ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 8071483
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

sea to summit in SADO 金北山・ドンデン山 残雪と暴風に大苦戦

2025年04月26日(土) 〜 2025年04月27日(日)
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
18:15
距離
37.5km
登り
2,001m
下り
1,998m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:50
休憩
2:23
合計
8:13
距離 16.3km 登り 1,180m 下り 288m
8:38
142
両津港フェリーターミナル
11:00
11:17
101
12:58
12
13:10
13:17
17
13:34
15:23
5
15:28
15:32
10
15:42
15:43
12
16:10
16:14
11
16:36
16:37
11
16:48
3
2日目
山行
9:13
休憩
1:20
合計
10:33
距離 21.3km 登り 821m 下り 1,710m
5:56
15
6:11
6:16
9
6:25
6:26
55
7:21
7:23
17
7:40
7:41
67
8:48
8:49
9
8:58
8:59
44
9:43
41
10:24
10
10:34
10:45
28
11:13
11:42
39
12:21
10
12:31
12:33
29
13:02
17
14:12
14:39
110
16:29
両津港フェリーターミナル
天候 晴れのち曇り/曇のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
新潟港駐車場に車を駐めました。(1日最大1500円。佐渡汽船利用者は800円)
フェリーで島に渡り、島内は徒歩で移動。
この季節はドンデンライナー・金北ライナーという臨時バスが運転されるので予約できる場合は利用すれば日帰りで縦走できます。
コース状況/
危険箇所等
本来、5月の連休には完全に夏道が出て危険な場所は無いはずだったのですが、今年は10年に一度の多量の残雪とのこと。コースの至る所が雪に埋没しておりルーファイが不可欠でした。特に金北山からの下りルートがややこしく、縦走ルートに比べて目印も少ないため難しいです。また、あちこちにクラックができています。いままで、あまりそういったものに落ちたことがなかったのですが、この山行中に2回もクラックに落ちました。一度目は腰まで、二度目は全身すっぽり穴にハマり焦りました。
また10m程度の強風という予報だったのですが、体感的に10mを大きく越えた風が吹いていて稜線上では恐怖を感じました。
その他周辺情報 ドンデン山荘では宿泊者以外でも飲食物の購入が可能です。アルコール類もあり。500円で日帰り入浴もできます。テン場は予約なしでも利用できます。
新潟から船で2時間半。佐渡ヶ島に初上陸!
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新潟から船で2時間半。佐渡ヶ島に初上陸!
ん? 山、白くねーか?
花見山行に来たつもりだったんだが…。
ん? 山、白くねーか?
花見山行に来たつもりだったんだが…。
下船。
さすがGW。人も車もいっぱいだ。
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下船。
さすがGW。人も車もいっぱいだ。
両津の町並みを抜けて…
両津の町並みを抜けて…
アオネバ登山口に向かって舗装路歩き。
ツ「…つらい…」
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アオネバ登山口に向かって舗装路歩き。
ツ「…つらい…」
ここにきて確信した。花の縦走路じゃなく、雪の縦走路だコレ。
2
ここにきて確信した。花の縦走路じゃなく、雪の縦走路だコレ。
とはいえ、麓の道端には花いっぱい。
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とはいえ、麓の道端には花いっぱい。
ヒトリシズカが一人でいるのを見たことがない件。
1
ヒトリシズカが一人でいるのを見たことがない件。
港から2時間、ようやくアオネバ登山口に着いた。我々を追い抜いていった車たち。追いついたぞ。
港から2時間、ようやくアオネバ登山口に着いた。我々を追い抜いていった車たち。追いついたぞ。
なんか今年は雪が多いとか、引き返す勇気とか、色々脅し文句が書いてあるが…いざ入山!
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なんか今年は雪が多いとか、引き返す勇気とか、色々脅し文句が書いてあるが…いざ入山!
懸念していた渡渉点の増水もそれほどでもない。
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懸念していた渡渉点の増水もそれほどでもない。
今季初のシラネアオイ。
2
今季初のシラネアオイ。
おお、花いっぱいだ。
これは期待していいんじゃないか?
おお、花いっぱいだ。
これは期待していいんじゃないか?
花いっぱいでツートンの屈伸運動が止まらない!
