【中央アルプス北部縦走】福島Bコース〜木曽駒ヶ岳〜空木岳・・・でも、天候悪化で越百山へは縦走できず


- GPS
- 24:58
- 距離
- 33.4km
- 登り
- 3,516m
- 下り
- 3,809m
コースタイム
福島Bコース登山口07:15→07:45林道終点(渡渉時に左足ポチャ)08:00→09:15五合目09:30→10:45七合目避難小屋11:10→12:00八合目水場12:15→13:25玉乃窪山荘(ビールタイム)13:50→14:40木曽駒ヶ岳山頂15:00→15:10頂上山荘(幕営)
9/20 木曽駒ヶ岳から宝剣岳・檜尾岳・東川岳を経て空木岳へ(小屋泊)
幕営地05:05→05:15中岳(写真撮影)05:45→06:10宝剣岳06:20→06:40三ノ沢岳分岐06:50→09:25檜尾岳09:40→11:05熊沢岳11:10→12:40東川岳→13:02木曽殿山荘(休憩&水場往復)13:45→15:25空木岳山頂→15:33駒峰ヒュッテ(泊)
9/21 天候悪化のため越百山への縦走をあきらめ、エスケープルートを下山
駒峰ヒュッテ07:30→07:41空木岳山頂→08:36木曽殿山荘08:50→09:22見晴台→09:44八合目→10:13七合目水場10:25→11:00六合目北沢吊橋11:05→12:03うさぎ平12:25→12:42金沢土場→14:00駐車場
天候 | 9/19(日) 曇りのち晴れ 9/20(月) 曇りのちガス 9/21(火) 朝のうち強風と濃いガス。2時間様子を見ましたが、稜線歩きは危険と判断し、エスケープルートで下山しました。ところが、午前11時頃から晴れてきました。もう少し天候回復が早ければ、越百山縦走ができたのにと、残念です。いつかリベンジしたいですね。 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
19日05:10にバイクで駐車場を出発。林道を戻り、約40キロ離れた木曽駒高原スキー場に移動しました。50CCのスクーターで2時間近くかかりました(途中、コンビニで朝食休憩20分)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【アプローチ】 ◆ 伊那IC〜権兵衛峠〜伊奈川ダム登山口(クルマ) ・ 自宅を午後出発し、北関東道〜上信越道〜中央道を経て伊那ICには21:00到着しました。 ・ 伊那ICからは、2006年に開通した権兵衛トンネルを経て、わずか30分で木曽福島に到着。国道19号を南下し、須原駅から伊奈川ダムへと進んで、22:20に伊奈川ダム登山口に到着しました。登山口駐車場までの道路は、ずっと舗装されており、駐車場の直前で砂利道となります。 ・ 駐車場には20台くらい駐車していましたが、まだまだ余裕。早速、クルマを止め、バイクを下ろして車中泊の準備です。クーラーに冷やしておいたビールの栓を抜き、つまみを頬張ります。缶ビール2本を空にしてよい気分になった23:00頃、シュラフに潜り込み就寝です。 ◆ 伊奈川ダム登山口〜木曽駒高原スキー場福島Bコース登山口(バイク) ・ 午前4時、腕時計のアラームで起床。登山靴に履き替え、5時10分にバイクで約40キロ離れた木曽駒高原スキー場へと出発です。私と同じように、クルマに積んできたバイクを下ろしている方がいました。考えることは同じですね。 ・ 駐車場から国道19号までは、約11キロ。そこからは19号を24キロ北上しますが、途中には何軒かコンビニがありますので、食料調達ができます。今回は「寝覚ノ床」にあるセブンイレブンを利用しました。 ・ 駒ノ湯への分岐を過ぎ「原野」の交差点を右折して木曽駒高原スキー場(休業中)を目指します。注意したいのは、スキー場入り口の駐車場に駐車しないことです。スキー場の入り口には駐車場や事務所、チケット販売窓口がありますが、道路はさらに上まで続いています。なお、ここには、「木曽駒冷水」がありますので、水の補給には良い場所です。 ・ 2軒のペンションを過ぎ、舗装路が切れてスキー場に入ったところに駐車スペースがあります。クルマなら30台程度は駐車できると思います。 