紅葉狙い/沼ッ原から茶臼、朝日、隠居倉、三斗小屋、姥ヶ平と周回


- GPS
- 10:17
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,412m
- 下り
- 1,398m
コースタイム
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 10:18
天候 | 曇時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
我孫子付近までは利根川南岸を進み、国道6号で北岸に渡ります。 その後国道294号→408号→4号とつなぎます。所要時間は正味4時間程度。 沼ッ原湿原駐車場を利用。那須塩原市のHPによると普通車が約100台駐車可能です。午前6時の時点で約8割の入りと言う感じでした。水洗トイレあり。紙もありました。至るまでの路面状況も全く問題ありません。ごく短い区間未舗装でしたが凹凸はないので舗装区間とほぼ同様に走れます。 最終コンビニはセブンイレブン黒磯木綿畑店です。 下山後の移動開始が4時半を回っていたこともあって渋滞は全くありませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通して顕著な危険箇所なし。 【沼ッ原駐車場から日の出平へ】 分岐からは序盤中々の急登です。日の出平に至るまで足元へ笹が張り出しており、スパッツが最低限必要です。なるべくならカッパのズボンを履いたほうがよろしいかと思います。 【日の出平からロープウェイ方面に回り、茶臼岳山頂を経由して峰の茶屋跡避難小屋へ】 特に問題となる箇所はありません。牛ヶ首から先は登山者以外の観光客でも歩けるようなコースです。茶臼岳に取り付くと傾斜が結構急ではあります。茶臼岳から避難小屋への下りも特筆すべき危険箇所はありません。 【峰の茶屋跡避難小屋から朝日岳を経て三本槍岳へ】 剣ヶ峰の斜面をトラバースして朝日岳に向かいます。部分的には急勾配の箇所もありますがこの区間は岩のグリップが良いのであまり気を使わずに歩けます。朝日岳の肩から山頂までは往復20分もあれば十分です。天気が良ければ朝日岳からの眺望は抜群です。 【朝日岳から熊見曽根、隠居倉を経て三斗小屋温泉へ】 熊見曽根は分岐になっており、三本槍岳へ向かうメインルートから外れます。ここも森林限界を越えた稜線となっており、天気が良ければ気持ち良く歩けるでしょう。隠居倉にはベンチ的なものが数基設置されており休憩適地です。その先は三斗小屋温泉まで一気に高度を下げます。 【三斗小屋温泉から姥ヶ平に立ち寄り、沼ッ原へ】 しばらくの間は緩やかな道が続きます。姥ヶ平方面への分岐が近づいてくると急な登りとなり、分岐を過ぎてしばらくはその調子です。やがて傾斜が緩やかになると姥ヶ平に至ります。 全体的に道の状況としての危険箇所はありませんが、那須の場合風が強くなることが多いので、狭い箇所を歩いている時は突風への意識が大切だと思います。 |
写真
感想
●●バカの一つ覚えですかね、今年4回目の那須へ●●
先々週も那須でした。地元ならともかく、片道200km近くにもなる那須まで延々と一般道で車を走らせ、よくやるもんです。他に行くところがありそうなものですがね。
しかし姥ヶ平の紅葉はかねてより狙っておりまして、タイミング的にも天気予報的にもこの週末を逃しては来年までお預けになってしまうのでやむを得ません。いそいそと出掛けてまいりましたよ。
さて、紅葉の時期の那須。激混みは必至です。RW側からの定番ルートだと駐車スペースの確保、下山後の脱出などが大変だと聞いています。
そこで今回はややマイナーな沼ッ原から周回することにしました。結論から言うと、これは正解でしたね。朝3時台に到着した時には駐車場は当然ガラガラでしたし、6時の山行開始時点でもまだスペースに余裕がありました。また帰りも渋滞に巻き込まれることは皆無でした。
●●姥ヶ平は後回し●●
計画通り駐車スペースは難なく確保。シュラフでぬくぬくと仮眠後6時にスタートなんですが、問題は天気でした。風が強いのは那須なので仕方ないとして、曇っています。紅葉は太陽の光が当たらないと見栄えがもう一つなんですよね。
歩きながら考えます。どうせこのまま直で姥ヶ平まで行っても、急激に天気が好転するとは思えません。計画では姥ヶ平を経由して茶臼岳に登り、朝日岳、隠居倉、三斗小屋温泉、沼ッ原と回るつもりでした。姥ヶ平を後回しにしてまだ歩いたことのない日の出平へのコースを採ることにしました。
