記録ID: 7482115
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波
両毛国境縦走 袈裟丸山~皇海山~錫ヶ岳~白根山 車と公共交通で1泊2日の周回
2024年11月12日(火) 〜
2024年11月13日(水)


体力度
10
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 22:21
- 距離
- 43.0km
- 登り
- 4,615m
- 下り
- 3,608m
コースタイム
1日目
- 山行
- 9:48
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 11:21
距離 22.4km
登り 2,579m
下り 1,442m
16:48
2日目
- 山行
- 9:39
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 10:35
距離 20.6km
登り 2,036m
下り 2,165m
16:01
ゴール地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
湯元温泉17:55→(東武バス)→18:46清滝19:19→(日光市営バス)→19:41間藤駅19:46→(わたらせ渓谷鉄道)→20:04沢入駅 日光ー足尾間は要タクシーだが湯元温泉からのバスは19時半まである 湯元温泉19:30(最終)→(東武バス)→20:19細尾入口→(タクシー25km)→沢入駅 逆コースの最終は沢入駅14時24分となりかなり厳しい 沢入駅14:24→(わたらせ渓谷鉄道)→14:45間藤駅15:37→(日光市営バス)→15:59清滝16:42→(東武バス)→17:45湯元温泉 次の電車だと細尾リンク入口から湯元温泉までタクシーとなる上、間藤駅の接続も2時間待ちで非常に悪い。(沢入17:55発の電車が18:16に間藤駅につくが、少しでも遅れたら間藤駅18:17通過のバスにのりつげない。果たしてバスは待ってくれるのか?) 沢入駅15:56→(わたらせ渓谷鉄道)→16:17間藤駅18:17→(日光市営バス)→18:37細尾リンク入口→(タクシー25km)→湯元温泉 日光路線バス(日光駅ー清滝ー湯元温泉) https://www.tobu-bus.com/pc/area/nikkou.html 日光市営バス(日光駅ー清滝ー間藤駅ー足尾駅) https://www.city.nikko.lg.jp/soshiki/7/1032/4/rosenbus/7880.html わたらせ渓谷鉄道 https://www.watetsu.com/ Yahoo!乗り換え案内などでは清滝(東武バス)と清滝(日光市営バス)が異なり接続されず検索で出てこないので注意(沢入ー清滝は出てきます。 Google Mapsでの検索では沢入駅ー湯元温泉でしっかり出てきます。 バスと電車は間藤駅ではなく通洞駅で乗り換えたら30円安くなります(時間帯によっては乗り換えられません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◾️沢入駅ー塔ノ沢登山口 塔ノ沢登山口分岐(トイレのあるところ)から先の林道は崩れていて車では進めません。 ◾️塔ノ沢登山口ー小丸山ー前袈裟丸山 塔ノ沢登山口から賽の河原までの沢筋の登山道は一部わかりにくく、途中から渡渉も何度かある。暗いうちには歩きたくない印象。 賽の河原から小丸山は一般登山道。 小丸山から前袈裟丸山ははっきりした登山道だが時折笹原が深い。 ◾️前袈裟丸山ー後袈裟丸山ー奥袈裟丸山 袈裟丸連峰は登山道ははっきりしているが基本的に幼木がうるさい。前袈裟丸山ー後袈裟丸山で崩れているのはコルのところのみ。 ◾️奥袈裟丸山ー法師岳ー六林班峠 奥袈裟丸山から薄くなるが法師岳まで道はある。幼木のうるささは減る。 法師岳から六林班峠は道が消え気味の深い笹原の箇所が多い。笹に隠れた倒木に注意。 ◾️六林班峠ー鋸山ー皇海山 六林班峠から鋸山までの登り出しは道ははっきりしているが深い笹原がひどい。 鋸山から皇海山側の直下はロープはついているが急峻で険しい。 