爺ヶ岳 扇沢BC


- GPS
- 08:17
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,538m
- 下り
- 1,536m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
大町ベース2日目の爺ヶ岳扇沢、期待通りの広大斜面を滑降できましたが、四つん這いで登った長く固い急斜面でいささか緊張、次来るとしたら山頂で出会った同じルートを滑ったパーティーのように南尾根をオールシートラが良いかもしれません。経験・実力のある同行者各位のお陰で無事行程を全うできて感謝です。
GW信州遠征3日目、前日は天候が思わしくなかったので休養&観光、今回もasakichiさん企画で爺ヶ岳の扇沢に行って来ました。登行ルートが急!下降も急だし、普通に降りると滝が割れていて通過は困難なのでトラバースして沢を乗り換える必要あり、、などアトラクション多いので不安を感じながらもGO!
扇沢駐車場手前、扇沢分岐に駐車、ほとんどの人は尾根を登るようで沢を進む人はいなかった。大堰堤まではごうごうと水が流れている。堰堤は事前予習通り右岸側残置を使ってよじ登る。堰堤を越えると沢は、ほぼ埋まっていた。正面に二段の滝が見える、これを突破するのがややこしいので、往路は一つ左の急な雪田からウィペット+ブーツアイゼンでよじ登る。1段登ったら終わりだろうと思ったら長い!落ちたら終わりの緊張感で体力以上に気持ちが削られる。1時間近く壁をよじ登っていた。。
標高2000m近くで傾斜が緩くなり一息つく、ここまで全然余裕がなくて、写真無し、休憩無しだった。そこからは稜線まですっきりと見渡せていい感じ。シール登行も問題なさそう。
しばらくシールで登ったけど、稜線に近づくにつれすぐに傾斜が強くなり、またしてもアイゼン歩行に切り替える。ウィペットは両手で保持できるので安心だけど常に四つん這いなので疲れる。Fさんはピッケル片手に立って歩いて登っていましたが、楽だけど恐ろしかったとのこと、このルートに関してはどっちが良かったのかな
何とか全員無事種池山荘のある稜線に登り上げた。目指す爺ヶ岳南峰はすぐ目の前。山頂直下は雪切れ、メンドクサイがシートラのまま進み、滑走開始予定地で荷物をデポし、全員で山頂に登った。風は強くて寒かったけど、本日もまた春山らしい最高の展望が得られた。
山頂では我々以外にもスキーの人たちがいました。少し立ち話、多分登山の人と同じ尾根を登ってきた様子、逆に沢から登ってきた我々を見て「雪はつながっていたんだ!」と喜んでました。固かったけど、もう今の時間なら大丈夫でしょう。準備していたら彼らは颯爽と滑って行った。かれらの滑りを見て安心できた。これならイケる!
続いて僕らもドロップ!素晴らしい斜面だ_!広いし、雪面は前日降ったと思われる雪でパックされたのか面ツルで一様、解放感が抜群!
どこまでも落としたくなるが、このまま落とすと滝の上部に出るので、あまりエリアに詳しくない僕らは雪がある内に早め左にトラバースしていく。後で分かったが先行の方の滑ったところまでは行ってもよかった。
沢を乗り換え、扇沢近くまで落としていくと徐々に雪質は悪く、また、クラックもあちこち出てくるようになった。上からだと見えにくいので滑っていると急に出てきてびっくりする。一度は倒木を蹴り落としながら転んで止まった、ふぅー。
ともかくも無事全員着地〜♪いやいや登りは恐ろしかったが滑りは最高のルートでした。雪質、天候、時間帯、全部が上手く嚙み合ったと思います。楽しめました。asakichiさん、他お二方ありがとうございました!
神戸山スキークラブでは一緒に楽しめる仲間を募集しています。比較的緩い山行が多いです。雪が無い期間には登山や沢登り、サイクリングなどオールラウンドな活動を行っています。「まず安全、仲間と楽しく」興味のある方は →
http://kobeyamaski.sakura.ne.jp/index.html
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