日の出平への道は足元への笹の張り出しが多く、ズボンの裾が濡れるのが気になります。スパッツを忘れたのがまずかった。すぐその辺りで道が広くなるかもと思うとカッパのズボンを履くのも面倒です。タオルでズボンの裾についた水分を取り除きながら歩くことしばし。結局ズボンは履いたんですが、その地点から500mほどで道は広くなりました。ともかくもカッパの効果かタオルの効果か、靴内の浸水は防げたのでよしとします。
朝のうちにこの区間を歩かれる方にはカッパズボンの着用を強くお勧めします。
●●茶臼岳、朝日岳を経由し隠居倉へ●●
日の出平に至るまではガラガラでした。まあそうですよね。せっかくの紅葉の時期、好んでこっちのコースを歩く必要はないでしょう。南月山方面からの道と合流し、茶臼岳の方へ向かうとどんどん人が増えてきます。そしてガスの隙間から真っ赤に燃える紅葉が見えてきます。
今回は紅葉狙いなので、このまま姥ヶ平へ下りて天気の回復を待つ手もアリと言えばアリです。しかしこの強風の中で何時間も待つ羽目になるかも。それなら歩いていたほうがマシです。元々の予定通り茶臼岳に登りました。峰の茶屋跡避難小屋まで降りてくると…まだ回復しないか。では朝日岳に向かいます。
朝日岳まで来てしまうと、未訪の隠居倉へのコースを無視することは出来ません。このコースも青空のもと歩きたかったなあ。良いコースです。那須山域ならではの視界の開けた稜線歩きです。茶臼岳ー三本槍岳間のメインルートから外れるので人が一気に少なくなるのも良いですね。
隠居倉に到達すると風も大分弱まっていたのでザックの肥やしになりかねなかった飲み物を頂きました。休憩後三斗小屋温泉へと一気に高度を下げ、姥ヶ平分岐方面へ歩いて行くと天気が大分回復してきています。これは作戦成功か?
●●珍しく写真への執着心●●
うむむ…。姥ヶ平に近づくにつれ、な〜んか雲が多くなってきたような…。ひょうたん池でも姥ヶ平でも太陽の光が当たった紅葉とはなっておりません。それでも肉眼で見ると充分に綺麗なんですが、これを写真に撮るとショボくなっちゃんですよね。
私は日頃写真への熱意は薄く、カメラの選定も防水性と携帯性を優先しているくらいです。しかし今回はちょっと粘りました。光の当たった紅葉の写真を撮ってみたい。写真目的で1時間以上粘るとはとても珍しいことですが、その甲斐があったような、そうでもなかったような…。
4時半頃沼ッ原の駐車場に戻ってみると、すっかり閑散としておりました。
●●感想●●
天気のことはともかくとして、姥ヶ平の紅葉は期待以上に見事なものでした。色合い的には赤が圧倒的に強く、「燃えるような」と言う表現がピッタリです。これは毎年来る価値がありますね。再訪決定です。
これだけチョクチョクこっち方面に来ていると、登山前・下山後のラーメン店ラインナップも充実の度を深めてまいりました。食◯ログのデータが古く、場所がわからなかった宇都宮の「黒鬼」もその後の調査で場所が判明したので是非訪問しなくては。
日の出平へのコースで笹がうっとおしかったこと、熊見曽根から三斗小屋温泉への稜線の気持ちよさ、姥ヶ平での紅葉、終始イマイチだった天気など総合的に判断して、今回の山行の満足度は105%としておきます。多分来年同時期にまた来ます。
muscatさん、こんにちは。^^
ほんと、ニアミスでしたね。
この日はtenki.jpでは晴れマークついていたし、
内陸部だから大丈夫だろうと思っていたのですが、
やっぱり新潟(日本海)側の影響が強かったみたいですね〜。。。
なのに前日、翌日は晴れたみたいで、、、それも本当に悔しいですw
姥ヶ平を始め、朝日岳、三本槍なども本当に燃えるような赤が美しい那須岳。
こんなに赤が多い紅葉のお山も滅多にないと思います。
なので、来季また晴れの日にぜひぜひ再訪ですよ!!
こんにちは、mizutamariさん。
コメントありがとうございます
>こんなに赤が多い紅葉のお山も滅多にないと思います。
やはりそうなんですか?
昨年涸沢に行った時は赤、黄色、緑と山の白い肌、それに青い空とたくさんの色が散りばめられていて感激したものです。一方で那須のようにとにかく赤でグイグイ迫ってくる紅葉にも魅力がありますね。来季と言わず毎年でも出かけたくなりました。多分これは毎年見ても飽きない気がします。
何かすっかり頭の中が紅葉モードになってきました。浅間山外輪山から唐松の黄葉でも見てこようかなあ。来週か再来週くらいなら丁度良さそうだし。
musさん、こんにちは!
