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ハイキング
甲信越
佐渡へ船旅 金北山【大佐渡山脈縦走・三百名山】ちょっと時期が早かったかも(新潟県佐渡市)
2025年05月07日(水) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 05:07
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 1,136m
- 下り
- 1,162m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:40
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 6:07
距離 18.1km
登り 1,136m
下り 1,162m
9:29
2分
ドンデン山荘バス停
15:36
天候 | 晴れ☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
船
佐渡汽船 https://www.sadokisen.co.jp/ 今回利用した便 ゆき:カーフェリー 新潟6:00→両津8:30 かえり:カーフェリー 両津19:30→新潟22:00 運賃:2等(片道) 大人2970円 小人1490円 公共交通機関利用の場合、新潟港佐渡汽船フェリーターミナルへは新潟駅から新潟交通の路線バス(17番のりば)佐渡汽船行きで17分。運賃は260円。朝6:00発の便に連絡する新潟駅からのバス便はありません。徒歩(約35分)もしくはタクシー利用となります。 佐渡汽船利用者は、新潟港佐渡汽船乗り場の駐車場料金が一日あたり1500円→800円に減額されます。新潟港もしくは両津港にある「佐渡航路利用者料金適用」の機械に駐車券を入れ、減額の処理を受けてください。 登山バス(春季のみの季節運行) ゆき:ドンデンライナー1号 両津港佐渡汽船ターミナル8:50→アオネバ登山口9:05→ドンデン高原ロッジ9:30 運賃:両津港→アオネバ登山口 1500円 両津港→ドンデン高原ロッジ 2000円 かえり:金北山ライナー 白雲台16:30→両津港佐渡汽船ターミナル17:10→椎崎温泉17:20 運賃:白雲台→両津港、椎崎温泉 1700円 利用日前日17時までの予約制 (新潟交通佐渡へ電話予約) 2025年度は4月27日〜5月31日の毎日運行 登山バスについてくわしくはこちら さど観光ナビ https://www.visitsado.com/feature/hana_liner/ (「花観賞ライナー」の項目を参照) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【重要】 金北山、妙見山〜白雲台間の「防衛省管理道路」を通行するには、事前に「佐渡トレッキング評議会」への登山届提出が必要です(当日、登山直前でOK)。登山ポストは佐渡汽船両津港ターミナルの観光案内所、ドンデン高原ロッジ、アオネバ登山口、白雲台などの各登山口にあります。ヤマレコ経由の電子申請が対応しているかどうかは不明ですので、紙でも出しておいた方が無難です。 コースは危険箇所なし。急傾斜が少なくおおむね歩きやすいです。残雪期は雪解け水で泥濘が多いので、防水性のある靴がいいかもしれません。滑り止めは無くても大丈夫ですが、心配な人はチェーンスパイクくらいはあっても。 今年は残雪が多く、所々で登山道を隠しています。トレースをしっかり辿りつつ、目印のピンクテープ(豊富に付いてる)を探しながら進みます。また倒木や木の跳ね上げなどもありますのでやや難儀するところも。 妙見山のレーダーは敷地内立ち入り禁止です。レーダー施設フェンスの外周に登山道があるのでそこを通行します。 コース上に信頼できる水場はありません。あらかじめ用意しておきましょう。 |
