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Yamareco

記録ID: 7600469
全員に公開
アルパインクライミング
甲斐駒・北岳

甲斐駒ヶ岳 黄蓮谷右俣

2024年12月06日(金) 〜 2024年12月08日(日)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
OLUCA その他2人
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
54:10
距離
20.3km
登り
3,028m
下り
3,035m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:37
休憩
0:11
合計
6:48
8:19
132
10:31
10:32
107
12:19
29
12:48
12:50
56
13:46
13:47
4
13:51
13:58
63
15:01
2日目
山行
17:35
休憩
0:55
合計
18:30
3:30
298
8:28
332
14:00
14:31
235
18:26
18:43
12
18:55
18:57
101
20:38
77
21:55
22:00
0
0:34
ゴール地点
天候 二日目の午後から降り出し20センチ以上の積雪 
過去天気図(気象庁) 2024年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
尾白川駐車場 
コース状況/
危険箇所等
五合目を過ぎて急な登りになったあたりでチェンスパ装着、七丈小屋までは危険箇所もなく歩けた。
小屋の方からの情報で今季まだ入ったパーティは居ないとの事。5合目に幕営もなく、他に谷に入る人も見当りませんでした。後から知ったが左俣に一組入ったが、凍ってなくて戻ったようだ。
2時起き真っ暗な中6号目までチェンスパで下る。六丈沢の下りはアイゼン、ヘッデンで沢床へはダブルアックスでクライムダウンする箇所もあった。第一核心の左岸へのスラブトラバース、リーダーがフィックスロープを張ってくれたが、全面凍っていない為、ロープ掴んで決死のトラバース。フォローでも生きた心地がしなかった。
氷の回廊は気を付けないとドボンしそうな箇所もあったけど、概ね良く凍っていた。長いナメ滝(たぶん奥千丈の滝)は積雪なく氷も柔らかくほぼフリーで、1,2か所立っている箇所はロープで確保してもらう。
後半にでてくる奥の滝は疲れも出てきたのでロープを出してもらい、中間はアッセンダーを使って登る。
ほどよいアイスクライミングが出来てここまでは順調かと思いきや、第二核心は詰めでした。際どいトラバースや雪壁登り、長いハイマツ歩き、午後から降り出した雪はどんどん積もり始めて、サラサラなので登り辛い上に、まぁまぁの風が前を歩くリーダーの踏み跡まで消してしまう事があり一番乗りの洗礼をうける事に。 谷を詰めて稜線に出るまでとにかく長かった😢
日没は想定していたが、山頂からもトレースが無い為、危険箇所多く、先頭を歩くリーダーが的確に導いてくれたお陰で無事小屋までたどり着くことができた。
予約できる山小屋
七丈小屋
神社へお参りしてから出発
2024年12月06日 08:21撮影 by  SC-53B, samsung
12/6 8:21
神社へお参りしてから出発
まだ下界は紅葉している
2024年12月06日 08:21撮影 by  SC-53B, samsung
12/6 8:21
まだ下界は紅葉している
刃渡り。殆んど雪はついていない
2024年12月06日 12:20撮影 by  SC-53B, samsung
12/6 12:20
刃渡り。殆んど雪はついていない
七丈瀑が良く凍っている。去年O君は左俣の翌日に登ったらしい。元気だなぁ
2024年12月06日 13:47撮影 by  SC-53B, samsung
12/6 13:47
七丈瀑が良く凍っている。去年O君は左俣の翌日に登ったらしい。元気だなぁ
六合目 谷への下降地点 
2024年12月06日 14:17撮影 by  SC-53B, samsung
12/6 14:17
六合目 谷への下降地点 
小屋は私達の貸し切りだった。
2024年12月06日 16:19撮影 by  SC-53B, samsung
12/6 16:19
小屋は私達の貸し切りだった。
この小屋は暖かくて居心地がとても良い
2024年12月06日 16:19撮影 by  SC-53B, samsung
12/6 16:19
この小屋は暖かくて居心地がとても良い
長い黒戸尾根の疲れと緊張のせいで、珍しくカレーのお代わりができなかった。 
2024年12月06日 17:05撮影 by  SC-53B, samsung
12/6 17:05
長い黒戸尾根の疲れと緊張のせいで、珍しくカレーのお代わりができなかった。 
2時に起きて3時半出発
2024年12月07日 03:26撮影 by  SC-53B, samsung
12/7 3:26
2時に起きて3時半出発
暗い中6合目をめざす。ちらほら雪が降っていた
2024年12月06日 11:26撮影
12/6 11:26
暗い中6合目をめざす。ちらほら雪が降っていた
どんだけ下るの、って不安になる
2024年12月06日 14:21撮影
12/6 14:21
どんだけ下るの、って不安になる
恐怖のトラバース。Kちゃんのアイゼンから火花が出てる。
2024年12月07日 06:46撮影 by  iPhone 15, Apple
12/7 6:46
恐怖のトラバース。Kちゃんのアイゼンから火花が出てる。
フォローの私、中間支点ないので恐怖しかない。同じく火花を出してロープをつかんでやっとの事で対岸へ。
2024年12月06日 14:53撮影
12/6 14:53
フォローの私、中間支点ないので恐怖しかない。同じく火花を出してロープをつかんでやっとの事で対岸へ。
ようやくちょっと落ち着ける場所
2024年12月07日 07:33撮影 by  SC-53B, samsung
12/7 7:33
ようやくちょっと落ち着ける場所
ここまでで結構痺れた。期待感より不安感が段々大きくなってくる。
2024年12月07日 07:51撮影
12/7 7:51
ここまでで結構痺れた。期待感より不安感が段々大きくなってくる。
