浅草岳


- GPS
- 06:17
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,147m
- 下り
- 1,148m
コースタイム
天候 | 快晴 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪豊富。新雪が多い所では15cmくらいあった。 |
写真
感想
除雪最終点には5:44に到着。日の出の時間を過ぎているため既に明るく、出発準備中のパーティも見られた。今日は好天予報なので多くの人が入山しそう。準備の後6時に歩き出す。1分歩いて雪のスロープを上がり、スキーを履く。雪壁はまだ3メートルくらいありそう。今年はどこも積雪豊富。雪質は朝でも気温がそれほど下がっておらず、割と柔らかい。今日は気温も上がりそうなので、帰りの時間には湿気て滑らなくなりそう。橋のところに来たら右折。トレースは無数にある。最初は林道歩きなので傾斜は緩め。ウォームアップのつもりで歩く。樹林帯のため、歩くと汗が出てくる。止まって衣類調整した上で行動する。林道から樹林帯歩きになると少し傾斜が出てくる。とは言っても雪質が柔らかいので緊張した登りにはならない。Zさんはスノーシューだがこれも登りやすそう。徐々にだが標高を上げると木々に霧氷が見えるようになる。昨日は天気が良くなかったのだろうか。4月に入っているし標高もまだ1000メートルに満たないが、白くなった樹木がとてもきれいに見えた。霧氷の他に新雪も出てくるようになる。山頂の標高が1600メートル程度の浅草岳だが、豪雪地帯にあるためか、4月でも積雪があるようだ。新雪の上のトレースを利用して距離を伸ばす。ぶなの森に入ると霧氷は更にきれいに。青空と相まって素晴らしい景観となった。歩く足を止めて写真を撮る時間が長くなる。風がないので止まっても素手になっても寒さは感じない。日当たりの良い場所では既に融けて落ち始めているため、その下を歩くと独特なシャリシャリとした音が聞こえた。大きめの欠片が頭に当たるとわりと痛いが、きれいなので問題ない。写真を撮りつつ進む。ぶなの森を抜けると疎林が現れる。先行者のトレースが一本付いている。我々もそれを利用させてもらう。新雪は多い所では15cmほど。帰りの滑りに期待できそうだ。一本調子の登りだが、景色は良いので飽きない。春なので霞んではいるが、お隣の守門岳が堂々としていて立派だった。向こうの山にも今日は沢山のハイカースキーヤーボーダーがいることだろう。嘉平与ポッチのところはこの時期巻く。雪質が硬かったり凍っていたりすると厄介だが、今日は新雪が付いていて特に問題なし。ただしトラバース気味に進むので、スノーシューのZさんはおっかなびっくりで進んでいた。ここまで来るとだいぶ先が見えてくる。快晴無風の青空なので、止まって休憩しても寒さは感じない。シャツだけで歩くが、日差しと照り返しがどちらも強いので、暑いくらいの時もあった。帽子や日焼け止め必須の状況。前岳に至ればようやく先の本峰が見えるようになる。このあたりは少し雪が硬い箇所もありスキーで歩いても跡が付かないところもあった。前岳を過ぎればラストスパート。一旦少し下ってから登る。山頂直下も少し硬めのところはあったがやはり問題なし。浅草岳山頂には9:41に到着。快晴無風。山頂からは周囲の景色がよく見えた。何度もこの時期に来ている浅草岳だが、山頂がこれだけ穏やかなのは初めてかもしれない。上着を着ないで休んでいても寒くない。山頂についたら自分は下りの準備だが、今日は早坂尾根を下らずに来た道を戻るため、前岳のところが登り返しになってしまう。大した登りではないかもしれないが、シールを剥がすとジタバタしないと登れそうにないので、前岳まではシールで歩くことにする。景観を十分楽しんだ後10時ちょうどに下山開始。硬い雪質の上をシールのまま滑るのは怖いが、慎重に進んで事なきを得る。前岳まで登ってスキーの換装をする。Zさんはこの先つぼ足アイゼンを選択する。準備ができたら前岳から滑る。雪質はこの時期としてはとても良い。昨日の新雪がまだ腐っておらず、パウダーと言ってもいい箇所もあった。ただし狭い尾根のところが多いので、板を十分に回して滑れる箇所はあまりなかった。雪質が良さそうなところ滑りながら下山する。歩きのZさんを途中待ちつつだが、景色が良いので待っていても飽きない。今日は天気も雪質も本当にあたりの日だった。標高を下げると徐々に雪が重たくなり、樹木も増えてくる。板を回すのも大変になってくるが、それでもカチカチやドロドロの雪よりは全然マシだった。だが樹林帯に入るとさすがに滑りは悪くなる。新雪がストップスノーのようになり、気を抜いて滑ると一回転しそうになる。慎重に滑るのみ。更に下りると林道が出てくる。場所によっては雪崩れている箇所もあり、長居はしないでさっさと通過する。林道の雪崩の箇所を過ぎ橋のところまで戻ったら安全圏。スキーで先に進ませてもらう。除雪最終点までスキーを漕ぎつつ進む。クルマには12:34に到着。後半の雪質は少し厄介だったが、上部はかなり快適だった。Zさんも少し遅れて無事到着。下山後は花粉を浴びたくないので、手早く片付けしたらマスクをして出発した。除雪最終点付近には、20台くらいのクルマが縦列駐車していた。これだけ天気が良ければこれだけの台数が並ぶのもとてもよく分かる。
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