よくこんな重い荷物持ってしゃがめるよな…。
花いっぱいでツートンの屈伸運動が止まらない!
よくこんな重い荷物持ってしゃがめるよな…。
わいはもう歩くだけで精一杯だというのに…。
1
わいはもう歩くだけで精一杯だというのに…。
1時間半くらい登っただろうか。鞍部が見えてきた。たぶんあそこまで上がれればドンデン山には行けそう。頑張ろう。
1時間半くらい登っただろうか。鞍部が見えてきた。たぶんあそこまで上がれればドンデン山には行けそう。頑張ろう。
オオルリ!
今年も会えた♪
3
オオルリ!
今年も会えた♪
標高が上がれば沢は細くなる…と思っていたのだがそうでもない。登山道は沢を避けて右へ左へ。
標高が上がれば沢は細くなる…と思っていたのだがそうでもない。登山道は沢を避けて右へ左へ。
残雪が出てきた。先行者の足跡を参考に進むが、時々コースアウトしたりする。慎重にいこう。
2
残雪が出てきた。先行者の足跡を参考に進むが、時々コースアウトしたりする。慎重にいこう。
アオネバ十字路に着いた。キツイ登りから開放される。
アオネバ十字路に着いた。キツイ登りから開放される。
…が、ドンデン山荘への道はこんな感じだった。路肩まで雪が押し出しているところは滑落の危険があって気が抜けない。
…が、ドンデン山荘への道はこんな感じだった。路肩まで雪が押し出しているところは滑落の危険があって気が抜けない。
ゲートに到着。ここまでは車が入ってくるんだよね。
ゲートに到着。ここまでは車が入ってくるんだよね。
ドンデン山荘ついたー!
達成感と居並ぶ車たちに対する複雑な気持ちが交錯する(笑
ドンデン山荘ついたー!
達成感と居並ぶ車たちに対する複雑な気持ちが交錯する(笑
本日の幕営地。
眺望抜群。しかし、後にここにテントを設営したことを後悔することに…。
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眺望抜群。しかし、後にここにテントを設営したことを後悔することに…。
荷物をデポして空身でドンデン山に向かう。
2
荷物をデポして空身でドンデン山に向かう。
山頂は??
これか?
標識などがないのでわからんが低木に埋もれた地味な山頂だった。
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これか?
標識などがないのでわからんが低木に埋もれた地味な山頂だった。
もうちょっと先へ進んでみるか。
もうちょっと先へ進んでみるか。
ドンデン山から10分ほどで尻立山。
ドンデン尻立ってまとめられちゃってるんだが…。
ツ「登頂!」
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ドンデン山から10分ほどで尻立山。
ドンデン尻立ってまとめられちゃってるんだが…。
ツ「登頂!」
もうちょっと先へ進んでみようか?
もうちょっと先へ進んでみようか?
ドンデン池到着。
強い風が時々湖面を吹きわたってくる。
ドンデン池到着。
強い風が時々湖面を吹きわたってくる。
もうちょっと行ってみようか?
時間の経過とともに風が強くなってきている。引き際を見極めないと…。
もうちょっと行ってみようか?
時間の経過とともに風が強くなってきている。引き際を見極めないと…。
論天山、登ったどー!
遠くから黒い雲が迫ってきた。
風は強くなる一方だ。ここらで退却しよう。
4
論天山、登ったどー!
遠くから黒い雲が迫ってきた。
風は強くなる一方だ。ここらで退却しよう。
その前に三角点タッチ!
古めかしい書体が趣深い。
1
その前に三角点タッチ!
古めかしい書体が趣深い。
テントに戻って晩ごはん。
1
テントに戻って晩ごはん。
山荘では入浴、飲料水の購入もできる。
山の上のテン場としては便利過ぎるほど。
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山荘では入浴、飲料水の購入もできる。
山の上のテン場としては便利過ぎるほど。
おはようございます…。あまり寝られませんでした…。
2
おはようございます…。あまり寝られませんでした…。
ドンデン山荘を出発!
ドンデン山荘を出発!
