あのとき このとき 高柄山【山梨百名山】


- GPS
- 06:42
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 989m
- 下り
- 1,051m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路 上野原駅 |
写真
感想
もう何年経つだろうか、一度、登った山。しかし、2回目に登る途中で、何かの工事中でう回路を間違え彷徨った、そう、あのときの山。高柄山だ。
ほとんど覚えていない登山経路、まず登山口ルート探しから始まった。駅舎からガード下を往くと古い標識があった。その順に行くとその先に標識が無くなる、引き返す。地元の方に聞いた。「千足峠か、ここを真っ直ぐ行き、右手の橋をところ渉ったら左に入る」詳しく教えていただいた。前にも後ろにも登山者はいない。上り坂を林道終点まで、約1時間。登り口に着いた。休まず、登山道に入った。樹々の下を九十九折に登る。沢沿いに進む。今日も真夏日か。沢音や沢水から涼を運んで。やがて、沢から離れ、やや勾配を増しながら登る。あれが山頂尾根かと見上げる。ゆっくりとときは流れる。光窓が広くなってきた。日差しを受けながら、山頂に到着する。誰もいない、寂しい山頂であった。しかも展望はほぼない。この先のルートを地図で確認する。新矢野峠と標識にあった。このときもまだ低山を侮っていた。山頂小休憩。さて下りだ、と思ったところ、急斜面の下り坂。ロープに手を掛け、三点確保で直下の下りを凌ぐ。急な下り坂は1か所ではない、再び、岩稜の下りになり、やすやすと降ろしてくれない。稜線歩きは爽やかな風が吹き抜け気持ち良い。相変わらず、上空は分厚い雲に覆われている。峠まで随分と時間が長いと感じた。ここで小休憩。水分補給。日差しが時折、樹々に差し込み鮮やかな新緑映えしている。ここから、更に1時間、小ピークはあるものの下り基調で降りていく。長いなぁ。しかも景色もない。ダラダラとときに緊張感のあるルートをただただ降りていく。標識らしきものに気づいてみると、御前山分岐点まで来たようだ。標識には、御前山15分とある。ここの登りの登山道というか、ハチャメチャに踏み跡が散らばっている。それほどに、急斜面
を好きなように登れということなのだろう。高々500mの山頂まで往くのに手間取ったここ山頂からも上野原市の市街地を見渡せる程度。休憩後、下山する。しかし、またもや急斜面を下る。ロープを伝わり、足場を確保して下るとんとん拍子のような足さばきはできない。1っ歩1っ歩の下りに気持ちも萎えてくる。しかもここも長い下り。漸くにして、林道が見えてきた。ホッとした。前夜の雨で地べたも滑りやすい。あとは上野原駅を目指し舗装道を歩いて行く。振り返れば、低山と侮っていたが、あのときの登山の味わいを楽しませてくれた。
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