その他周辺情報 | ドンデン高原ロッジ https://donden-sanso.jp/ 交流センター 白雲台 https://www.visitsado.com/spot/detail0023/ 朱鷺伝説と露天風呂の宿 きらく (椎崎温泉の日帰り湯 金北山ライナー下車すぐ) http://sado-kiraku.com/sp/ 食料はドンデンライナーに乗る前に両津港の佐渡汽船ターミナル売店で購入できます。両津の町中には「ハーティウッズ」という地元のコンビニがありますが、フェリー到着後ドンデンライナーの出発までに行って帰ってこられるかは厳しい距離かも(片道800m)。 佐渡の飲食店は14時を過ぎるとほとんどのお店が休憩に入り、夕方まで開きません。そうするとスーパーかコンビニで買う以外に食事をする方法がなくなってしまうので、遅い昼食の場合はご注意ください。 |
写真
おはようございます。早朝の新潟港佐渡汽船ターミナルです。今日は佐渡で大佐渡山脈の縦走にアタックしてみようと思います。朝早いのにくわえて大型連休が終わった直後なのでガランとしてますねー
ターミナル内にあるこの機械に駐車券を入れると駐車料金が1500円→800円に減額されます。これをするのは帰りでもいいんですが、忘れると痛い目に遭うので早々にやってしまいましょう
6時になって出港のドラが鳴り、新潟港を離岸っ!!新潟港は信濃川の河口から少し入ったところにあり、佐渡へ行く場合信濃川を下って日本海へ出ていきます。このときのロープワークで方向転換する様子は非常に興味深いものがあります。乗り物オタなら楽しめるはず
佐渡に近づき、これから両津湾に入っていきます。写真は小佐渡の先端にあたる姫崎。ここまで来ると雨は上がり、陽も差してきました。
あっ、そうそう。話は脱線しますが、県外の人はこの島を「佐渡島(さどがしま)」と呼称することが多いですが、新潟人はただ「佐渡(さど)」とだけ呼びます。新潟の人で「さどがしま」って言ってるのを聞いたことないな
あっ、そうそう。話は脱線しますが、県外の人はこの島を「佐渡島(さどがしま)」と呼称することが多いですが、新潟人はただ「佐渡(さど)」とだけ呼びます。新潟の人で「さどがしま」って言ってるのを聞いたことないな
金北山には雲がまとわりついています。でも雨降りで登山は断念という最悪の事態は回避できそう。悪天候だったら島内観光するつもりでしたが、佐渡はほぼ毎年来ているので主要なところには行き尽くした感があるから「何しよう……!?」と思ってましたw
両津港佐渡汽船ターミナルに着きました。まずはターミナル内にある観光案内所で登山届を提出。金北山から白雲台までは「防衛省管理道路」を歩かなければならず、その申請のため登山届が必要。ヤマレコ経由の電子登山届は対応してるか不明だったので、万全を期して紙でも出しておきました
佐渡汽船ターミナルのバス停からドンデン高原ロッジまでのライナーバスに乗り継ぎ。毎年4月末から5月一杯までの毎日運行。運賃2000円なり〜。大型連休明けたばかりなので3人しか乗客がいませんでした。これならタクシーでも十分な気もしますが、帰りに乗る人がいるかもしれないので安易に変えられないのでしょう
クネクネとした山道を上っていってドンデン高原ロッジ到着です。横着して高いところからのスタートですwバス停はこの少し下にあります。この時点で標高は900mほど。ここまで上がってくると
この絶景ですよ。縦走路からも拝めればいいんですけどね〜。
私は3年前の5月にもこのコースを歩いたことがありまして、そのときは快晴で絶好の登山日和だったのですが、そこまでは望めないとしても時々晴れてくれればいいかな
私は3年前の5月にもこのコースを歩いたことがありまして、そのときは快晴で絶好の登山日和だったのですが、そこまでは望めないとしても時々晴れてくれればいいかな
さあ、これから登山道に入ります。おー、いきなり雪だ。今年は雪が多いですが、どんなものかな?一応軽アイゼンは持ってますが使わずに済めばいいな。あっ、今日は地下足袋ではなくトレランシューズで挑みます
しばらく進んでアオネバ十字路。アオネバ登山口からの道と合流。ここまでの林道でもだいぶ雪を踏みました。この付近は花が豊富なことで知られています。雨降り後と雪解けで登山道はドロドロの場所もしばしば
雪が多いこととガスで日光が届かないからか、前回歩いた時よりも花の種類が少ないし勢いがないな……。カタクリとスミレは豊富だったけど。カタクリに関しては金北山までずっと登山道脇に咲いていました
途中のピーク、真砂の峰。速く歩いても白雲台でバスを待ちぼうけになってしまうので、今回のテーマは「なるべくゆっくり歩いてなるべく道草を食う」だったのですが、動いてないと寒いのでそんなわけにもいかず……。遅く歩くのもなかなか難しい