うわわ!
やっぱり、メチャ行きたい道ですね
今回、太陽光発色はイマイチなかんじだけど、
それでも!
この眺めは、やっぱり大好物なやつですわ〜
南月山も行きたいし、姥ヶ平も行きたいし、
秋ナスは嫁に食わせろ!ですよねー
あ、座布団がまたなくなった気が…
こんにちは、miouさん。
コメントありがとうございます
稜線歩きと紅葉の圧倒的な赤。これで晴れていれば言うこと無しです。
茶臼岳から三本槍岳の間はメインルートで結構混むはずなんですが、今回はそれほどでは無かったかなあ。まして隠居倉の方に逸れてしまえば、この紅葉の時期ですらガラガラでした。
来年もまた行くつもりなので、ご都合が合えばご一緒しましょう
muscatさん、こんばんは。
えぇ〜那須に来てたんですね。
私も近くでトレッキングしてましたよ。
この時期、峠の茶屋の駐車場まで上がるには車中泊しないと無理なのでmuscatさんの作戦大成功です
コース選択も最後に姥が平とは、お天気しっかり読んでましたね
私は今の足では登山道は迷惑にしかならないので、麓の殺生石から恋人の聖地までのハイキングコースを周っていました。
するとヘリの音が聞こえてきました。嫌な予感
風が強かったので転倒?
後で分かったのですがやはり風に煽られて転倒して怪我されたようです。
毎週那須に来るたびヘリが飛んでいます。
風が強い時は転倒による骨折も多くなっているので御注意です
私が恋人の聖地まで登って茶臼岳、朝日岳見ると、雲がかかって風が強そうでした。
その頃muscatさんは姥が平に
姥が平、最後まで粘った甲斐がありましたね
雲が取れて紅葉の茶臼岳、写真niceです
こんばんは、Nさん。
コメントありがとうございます
Nさんもいらしてたんですね。さすがユーザーネームに那須岳と入っているNさんです。殺生石っていうと鹿の湯の近くですね? 那須の中では今まであまり注目したことのないエリアでした。しかし黒尾谷岳から南月山などを絡めたコース取りをする際には下山地点として有望かもしれませんね。
この日は風が強かったですね。日頃登山をしている我々でも茶臼岳はパスした方が無難かも…と考えている中、日頃登山をしなさそうな観光客の方々がなんの躊躇もなく茶臼岳に登っていくのには唖然としていましたよ。
姥ヶ平の紅葉は噂以上のものでした。でも紅葉はやっぱりお日様の光が当たらないと真髄は味わえませんね。なので来年紅葉の時期にまた来ますよ。その頃にはNさんも完全復活出来ているといいですね
いや〜
やっぱり那須はいいね!
来年こそは紅葉に合わせて行きたいなぁ。
そして、リアルに「きゃーステキ〜〜〜
ぜひぜひご一緒させて♪
写真の件。
確かにそれを目当てに長居するのは珍しかったかもね〜
お天気も微笑んでくれたようで(笑顔とは行かなかったかもだけど)
日差しで燃える紅葉をこちらも楽しませてもらいました。
赤はそうでもないけど、黄色の色味の違いは歴然だよね〜
くすんだ黄色か金色か。
どちらも美しいけれど、やはりこの時期ならではだったら金色がいい!
ところで、うちのデジカメ君は、オートにしておくと勝手に色補正して、私の目ではくすんでいたのに、それはそれは燃えるような赤をデータとして残してくれていました。
それはそれで嬉しいんだけど、なんか違うんだよなぁ・・・
と、微妙に釈然としない感じ
カメラを使いこなすのも難しいね〜
こんにちは、muniさん。
コメントありがとうございます
那須の紅葉は良いねえ。
最低でも一見の価値はあるし、なんなら毎年行く価値があるかも。
今回は天気のこともあって、100%堪能したとまでは言えないので来年もまた行くよ。タイミングが合えば一緒に行こうよ。
>それはそれで嬉しいんだけど、なんか違うんだよなぁ・・・
そうだねえ。私の場合はカメラに望むのは、自分が見たままの景色を過不足無く表現してくれることかなあ。見たままよりも光量や色鮮やかさが劣るのも当然納得出来ないし、逆に見たままよりも綺麗になっちゃうのも違うんだよね。でもさ、デジイチとか持ってる人は、見たままとは違った美しさを写真で表現しようって気持ちがある人も多いのかな。芸術寄りって感じで。
muniさんのデジイチ君もまだデビューして日が浅いから、色んな仕事してオーナー様にいいところ見せようと張り切ってるのかもね
そのうちにオーナーの好みを覚えて、丁度良い仕事をするようになるんじゃない?
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