くこととの注意書きが金峯神社脇の東屋に貼ってあったので右の登りへ
(左は水場への道らしい)
大天井ヶ岳を越えて下りてきたところ(五番関)にある女人結界門、これをくぐって進みます
2025年05月26日 13:03撮影 by  iPhone 15, Apple
5/26 13:03
大天井ヶ岳を越えて下りてきたところ(五番関)にある女人結界門、これをくぐって進みます
門の脇に注意書きがあります
(この看板とは別に、こんな時代ではあるが古よりの修験の理として女人禁制を継続していることへのご理解をお願いしたい旨の丁寧な説明看板もありました)
2025年05月26日 13:04撮影 by  iPhone 15, Apple
5/26 13:04
門の脇に注意書きがあります
(この看板とは別に、こんな時代ではあるが古よりの修験の理として女人禁制を継続していることへのご理解をお願いしたい旨の丁寧な説明看板もありました)
洞辻茶屋に近づくと、樹間から山上ヶ岳が確認できました
2025年05月26日 14:57撮影 by  iPhone 15, Apple
5/26 14:57
洞辻茶屋に近づくと、樹間から山上ヶ岳が確認できました
初日はこの洞辻茶屋のところでテント泊(誰もいない寂しい宿泊)
(時間に余裕があったので小笹ノ宿避難小屋まで行くこともできたが初日なので無理せずにと判断)
夜通しずっと茶屋内の木札が風でカンカン鳴り響くのが修験者の行列音みたいで不気味でした
2025年05月26日 15:00撮影 by  iPhone 15, Apple
5/26 15:00
初日はこの洞辻茶屋のところでテント泊(誰もいない寂しい宿泊)
(時間に余裕があったので小笹ノ宿避難小屋まで行くこともできたが初日なので無理せずにと判断)
夜通しずっと茶屋内の木札が風でカンカン鳴り響くのが修験者の行列音みたいで不気味でした
不気味な夜を越えて、2日目スタート
朝からガスガスで展望の無い修験な一日となりました
2025年05月27日 04:38撮影 by  iPhone 15, Apple
5/27 4:38
不気味な夜を越えて、2日目スタート
朝からガスガスで展望の無い修験な一日となりました
松清茶屋のすぐ先に分岐案内
右ルートは階段地獄みたいなので左の古来からのルートを選択
2025年05月27日 04:50撮影 by  iPhone 15, Apple
5/27 4:50
松清茶屋のすぐ先に分岐案内
右ルートは階段地獄みたいなので左の古来からのルートを選択
大峯山寺への入口(等覚門)
2025年05月27日 05:17撮影 by  iPhone 15, Apple
5/27 5:17
大峯山寺への入口(等覚門)
見えてきた山上ヶ岳の山頂、ガスガスで展望期待薄ですね
2025年05月27日 05:39撮影 by  iPhone 15, Apple
5/27 5:39
見えてきた山上ヶ岳の山頂、ガスガスで展望期待薄ですね
ここはまだ山頂ではないので奥に進みます
2025年05月27日 05:41撮影 by  iPhone 15, Apple
5/27 5:41
ここはまだ山頂ではないので奥に進みます
山上ヶ岳の山頂
2025年05月27日 05:42撮影 by  iPhone 15, Apple
5/27 5:42
山上ヶ岳の山頂
山頂から下ってすぐに大峯山寺の本堂
朝早いのでまだ誰もいないし閉まったまま
2025年05月27日 05:45撮影 by  iPhone 15, Apple
5/27 5:45
山頂から下ってすぐに大峯山寺の本堂
朝早いのでまだ誰もいないし閉まったまま
小笹の宿(避難小屋) 周囲は幕営適地
このすぐ裏にある水場で2ℓ補充
2025年05月27日 06:41撮影 by  iPhone 15, Apple
5/27 6:41
小笹の宿(避難小屋) 周囲は幕営適地
このすぐ裏にある水場で2ℓ補充
女人結界門をくぐって、女人禁制の世界から出てきました
2025年05月27日 07:17撮影 by  iPhone 15, Apple
5/27 7:17
女人結界門をくぐって、女人禁制の世界から出てきました
ガスガスで展望が全然望めないぶん、キレイに咲いたシャクナゲがあちこちにあるのに癒されながら進みます
2025年05月27日 07:33撮影 by  iPhone 15, Apple
5/27 7:33
ガスガスで展望が全然望めないぶん、キレイに咲いたシャクナゲがあちこちにあるのに癒されながら進みます
大普賢岳山頂の脇を通過、ここから行者還避難小屋までが2日目の核心部でした(時折ヒヤリとするアップダウンの連続)
2025年05月27日 08:25撮影 by  iPhone 15, Apple
5/27 8:25
大普賢岳山頂の脇を通過、ここから行者還避難小屋までが2日目の核心部でした(時折ヒヤリとするアップダウンの連続)
なんとか七曜岳を通過(かなりのペースダウンです)
2025年05月27日 10:03撮影 by  iPhone 15, Apple
5/27 10:03
なんとか七曜岳を通過(かなりのペースダウンです)
気持ちを削られてヘロヘロになってるのを癒してくれるシロヤシオ(けっこう咲き誇ってたけど楽しめる余裕がなくなってました)
2025年05月27日 10:51撮影 by  iPhone 15, Apple
5/27 10:51
気持ちを削られてヘロヘロになってるのを癒してくれるシロヤシオ(けっこう咲き誇ってたけど楽しめる余裕がなくなってました)
装備も心もズブ濡れで行者還避難小屋に到着
到着した途端に本日の山行はここまでにして泊まることに即決でした(まだ昼前なのに)