金北山縦走路に入る。
金北山縦走路に入る。
アオネバ十文字。
此処から先は未知の世界。
アオネバ十文字。
此処から先は未知の世界。
ううむ…残雪が多いなぁ。
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ううむ…残雪が多いなぁ。
時々夏道が現れるものの…
時々夏道が現れるものの…
山肌はほとんどが雪に埋もれたままだ。ピンクテープや足跡を頼りに進んでいくが、時々ヤマレコから警告をもらったりする。難しい。
山肌はほとんどが雪に埋もれたままだ。ピンクテープや足跡を頼りに進んでいくが、時々ヤマレコから警告をもらったりする。難しい。
縦走路に入って1時間ほどで「マトネ」というピークに到着。
2
縦走路に入って1時間ほどで「マトネ」というピークに到着。
ここにきて初めて両津港とは反対側の海が見えた。
ここにきて初めて両津港とは反対側の海が見えた。
目指す金北山の全貌があらわれた。
やはり多くの部分が雪に覆われている。
あそこを突破して山頂に立てるか?
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目指す金北山の全貌があらわれた。
やはり多くの部分が雪に覆われている。
あそこを突破して山頂に立てるか?
稜線に出ると雪は少なくなったが風が強くなった。強風…というレベルではない。暴風と言えるほどの風だ。こんなに天気はいいのに…。
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稜線に出ると雪は少なくなったが風が強くなった。強風…というレベルではない。暴風と言えるほどの風だ。こんなに天気はいいのに…。
少なくなったとはいえ、時々雪が現れる。それほど難しくはないが、なにせ強風が吹き荒れている。うっかり滑落しないようにしないと…。
少なくなったとはいえ、時々雪が現れる。それほど難しくはないが、なにせ強風が吹き荒れている。うっかり滑落しないようにしないと…。
いい景色だ。本当は花を期待していたんだけど、まぁこれはこれで…。
いい景色だ。本当は花を期待していたんだけど、まぁこれはこれで…。
小俣沢のコルに到着。
鞍部は一層風が強い。のんびり休憩もままならないのが辛い…。
小俣沢のコルに到着。
鞍部は一層風が強い。のんびり休憩もままならないのが辛い…。
残雪は繰り返し現れては夏道を消し去り、我々を惑わす。
2
残雪は繰り返し現れては夏道を消し去り、我々を惑わす。
残雪を乗り越えたあと、ドンピシャで夏道に復帰できるといいのだが、道を見失うと藪に阻まれてウロウロしたりするのだ。
残雪を乗り越えたあと、ドンピシャで夏道に復帰できるといいのだが、道を見失うと藪に阻まれてウロウロしたりするのだ。
真砂の芝生。
いよいよ風が強まってきた。暴風どころか烈風と言って差し支えないレベル。
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真砂の芝生。
いよいよ風が強まってきた。暴風どころか烈風と言って差し支えないレベル。
真砂の峰に着いたが真っすぐ立っていられない。カメラを構えてもブレブレで、この一枚が奇跡的に像を結んでいたものだ。
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真砂の峰に着いたが真っすぐ立っていられない。カメラを構えてもブレブレで、この一枚が奇跡的に像を結んでいたものだ。
この日、佐渡の山には風速20m以上の烈風が吹き荒れたという。私が見た予報では10mくらいとあったので縦走を決行したが、予報が20mだったら中止しただろうなぁ。
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この日、佐渡の山には風速20m以上の烈風が吹き荒れたという。私が見た予報では10mくらいとあったので縦走を決行したが、予報が20mだったら中止しただろうなぁ。
重い荷物が風に煽られぐらりぐらりと揺さぶられる。すっかり疲労してしまい、後半はどんどんペースが落ちていく。
重い荷物が風に煽られぐらりぐらりと揺さぶられる。すっかり疲労してしまい、後半はどんどんペースが落ちていく。
天狗の休み場までやってきた。ここから金北山本体に取り付く道がやや険しいという。
2
天狗の休み場までやってきた。ここから金北山本体に取り付く道がやや険しいという。
確かに、急な斜面が待ち受けているようだ。
そしてべったりと雪がへばりついている。
確かに、急な斜面が待ち受けているようだ。
そしてべったりと雪がへばりついている。
地形も複雑だ。森の中を迷い迷いすすんでいく。
地形も複雑だ。森の中を迷い迷いすすんでいく。
いったいどこのラインを登っていくのだろうか?