【1日目】 木曽駒高原スキー場から木曽駒ヶ岳へ(幕営) ◆ 福島Bコース登山口〜7合目避難小屋 ・ スキー場の中の砂利道を6〜7分歩くと、「木曽駒ヶ岳登山道」の標識があります。登山ポストもありますので、ここで登山計画書を投函しました。標識からさらに12〜13分歩くと、チェーンが張られたゲートとなります。往復ピストンならば、ここまでクルマで入れますが、草ヤブでのコスリ傷に注意ですね。 ・ ゲートから先も林道歩きですが、20分ほどで林道終点となり、沢を渡渉した先から登山道が始まります。沢は、水深は浅いものの、足場となる岩が安定していないので注意が必要です。うっかりバランスを崩して左足が水没。ここで足を拭いたりして15分休憩しました。 ・ 登山道に入ると、いきなり樹林帯の中の急登となります。テント装備の重荷なので、あせらずじっくり登ります。10分ほどで4合目の標識に到着しますが、休まずに歩きます。さらに30分ほど登ると、「力水」という水場になります。水量は少ないですが、わき水でおいしいです。ここで5分ほど休憩。 ・ このあと、コメツガ林の急な登山道が続き、09:15に5合目、10:00に6合目を通過して7合目の避難小屋には10:45頃に到着しました。ここまで、林道ゲート付近で日帰り装備の二人連れに抜かれた以外には誰にも会わず、静かで趣ある登山道でした。 ・ 避難小屋は比較的新しくきれいで、別棟には水洗トイレまでありました。水場がないのが残念ですが、ストーブが設置されていて寒い時期でも快適そうです。一度は泊まってみたいですね。ここで25分ほど食事休憩をとりました。 ・ それから、登山地図には記載されていない麦草岳までの直登ルートがあるようで、小屋の外のベンチのそばに、「麦草岳頂上」を示す指導標がありました。 ◆ 7合目避難小屋〜木曽駒ヶ岳〜頂上山荘テン場 ・ 避難小屋から先は、これまでの急登とはうってかわって、山腹をトラバースする登山道となります。そのためアップダウンはあるものの、なかなか標高が稼げず、距離ばかり歩かせられる感じです。 ・ 11:10に避難小屋を出発し、20分ほど歩くと、前方左側に目指す木曽駒ヶ岳が見えてきます。上空は青空が広がり、空気もさわやかです。でも、登山道の左斜面が崩落していたり、大岩の堆積するところを上り下りしますので、結構気を遣いながらの歩きとなります。 ・ 8合目には、12:00に着きました。すぐ下が水場です。避難小屋のトイレ用の水は、ここの水場から引いているらしく、採水場所のパイプにはゴミが入らないよう、ネットがかけられていました。ここの水はすごく冷たくておいしいです。水量も多いです。 ・ 8合目の先もしばらくは大岩の上を伝って歩きますが、そのうち、前方に稜線が見えてきます。この稜線に上がれば、玉ノ窪山荘です。 ・ 標高差約300メートルの登りをクリアして、13:25に玉ノ窪山荘に到着。あとは山頂まで200メートルを登ればよいだけなので、ここでアメリカン・クラブ・サンドをつまみに、持参した冷たいビールを味わいました。至福の時です。 ・ 山荘から山頂までは、地図のコースタイムでは40分ですが、ビールのおかげか重荷のせいか50分ほどかかりました。登りの途中からは、特徴ある宝剣岳の岩峰や堂々とした三ノ沢岳を望むことができます。また、振り返れば、形の良い木曽前岳や麦草岳の眺めがナイスです。 ・ 木曽駒ヶ岳山頂には、14:40に到着です。千畳敷から登ってきた登山者がたくさん休んでいました。それまでの静かな登山道と対照的です。山頂からは、北に御嶽山や乗鞍岳、北アルプスの槍穂高連峰などがよく見えます。南には、目の前に宝剣岳や伊那前岳、三ノ沢岳。30年ぶりの山頂です。 ・ 20分ほど眺めを楽しんだ後、山頂直下にある頂上山荘に下ります。歩いて10分ほどのところです。ここのテン場は広く、かなりの収容力がありそうです。利用料は一人600円。水は沢からポンプアップしていて、トイレの洗面所の蛇口をひねればいくらでも使えます。また、缶ビールは500円でした。 【2日目】 木曽駒ヶ岳から宝剣岳・檜尾岳・東川岳を経て空木岳へ(小屋泊) ◆ 幕営地〜中岳〜宝剣岳〜三ノ沢岳分岐 ・ 昨夜のテン場には、40〜50張りのテントが設営され、夜中まで人声がうるさかったです。