記録ID: 5043374
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
日光・那須・筑波
大足山・吾国山 小見から '22 12/31
2022年12月31日(土) [日帰り]
茨城県
only-kaimon
体力度
2
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 04:14
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 544m
- 下り
- 506m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
〜常磐線〜関鉄グリーンバス ・関鉄グリーンバス 板敷山・羽鳥線 羽鳥駅09:05＝小見09:31 【帰り】 水戸線〜関東鉄道常総線〜つくばエクスプレス〜 全線でIC可。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
コース定数（概算）：16 大足山〜標高点422m…マイナールート 切り通し〜吾国山山頂前の園地…ロープ、急坂 |
| その他周辺情報 | コンビニ等商店なし。自動販売機は随所にあり。 トイレは福原駅前。 |
写真
羽鳥駅到着。列車は当駅で特急の通過待ちです。09:01着でバスが09:05発なので先を急ぎます。
トイレを急いで済ませて西口へ。写真は西南西。紅白の送電鉄塔そば、真正面の三角形は筑波山（877m）です。右の送電鉄塔左にきのこ山（528m）、右の明瞭なピークが足尾山（627m）。右の木の裏が丸山（576m）、右端が加波山（709m）です。左端は竜神山（163m）の辺り。
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12/31 9:03
トイレを急いで済ませて西口へ。写真は西南西。紅白の送電鉄塔そば、真正面の三角形は筑波山（877m）です。右の送電鉄塔左にきのこ山（528m）、右の明瞭なピークが足尾山（627m）。右の木の裏が丸山（576m）、右端が加波山（709m）です。左端は竜神山（163m）の辺り。
小見バス停。もう1人いた乗客は途中で下り、小見まで貸切でした。
恋瀬小学校脇の路地を通ります。背後の山は大足山（212m）。
正面右の台が吾国山（518m）です。左の尾根突端は標高点422m。今回は大足山から吾国山南西稜を辿って標高点422m側から吾国山に登ります。
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12/31 9:35
正面右の台が吾国山（518m）です。左の尾根突端は標高点422m。今回は大足山から吾国山南西稜を辿って標高点422m側から吾国山に登ります。
右手に裾野を広げるのは難台山（553m）です。右肩のピークは大福山（452m）と団子山（432m）、左にはすずらん群生地分岐（約470m）と四等三角点太田（429m）のピークがあります。
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12/31 9:35
右手に裾野を広げるのは難台山（553m）です。右肩のピークは大福山（452m）と団子山（432m）、左にはすずらん群生地分岐（約470m）と四等三角点太田（429m）のピークがあります。
県道42号線「フルーツライン」を越えて進みます。正面の神社前で右折。
この辺りで踏み跡が消失。ひとまず一段上の破線を目指して斜面を登ります。
藪を越えて舗装道。筑波連山天空ロード＆トレイルランのコースになっていた道です。
大足山山頂。広く平らかな山頂の一角に石塔が倒れています。四等三角点恋瀬 を探して周囲をうろつきましたが見つからず。帰宅後に改めて点の記も参照したので、再訪の機会にまた確かめたいと思います。
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12/31 10:12
大足山山頂。広く平らかな山頂の一角に石塔が倒れています。四等三角点恋瀬 を探して周囲をうろつきましたが見つからず。帰宅後に改めて点の記も参照したので、再訪の機会にまた確かめたいと思います。
立木に引っ掛かった落ち枝が結構あります。単純に危ないので、立木を傷つけずに引き下ろせるもののみ落としながら進みました。ちょっとだけタイムロス。
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12/31 10:17
立木に引っ掛かった落ち枝が結構あります。単純に危ないので、立木を傷つけずに引き下ろせるもののみ落としながら進みました。ちょっとだけタイムロス。
落木も結構あります。道を塞いでいるもののみ折って脇に避けました。
ツル植物。藪山でよく見る奴。フジの仲間でしょうか。葉を見ればすぐ分かるのですが…
むやみにスギ林へ立ち入らないよう、左の茂みに沿って下っていきます。
左の茂み沿いが正解ですが、途中に強力な藪があり、迂回を強いられます。
地形図では左から徒歩道の破線がありますが、とてもそのような痕跡は見当たりません。自然に還ってしまっています。
藪。突破が必要な場所はトレラン大会コースの舗装道手前とここのみ。福原富士（183m）や稲田山（265m）で遭遇した藪に比べればはるかに優しいものです。
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12/31 10:52
藪。突破が必要な場所はトレラン大会コースの舗装道手前とここのみ。福原富士（183m）や稲田山（265m）で遭遇した藪に比べればはるかに優しいものです。
右に民家、畑の集落です。大足山に用がなければ畑から取り付いても良さそうです。
草原の向こうに、山に入っていく作業道のようなものが見えます。
