西穂高、焼岳


- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 2,059m
- 下り
- 2,065m
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 8:50
天候 | 晴れ、少し曇り・ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂高独標〜山頂 焼岳山頂付近 |
写真
感想
今年最後の北アルプスは昨年から計画していた西穂高〜焼岳の縦走にしました。
1日目 晴れ、時々雲やガス
夜行バス乗り継ぎで5時45分頃に帝国ホテルで下車、田代橋方面に移動します。その後トイレ等で準備し、西穂高登山口より登山開始。
上高地側から西穂山荘までは基本土道と木の根、時々岩あり、を歩いて登ります。道中1か所水場があります。テント泊なので水代を節約するため、ここで水筒をフルにしておきました。
地図中の2番目の急登の後半に差し掛かると木道があります。ここまで来れば尾根道の分岐までもう一息となります。分岐から山荘までは少し登りがありますがさくっと登って山荘に到着します。全体的に地図で見るよりも楽に歩けます。
西穂山荘のテント場は面積が狭く、ヘリポートへの幕営を含めても30〜50張程度が限界のようです。午前中に張っておかないと場所がなくなると思われます。幕営許可以外の場所に張った人が小屋の人に怒られて撤収している姿も見ました。とにかく早いもの勝ちです。
テントを張って西穂山荘名物のラーメンを食べて、のんびり過ごしたら山頂を目指します。独標直下までは緩い斜面が続き、問題ありません。直下まで行くと日帰り登山者、岩場経験の少ない人が多く渋滞します。小学校低学年の子供も登ってるので、のんびり待ちながら登ります。
独標は槍の山頂を思わせる混雑ぶりですが、そこより先は人が少なくなります。独標を含めて各峰に11個(実は11個ではないことが判明)の番号が振ってあり、カウントダウンしながら山頂を目指していきます。
11〜7峰までが難所でそれを越えると危険度が下がると言われていますが、実際そのような感じを受けました。特に7峰だと思いますが、岩をトラバースする場所がホールドも少なく注意を払いました。8峰のピラミッドピークは登り一本なのでそこまでつらくはないです。
6〜2峰は細かい峰で連続しており、次々カウントダウンできます。4峰のチャンピオンピークは文字がかすれてて良く見ないと見落とすかもしれません。
2峰から主峰まではやや登りの距離があります。また、急傾斜になるので3点支持の姿勢で登ります。
主峰につくと山頂の標識があるのですが、地図でもわかるように西穂高は双子ピークになっています。標識よりも奥に行ったピークがP1のマークがあり、1峰となるようです。そこから先は今回は用無しなので、どのような道なのかだけ偵察して帰ります。
下山中に気付くのが、独標を越えた先にある12峰のマークです。ここで西穂高がP1、主峰、2〜12の合計13峰から成っていることが判明します。ネットの情報によって峰数が11だったり12だったり13だったり、あやふやでしたが、これで解決しました。
その後はテント場まで戻って1日目終了。夕方にガスが抜けてあたり一面の主だった山々が眺められたのが最高でした。
2日目 ガスのち晴れ時々ガス、雲
朝の片付けでのんびりしすぎて、出発時間を超過してしまったので急ぎます。始めは西穂山荘〜焼岳の尾根歩きですが、1日目の登りと同様に基本土道、木の根が続きます。先週までの雨の水が引き切らなかったようで、所々ぬかるみを歩くこととなりました。精神的にこたえます。
中間地点に槍見台という場所があるのですが、ガスってて何も見えませんでした。こういう時はDon't think. Just feel.
その先は割谷山があるのですが、標識を見つけられず記録できませんでした。また、割谷山周辺は道が狭いうえに笹が多い茂っています。どこまで路肩があるのか見えづらく、笹を踏んだつもりが道が無かった、という状況があり得ます。ストックで笹をどかしながら道を確認します。トラバースの道でこういう状況は、気が付きにくい危険ポイントですね。
全体的に苦手な道のりで参ったなーと思いながら焼岳小屋について一息入れます。焼岳を目指す人は小屋のそばにザックをデポする人も多いようでしたが、今回はザックを担いで山頂を目指すことにしました。
焼岳は小屋からすぐの丘に登ると山頂を望むことができます。ルートもそこから探せるので晴れていれば道迷いの心配もありません。
笹の丘陵を進み、近づくにつれて岩が多くなります。道のイメージとしては富士山の8〜9合目です。くぼ地を越えると傾斜が急になり、落石も発生しやすくなります。登山道から離れたところではボーリングの玉大の岩が落ちて行きました。ヘルメットを付けた方が良いと思います。
山頂直下まで登ると南峰との分岐につきます。そこから20mほど急登を登ると焼岳北峰山頂になります。常に煙が上がっており、迫力があります。風が吹いてるので臭くはないです。地面の岩もどことなく温かいので活火山であることを実感します。
南峰は警戒レベルもあるため進入禁止のロープが張られていました。にも拘わらず1パーティーが南峰、火口湖を歩いていたのが気になります。御嶽山のこともあるので、こういう場所のルールは厳守したいところです。
小屋から登山道までの下山は長いハシゴのポイントが危険ですが、それ以外は問題なく歩けます。ハシゴ地帯を下ったあたりに大岩がいくつか見られる地点があり、そこから傾斜が緩くなります。さらに下って木の橋を越えたあたりからほぼ平坦な道になり、登山道入り口に到着します。
最後はバスターミナルに戻って河童焼きを食べました。河童焼きはカスタード味よりも餡子&クリームチーズ?の方がおいしいかなと思います。
今回も無事生還できてお疲れちゃんでした。
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