とてもキレイで広い避難小屋、水以外は◎の素晴らしい宿でした(小笹で水を汲んでて良かった)
携帯電波もバリバリで翌日以降の計画再編の情報収集もはかどりました
2025年05月27日 11:22撮影 by  iPhone 15, Apple
5/27 11:22
装備も心もズブ濡れで行者還避難小屋に到着
到着した途端に本日の山行はここまでにして泊まることに即決でした(まだ昼前なのに)
とてもキレイで広い避難小屋、水以外は◎の素晴らしい宿でした(小笹で水を汲んでて良かった)
携帯電波もバリバリで翌日以降の計画再編の情報収集もはかどりました
3日目、前日に検討した再編計画では弥山と八経ヶ岳に登って狼平避難小屋までの短い行程、天気も回復したので気持ちに余裕が戻ってきました
2025年05月28日 04:51撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 4:51
3日目、前日に検討した再編計画では弥山と八経ヶ岳に登って狼平避難小屋までの短い行程、天気も回復したので気持ちに余裕が戻ってきました
夜明けで東の空が染まります(東の山々は大台ケ原とかなのかな)
2025年05月28日 04:53撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 4:53
夜明けで東の空が染まります(東の山々は大台ケ原とかなのかな)
最高のお天気の3日目、気持ち良い稜線歩きで東の大台ケ原方面の眺望もバッチリ
2025年05月28日 06:06撮影 by  iPhone 15, Apple
1
5/28 6:06
最高のお天気の3日目、気持ち良い稜線歩きで東の大台ケ原方面の眺望もバッチリ
樹間から弥山も見えてきた
2025年05月28日 06:15撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 6:15
樹間から弥山も見えてきた
気持ち良いトレイルの脇にはコバイケイソウ?の群落
(弥山山頂手前まで群落がけっこうありました)
2025年05月28日 06:16撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 6:16
気持ち良いトレイルの脇にはコバイケイソウ?の群落
(弥山山頂手前まで群落がけっこうありました)
ちょっと雲がかかってるが弥山も近くなってきた
2025年05月28日 06:23撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 6:23
ちょっと雲がかかってるが弥山も近くなってきた
なんの花か判らないが小さな白い花がついた大群落も
2025年05月28日 06:29撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 6:29
なんの花か判らないが小さな白い花がついた大群落も
雲がかかってるが弥山の左奥に八経ヶ岳も
2025年05月28日 06:35撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 6:35
雲がかかってるが弥山の左奥に八経ヶ岳も
八経ヶ岳山頂が出てきた
2025年05月28日 07:00撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 7:00
八経ヶ岳山頂が出てきた
奥駈道出合
行者還トンネルからのルートは日帰り登山の人気ルートらしく、この先では人に多く出会いました
2025年05月28日 07:35撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 7:35
奥駈道出合
行者還トンネルからのルートは日帰り登山の人気ルートらしく、この先では人に多く出会いました
弁天ノ森
2025年05月28日 07:59撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 7:59
弁天ノ森
ブナ林の聖宝ノ宿跡
このすぐ先に理源大師像があります
2025年05月28日 08:35撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 8:35
ブナ林の聖宝ノ宿跡
このすぐ先に理源大師像があります
弥山への登り途中で降り返ると、左の山上ヶ岳から右に突き出た大普賢岳への歩いてきた稜線が見えました
2025年05月28日 09:23撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 9:23
弥山への登り途中で降り返ると、左の山上ヶ岳から右に突き出た大普賢岳への歩いてきた稜線が見えました
大台ケ原方面は雲でちょっと確認できないけど
2025年05月28日 09:23撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 9:23
大台ケ原方面は雲でちょっと確認できないけど
弥山小屋(営業小屋)
2025年05月28日 09:41撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 9:41
弥山小屋(営業小屋)
小屋に荷物をデポしてすぐ裏の弥山へ
2025年05月28日 09:45撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 9:45
