朝明渓谷からのイブネ・クラシ周回


- GPS
- 08:46
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,175m
- 下り
- 1,190m
コースタイム
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 9:22
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
結構な角度の傾斜と不明瞭な道、ボロボロで剥がれやすい岩で一瞬も気が抜けずとてもスリリングで消耗しました。
みんなのあしあとがひと際太かったのでよく踏まれて歩かれているのかとばかり思っていたのですが、そうではなく、みんなも私同様、右往左往していたから太くなったのかもしれません。
でも「ジャンダルム」を名乗るのは少し大袈裟かも。
感想
クラシに着くまではほとんど人に会うことはありませんでしたが、着いたとたん、どこからかワサワサと登山者が湧いてきて何だか不思議な感じでした。
イブネでは1張だけテントが張られていましたが、そこからコクイ谷出合へと下山していくなか、山小屋もキャンプ指定地もないのに、大きなザックのテン泊装備の登山者と何人もすれ違ったり、そこかしこでテントやハンモックが張られているのを目にしてとても驚きました。
私は1年前に関東から滋賀に移ってきたのですが、奥多摩や丹沢ではキャンプ指定地以外ではテン泊は認められておらず、また、ほとんどのキャンプ指定地は山小屋に隣接しています(山小屋が管理している、という表現の方が正確かもしれません)。何より、キャンプ指定地以外の山中でテン泊するのはマナー違反だ、というモラルが浸透しており、下手にテントなど張ろうものなら、プチ正義派の方から説教されかねない雰囲気です。夏山シーズンでよく行く北アルプスや八ヶ岳も同様なので、日本全国津々浦々そういうものなのだと思い込んでいました。そうした倫理観が染みついていたので、それぞれ好きな場所で思い思いのスタイルでテン泊をしているのを見て、違和感をはじめのうちは抱いていました。
さらに、トイレはどうしているんだろ?とか、水はどうするんだろ?などといった山小屋に隣接したテン場では心配することもないようなことの方がむしろ気になったというのが正直なところでした。
でも歩いているうちに、見方を変えれば、こうしたスタイルの方が本来の山キャンプらしい姿なのかも、と思うようにもなりました。むしろ、キャンプ指定地でのテン泊よりもよっぽど登山者自身のマナーやモラル、倫理観が問われるのでは?とも思いながら下山しました。
帰宅後、ネットを見てみると、やはり糞尿処理の問題やテン泊地の荒廃など予想通りの問題があるようでした。私自身、登山を始めて以来、テント泊は指定地で、というルールがいまだに染みついているので、どちらの方がトータルな観点からみてあるべき姿なのか自分の考えを決めかねています。
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