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Yamareco

記録ID: 722215
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

西穂高、焼岳

2015年09月20日(日) 〜 2015年09月21日(月)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
GPS
32:00
距離
17.3km
登り
2,059m
下り
2,065m

コースタイム

1日目
山行
6:00
休憩
2:50
合計
8:50
6:10
160
8:50
10:40
40
11:20
11:40
20
12:00
12:10
40
12:50
13:20
30
14:20
40
15:00
2日目
山行
5:50
休憩
0:40
合計
6:30
6:10
50
7:00
7:10
70
槍見台
8:20
8:30
60
9:30
9:50
50
10:40
100
12:40
西穂高岳登山口
天候 晴れ、少し曇り・ガス
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
コース状況/
危険箇所等
西穂高独標〜山頂
焼岳山頂付近
西穂高の登山口より登山開始
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西穂高の登山口より登山開始
石と土が混ざった道が続きます
石と土が混ざった道が続きます
斜面は地図で見るほどには急傾斜ではないと思います
斜面は地図で見るほどには急傾斜ではないと思います
今回唯一の水場
2リットルほど補給
2リットルほど補給
再び斜面を登る
木道が見えたら尾根筋の分岐が近い
木道が見えたら尾根筋の分岐が近い
尾根筋の分岐到着
尾根筋の分岐到着
ようやく山が見えるようになります
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ようやく山が見えるようになります
西穂山荘到着
西穂山荘と言えばラーメン
醤油味と味噌味の2種類で1杯900円
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西穂山荘と言えばラーメン
醤油味と味噌味の2種類で1杯900円
本日の宿泊地
午後までに満杯になりました
本日の宿泊地
午後までに満杯になりました
西穂の独標を目指す
山荘から丸山まではこのようなゴーロ状斜面
西穂の独標を目指す
山荘から丸山まではこのようなゴーロ状斜面
山頂を眺めるとワクワクしますね!
山頂を眺めるとワクワクしますね!
とりあえず丸山
ここを含めて3か所くらいケルンのある広場があります
とりあえず丸山
ここを含めて3か所くらいケルンのある広場があります
丸山から独標直下までは緩めの傾斜で登りやすい
丸山から独標直下までは緩めの傾斜で登りやすい
独標に人がたまっているのが分かります
独標に人がたまっているのが分かります
独標直下からはこのような斜面に変化
独標直下からはこのような斜面に変化
独標到着
独標が11峰で西穂高山頂が1峰となります
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独標到着
独標が11峰で西穂高山頂が1峰となります
ここからが本番
ピラミッドピークが綺麗
1
ここからが本番
ピラミッドピークが綺麗
10峰
道の左側に見えます
10峰
道の左側に見えます
9峰
10〜9は危険度が上がります
9峰
10〜9は危険度が上がります
9峰からみた独標方面
9峰からみた独標方面
9峰を越えるとガレ状の単調な登りになります
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9峰を越えるとガレ状の単調な登りになります
8峰
ピラミッドピーク
8峰
ピラミッドピーク
7峰への登りは鎖場となっています
7峰への登りは鎖場となっています
7峰
これ以降は危険度が下がる感じ
7峰
これ以降は危険度が下がる感じ
4峰・チャンピオンピーク
4峰・チャンピオンピーク
文字が消えかけてて探すのに苦労します。
なぜチャンピオン?
文字が消えかけてて探すのに苦労します。
なぜチャンピオン?
2峰は3峰からすぐそばにあります
1
2峰は3峰からすぐそばにあります
2峰から山頂まではちょっと長い
2峰から山頂まではちょっと長い
山頂到着
主峰で引き返す人が多いのですが西穂高は双子山。
もう1つピークが奥にあります
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主峰で引き返す人が多いのですが西穂高は双子山。
もう1つピークが奥にあります
カメラ構えてたらポーズされたので記念撮影
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カメラ構えてたらポーズされたので記念撮影
P1・西穂高もう1つのピーク
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P1・西穂高もう1つのピーク
ここから先はエクストリームコース
いつか行きたい間ノ岳〜ジャンダルム
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ここから先はエクストリームコース
いつか行きたい間ノ岳〜ジャンダルム
ガスも出てきたので下山します
ガスも出てきたので下山します
3000m近くでは紅葉が始まってます
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3000m近くでは紅葉が始まってます
今回一番気を使った場所。7峰前後かな?
トラバースですが、足を置くホールドが少なく滑りやすい
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今回一番気を使った場所。7峰前後かな?
トラバースですが、足を置くホールドが少なく滑りやすい
登り中には気付かなかった12峰
独標手前にありますが下山方向でないと数字が見えない
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登り中には気付かなかった12峰
独標手前にありますが下山方向でないと数字が見えない
良い色のモミジを発見
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良い色のモミジを発見
ケルンの広場
山荘まで下山
日没直前にガスが切れたので撮影。周囲の名だたる山々を丸ごと独り占めできて最高でした。
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日没直前にガスが切れたので撮影。周囲の名だたる山々を丸ごと独り占めできて最高でした。
2日目
テントでぼーっとしてたらいつの間にか出遅れ模様
2日目
テントでぼーっとしてたらいつの間にか出遅れ模様
西穂から焼岳の尾根歩きですが森の中の道になります。
西穂から焼岳の尾根歩きですが森の中の道になります。
尾根沿いに何か所か池があります
尾根沿いに何か所か池があります
この尾根歩きが今回の山行で一番精神的にきました。
数日前までの雨水がたまりっぱなしでぬかるみが厳しい。
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この尾根歩きが今回の山行で一番精神的にきました。
数日前までの雨水がたまりっぱなしでぬかるみが厳しい。
中間地点の槍見台
中間地点の槍見台
槍見台からの槍の風景…
Don't think. Just feel.
槍見台からの槍の風景…
Don't think. Just feel.
斜面ではぬかるみが激しさを増します。
木の根も濡れてて滑りやすい。苦手。
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斜面ではぬかるみが激しさを増します。
木の根も濡れてて滑りやすい。苦手。
ぬかるみだけでなく笹が道を覆います。
トラバース状で道幅は狭い。気を付けないと笹に騙されて足を踏み外す。
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ぬかるみだけでなく笹が道を覆います。
トラバース状で道幅は狭い。気を付けないと笹に騙されて足を踏み外す。
そうこうしてると焼岳小屋へ到着。ようやく気を緩められます。
そうこうしてると焼岳小屋へ到着。ようやく気を緩められます。
焼岳小屋
小屋脇にザックをデポして空身で山頂に行く人も多いようです。
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焼岳小屋
小屋脇にザックをデポして空身で山頂に行く人も多いようです。
気分を入れ替えて焼岳を目指します
気分を入れ替えて焼岳を目指します
山頂から離れてても煙が上がってる場所がありました
山頂から離れてても煙が上がってる場所がありました
倒れている看板を越えたあたりから岩の斜面に変わります。
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倒れている看板を越えたあたりから岩の斜面に変わります。
富士山の9合目あたりの斜面のイメージ
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富士山の9合目あたりの斜面のイメージ
くぼみをトラバースするあたりから傾斜が急になります
くぼみをトラバースするあたりから傾斜が急になります
山頂到着
山頂は正確には北峰になります。
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山頂は正確には北峰になります。
警戒レベルもあり南峰はロープが張られてて進入禁止。
警戒レベルもあり南峰はロープが張られてて進入禁止。
北峰と南峰の鞍部から見た火口湖。
透き通った緑色できれいです。
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北峰と南峰の鞍部から見た火口湖。
透き通った緑色できれいです。
焼岳小屋まで戻って下山開始。
小屋周辺は笹に覆われた緩やかな山道。
焼岳小屋まで戻って下山開始。
小屋周辺は笹に覆われた緩やかな山道。
しばらく進むと鎖場&ハシゴ場
しばらく進むと鎖場&ハシゴ場
ハシゴ場は一番小屋に近い部分が最も長い。
何か所かハシゴが続きます。
ハシゴ場は一番小屋に近い部分が最も長い。
何か所かハシゴが続きます。
ハシゴ場をほぼ越えたあたりで大岩が目立ちます。
焼岳の噴石?
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ハシゴ場をほぼ越えたあたりで大岩が目立ちます。
焼岳の噴石?
大岩ゾーンを越えると斜面も緩やかになります。
大岩ゾーンを越えると斜面も緩やかになります。
枯れ川に架かる橋。
枯れ川に架かる橋。
橋を越えるとほぼ平坦な道になります。
橋を越えるとほぼ平坦な道になります。
登山道入り口へ到着。
登山道入り口へ到着。
再び西穂高の登山道入り口へ戻って終了。
再び西穂高の登山道入り口へ戻って終了。
バスターミナルで今回も河童焼き。
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バスターミナルで今回も河童焼き。