不動沢ノコルから皇海山は一般登山道。 ◾️皇海山ー国境平 皇海山から錫ヶ岳まで木に打ちつけた金属板の点字標識が続く。 皇海山から国境平までの急坂は道が消え気味。幼木がうるさいので道筋をトレースできるかでスピードはかわる。 ◾️国境平ー三俣山 道はうっすらとある。カマ北ノコルから三俣山手前の肩の登りが崩れ気味の岩場で険しいが、その他ではこの区間藪漕ぎと言えるほどのものはほとんどなく快適に歩ける。 ◾️三俣山ー宿堂坊山 点字標識は続いているが道筋は一転して消え気味になる。藪はなく歩きにくいところはない。 ◾️宿堂坊山ー錫ヶ岳 道はうっすらとある。荷鞍尾根の頭から2077m峰周辺は幼木がうるさく道を外すと大変。 尾根上幼木帯の傍に道のない深い笹原みたいのがあるところは尾根上幼木帯に道が見つかることも多い。 ◾️錫ヶ岳ー白桧岳 しっかりとした道があるが、笹や幼木や暗い樹林帯での倒木に隠れて見失いやすい。標識もメインは小さなピンクテープがメインとなり見失いやすい。 ◾️白桧岳ー白根隠山ー前白根山 白桧岳から見通しがよくなって一気に歩きやすくなる。白根隠山とのコルまでは笹原だが、その先は火山礫帯となる。 ◾️前白根山ー湯元温泉 激しく下るところは本当に超激しいので転がって行かないように注意。 水場は、塔ノ沢上部、袈裟丸山避難小屋、六林班峠、国境平、ヤジノ平、ネギト沢ノコル、錫ヶ平。 ヤジノ平はヤマレコで道跡がついてないので不明だが標識はある。塔ノ沢上部と錫ヶ平以外は標高差50mは下る必要がありそう。六林班峠は庚申山荘方面へ500mほど。 テントも同箇所に張れる。 当方docomoですが、電波は三俣山までほとんどの区間でまともに入りません。三俣山から先は弱いながらも時折軽い画像程度は送れるようになる。 |
写真
尾根らしいものが確認できないところで、小法師尾根入口との標識があるが、どこ?と地形図で確認する。
最初は超痩せた急峻な細尾根だが、以後立派な尾根筋を形成し、小法師岳を経て渡良瀬川まで続く長い尾根であることがわかった。
最初は超痩せた急峻な細尾根だが、以後立派な尾根筋を形成し、小法師岳を経て渡良瀬川まで続く長い尾根であることがわかった。
法師岳の先の深い笹薮に隠れた倒木に躓いて転けてテントポールを落とす。
その数分後に気づいて、一部道の消えている笹原に絶望しながら探しに戻るも見つからない。GPSを頼りに再度進んだら躓いた倒木っぽいものに出会い、周辺を見渡したら笹の下に埋もれたテントポールを発見。
この先はザックの中に仕舞っていきました。
その数分後に気づいて、一部道の消えている笹原に絶望しながら探しに戻るも見つからない。GPSを頼りに再度進んだら躓いた倒木っぽいものに出会い、周辺を見渡したら笹の下に埋もれたテントポールを発見。
この先はザックの中に仕舞っていきました。
水場分岐のところには2張分くらい整地されたところがあり、そこにテントを張りました。
焚き火跡もあった。
19時に寝て一旦起きて26時くらいかなと思ったら23時くらいで絶望する。この時点で風が非常に強くなっていてうるさくて眠れなくなり、寝ては起きてを10回近く繰り返したと思う。
焚き火跡もあった。
19時に寝て一旦起きて26時くらいかなと思ったら23時くらいで絶望する。この時点で風が非常に強くなっていてうるさくて眠れなくなり、寝ては起きてを10回近く繰り返したと思う。
国境平方面に歩き出すと風が弱くなる。結局谷筋からの風が強かっただけっぽい。
国境平から先ですぐにカラマツの幼木林に阻まれます。
明るければ簡単に抜け道を見つけられたと思いますが、真っ暗でやや苦戦。
結局生えてないところがあってそちらから登っていき、その後阻まれても生えてないところを探していきました。
国境平から先ですぐにカラマツの幼木林に阻まれます。
明るければ簡単に抜け道を見つけられたと思いますが、真っ暗でやや苦戦。
結局生えてないところがあってそちらから登っていき、その後阻まれても生えてないところを探していきました。
9時半に宿堂坊山に登頂しました。
計画では5時に出てうまく行って9時半到着でしたが、国境平を5時半に出て4時間で到着は予定より早かった。