察してか、ここからがスタートですよ〜とO君がモチベーションを高めようとしてくれる。
2024年12月07日 07:53撮影 by  SC-53B, samsung
12/7 7:53
察してか、ここからがスタートですよ〜とO君がモチベーションを高めようとしてくれる。
下界は天気良さそう、だけど甲斐駒ヶ岳は夕方から悪くなる予報
2024年12月07日 07:54撮影 by  SC-53B, samsung
12/7 7:54
下界は天気良さそう、だけど甲斐駒ヶ岳は夕方から悪くなる予報
氷の世界は綺麗だな〜、歩いている時は楽し。。
2024年12月07日 07:56撮影 by  iPhone 15, Apple
12/7 7:56
氷の世界は綺麗だな〜、歩いている時は楽し。。
所々氷が薄くなっている所あり。しかしO君早くて追いつけん、大変💦
2024年12月07日 08:19撮影
12/7 8:19
所々氷が薄くなっている所あり。しかしO君早くて追いつけん、大変💦
アイス部分は概ねフリーで
2024年12月06日 16:03撮影
12/6 16:03
アイス部分は概ねフリーで
長いとこは時短の為にKちゃんはフリーで、私だけ確保してもらったり
2024年12月07日 08:51撮影 by  SC-53B, samsung
12/7 8:51
長いとこは時短の為にKちゃんはフリーで、私だけ確保してもらったり
ふくらはぎが疲れてきた
2024年12月07日 10:14撮影 by  iPhone 15, Apple
12/7 10:14
ふくらはぎが疲れてきた
氷結具合は良い
2024年12月06日 16:52撮影
12/6 16:52
氷結具合は良い
素晴らしい景色なんだけどゆっくり見ている暇がない
2024年12月06日 16:52撮影
12/6 16:52
素晴らしい景色なんだけどゆっくり見ている暇がない
終盤の長い滝、アッセンダーが凍って動かなくなったので、Kちゃんは途中からフリーで。後半けっこう立ってた。
2024年12月07日 12:17撮影 by  SC-53B, samsung
12/7 12:17
終盤の長い滝、アッセンダーが凍って動かなくなったので、Kちゃんは途中からフリーで。後半けっこう立ってた。
詰めに入り始めると雪が降り出して風も出て来た。
2024年12月06日 20:37撮影
12/6 20:37
詰めに入り始めると雪が降り出して風も出て来た。
後姿に気持ちが出ている、このあたりから行動食が喉を通らなくなり気持ちが焦る。お湯で流しこんだり、リスのようにほっぺにためて少しづつ飲み込むようにしてエネルギー補給をした。
2024年12月07日 13:43撮影
12/7 13:43
後姿に気持ちが出ている、このあたりから行動食が喉を通らなくなり気持ちが焦る。お湯で流しこんだり、リスのようにほっぺにためて少しづつ飲み込むようにしてエネルギー補給をした。
ロープを出すような悪い場所もあった。サラサラの雪で歩き辛く、ハイマツや木を掴んで登る時間がとても長く指先が凄く冷たくなってしまう。全くスピードが上がらずみんなの足を引っ張ってしまった。
2024年12月06日 23:28撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
12/6 23:28
ロープを出すような悪い場所もあった。サラサラの雪で歩き辛く、ハイマツや木を掴んで登る時間がとても長く指先が凄く冷たくなってしまう。全くスピードが上がらずみんなの足を引っ張ってしまった。
18時半だけど、夜中の気分。稜線で風がヤバいとこあったけど、幸い短い区間で助かった。暗い中でいきなりの山頂に嬉しい気持ちも湧いたが、ここからの下山もまだまだ気が抜けないので手放しで喜べなかった。
私が到着するのを待ち構えていてO君が撮ってくれたがゾンビの形相
2024年12月07日 18:40撮影 by  iPhone 15, Apple
12/7 18:40
18時半だけど、夜中の気分。稜線で風がヤバいとこあったけど、幸い短い区間で助かった。暗い中でいきなりの山頂に嬉しい気持ちも湧いたが、ここからの下山もまだまだ気が抜けないので手放しで喜べなかった。
私が到着するのを待ち構えていてO君が撮ってくれたがゾンビの形相
22時に小屋に到着。下山開始後も中々の緊張だった。途中ヘッデンの電池を変えたり、アックスを落とすなどして、なんだかんだで山頂から3時間半もかかった。
2024年12月07日 22:08撮影
12/7 22:08
22時に小屋に到着。下山開始後も中々の緊張だった。途中ヘッデンの電池を変えたり、アックスを落とすなどして、なんだかんだで山頂から3時間半もかかった。
何時になるか分からないので小屋食は頼めないので、
持参した高級トレイルフーズを食べて暖かい小屋で眠れる有難さを噛みしめて就寝。翌日小屋の方が心配して電話をくれていたと知った。本当に申し訳なかった。
2024年12月07日 23:17撮影
12/7 23:17
何時になるか分からないので小屋食は頼めないので、
持参した高級トレイルフーズを食べて暖かい小屋で眠れる有難さを噛みしめて就寝。翌日小屋の方が心配して電話をくれていたと知った。本当に申し訳なかった。
朝からコーラを飲んで復活、去年、同じ時期に八ヶ岳でお会いしたTHANDERBIRD HILLSの藤本さんにまたお会いできて感激の一枚。
2024年12月08日 07:54撮影 by  SC-53B, samsung
12/8 7:54
朝からコーラを飲んで復活、去年、同じ時期に八ヶ岳でお会いしたTHANDERBIRD HILLSの藤本さんにまたお会いできて感激の一枚。
今日は下山のみ、Kちゃんのこの安心した表情。七丈小屋ベース2泊での計画にしてくれて本当に良かった。
2024年12月08日 08:57撮影 by  SC-53B, samsung
12/8 8:57
今日は下山のみ、Kちゃんのこの安心した表情。七丈小屋ベース2泊での計画にしてくれて本当に良かった。
刃渡り。行きには無かった雪が。
2024年12月08日 11:04撮影 by  SC-53B, samsung
12/8 11:04
刃渡り。行きには無かった雪が。
振り返り感謝の気持ちでいっぱいです
2024年12月08日 12:25撮影
12/8 12:25
振り返り感謝の気持ちでいっぱいです
下山めし
2024年12月08日 17:02撮影
12/8 17:02
下山めし