特に隣の子連れファミリーのテントでは、お漏らししたのか、「濡れちゃったー!」という子供の声で夜中に大騒ぎ。連休中のメジャー山域では仕方ないとあきらめて我慢です。 ・ さて、2日目の朝は、午前3時半に起床。お茶漬けのあとコーヒーを飲んだらサクッとテント撤収。05:05には出発です。まずはすぐ近くの中岳へ。10分ほどで中岳に到着すると、一脚を伸ばしてカメラをセット。残念ながら曇り空ですが、それでも東の方向は、南アルプスの山並みや富士山が見えています。レンズを望遠ズームに付け替えて日の出前の南アルプスと富士山をパシャリ。5時半過ぎには雲の上に朝日が顔を出します。でも、すぐにその上の雲に隠れてしまいました。今日は青空は期待できそうにありません。それでも、遠望がきいているのが有り難い。 ・ 撮影で30分ほど粘りましたが、良い写真が撮れそうもないので、あきらめて05:45に宝剣岳へと向かいます。山頂に向かう岩場には06:00に取り付き、7分ほどで山頂に到着。クサリやスタンスが整備されていて、重荷でもバランスを崩すような箇所はなく、不安なく登れました。山頂では順番待ちをしながら互いにカメラのシャッターを押し合います。 ・ しかし、その後の下りは所々緊張する箇所もあり、渋滞が続きます。それでも、25分ほどで三ノ沢岳分岐に到着です。朝早い時間帯で、団体がいなかったので、スムーズに歩くことができました。昼間なら、かなり時間がかかることでしょう。 ◆ 三ノ沢岳分岐〜檜尾岳〜熊沢岳〜東川岳 ・ 三ノ沢分岐で水分補給をしたあとは、これまでとはうって変わって穏やかな登山道を歩き始めます。7分ほどで極楽平に到着。ここを左に下れば、千畳敷に降りられます。私は本日の目的地、空木岳に向けて直進です。 ・ 極楽平から12分ほどで島田娘に到着。ここはピークとなっていて、稜線の眺めが良いところです。縦走路の先には、これから歩く檜尾岳や熊沢岳、遠くに空木岳などが連なっていますが、なんだかアップダウンや岩場がたくさん見えていて、きつそうです。それに距離もかなりあります。 ・ 標高2,858メートルの島田娘から標高2,612メートルの鞍部まで約250メートルほど下り、80メートルほど登り返すと濁沢大峰に到着です。時刻は07:54。島田娘からは50分ほどかかりました。 ・ 次の檜尾岳へもアップダウンがあります。標高2,536メートルの鞍部まで155メートル下って、2,728メートルの檜尾岳山頂まで192メートルを登り返します。テント装備の重荷なので、こうしたアップダウンの連続はきついです。しかも、濁沢大峰から鞍部までは岩場の連続で、下りも急な箇所があり、気を遣います。鞍部までの下りで疲れが出たので、ここで15分の休憩をとり、エネルギーを補給しました。 ・ 休憩後に檜尾岳への登りに取り付きますが、ハイマツのブッシュが歩行の邪魔をします。大型ザックは、こういう時きついです。それでも先ほどのような岩場の急斜面はないので、なんとか09:25檜尾岳山頂に到着しました。濁沢大峰からは、1時間半ほど。途中で15分休憩しているので、まあ、コースタイム程度のスピードでは歩いていますね。 ・ 檜尾岳山頂は、縦走路と伊那谷から突き上げる檜尾尾根との分岐点となっており、悪天候の際はこの尾根をエスケープルートとして使うことができます。また、山頂から尾根を10分ほど下れば、避難小屋もあります。縦走の際には重要なポイントとして押さえておきたい場所です。 ・ 檜尾岳では、15分ほど写真を撮りながらルートを確認し、家人にメールで状況報告してから先へ進みます。この稜線はどこでも携帯で通信ができて便利ですね。 ・ さて、目指す空木岳はまだ遠く、その前に、熊沢岳から東川岳へと至る稜線のアップダウンをこなさなければなりません。天気は相変わらず曇りですが、時々雨がパラつき、風も強くなってきています。 ・ 熊沢岳へは、大滝山を経由して行きますが、この大滝山の山頂手前には、悪天候時にテントが張れる広さの平地があります。雨が降ると水の通り道になる可能性はありますが、覚えておきたい場所です。 ・ 大滝山を過ぎると、熊沢岳までは、また、岩の間を縫うようにアップダウンが続きかなり歩きづらいです。