南鈴鹿
三重県
滋賀県
山キチどん
- GPS
- 07:43
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 2,085m
- 下り
- 2,162m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 10:07
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 12:37
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2006年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス 自家用車
下山口：JR草津線柘植駅から草津線、甲賀市バスで黒滝口へ戻る |
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未明の国道1号線を走り、鈴鹿峠の手前から野洲川ダム・鈴鹿スカイラインに通じる県道507号に入った。3�卍�先の黒滝集落への分岐点“黒滝口”に車を止めた。空が明るみだした5:10、集落へ向けて歩き出した。田村川を渡り惣王神社から登山道が始まった。尾根筋を単調に登ると、標高500m辺りからここ数日の寒波で降った新雪が登山道を覆いだした。ベンケイ（762m）のピークに達したが展望はない。
一旦下って登り返すと鈴鹿山脈主稜線、舟石山（約760m）に到った。ここからは2週間前に歩いた道。しかし前回なかった雪があって、ぜんぜん趣が違う。およそ10�僂寮兩磴鯑Г澆靴瓠⊃瓩�溜まりでは30�儷瓩�の深さがある。臼杵ヶ岳(697m)に達するといよいよ南部の処女地の始まりだ。アップダウンしながら安楽越（495m’）へと下るに従い雪は少なくなってきた。途中東海自然歩道が合流する地点は一寸した広場になっていた。ここから安楽越までは東海自然歩道の広々とした道で丸太階段が設置されていた。東海自然歩道は安楽越から三重側の石水渓へと車道を下りて行く。20年以上前東海自然歩道を歩いてみようかと思い調べてみたが余りにもつまらない所ばかりを通っているので興味が萎えてしまった。縦走路はさらにアップダウンの末、最低鞍部の大峠（451m）に達した。ガレ場の縁を歩き登り詰めると錐山(きりやま590m)と書かれた小さなプレートが掲げられていた。545m位まで標高を下げて登り返すと霧ヶ岳(630m)山頂だが展望はなかった。
進路を90°西に振りガレ場の小ピークを幾つも越えると四方草山（667m）に達した。縦走路は東側を巻いており、気をつけていないと通り過ぎてしまう。3等三角点「唐谷」があり展望は良い。気温が上がり木の枝や笹に積った雪が解け始め、ポタポタ滴れて来て晴れているのに雨具のお世話になった。南側の基部で南に下る道が分岐しており、それがもっともらしく見えた。本道の赤テープを見落とし分岐道に入り込んでしまい見通しが開け間違いに気付くまで15分も進んでしまった。ガックリ来て元に戻るが往復30分のロスは痛い。
三子山との鞍部（約470m）を越え、南北に三つ並んだ三子山のピークを一つ一つ登った。標高は北から順に568m、556m、540mと徐々に低くなり、展望は第1ピークのみだった。第3ピークでまた道を間違えそうになりながらも何とか西に進み鈴鹿峠（約375m）へと下った。旧東海道が越えていた有名な峠は、一帯が茶畑になり古道が通っている。現在の国道1号線は直下をトンネルでぶち抜き喧騒からは切り離されている。登山者の車が3台ほど停められていた。恐らく高畑山に行っているのだろう。
高畑山への登り返しは長い、前衛峰が幾つもありなかなか辿り着かない。数人の登山者とすれ違い、噴火口の跡のような大きなガレ場を過ぎ1時間掛かって漸く高畑山(773m)山頂に到着した。山頂からは360°の展望がありしっかり積雪はあるが、気温はさらに上がり雪はざくざく、アイゼンは必要なくなった。小さなアップダウンが続き溝干山(770m)からは険しい下りで坂下峠(635m)に到った。急登で尾根を駆け上がり唐木山(732m)、唐木岳(730m)に登った。幾つもの小ピークを越え三頭山(774m)に到るが山頂標識はなく、行き過ぎてしまいそうだった。そして一番奥に控えるのは本日の最高峰、那須ヶ原山(800m)で此処は展望が利いた。山頂には閉ざされた祠とガラスの割れた避難小屋、それに3等三角点「那須ヶ原山」があった。
縦走路分岐点まで戻り南に下った。次の顕著なピークに北打山(698m)のプレートがあり、予期せぬ名前のある山だった。次のピークにも名前があり倉部岳(688m)とあるが展望はない。そして伊勢、伊賀、近江国境の三国岳(715m)に到着した。そもそも間違いの起こりはこの山だった。昭文社地図の曖昧な表示で“三国山”と不鳥越峠（とりごえとうげ）の位置がはっきりしなかったのと地形図に記載のない道の出現で地図上の位置を誤り、通るはずだったゾロ峠への道に達せず、不動谷という北側の谷に下りてしまった。その結果、鳥山、旗山をすっ飛ばしてしまったが、その代わり予期せぬ忍者岳(728m)に登ることができたのだが・・・よく考えてみると三国岳という名前なのだから三国国境の山であると気付けばよかったのだが・・・
不動谷を下り三馬谷小屋に達すると、登山道が終わり林道となった。柘植駅まで4.3�劼鯤發�、24�厖召蠅猟控�離縦走を終えた。最高峰ですら800mの縦走路だったがアップダウンは厳しくかなりハードな山行だった。柘植駅では17:47の草津線列車に滑りこみセーフで乗ることができ、貴生川駅から甲賀市営バス50分の乗車で黒滝口に車を回収に行った。途中ファミレスで食事をして南草津のスーパー銭湯”極楽湯“に立ち寄り、自宅には22:40に帰着した。
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