感想

 今年最後の北アルプスは昨年から計画していた西穂高〜焼岳の縦走にしました。

1日目 晴れ、時々雲やガス
 夜行バス乗り継ぎで5時45分頃に帝国ホテルで下車、田代橋方面に移動します。その後トイレ等で準備し、西穂高登山口より登山開始。
 上高地側から西穂山荘までは基本土道と木の根、時々岩あり、を歩いて登ります。道中1か所水場があります。テント泊なので水代を節約するため、ここで水筒をフルにしておきました。
 地図中の2番目の急登の後半に差し掛かると木道があります。ここまで来れば尾根道の分岐までもう一息となります。分岐から山荘までは少し登りがありますがさくっと登って山荘に到着します。全体的に地図で見るよりも楽に歩けます。
 西穂山荘のテント場は面積が狭く、ヘリポートへの幕営を含めても30〜50張程度が限界のようです。午前中に張っておかないと場所がなくなると思われます。幕営許可以外の場所に張った人が小屋の人に怒られて撤収している姿も見ました。とにかく早いもの勝ちです。
 テントを張って西穂山荘名物のラーメンを食べて、のんびり過ごしたら山頂を目指します。独標直下までは緩い斜面が続き、問題ありません。直下まで行くと日帰り登山者、岩場経験の少ない人が多く渋滞します。小学校低学年の子供も登ってるので、のんびり待ちながら登ります。
 独標は槍の山頂を思わせる混雑ぶりですが、そこより先は人が少なくなります。独標を含めて各峰に11個(実は11個ではないことが判明)の番号が振ってあり、カウントダウンしながら山頂を目指していきます。
 11〜7峰までが難所でそれを越えると危険度が下がると言われていますが、実際そのような感じを受けました。特に7峰だと思いますが、岩をトラバースする場所がホールドも少なく注意を払いました。8峰のピラミッドピークは登り一本なのでそこまでつらくはないです。
 6〜2峰は細かい峰で連続しており、次々カウントダウンできます。4峰のチャンピオンピークは文字がかすれてて良く見ないと見落とすかもしれません。
 2峰から主峰まではやや登りの距離があります。また、急傾斜になるので3点支持の姿勢で登ります。
 主峰につくと山頂の標識があるのですが、地図でもわかるように西穂高は双子ピークになっています。標識よりも奥に行ったピークがP1のマークがあり、1峰となるようです。そこから先は今回は用無しなので、どのような道なのかだけ偵察して帰ります。
 下山中に気付くのが、独標を越えた先にある12峰のマークです。ここで西穂高がP1、主峰、2〜12の合計13峰から成っていることが判明します。ネットの情報によって峰数が11だったり12だったり13だったり、あやふやでしたが、これで解決しました。
 その後はテント場まで戻って1日目終了。夕方にガスが抜けてあたり一面の主だった山々が眺められたのが最高でした。

 2日目 ガスのち晴れ時々ガス、雲
 朝の片付けでのんびりしすぎて、出発時間を超過してしまったので急ぎます。始めは西穂山荘〜焼岳の尾根歩きですが、1日目の登りと同様に基本土道、木の根が続きます。先週までの雨の水が引き切らなかったようで、所々ぬかるみを歩くこととなりました。精神的にこたえます。
 中間地点に槍見台という場所があるのですが、ガスってて何も見えませんでした。こういう時はDon't think. Just feel.
 その先は割谷山があるのですが、標識を見つけられず記録できませんでした。また、割谷山周辺は道が狭いうえに笹が多い茂っています。どこまで路肩があるのか見えづらく、笹を踏んだつもりが道が無かった、という状況があり得ます。ストックで笹をどかしながら道を確認します。トラバースの道でこういう状況は、気が付きにくい危険ポイントですね。
 全体的に苦手な道のりで参ったなーと思いながら焼岳小屋について一息入れます。焼岳を目指す人は小屋のそばにザックをデポする人も多いようでしたが、今回はザックを担いで山頂を目指すことにしました。
 焼岳は小屋からすぐの丘に登ると山頂を望むことができます。ルートもそこから探せるので晴れていれば道迷いの心配もありません。
 笹の丘陵を進み、近づくにつれて岩が多くなります。道のイメージとしては富士山の8〜9合目です。くぼ地を越えると傾斜が急になり、落石も発生しやすくなります。登山道から離れたところではボーリングの玉大の岩が落ちて行きました。ヘルメットを付けた方が良いと思います。
 山頂直下まで登ると南峰との分岐につきます。そこから20mほど急登を登ると焼岳北峰山頂になります。常に煙が上がっており、迫力があります。風が吹いてるので臭くはないです。地面の岩もどことなく温かいので活火山であることを実感します。
 南峰は警戒レベルもあるため進入禁止のロープが張られていました。にも拘わらず1パーティーが南峰、火口湖を歩いていたのが気になります。御嶽山のこともあるので、こういう場所のルールは厳守したいところです。
 小屋から登山道までの下山は長いハシゴのポイントが危険ですが、それ以外は問題なく歩けます。ハシゴ地帯を下ったあたりに大岩がいくつか見られる地点があり、そこから傾斜が緩くなります。さらに下って木の橋を越えたあたりからほぼ平坦な道になり、登山道入り口に到着します。

 最後はバスターミナルに戻って河童焼きを食べました。河童焼きはカスタード味よりも餡子&クリームチーズ?の方がおいしいかなと思います。

 今回も無事生還できてお疲れちゃんでした。

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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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