小屋に荷物をデポしてすぐ裏の弥山へ
八経ヶ岳も近いですね
2025年05月28日 09:46撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 9:46
八経ヶ岳も近いですね
弥山山頂
2025年05月28日 09:49撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 9:49
弥山山頂
山頂の鳥居と八経ヶ岳
2025年05月28日 09:51撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 9:51
山頂の鳥居と八経ヶ岳
弥山小屋に戻って大休息(あとは八経ヶ岳登って狼平へ下るだけだからね)
※ビールは狼平避難小屋でのお楽しみ用に購入
2025年05月28日 10:00撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 10:00
弥山小屋に戻って大休息(あとは八経ヶ岳登って狼平へ下るだけだからね)
※ビールは狼平避難小屋でのお楽しみ用に購入
今回のルート最高峰の八経ヶ岳へ
2025年05月28日 10:50撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 10:50
今回のルート最高峰の八経ヶ岳へ
近畿最高峰の八経ヶ岳山頂
2025年05月28日 11:14撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 11:14
近畿最高峰の八経ヶ岳山頂
大台ケ原方面は雲で見えず
2025年05月28日 11:15撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 11:15
大台ケ原方面は雲で見えず
山上ヶ岳から大普賢岳、行者還岳を回って歩いてきた稜線
2025年05月28日 11:15撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 11:15
山上ヶ岳から大普賢岳、行者還岳を回って歩いてきた稜線
当初行く予定だった孔雀岳、釈迦ヶ岳へと続く奥駈道方面
2025年05月28日 11:21撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 11:21
当初行く予定だった孔雀岳、釈迦ヶ岳へと続く奥駈道方面
すぐそこの弥山小屋の屋根がよくわかります
2025年05月28日 11:24撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 11:24
すぐそこの弥山小屋の屋根がよくわかります
奥駈道を明星ヶ岳で下りて、天川川合への道の途中分岐で狼平へ
(翌日またここまで戻ってくる予定)
2025年05月28日 12:42撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 12:42
奥駈道を明星ヶ岳で下りて、天川川合への道の途中分岐で狼平へ
(翌日またここまで戻ってくる予定)
この橋を渡ったすぐ先に狼平避難小屋です
2025年05月28日 13:00撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 13:00
この橋を渡ったすぐ先に狼平避難小屋です
狼平避難小屋、すぐ横に清流があって幕営適地もあるキレイなログハウスの避難小屋(トイレが無いのだけが残念)
※平日だからか誰も来ず、寂しい宿泊と乾杯でした
2025年05月28日 13:01撮影 by  iPhone 15, Apple
5/28 13:01
狼平避難小屋、すぐ横に清流があって幕営適地もあるキレイなログハウスの避難小屋(トイレが無いのだけが残念)
※平日だからか誰も来ず、寂しい宿泊と乾杯でした
4日目、曇天ですが、もう下山するだけなので問題ない
2025年05月29日 06:40撮影 by  iPhone 15, Apple
5/29 6:40
4日目、曇天ですが、もう下山するだけなので問題ない
サクサクッと歩いて栃尾辻
当初はここを稜線伝いに栃尾山に進んで天の川温泉へ下りることも考えましたが、天川川合への道以外は標識が何もなく、歩いたことないところで地形判断だけのソロ行動は無謀だと判断してメインルート(天川川合への道)で下りることに
2025年05月29日 07:38撮影 by  iPhone 15, Apple
5/29 7:38
サクサクッと歩いて栃尾辻
当初はここを稜線伝いに栃尾山に進んで天の川温泉へ下りることも考えましたが、天川川合への道以外は標識が何もなく、歩いたことないところで地形判断だけのソロ行動は無謀だと判断してメインルート(天川川合への道)で下りることに
下界の天川川合まで下りてきました
2025年05月29日 09:39撮影 by  iPhone 15, Apple
5/29 9:39
下界の天川川合まで下りてきました
ちょっと揺れる吊り橋を最後に渡って、今回の山行は終了
当初のガッツリ計画からは半分行程で終了という残念なものとなったけど、近畿の奥山の雰囲気や様子を経験できたので、残りは次回に。
2025年05月29日 09:41撮影 by  iPhone 15, Apple
5/29 9:41
ちょっと揺れる吊り橋を最後に渡って、今回の山行は終了
当初のガッツリ計画からは半分行程で終了という残念なものとなったけど、近畿の奥山の雰囲気や様子を経験できたので、残りは次回に。
撮影機器:

