ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 6947643
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

苗場山 赤湯〜小赤沢 温泉巡りの横断山行

2024年06月19日(水) 〜 2024年06月20日(木)
情報量の目安: S
都道府県 新潟県 長野県
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
12:51
距離
27.0km
登り
2,041m
下り
2,333m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:17
休憩
0:08
合計
3:25
距離 8.7km 登り 688m 下り 631m
10:39
16
10:55
37
11:32
4
11:51
11:52
17
12:09
16
12:25
7
12:32
33
13:05
20
13:25
13:32
18
13:50
9
2日目
山行
8:34
休憩
0:51
合計
9:25
距離 18.3km 登り 1,353m 下り 1,702m
5:37
31
6:08
52
7:00
7:06
78
8:24
37
9:01
9:10
26
9:36
9:44
9
10:33
20
10:53
10:56
17
11:13
121
13:14
13:18
81
14:40
苗場神社里宮
天候
過去天気図(気象庁) 2024年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
平標登山口駐車場からスタート
平日にもかかわらず100台も
平標山の花がお目当て
1
平標登山口駐車場からスタート
平日にもかかわらず100台も
平標山の花がお目当て
見返りの松
中央奥がその松?
見返りの松
中央奥がその松?
赤湯温泉 山口館に到着
来客が少ない日だったので個室で泊まれました
1
赤湯温泉 山口館に到着
来客が少ない日だったので個室で泊まれました
さっそく入湯
貸し切り状態だー
2
さっそく入湯
貸し切り状態だー
誰か来たら譲るかたちで出ようと思っていたら…
結局2時間半浸かってました
3
誰か来たら譲るかたちで出ようと思っていたら…
結局2時間半浸かってました
夜の明かりはランプ
ちょっと光量は足りないけど雰囲気が良き
2
夜の明かりはランプ
ちょっと光量は足りないけど雰囲気が良き
あんどんを灯しながら夜入湯
案外怖くないです
1
あんどんを灯しながら夜入湯
案外怖くないです
2日目は昌次新道を登る
初夏のサルノコシカケパンケーキまつり
1
2日目は昌次新道を登る
初夏のサルノコシカケパンケーキまつり
かなり新しい皮剥ぎ跡
シカさんかなぁ…それとも…
1
かなり新しい皮剥ぎ跡
シカさんかなぁ…それとも…
屹立する苗場山山頂部
要塞感がある
1
屹立する苗場山山頂部
要塞感がある
最後の登りの鎖場
もちろん自力で岩場を登ります
1
最後の登りの鎖場
もちろん自力で岩場を登ります
目の前に広がる高層湿原
思ってた以上の広大さに感動
木道脇にはワタスゲ
2
目の前に広がる高層湿原
思ってた以上の広大さに感動
木道脇にはワタスゲ
池塘
本当に由来通り苗場だ
1
池塘
本当に由来通り苗場だ
イワカガミ
チングルマ
タテヤマリンドウ
1
イワカガミ
チングルマ
タテヤマリンドウ
苗場山山頂
一等三角点はあるけど展望はなし
2
苗場山山頂
一等三角点はあるけど展望はなし
ヒュッテ裏の見晴台から
陸の切れ目から向こうは日本海らしい
1
ヒュッテ裏の見晴台から
陸の切れ目から向こうは日本海らしい
鏡のように青空を写す水面
向こうは志賀高原の山々
1
鏡のように青空を写す水面
向こうは志賀高原の山々
唯一歩いた残雪
ほとんど雪は消えてました
2
唯一歩いた残雪
ほとんど雪は消えてました
苗場神社の先の南側からの山頂方面
たいへんのどかな風景
2
苗場神社の先の南側からの山頂方面
たいへんのどかな風景
龍ノ峰
これ以外何も無くて一旦通り過ぎる
1
龍ノ峰
これ以外何も無くて一旦通り過ぎる
小赤沢へ降りていく木道
向こうに見えるのは鳥甲山
3
小赤沢へ降りていく木道
向こうに見えるのは鳥甲山
天然のゲート
うねる姿は蛇のよう
1
天然のゲート
うねる姿は蛇のよう
ギンリョウソウ
なんとなくニョロニョロ感
2
ギンリョウソウ
なんとなくニョロニョロ感
大瀬の滝
豪快な瀑布と深い滝壺
1
大瀬の滝
豪快な瀑布と深い滝壺
小赤沢の苗場神社里宮にゴール
久々に9時間も歩いてクタクタです
小赤沢の苗場神社里宮にゴール
久々に9時間も歩いてクタクタです