湯元温泉からバスと電車を乗り継いで沢入駅に戻るには湯元温泉17時55分のバスに乗る必要がある。
宿堂坊山10時が錫ヶ岳方面に向かうかどうかのタイムリミットだと思っていたのですが、この先向かうと途中でエスケープはできなくなるので悩みます。
でも行かないと11時下山見込みで、絶対後悔しそう。眠かったし脹脛も少し張っていて痛かったけどメガシャキとロキソニンチャージして先に進んでしまいました。
しかし国境平ー宿堂坊山が4時間で来れちゃったらこの先錫ヶ岳までも3時間、その後も3時間で16時に下山して一本前のバスで帰れる可能性も出てきたな。。。
計画では5時に出てうまく行って9時半到着でしたが、国境平を5時半に出て4時間で到着は予定より早かった。
湯元温泉からバスと電車を乗り継いで沢入駅に戻るには湯元温泉17時55分のバスに乗る必要がある。
宿堂坊山10時が錫ヶ岳方面に向かうかどうかのタイムリミットだと思っていたのですが、この先向かうと途中でエスケープはできなくなるので悩みます。
でも行かないと11時下山見込みで、絶対後悔しそう。眠かったし脹脛も少し張っていて痛かったけどメガシャキとロキソニンチャージして先に進んでしまいました。
しかし国境平ー宿堂坊山が4時間で来れちゃったらこの先錫ヶ岳までも3時間、その後も3時間で16時に下山して一本前のバスで帰れる可能性も出てきたな。。。
道は完全にあるが思ったより藪くて歩きにくくてペースが上がらない。これを往復するのは確かに一般登山者には苦しいかもしれない。
この時点では16時3分のバスに後15分くらい間に合わないのでは?そうなると1時間半くらいは暇になる、という悲しい考えが頻繁に浮かんできた。
この時点では16時3分のバスに後15分くらい間に合わないのでは?そうなると1時間半くらいは暇になる、という悲しい考えが頻繁に浮かんできた。
14時40分、白根隠山登頂。
あと1時間20分って、こっから先の前白根山までも複数ピークあるのにそこまで20分で行って、前白根山からもほぼマラソンで1時間で下山しなきゃ無理じゃない?
あと1時間20分って、こっから先の前白根山までも複数ピークあるのにそこまで20分で行って、前白根山からもほぼマラソンで1時間で下山しなきゃ無理じゃない?
清滝で降りて足尾行きのバスに乗り換えます。
2つ手前のバス停で降りてもいいと思いますが、45分の待ち時間でコンビニに寄りたかったので清滝で降りました。
なおいろは坂で超バス酔いしてグロッキーです。
2つ手前のバス停で降りてもいいと思いますが、45分の待ち時間でコンビニに寄りたかったので清滝で降りました。
なおいろは坂で超バス酔いしてグロッキーです。
感想
憧れの稜線を一泊二日で歩いてきました!
こんな遥か遠く見渡しても人里の気配を感じない長大な縦走路が関東にあったとは、、、
とても充実した素晴らしい山行となりました。
いつかこの先の白根山から帝釈山までの稜線も繋ぎたいものです。
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コメント
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凄いことやってる方がいる、と思ったらなんとEvergreenさんでした。
素晴らしい深山ロングトレイル縦走レコで、久しぶりにわくわくしながら楽しく拝見しました。
写真のコメントが、同じような登山で歩いているときに感じることに非常に近いので
感情移入できました。
最近の私にはこれを真似するだけの気力がなくなっている(体力もかな)ことがなんだか残念で、
むなしさを感じでしまいました。でも、またこのような登山がしたいという気持ちは残っているので
お気に入りにも登録させていただきます。
自分も生活の変化から毎週ハードな山だ!みたいな気力まではなくなってきていて、時折自分を奮い立たせてこのような長大な縦走を行うだけになってきています。体力の波も浮き沈みがかなり激しいので、このときは調子がよく歩き通すことができてよかったです。
この稜線は水場も豊富でのんびり歩いても楽しいところなので気楽な気分で是非歩いてみてください。
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