コースタイムは1時間10分ですが、私の足で、1時間25分かかりました。このコースタイムは厳しめだと思います。 ・ 熊沢岳山頂は広い平坦地になっていて、東川岳〜空木岳方面が望めますが、東川岳でさえ、まだまだ遠いという感じに見えます。ここで10分ほど休憩をして、東川岳を目指します。 ・ 東川岳には12:40に到着しました。熊沢岳から1時間25分と、ほぼコースタイムです。この間で気をつけたいのは、東川岳山頂手前の鞍部からの登りです。険しい岩場となっており、短い距離ですが注意が必要です。 ・ 東川岳山頂からは、目の前に空木岳から南駒ヶ岳へ至る稜線が連なります。木曽殿越まで下った後、空木岳までは370メートルの登り返しとなりますが、相当傾斜が急で、上部は岩場になっています。「これは結構大変だなあ」というのが、その時の思いでした。 ◆ 東川岳〜木曽殿越(水場往復)〜空木岳〜駒峰ヒュッテ(泊) ・ 東川岳は写真を撮っただけでそのまま通過し、木曽殿越には、13:02に到着しました。山荘前にあるベンチに荷物を下ろし、休憩です。今夜の宿泊場所である駒峰ヒュッテは、HPによれば、水やビールが売り切れだということなので、ここから7分ほどのところにある「木曽義仲の力水」まで水を汲みに行きました。水場に着いてみると、水量はかなり少なく、2.5リットル確保するのに5分近くかかりましたが、とにかく水が手に入って良かったです。 ・ 木曽殿越に戻り、缶ビール(キリン350CCのみ、500円)を購入して、13:45に空木岳を目指して登り始めます。最初はなんということの無い登山道ですが、徐々に傾斜がきつくなるとともに、岩場が出てきます。1時間ほどで「第1ピーク」と書かれた岩場に出ますが、この先がやっかいでした。少し下った後はクサリや鉄棒の足場がある急な岩場の登りです。ガスで周囲が見えないことは幸いですが、とにかく3点確保で登る必要があります。一つクリアしてもさらに2カ所、同じように急な岩場のクサリ場が出てきてかなり疲れました。正直なところ、「登りは良いにしても、ここは下りたくないなあ」というのが本音でした。 ・ ガスと強風の中、なんとか15:25に空木岳山頂に到着。木曽殿越から1時間40分かかりました。山頂はさすがに誰もいません。4年前は晴天の山頂を経験していますが、今回はガスで何も見えないので、早々に駒峰ヒュッテ目指して下山です。 ・ 駒峰ヒュッテには、15:32に到着です。小屋に入ると、男女5人パーティが宴会の真っ最中です。おいしそうな臭いが漂ってきました。単独の方が2階に寝ているということで、私も2階へ。ここで荷物を整理し、夕食に必要な用意を持って1階へ降ります。食事の前に、とりあえず木曽殿山荘で購入したビールを味わいます。疲れているだけにウマイ!そのあと、バーボンの水割りを飲みながらラーメンを作っていると、本日最後の宿泊客が入ってきました。管理人さんは不在だったので、何も購入できませんが、宿泊者はそれぞれ自炊の用意ができていたので、何の問題もありません。その夜は、一晩中、強風が吹いたり、強い雨が降ったりしました。 【3日目】 空木岳〜木曽殿越〜伊奈川林道〜駐車場(天候悪化のため越百山への縦走をあきらめ、エスケープルートを下山) ◆ 駒峰ヒュッテ〜空木岳〜木曽殿越 ・ 夜が明けると、雨は上がったものの、周囲は強風と濃いガス。朝5時半を過ぎても、皆さん待機状態です。朝食を済ませると、皆さん、これからの行動をどうするかという話題に集中。池山尾根から登ってきた男女5人パーティは、時間切れで稜線縦走をあきらめ、来た道を引き返すとのこと。ほかの単独行2人も、池山尾根から下山するということです。 ・ 私のほうは、目的の南駒ヶ岳〜越百山縦走は、強風での稜線歩きとなり、危険なので、空木岳から木曽殿越を経由して伊奈川林道に下るエスケープルートしか選択肢はありません。でも、空木岳直下の厳しい岩場は、濃いガスで濡れており、かなり危険な状況と予想されます。とにかく、風が弱まるのを待つしかありません。 ・ 午前7時を過ぎると、木曽殿山荘を早朝に出発した登山者が何人も下ってくるようになりました。 ・ 彼らが歩けるなら、大丈夫だろう、ということで、私も、07:30、小屋をあとにすることにしました。 ・ 07:41、空木岳山頂に登ると、10人ほどの登山者がいました。風も先ほどよりは弱くなっています。そこで、木曽殿山荘に下り始めます。さすがに、山頂直下の岩場は険しかったので、後ろ向きに降ります。でも風が弱かったので、それほど苦労せず、木曽殿山荘には、55分で下ることができました。 ・ 木曽殿山荘の温度計は摂氏10度を指していました。昨年の暴風雨の中の大雪山縦走のときよりも、よほど暖かく、助かりました。零度前後で強風ならば、遭難事故が発生してもおかしくないと思います。とりあえず小屋についてほっとしたので、またまた缶ビールを購入。この先の登山道を確認すると、特に問題なしとのこと。それを聞いて、安心しました。 ◆ 木曽殿山荘〜うさぎ平〜伊奈川林道〜駐車場 ・ 木曽殿山荘から伊奈川林道へと続く登山道は、樹林帯の中なので、強風や雨の影響は軽微です。実際、歩き始めると、驚くほど静かでした。力水を過ぎ、10:13に7合目の水場「仙人の泉」に到着。ここで15分の食事休憩のあと、北沢の吊り橋には11:00に到着しました。この吊り橋は、木の丸太をつなぎ合わせており、雨の時は滑りやすそうです。 ・ 吊り橋から5合目までは登りとなり、結構疲れます。でもそのあとは樹林帯の急降下となり、林道との出会いである「うさぎ平」には、12:03に到着。ここで雨具を脱ぎ、山荘で買ったビールで一息入れます。すでに上空は青空です。強い日差しの中、さらに林道を2時間ほど歩き、マイカーをおいた駐車場には14:00に到着しました。 |
写真
感想
・ 9月の連休の時期は,例年,秋雨前線の影響を受けて天候が不安定となるため,好天に恵まれた山行はなかなか期待できないことが多いです。
・ でも,今年は強い太平洋高気圧の影響か,9月に入っても猛暑続きで,18日からの三連休も好天の予報。
・ そこで,以前から気になっていた中央アルプスの南北縦走を実行することにしました。
・ コースは,1日目に木曽駒高原スキー場から福島Bコースを歩いて木曽駒ヶ岳頂上山荘のテン場で幕営。2日目は,宝剣岳・檜尾岳・熊沢岳・東川岳と縦走し,木曽殿越から空木岳に登り返して駒峰ヒュッテに宿泊。3日目は南駒ヶ岳・仙涯嶺・越百山を経て伊奈川ダム登山口に下山というプランにしました。
・ 登山口と下山口が約40キロほど離れているため,クルマにバイクを積んで,クルマは下山口に置き,バイクで登山口まで移動する「バイク作戦」としました。
・ このコースで注意が必要な点は,駒峰ヒュッテでの宿泊です。HPの情報によれば,猛暑の影響で水もビールも売り切れとのこと。そのため,水とビールは木曽殿山荘から持ち上げる必要があります。(売り切れでなくとも、管理人さんが不在の場合は、何も買えませんので、少なくとも水は確保しておくべきだと思います。)
・ また,3連休の混雑が予想される中での宿泊も不安です。幸い,使い切っていなかった夏期休暇の残りを21〜22日に取得することができたので,駒峰ヒュッテの宿泊日を翌日が平日となる20日とし,混雑回避を図りました。
・ 結果的には,予想どおり,ヒュッテの宿泊者は自分を入れて8名と少なく,余裕がありました。また,管理人さんは不在でした。
・ 一方,天候については,初日は晴れ。2日目は曇りながらも展望がきき,快適な稜線歩きができました。しかし,空木岳への登りはガスで展望がなく,3日目は朝から濃いガスと強風が吹き荒れる天候。池山尾根から登ってきていた5人パーティは,稜線の縦走をあきらめ,来た道を戻るとのことです。私も,昨年の大雪山での暴風雨縦走への反省を踏まえ,南駒ヶ岳〜越百山縦走は中止して,木曽殿山荘から伊奈川林道へと至る,樹林帯の中のエスケープルートへと変更しました。
・ ところが,エスケープルートを下っていると,午前11時頃から天候が回復。晴れ間が広がって稜線が見えます。天候回復があと3〜4時間早ければ,予定した縦走ができたのに,と残念でしたが,いずれの日にか,このエスケープルートを登り返して,歩けなかったコースを歩けば良いわけで,新たな課題ができたと考えることにしました。
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