滝ノ入右岸尾根(仮称)から有間山〜蕨山


- GPS
- 06:19
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,338m
- 下り
- 1,339m
コースタイム
- 山行
- 5:56
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 6:20
天候 | 快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
滝ノ入右岸尾根はトレースが薄く標識も全くない。注意箇所は次のとおり。 1.有馬林道からの取り付き:林道滝ノ入線に入り右に急カーブしたところに植林の中を登る踏み跡があったのでそこから取付くことにした。植林が途切れると踏み跡はかすかになり急で足場の悪い斜面となる。灌木に掴まりながら登れるのでなんとかなったが、滑落するとかなり下まで落ちそうであり身の危険を感じた。下りの場合はロープ必携。 2.大名栗林道の処理:林道に上がるのは何の困難もない。再び尾根に取り付くには、林道を左に進んですぐの崖の弱点をついてよじ登る。比較的容易。林道を右に進むと植林があり登れそうではあったが、かなり急。 3.逆川林道の処理:バラ尾根に合流してからは明瞭な踏み跡をたどる。再び林道に出てからは左手に進み、擁壁が低くなったところでマントリングで上に立ち、植林の中を適当に登ると稜線に出た。なお、林道を右に進み尾根の北側から上がるという過去ログもあり(beginner53さん)、見下ろした感じではそのルートのほうが傾斜が緩く正解だったようだ。 4.その他:尾根筋は傾斜が緩く自然林もあって快適。迷うところもない。大名栗林道からバラ尾根合流点までは赤テープが沢山あったが何のためのテープか不明。作業用だろうか。 |
写真
装備
個人装備 |
20mロープ(使用せず)
GPS
|
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感想
前回、中尾根をトレースして有馬峠に立ったとき、タタラノ頭から延びる尾根のラインが気になった。てっきりバラ尾根だと思って地図を眺めたら、どうもバラ尾根から派生する別の尾根だと判明した。ヤマレコの地図検索ではこれまでトレースされておらず状況は不明だが、逆に期待が膨らむ。とりあえず行ってみようと家を出た。
尾根の名称が分からないので、滝ノ入右岸尾根と仮称する(どなたかご存知でしたらご教示ください)。
尾根の下端は760m峰から二つに分かれていて、滝ノ入出合いか栃ノ木入出会いから取付けそうだ。有間林道と別れ滝ノ入林道に入って間もなく、植林帯を上がってゆく山道を見つけたのでここから取付くことにした。登り始めから急斜面だが植林の中は不安なく登れた。しかし植林は上まで続いておらず、踏み跡のない岩混じりの灌木帯に変わる。とにかく尾根通しに進むことに決め、立ち木や岩角を掴みながら腕力で這い上がった。下方、特に右側は沢で、落ちたらヤバそう。
ここを登り切ると傾斜が少し緩み、再び植林帯に入る。きれいに枝打ちされているので森林作業の方が時折入っているのだろう。急だが危険を感じることなく快適に登ってゆく。760m峰からは先日眺めた緩やかな尾根だ。藪もなく歩き易い。一般ルートでは味わえない気分を満喫する。
さて、次の課題は有間山バリエーションルートでは付き物の「林道対策」である。まず大名栗林道。林道に出たら左右を偵察する。右手に進むと低い擁壁が続く。急斜面だが植林が降りて来ているので、最悪ここを登ればよい。先週、有馬峠から観察した限りでは尾根の左(南西)側は崖が続き手強そうだったが、実際に歩いてみると何となく獣が通ったような弱点を発見、ここから取付いた。急斜面ではあるが予想より簡単に尾根に乗ることができた。
尾根上は緩い傾斜で快適だった。やがてピークに立つと右手から明瞭な山道が合する。バラ尾根だ。ここからは記録が多いので安心だ。まもなく逆川林道が横切る。過去ログでは、左に進み擁壁を越えて登る方と右に回り込み凹角を登る方がいるようだが、今回は左から登った。急だが危険は感じない。尾根に立つとすぐ右下に林道が見えた。なるほど、こちらから登ったほうが楽かもしれない。(特に下りの場合は安全だ)
もうここからは不安はない。自然林の明るい尾根を一登りでタタラノ頭の三角点に立つことができた。すこぶる良い天気で、樹間から覗く浦山の山々を眺めつつ蕨山を回って下山した。
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