西丹沢/浅瀬〜椿丸〜大栂〜菰釣山〜シキリ尾根〜地蔵平


- GPS
- 10:56
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 1,474m
- 下り
- 1,476m
コースタイム
- 山行
- 9:13
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 10:46
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレと自販機あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
【浅瀬〜椿丸〜大栂〜菰釣山】 ・取り付きは、浅瀬橋を渡って最初のカーブミラーが目印 ・取り付きの斜面を登ったすぐ先に、鋭角に手前に折れるが、直進方向にも踏み跡がある。直進しないように注意。 ・道標はないが所々にピンクテープがある ・笹小屋ノ頭、小熊沢ノ頭、クマ沢ノ頭への道迷い注意 ・菰釣山の手前、標高1300mくらいから笹薮が出てくる。マダニに注意。(一匹付いたが気づいてはたき落とした) 【菰釣山〜シキリ尾根〜地蔵平】 ・菰釣山から避難小屋方向へ50mほど進んだところから西南西に伸びるのがシキリ尾根 ・明るいブナ林が続く ・ところどころに紛らわしい支尾根(本ルートのように見える立派な尾根)があるので誤進入注意 ・標高1140mに崩落地があるが、崩落している谷とは反対側に踏み跡があり、そこを気をつけて歩けば転落の危険性は低い ・標高930mの黄抗を目印に南東に折れて檜林を下れば林道に降り立つ ・林道は荒れている箇所も多いが通行できる 【地蔵平〜浅瀬(大又沢林道)】 ・歩きやすい林道、通行に問題なし |
その他周辺情報 | 山北・さくらの湯 大人 2時間 600円、子ども 200円 (値上がりました) https://www.town.yamakita.kanagawa.jp/0000004250.html |
写真
装備
個人装備 |
登山ザック(モンベル「キトラパック30」緑)(1)
半袖Tシャツ(赤「丹沢遊人」)(1)
ズボン(灰色)(1)
ジャケット(オレンジ色)(1)
日除けジャケット(赤紫)(1)
レインスーツ(上:紺色/下:青色)(1)
日除け帽子(ベージュ色)(1)
サポートタイツ黒(1)
スパッツ(1)
サングラス(1)
ヘッドランプ(1)
予備電池(3)
腕時計(1)
デジカメ(1)
カメラ三脚(1)
詳細ガイド地図(1)
コンパス(1)
万能ナイフ(1)
筆記具セット(1)
保険証(1)
飲料2L(1)
トイレットペーパー(1)
熊避け鈴(1)
スマートフォン(1)
充電バッテリー(1)
充電USBケーブル(1)
小型Bluetoothスピーカー(赤)(1)
ストック(2)
非常食(500kCal以上)(1)
ツェルト(山吹色)(1)
救急セット(1)
虫除けスプレー(1)
ガスバーナー(1)
ガス缶(1)
コッヘル(1)
コップ(1)
箸(1)
日焼け止め(1)
タオル(1)
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共同装備 |
入浴セット(車に置く)
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感想
丹沢を歩き始めた15年ほど前の頃、どこかでお会いした年上のハイカーさんから「浅瀬〜椿丸〜織戸峠〜大栂〜菰釣山と続く尾根は、かつて交易路として使われていた歴史ある道だよ」と教わったことがある。電車内だったか、バスだったか、あるいは温泉だったか、お会いした場所は覚えていないのだが、その言葉は印象に残って、以来ずっとこのルートに興味を抱いていた。
しかし、長い距離と標高差、季節ごとの課題(春〜秋のマダニ、冬の寒さと重い荷物)、水場がないこと等を考えるとなかなか踏み出せなかった。2021年12月に一度挑戦したが、最初からペースを上げすぎて脚が攣り、何とか椿丸までは歩けたのだが、そこで無念の撤退となった。
昨年12月、toramonさんが椿丸尾根とシキリ尾根を組み合わせて菰釣山を周回した記録を拝見した。標高差は約1500m。避難小屋泊の重装備ではなく日帰りの軽装備ならば意外と私でも行けるのではないかと考え、今回ついに実行に移すこととした。
参考:2024年12月16日(月) [日帰り] (toramonさんの記録)
浅瀬から↑椿丸〜大栂〜菰釣山↓シキリ尾根で周回
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7601783.html
浅瀬から椿丸までは道を覚えていた。とにかく焦らずに体力温存を心がけた。日暮れまでに地蔵平に下山できれば良い。その後は安全な林道だからヘッデン歩きでも問題ない。そう考えると気が楽であった。
椿丸で小休止後、12年ぶりの織戸峠へ。変わらぬ静けさが心地よく、かつて人々がここを越えて地蔵平と水ノ木を往来していたと思うととても興味深い。次にまたここを訪れる体力が12年後の自分にあるかどうかは分からない。今のうちに世附の山々をたくさん歩いておきたい。
菰釣山の山頂に着き、ベンチでお湯を沸かしてコーヒーを淹れた。記念撮影でもしようと立ち上がろうとしたところ、内腿の筋肉が激しく攣ってしまった。とても立ち上がれる状態ではなく、それ以上酷くならない姿勢を維持しながら食事を済ませた。下山できなければ避難小屋泊かと焦りつつ、携帯していた芍薬甘草湯を服用するとやがて立ち上がることができるようになった。初めての服用だったので効能に驚いた。
今回も慎重に、無理せずゆっくり歩いたつもりだったが、脚は限界を迎えてしまったようだ。どうやら私の脚力・筋力では、標高差1500mあたりで限界が来てしまうらしい。山を歩くたびに「もっと鍛えねば」と思うが、今回もまたそれを痛感する結果となった。とにかく、無事に下山できて良かった。
行動中に出会った人は、山頂でのハイカー2名、大股沢林道での釣り師4名のみ。それ以外には誰とも会わなかったし、幸い熊に会うこともなかった。長い行程だったが、上りでも下りでも静かに美尾根を歩くことができて満足な一日になった。また季節を変えて歩いてみたい。
コメント
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浅瀬の取付きから眠気も吹き飛びますよね。。
緑も鮮やかないい季節、年末とは景色が違いますね
自分は汗かきすぎると脚攣りが慢性的に発生するので「芍薬甘草湯」は手放せません(;'∀')
世附周回お疲れ様でしたー♪
浅瀬の取り付きから急登で堪えますよね💦
これまで足が攣りそうになっても騙し騙し歩けていたのですが、今回は思いっきり攣ってしまいました。下山後のさくらの湯でも貧血で倒れそうになるし、自分の体力と正直に向き合えという山の神様のアドバイスなのかもしれません。
緑が鮮やかになるのはこれからですね。暑くなると夕立と熱中症が心配ですが、緑の濃い夏にも歩いてみたいです。
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