感想

古の修験道の大峯奥駈道を初めて歩いてきました。
奈良県の吉野から和歌山県の熊野本宮大社まで、距離にして約100キロ、ルート上の最高峰の八経ヶ岳は1915mで2000mにも満たないながらも、修験の道というだけあって、ルート上には厳しいクサリ・ハシゴ場があったり、細かいアップダウンが幾重にも折り重なり、気力体力を削いでくる、累積標高差が8000mにもなるというなかなかハードな縦走ルート、なるべく軽量化を図って山中4泊(洞辻茶屋・揚子ヶ宿・行仙宿・玉置辻)で計画立ててみましたが、毎日朝5時前に行動開始で12時間行動を必要とするハード行程、さてどうなる事やら…

初日は曇天、スタート時は暑かったものの山中に入ると風は冷たく、初日の高揚感もあって順調にアップダウンを繰り返しながら高度を上げて、予定よりも早く洞辻茶屋に到着、この調子なら山上ヶ岳を越えて小笹ノ宿避難小屋まで行けそうではあったけど、まだ初日なのでこの先に向け体力温存した方が良いかと計画通りにここで幕営。
(この洞辻茶屋、夜は風が抜けると室内にぶら下がってるたくさんの木札が順にカラカラと鳴って、夜中に誰かが走り抜けているような不気味な雰囲気になって、ちょっとビビりました)

