観音山と城山(浜坂)


- GPS
- 01:45
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 333m
- 下り
- 332m
コースタイム
天候 | 晴のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
問題となる箇所なし |
その他周辺情報 | 七釜温泉 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
カメラ
シュリンゲ
|
---|
感想
先週、ほんの思い付きで来日岳に登ってしまったが、その結果、『分県登山ガイド 兵庫県の山』(現在販売中のバージョン)で未踏の山が2座までになっていた。完全踏破を目指していたわけではないが、残り2つとなると自然と意識が向かうものだ。それに、以前の居住地の山の場合、『分県登山ガイド 宮城県の山』が残り1座で踏破だったはずが大津波で最後に残っていた金華山への連絡便が長期運休となり、そうするうちに自分の異動で結局、踏破は不発に終わって今日に至るというつらい過去がある。そして今回、kinuasaが検査のために侵襲的な処置を受けた直後なので、ハードな山行は避けようということになり、ならば『分県登山ガイド 兵庫県の山』をやってしまおうと考えたわけだ。残っている2座というのは、浜坂の観音山と城山で、どちらも小さな丘だ。浜坂はほとんど毎夏、海水浴に行くので、次の夏に、と思っていたのだが、来夏は娘たちはくじら浜再訪を狙っているようなので、浜坂には行けないかもしれないし、宮城県の山の「悪夢」を再現しないためにも、ここで一気に終わらせよう。
というわけで、先週に続き、真出若狭道を北西に走る。途中の春日から北近畿道で遠坂トンネル通過以外は無料。だが、八鹿氷ノ山ICからは下道を日本海まで、これが長い。だが、勝手知ったる道なので、気分は楽だ。道の駅山陰ジオパークの前に来ると、kinuasaが但馬牛の巻き寿司を買いによってもいいかと言う。以前、出来立てのこれを食べてその旨さに悶絶したからだが、まだ開店前だし、目的である山登りの前である、邪念は振り払わねばなるまい。素通りして一路、浜坂保養荘(常宿にしている)下の白馬公園駐車場へ。きょうはハゼ釣り体験という催しがあり、三々五々、車が入ってくる。
登山道は浜坂港の西岸の岩礁を辿って、観音山の西尾根末端から登っている。海抜何メートル、とまさに自分の足で高さを実測して歩く感じだ。いまではただの山道だが、かつては裏参道だったのだろう。古い石像が随所に立っている。海辺は真夏の日差しが照り付けているが、照葉樹林につつまれたこの道は木陰となり、涼しい風が吹き抜ける。たまに眺望が開けると、日本海の広がりが美しい。やがて傾斜が緩くなり、人工的な地形となると目前に観音堂の堂宇が現れる。銀杏の巨木があり、大粒の銀杏がたくさん落ちている。kinuasaはこれを見て動かなくなる。これは拾わないと先に行けない雰囲気なので、asakinuも協力する。検査の後なので軽量化を図ってきたというが、何のことはない、銀杏の重みで帳消し、どころか、積載量超過なのであった。
山頂は観音堂のうらにあり、寺守の屋敷跡の裏手からちょいと登った地点にある。ここからは日本海の海岸線を臨む。あんなに素晴らしい青空だったのが、すでに雲が広がってコントラストに陰りが見える。
観音堂からは、表参道の広い道をどんどん下る。周囲はスギとモミノキの大樹が目立つ。一気に下って寺の境内に降り立ち、寺の外周を回るように整備された遊歩道を辿ると、駐車場に出た。
ここから車で城山園地の駐車場へと移動する。城山園地の駐車場には人っ子一人いない。眼下に見下ろすのは、毎夏(今夏は別)泳ぎに来ている諸寄の海岸である。サブザックに最小限の荷物を入れて、城山山頂へのセメント道を進む。あっという間に山頂に達するが、電波施設がある以外には何もないところである。数本のカシワの木の間から、諸寄海岸と日本海をのぞむことができる。
踵を返して駐車場に戻ると、道の駅、山陰海岸ジオパークを目指す。そう、但馬牛の巻き寿司で昼ごはんだ。作り立ての脂の融けた状態ほどではないが、やはり旨い。これを食すと浜坂に来たなー、と実感する、そんな存在感がある。天気は確実に下り坂で、青空はわずかとなり、黒い雲がだんだんと支配を広げてきた。今日のミッションの観音山と城山は登れたが、もう一つ、折角だからと準備してきた山がある。牛の峰山という山である。浜坂まで車を走らせるのだから、3座くらいは登っておかないと収支が合わないというわけである。最初に浮かんだのは三成山なのだが、麓の集落から登るルートは産廃残渣や藪化で不評である。三成山の肩を抜ける林道から尾根伝いに行けるというが、土木事務所にkinuasaが問い合わせると、台風被害で通行止めであった。そこで、代打として浮上したのが牛の峰山であった(記録ID: 5996571)。この山は「ふるさと兵庫100山」の一つになっている、というわけで、このレース、終わりがないのだった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する