地獄谷〜ワセダ沢〜トムラウシ〜短縮路


- GPS
- 56:00
- 距離
- 23.0km
- 登り
- 1,614m
- 下り
- 1,645m
コースタイム
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:50
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:10
天候 | 晴れ 2泊目の夜〜3日目朝ガスと強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トムラウシ川本流は水量多め 予想以上に渡渉に時間がかかりました 2日目は10センチほど減水 |
その他周辺情報 | 東大雪荘で入浴¥1000 20時まで |
写真
装備
備考 | ラバーソール沢靴1足で下山まで通す、手ぬぐいを忘れたのは結構不便だった |
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感想
三連休で念願の地獄谷〜ワセダ沢〜北沼〜トムラウシ〜短縮路
1日目
短縮路登山口で待ち合わせ、1台デポしてカムイサンケナイ林道へ
20年ほど前に西沢へ行ったときは車から少し歩いて入渓できた覚えがあるが、ここも終点は後退しており、雨量計まで。
残りの林道は道は明瞭なるも、何度も背丈を超える笹薮漕ぎとなる。
熊の足跡もあり、いかにも遭遇しそう。
2時間弱で入渓。水量で最終判断だったが、なんとかなりそうなのでGOサイン。
地形図上のトムラウシ川はだいぶ川幅があり、覚悟はしていたものの渡渉はなかなかハイレベル
重装を振られないように踏ん張る。
これ以上、水量が一ミリでも多かったらしんどかったかも
地獄谷までは滝はないが巨岩や急流を避けて岸の藪に入ること多数回。大きな浮石も多くて荒れた河原。最近はわりとどこもそうだけど…
沢がV字になり、左岸にのっぺりとしたスラブと温泉地によく見る苔が出てくると、地獄谷が近いと感じた。足元も粘土質のところに湯気が立っている。
2度ほどザックを下ろして川遊び。
熊の臭い(わたしは分からないのだけど)とパキッという音がした。
ヒサゴ沢の出合いはとんでもない勢いで、水しぶきをあげている。これ、ほんとに明日、遡行できるのかな…と少々不安にもなる。まあ、また明日考えましょ。
前方に湧きあがる湯気がみえてきて、やったぁ❣️
念願の地獄谷に到着〜
昔から「楽園だよ、天国だよ」と多くの人から聞かされてはいたが、なかなか機会に恵まれず、20年越しに来ることができた♪嬉しい〜
ボッケの脇を気をつけながら歩き、左岸の草の台地に上がってみた。ふかふかして寝心地良さそう…
水場のことも考え、右岸の平地に張った。
そうと決まればあとは水場の遊びで大忙し。
あっという間に長い日も暮れてしまうのでした。
2日目
リゾート地なので、ゆっくり
出発前に湯だまりで足湯を楽しんだ
ちょうど適温。これなら縮こまってなら全身浴できたかも…!?
名残惜しいが地獄谷に別れを告げてヒサゴ沢へ
左岸を巻き気味に行くと、前日案じた出合いは難なくクリアした
二股を過ぎるたびに水量が減る
ワセダ沢に入ると、ガクッと沢の規模が小さくなる
しばし庭園のような流れの中を行くと、その先にかなりの高度差の連瀑が見えてきた
先ほどヒサゴ沢の先に見えた岩のバンドと同じくらいの高度で、このあたり一帯の溶岩台地からの落ち込みなんだろうかね
正面からは切り立ったように見えたが、近づくとちゃんと段差のある滝が続いていた。
一箇所、ザックに外付けしたマットが干渉して弾かれてしまう。落ちるとちょっとヤバそうなところでお助けザイルを出してもらう。
普段、沢では外付けはしないのだけど、ちょっと甘くみてた。どこの沢でも原則は外してはいけないね。
連瀑を登り切ると、がれ場の急登に雪渓が現れだす
サクラソウやチングルマが姿を見せ始め、第二の楽園地帯に突入
左手上方にはトムラ山頂部の尖った岩
自分たちの周りには花畑
振り返ると沼ノ原越しに石狩連峰
ひとつひとつは写真に撮ることもできるけど、この全体の広がりというかまとまりというか、は、ここに立った者にしか感じることができないはず。沢屋の特権かもね…などと話しながら存分に堪能する。
音楽に例えるなら、それぞれの楽器ソロと、オーケストラ全体との違いにも匹敵する。しかも最高のホールでの演奏ね。
花の種類豊富で密度も濃い。
野生動物も花を見て綺麗と感じるのだろうか。
はたまた美味そう、と思うのだろうか。
なぜか動物目線になっていた。
北沼のビバーク地で2週間前に泊まったばかりの大沼を眺めながらの乾杯も最高でした。
3日目
昨夕からの強風とガスがなかなか抜けない
頃合いを見て撤収
直接トムラウシには上がらず、南沼へ回る。
この間の花畑も素晴らしい、おまけにほとんど人がいない。
縦走路側から来た人も直接上がっていく。なんでなのかちょっと不思議だった。
ヒサゴも南沼も大盛況のこの日、なんだかだいぶ得した気分になっちゃう。
次々出現する花に、撮影タイムをたっぷりとる。白かった空も、徐々に雲がとれ始めた。
南沼にザックをデポし、山頂へ。
GW前半に来た時とは違って大盛況(あたりまえだけどw)
久しぶりの友人ともばったり会った。
トムラウシ公園は大岩の陰に風を避けてテント張ったのだけど、それがどこだったのか、、
多分ここ!と思って下りてきたけど、写真見たらハズレだった。
雪があるとないとでは景色が違って見える。どちらもそれぞれ魅力的で捨てがたいな。。
カムイ天上では花越しのニペソツがかっこよかった。
さっさと歩いてしまうことよりも、お天気さえよければ動ける時間をフルに使って山を堪能できるのが一番の贅沢だと思う。
そういう体力と楽しみ方をこれからも維持できたらいいなぁ〜
何もかもが大満足の3日間でした♪
シーズン最初の(沢の)足慣らしとしては贅沢すぎますかね🥰
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