装備

共同装備
ロープ ジェットボイル(ガスヘッド) 
備考 今回、私は行動食の準備が甘かった。高度障害も多少あったのか行動食が喉に入っていかず、シャリばて、水分不足となった。お湯も今回のような行動時間が長くなりそうな場合はいつもの500では足りない。グローブは途中で替えた方が良かった。
ヘッデン行動必須の時はスペア電池よりスペアヘッデンがある方が安心。
大きな忘れ物があってテーピングが役に立った。

感想

甲斐駒の頂上へと突き上げる黄蓮谷、広大な氷瀑を登って山頂を目指すという、
憧れのアルパインルートへ、行けるのか行けないのか分からないまま、頭の片隅に淡い期待を抱きつつ、アイスクライミングはその為にやっていたと言ってもウソではない、と言う程に行きたいと思っていたルートでした。
体力的にも今年行けなければ諦めようと思っていたけど
右俣、左俣を行った事のある山岳会仲間のO君が一緒に行ってくれる事になり、
チャレンジすることになりました。

気張ってトレーニングや準備したつもりだったけど、それ以上に冬のアルパインはやはり厳しいものでした。
私の体力、経験不足により、ただひたすらついて行くのが精一杯で、計画よりだいぶ時間がかかってしまい、メンバー二人には大分迷惑をかけてしまいました。

一晩寝たらすっかり元気を取り戻したけど、最後の橋を渡りきった後、リーダーO君がこちらを見て待っててくれる姿を見て、申し訳なさと嬉しさが相まって涙した程
忘れられない山行となりました。

トレースが無いところをルーファイし、荷物も持ってくれて、終始導いてくれたO君とその間に立って私の様子を見てくれたKちゃん、二人には本当に感謝しかないです。 燃え尽きました。

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