トレースは深くしっかりしており、上りはまったく問題なし。下りもお助けロープがあるので大丈夫そうです。ここは急斜面なので下りをトレース外して進むのはよほどの熟達者じゃないと無理かな
ここが金北山(1172m三百名山)の山頂です。使われなくなった自衛隊の施設があるため、南側の展望しかないのが残念。ちなみに三角点は社殿の脇に石でガードされる形で埋められています
金北山山頂は風を避けられる場所があり、バスの時間調整のために景色見ながら待機してたら……だんだん晴れてきました。下山してから晴れではなく、ギリギリ入山中に晴れてくれてよかった
妙見山の山頂に立つ通称ガメラレーダー。ここが日本の国防上重要な場所だということを感じさせてくれます。隣国が友好国ならまだしも、よりにもよってロシア、中国、北朝鮮といった厄介すぎる面々ですからねえ
妙見山山頂に到着。ここも展望は良いのですが、ガメラレーダーの圧が強くて落ち着かないのですぐに立ち去ります。妙見山から直接白雲台に下る道がありますが雪が多いと難儀するので、防衛省管理道路に戻りましょう
防衛省管理道路を下ってまもなく白雲台。あのフェンスは歩行者が通れるようになっています。バスまで1時間弱の待ちか。金北山〜妙見山〜白雲台は気温も上がりだいぶゆっくり歩けたんで、時間調整まずまずうまくいったかな
16時30分発の金北山ライナーで撤収します。運賃は1700円。これに乗ると両津港でジェットフォイル(高速船)、新潟駅から上越新幹線に乗り継いでこの日のうちに東京まで行けます。また終点の椎崎温泉まで乗れば日帰り温泉に入って最終のカーフェリーで新潟まで戻れます。私は寒くてあまり汗をかいていないので両津港まで。ケチなので2時間待ってカーフェリーで帰りますw
両津港フェリーターミナルに着いてから帰りの便まで2時間あまりあるので、金北山の撮影に出かけてみました。加茂湖畔は金北山を撮影するのにうってつけのポイント。もう少しで太陽が金北山の裏側に消えます
こないだ「ざつ旅」で主人公とハッスーが粟島行って刺身定食食べてたので、「いいなー、おれも刺身定食食べたいな〜」と思って佐渡で食べることも考えたのですが、残念ながらあまりお腹空いていません。なのでどこにも寄らずフェリーターミナルに戻ります。ちなみに今季アニメは「ざつ旅」と「日々は過ぎれど飯うまし」にどハマりしています。どちらも「ジェネリックゆるキャン」「ジェネリックヤマノススメ」感がある
トキのゆるキャラ。佐渡を訪れたら毎回野生のトキがいないか捜すのですがまだ一度も巡り会えていません。いるところにはいるんでしょうが、幹線道路沿いからは難しいのかもしれませんねえ
フェリーに乗ってから金北山を撮影。まだ明るさが残っていてシルエットがクッキリ。フェリーのWi-Fiでヤマレコの写真登録を試みるもまったくダメで、ずっと寝てました。おま環かもしれないのであまり悪くは言えませんが……
感想
3年前の5月、ここですばらしい縦走をした経験があり、大型連休直後に再び同じコースを歩こうと佐渡を訪れてみました。
以下感想を箇条書き
・当初から言われていた通り雪が多い(滑り止めは無くても大丈夫そう)
・残雪が登山道を覆っている箇所が多くルートファインディングする必要あり(目印のリボンはしっかりある)
・登山道は泥濘多数
・花はベストシーズンより2〜3週間早い印象
・カタクリだけは最盛期
・午前中はガスで稜線上からの展望効かず
・風の通り道に当たるところは寒かった
・大型連休直後なので空いていた
・昼から晴れてきて、金北山や妙見山からは佐渡のダイナミックな展望を楽しめた
・速く歩きすぎると白雲台でバス待ちが長くなるので、時間調整する必要があった
・新潟からの日帰りはきつい
・県内なのに交通費だけで一万円はきつい
・次に佐渡を訪れるときはレンタカーで金剛山と雪畑山と経塚山に登ってみたい
と、こんなところです。佐渡という土地、そして船旅はやっぱり良いですね。島といえばまだ粟島(新潟県粟島浦村)に行ったことがないので、どこかのタイミングで渡ってみたいと考えています。粟島で登山するとなると宿泊必須なのがハードル高くてなかなか踏み切れないんですよね〜。
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