2日目、ここからが修験の厳しい行程になります。しかし朝から霧雨とガスガスで視界が利かず、次々に出てくる難所をひたすらクリアして進むという日になりました。
まず山上ヶ岳(大峯山寺)へのクサリ・ハシゴ等の修験な急登をこなし、一旦下って小笹ノ宿の水場で水2ℓ補給し、そこからコブコブな稜線で大普賢岳を越え、スパッと切れ落ちた崖地やクサリ・ハシゴ(段差が大きく濡れている)、嫌になるくらいのアップダウン連続で心も削られて大幅にペースダウンしながら七曜岳を越え、行者還避難小屋に着いた時には、もう当初の計画通りに弥山や八経ヶ岳を越えて揚子ヶ宿避難小屋まで行く気はもちろん、この先へ進もうとの気も無くなってて、濡れた雨具やザックカバーを干して、大休息をしようと避難小屋の中へ。
ログハウス風のキレイな小屋は中もキレイそのもの、吹き抜けで解放感もあり、大きな窓があって明るい室内、小屋の真ん中の4人ほどが寝れそうな部屋に上がって、真ん中に荷物を展開、まだ昼前でしたが、もう本日はここで行動終了として、ノンビリとお昼を食べ、電波が入るので、明日以降の天候チェックとプラン変更検討で午後を過ごしました(小笹ノ宿で水をしっかり補給しておいて良かった)。

で、当初予定日数では熊野本宮大社へは到達するのが無理になったことと、2日後から天候が悪化することを踏まえて、雨に降られる前にルート途中で下山することとし、下山後のバス便も考慮した結果、奥駈道は八経ヶ岳を越えたところまでとし、そこから天川川合または天の川温泉へ下山することにしました。変更プランでは3日目も4日目も行動時間は6時間にも満たない余裕な行程になるので、修験な行動はここまでで終了、快適な避難小屋の真ん中の部屋を独占利用でのんびりぐっすり就寝。

3日目、行程に余裕もあるので朝もゆっくり行動開始、前日のモヤモヤな雨から一転、青空と日の出で気持ちの良い朝です(修験な行程じゃなくなった途端にバカンスな山行、気持ちも楽になります)。
歩きやすい稜線道は視界も良好、道の脇にはお花の群落やシロヤシオ、進む先には樹間から弥山や八経ヶ岳も確認でき、歩きも快調そのもの。奥駈出合からは日帰りルートの登山客も増えて、もう修験な世界ではない登山の世界、順調に弥山に登り、弥山小屋でゆっくり昼食休憩して(避難小屋泊まり用にビールも購入)、近畿の最高峰・八経ヶ岳山頂で山上ヶ岳から大普賢岳、行者還岳と歩いてきた修験な稜線を眺め、反対側の孔雀岳、釈迦ヶ岳といった南奥駈道に続く稜線を見て(いつかここを歩いて最後まで繋ぐぞとの想いも込めて)、奥駈道から途中下山で3日目の宿泊地・狼平避難小屋へと下りました。
狼平避難小屋は、水量豊富な清流のほとりに建つログハウス風のキレイな小屋、行者還避難小屋よりひと回り小さいが、ロフトもあって、かなり人数が入れる小屋でした(結局誰も来ず、ひとりで寂しくビール飲んで寝ましたけど)

4日目、曇天だけど雨になりそうな感じはなく、天川川合のバス便11:39なので、ゆっくり余裕で下山開始、歩きやすい登山道を調子よく歩き10時前には行動終了、集落にある食堂で時間潰しするつもりが、なんと定休日! 売店も何も無いので、しかたなくバス停の向かいにある観光案内所のベンチでのんびり時間潰し、定刻通りに来たバスに乗って帰りました。

結局、初日と2日目はハードに修験な道を歩いて、大峯奥駈道の大変さを味わい、途中下山とした3日目と4日目は気持ちも天気もまあまあのユルユル登山と、前後半対照的な行動パターンの山行になりましたが、大峯奥駈道がどういうもので、どう計画を考えて、どう歩くのかを、実地で知ることが出来て、残した八経ヶ岳から先、南奥駈道で熊野本宮大社へのリベンジマッチに改めてチャレンジしたいと思います。

待ってろよぉ、熊野本宮大社!

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