感想

今回は苗場山の横断山行です。
というか、そもそもの動機は秘湯・赤湯温泉に行ってみたい、秘境・秋山郷に行ってみたい、が重なっただけなんです。結果、東から西へ、新潟県から長野県へ、というルート選択となりました。

電車、バスを乗り継ぎ、平標山登山口に着いたのは10時過ぎ。平日にもかかわらず駐車場には車がいっぱいで、一瞬エッとなるが、聞くとほとんど平標の花が目的らしい。
身支度をして半過ぎに出発。細かいアップダウンはあるものの、一部林道も含めて概ね整備された森林の道を進む。鮮やかな新緑とセミの声でなかなか賑やか。
14時、赤湯温泉 山口館になんなく到着。本日は泊まりが少ないということで、一部屋まるまる使えるラッキーに。
そして早速入湯。川原にある露天風呂は誰もおらず貸切状態。渓流とせまる山の木々と雲が流れる青空を眺めながら、文字通り赤茶けた湯の中でのんびりと優雅に過ごす。誰かが来たら譲るかたちで出ようと思っていたら、結局2時間半浸かってしまうことに。なにせ最高の心地良さだったのですっかり満喫。
夜暗くなると小屋にはランプが灯る。風呂場に行く足元を照らすのは手作りのあんどん。多少不便なこともなくもないが、この素朴な雰囲気はたまらない。川音はけっこう響くが、案外ぐっすりと眠れる。

翌朝、薄明かりの中で一風呂浴びて5時過ぎに出発。
赤湯が五合目なので行程的にはあと半分なのだが、前日とうって変わってひたすら上を目指す昌次新道。最初に沢を上り下りしたあとは、急登、しばらく平坦、急登、しばらく平坦といった繰り返し。大きな階段を登っているような気分。
前夜宿で、この辺りはクマの方がわかっているので遭遇は滅多にないと聞いていたが、ひととき獣臭がしたり、大きな糞を見かけたり、新しい皮剥ぎ跡があったりと割とその存在は感じ、それなりの慎重さで歩いていく。前回から連続でニアミスか。
最後の取りつきは鎖場の岩場。使わずとも上がれるので、ちょっとしたアトラクション要素のような気もする。
頂上台地に立つと、目の前に広がるのは見晴らしの良い高層湿原。想像を上回る開放感溢れる素晴らしい景色に感嘆する。
たゆやかに伸びる木道の脇には咲き始めの花々。ぱっと見でわかる範囲でも、ワタスゲ、イワカガミ、チングルマなどなどが可憐に並ぶ。池塘はその山名の通りのきれいな苗代田で笑ってしまう。唯一厄介なのはやたら虫が多くて絡んでくること。数が数で虫除けも効力が弱い。
楽しく歩きながらいつの間にやら山頂に到着。一応目的地なのだが、ここだけ展望が悪いのはご愛嬌。日本百名山64座目。
割と虫が少ないので、ヒュッテ前のベンチで食事休憩。宿で握ってもらったオニギリを美味しくいただく。
後ろ髪を引かれる気分だが、下山するために小赤沢へ向けて歩き始める。こちらの湿原も鳥甲山をバックにするフォトジェニックな風景で嬉しい。
なんとく龍ノ峰を踏みに行くが、笹薮に標石が埋まって一度スルーしてしまうくらい何も無かった。
八合目あたりからゴロゴロとした道を一気に下り、六合目過ぎから段々と緩やかになってくる。三合目には駐車場とトイレ。それを突っ切ってどんどん下っていき、登山口あたりで大瀬の滝が見えてくる。落差15mでなかなか迫力がある。
そこから小一時間ほどで小赤沢の集落に入り、14時半過ぎに苗場神社里宮にゴールする。歩き初めて9時間強でけっこうクタクタながら、隣接する資料館や保存家屋を見てまわって秋山郷の歴史民俗について学ぶ。
その後投宿し、近くの日帰り温泉施設・楽養館へ。ここの泉質も赤湯に似た感じで、ゆっくりと疲れを癒す。また泊まった民宿がえらく食事が充実したところで、晩も朝も大いに舌鼓を打って満足しまくりだった。

今回は、山も温泉も食事も風土も期待以上の素晴らしい山行でした。久々に1日9時間を超える山中行動もこなせることが出来て、夏の縦走に計画に多少なりとも弾みがついたような気もします。また、この辺りの山域は初めてだったので、平標山や鳥甲山、佐武流山などにも興味がわいてきました。そして赤湯温泉は機会をつくってまた行きたいところです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:344人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら