記録ID: 6152806
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ハイキング
奥武蔵
武甲山〜ウノタワ。秋は情趣の万華鏡
2023年11月05日(日) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 07:57
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,405m
- 下り
- 1,403m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 7:53
距離 13.5km
登り 1,406m
下り 1,405m
15:08
ゴール地点
天候 | 一日中くもり。 ときおり時雨、ときに濃霧、ときどき薄日。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
ザック(G/R)
シューズ(S/L)
登山タイツ(冬)
ハーフパンツ(U)
半袖シャツ(W)
アームカバー
夏ジャケット
フリース
冬帽子(N)
手袋3
手ぬぐい
|
---|
感想
どんよりした曇り空だったが、こんな天気の紅葉狩りも悪くはないだろうと登山口から歩を進めた。花曇りなる言葉がどうしても去来する。桜自体の本来の美しさは曇り日にこそ現れる、そうこれが由来の一端ではなかろうかと勝手に想像を膨らませてしまう。曇り空の桜にも違わぬ情趣豊かな紅葉模様、そんな眺めを見てみたいものだと。
あと少しで山頂という場所で、向こうに輝く雑木林の明るい空間を、暗い森からそのすばらしさを眺めていると、葉擦れを呼ぶ風の音が上の方から降りてきた。しばらく耳を澄ませているとどうやら雨の音らしい。こちらにもやってくるかもしれない。徐々に音がはっきりしてくると時雨とわかった。さてどうしようかと思案していると音が止んだ。あたりはあっという間に靄に包まれた。先へと進むと、驚いたことに白い光が輝きながら拡散し、稀に見る優雅な光景が現れた。白光が広がり半透明の靄が紅葉の木々を包み込んで、その明るさが不思議だった。時雨の時季に現れる幽遠な光景に出会った、そんな感じで、かなり感動的だった。
この驚きの瞬間があったおかげか、このあとのウォーキングは、曇天にも関わらずとても楽しかった。靄を楽しむことはほとんどないのだが、霧時雨ならぬこんな靄時雨なら、ときおり薄日も差し、加えて晩秋というのに暖かく、気持ちよく歩くことができた。視界の曖昧模糊と鮮明の交代変化は、種々な眺めをもたらして、歩くに飽きることがなかったが、それもこの稜線にずっと続く紅葉盛期のすばらしい樹林のおかげであることは言うまでもない。秋には間違いなく鮮やかな黄色や赤に輝く連山である。
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