2
いったいどこのラインを登っていくのだろうか?
え?ちょっと待って、ここ直登すんの?
ツ「雪の壁にしか見えないっぺw」
え?ちょっと待って、ここ直登すんの?
ツ「雪の壁にしか見えないっぺw」
幸い、トラロープが一本掛けられているので、これを頼りに登っていく。
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幸い、トラロープが一本掛けられているので、これを頼りに登っていく。
とはいえ、上部はなかなかエグい角度。
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とはいえ、上部はなかなかエグい角度。
登りだからまだマシだけど、ここを下れと言われたら躊躇するレベル。
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登りだからまだマシだけど、ここを下れと言われたら躊躇するレベル。
金北山の肩まで登ってきた。
金北山の肩まで登ってきた。
自衛隊のレーダー基地跡。10年ちょっと前まで現役の施設だったらしいが、すっかり廃墟化している。
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自衛隊のレーダー基地跡。10年ちょっと前まで現役の施設だったらしいが、すっかり廃墟化している。
金北山山頂に到着!
ツ&茶「登ったどーーー!」
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金北山山頂に到着!
ツ&茶「登ったどーーー!」
いい眺め♪
妙見山には新しいレーダー施設。
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妙見山には新しいレーダー施設。
今日歩いてきた縦走路。
ツ「頑張ったっぺ!」
2
今日歩いてきた縦走路。
ツ「頑張ったっぺ!」
さて、下山するかと雪渓に乗った瞬間…
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さて、下山するかと雪渓に乗った瞬間…
踏み抜いて2mほど落ちた。一人では脱出できず、周りにいた方に助けてもらった。危ないところだった…。もし人が居なかったら要救助案件だったかもしれない。
踏み抜いて2mほど落ちた。一人では脱出できず、周りにいた方に助けてもらった。危ないところだった…。もし人が居なかったら要救助案件だったかもしれない。
下山路は両津港に最も近い横山口を目指す。しかし、どこが道なのかさっぱりわからん。
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下山路は両津港に最も近い横山口を目指す。しかし、どこが道なのかさっぱりわからん。
少し高度が下がったら夏道が出てきたのでホッとしたが…
少し高度が下がったら夏道が出てきたのでホッとしたが…
繰り返し残雪が現れる。地元の方に先導してもらったので助かったが、我々だけだったらもっと苦戦したに違いない。
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繰り返し残雪が現れる。地元の方に先導してもらったので助かったが、我々だけだったらもっと苦戦したに違いない。
縦走路に比べて目印が少ないので慎重なルーファイが求められる。
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縦走路に比べて目印が少ないので慎重なルーファイが求められる。
長い長い下山路。
長い長い下山路。
だが少しずつ花の姿が見られるようになってくる。
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だが少しずつ花の姿が見られるようになってくる。
花の数、多いな。さすが花の百名山。
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花の数、多いな。さすが花の百名山。
神子岩から山を振り返る。
苦労して登った金北山が、もうあんな遠くに…。
下りは早いなぁ。
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神子岩から山を振り返る。
苦労して登った金北山が、もうあんな遠くに…。
下りは早いなぁ。
神子岩から下は樹林帯に入っていく。沢と一体化した道だったり…。
神子岩から下は樹林帯に入っていく。沢と一体化した道だったり…。
さぁ、踏み抜きなさいと言わんばかりのいやらしい残雪に阻まれたりと一筋縄ではいかない。
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さぁ、踏み抜きなさいと言わんばかりのいやらしい残雪に阻まれたりと一筋縄ではいかない。
横沢口と栗ヶ沢口との分岐点で先導してくれた地元の方とお別れ。
ツ「お世話になりました〜」
横沢口と栗ヶ沢口との分岐点で先導してくれた地元の方とお別れ。
ツ「お世話になりました〜」
横沢口に向かう道はやや荒れ気味。車があるなら栗ヶ沢口のほうが歩く距離が少ないからだろう。
横沢口に向かう道はやや荒れ気味。車があるなら栗ヶ沢口のほうが歩く距離が少ないからだろう。
途中で道に横たわる人影をみつけ驚く。登山歴20年目にして、ついに遭難者を見つけてしまったのか…と思ったが、実は花の匂いを嗅ぐために横たわっていただけだった。人騒がせだなぁ!
でも花とか石仏とかを教えていただいた。
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途中で道に横たわる人影をみつけ驚く。登山歴20年目にして、ついに遭難者を見つけてしまったのか…と思ったが、実は花の匂いを嗅ぐために横たわっていただけだった。人騒がせだなぁ!
でも花とか石仏とかを教えていただいた。
今季初のイワカガミ!
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今季初のイワカガミ!
今季初のキビタキ!
3
今季初のキビタキ!
疲労がたまってきたころ、林道が見えた。
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疲労がたまってきたころ、林道が見えた。
ツ「お疲れ様だっぺ〜」
茶「下山路もなかなか大変だったね」
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ツ「お疲れ様だっぺ〜」
茶「下山路もなかなか大変だったね」
とはいえ、港まで歩かなきゃならない。
想定ではあと2時間…。
ツ「キツイ…」
3
とはいえ、港まで歩かなきゃならない。
想定ではあと2時間…。
ツ「キツイ…」
港が果てしなく遠く感じる。
港が果てしなく遠く感じる。
信じられないだろ? さっきまであの上に居たんだぜ…。
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信じられないだろ? さっきまであの上に居たんだぜ…。
心を殺して黙々と歩く…。
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心を殺して黙々と歩く…。
港まで戻ってきたぞ!
ツ「お疲れ様でしたぁ!」
茶「歩ききったぁ!!」
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港まで戻ってきたぞ!
ツ「お疲れ様でしたぁ!」
茶「歩ききったぁ!!」

感想

花の山として名高いドンデン山・金北山。この2つの山を繋ぐ縦走路を歩いてきました。普段は登山口までの公共交通機関はないのですが、花の時期のみ予約制のバスが走っています。このバスを使えば日帰りで縦走も可能なのですが、予約がめんどくさかったのと、離島という条件下、ギリギリまで天気を見極めたかったのでバスを使わないことを選択。港から山頂まで歩いて登ることにしました。
初日はアオネバ登山口から入山。入口に「今年は残雪多いよ。沢の水量も多いよ。無理せず引き返すのも勇気」とか書いてあってビビりましたが、進めないほどではなく無事にドンデン山荘まで抜けることができました。噂に違わぬ渓谷美と百花繚乱の花に出迎えてもらいました。楽しい道です。
ドンデン山荘のキャンプ場にテントをデポしたあとは、空身で論天山までピストン。こちらは花はまだまだという冬枯れの景色でしたが、どこまでも見通せる広々とした景色が魅力でした。ドンデン池とそのほとりに建つ避難小屋が、四国の三嶺を思わせる情景でした。夕方が近かったことと、風が強かったことで早々に引き上げたのが残念です。
ドンデン山荘付近からの夜景と星空が素晴らしいと聞いていたので楽しみにしていたのですが、一晩中吹き荒れた強風でテントの外に出るのもままならず、満足に見ることができなかったのが心残りです。いやー、それにしても風が強すぎてテント飛ばされるんじゃないかとヒヤヒヤしました。
二日目はドンデン山荘から金北山までの縦走です。
例年だとGWには雪が無くなるそうですが、今年は十年に一度の多雪とのこと。稜線にもたっぷり雪が残っていて登山道もあちこちで雪の下に埋もれていました。なかなかややこしい雪の残り方でルートの取り方に苦労しました。
また前日よりもさらに強い風が吹いて、数ヶ所ある鞍部では体が持っていかれそうなほどの強風でした。幸い、切り立った場所や残雪がやっかいな場所では強風に遭わずに済んだのですが、途中撤退が頭をかすめるほどすごい風でした。
金北山から先は白雲台へ縦走するのが一般的だと思うのですが、我々は徒歩で港に戻る都合上、遠回りになる白雲台は避け横山登山口へ。このコースも上部が雪に覆われてややこしいことになっていましたが、地元の詳しい方に先導していただいたおかげでスムーズに下ることができました。我々だけならもっと時間がかかっていたことと思います。感謝感謝です。
色々想定外なことも多い山行でしたが、素晴らしい景色と花を堪能できました。大満足です。

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