踏み跡はここで右と前の二手に分岐。地形図通り前進して傾斜を上っていきます。
登り切ったら尾根筋に沿って右折します。右手には作業道らしき広い道。
ここは国有林なのだそう。東京営林局の古い看板があります。東京営林局は1999年の改組で前橋営林局と一緒になり、現在は関東森林管理局です。
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12/31 11:09
ここは国有林なのだそう。東京営林局の古い看板があります。東京営林局は1999年の改組で前橋営林局と一緒になり、現在は関東森林管理局です。
掘割状に見えたのは右からぶつかる作業道。左の斜面に乗り上げて進みます。
この辺りで、道は破線から大きく外れます。破線通りに進むこともできるとは思いますが、前後の地形を見るに急峻な道であることが予想されます。
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12/31 11:18
この辺りで、道は破線から大きく外れます。破線通りに進むこともできるとは思いますが、前後の地形を見るに急峻な道であることが予想されます。
道幅は狭く、右手は急斜面。崩落でザレたところがあり、長雨・大雨後はたいへん危険なルートと考えて良いかと思います。
もう少し先まで狭い道。頭上に太い落木がぶら下がっていてスリリングでした。その枝は下ろしておきましたが、頭上には注意です。
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12/31 11:24
もう少し先まで狭い道。頭上に太い落木がぶら下がっていてスリリングでした。その枝は下ろしておきましたが、頭上には注意です。
この先も道は続いているようですが、ここで回り込んできた尾根の上に上がります。
尾根に乗りました。祠あり。座れそうな岩もいくつかあります。祠のおそばで背後の筑波連山を眺めながらひと休みさせていただきました。静かで心地の良い場所です。
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12/31 11:33
尾根に乗りました。祠あり。座れそうな岩もいくつかあります。祠のおそばで背後の筑波連山を眺めながらひと休みさせていただきました。静かで心地の良い場所です。
吾国山の他の稜線とは異なり、ここは岩がちな尾根です。生えている木もアカマツのような、高燥な環境を好む木が多かったと思います。
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12/31 11:45
吾国山の他の稜線とは異なり、ここは岩がちな尾根です。生えている木もアカマツのような、高燥な環境を好む木が多かったと思います。
背後は八郷盆地と筑波連山。視界は大きく開けないものの、よく見えます。
缶のフタ。人の歩いた痕跡です。なぜフタだけ…？ 缶回収の袋を用意していなかったので今回は残置。
標高点422m。境界見出標77と赤ペンキが目印です。ここから右折、暗い森の中を進みます。
アオキが茂っていますが、踏み跡そのものは明瞭。ゆるやかに上っていきます。
確かにサカキが周辺にありました。神棚がある家では日常的に使いますし、ホームセンターの切花コーナーでもよく見かけます。需要がある、という事ですね。
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12/31 12:00
確かにサカキが周辺にありました。神棚がある家では日常的に使いますし、ホームセンターの切花コーナーでもよく見かけます。需要がある、という事ですね。
この辺で白い軽トラに遭遇。地元のお爺様と少しお話しました。きのこ、山歩き、お孫さんの事など話しながら、どこか懐かしい感じがしたのは茨城弁のせい。亡き祖父は北葛の人で話し言葉は東部埼玉弁。同じ東関東方言で茨城弁と似た響きでした。ここで地元の方とお話ができて良かったと思います。
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12/31 12:07
この辺で白い軽トラに遭遇。地元のお爺様と少しお話しました。きのこ、山歩き、お孫さんの事など話しながら、どこか懐かしい感じがしたのは茨城弁のせい。亡き祖父は北葛の人で話し言葉は東部埼玉弁。同じ東関東方言で茨城弁と似た響きでした。ここで地元の方とお話ができて良かったと思います。
電波塔の記号は無線反射板でした。そばの標柱によると用地借受人は 常陸河川国道事務所 久慈川下流出張所。国交省の施設のようです。
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12/31 12:08
電波塔の記号は無線反射板でした。そばの標柱によると用地借受人は 常陸河川国道事務所 久慈川下流出張所。国交省の施設のようです。
段々と急になり、眼下に北筑波稜線林道が見えてくるころには土崖のようになります。
北筑波稜線林道の切り通し。通り抜けた向こう右側に狭い駐車スペースがあります。
この先にロープの急坂がありますが、迂回できます。ひとつは北筑波稜線林道を右、切り通し側に進んで洗心館近くから登る方法。
急坂の迂回もうひとつは、この分岐から左に進んで、福原駅から上ってくる道に合流する方法です。今回は急坂に進みます。
園地の柵が新しくなりました。トラロープが張られています。以前11/12に来た時は低い魚子垣（ななこがき、半円の連なった柵）でした。
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12/31 12:25
園地の柵が新しくなりました。トラロープが張られています。以前11/12に来た時は低い魚子垣（ななこがき、半円の連なった柵）でした。
吾国山山頂。田上神社の左脇に三角点があります。氏子会と思しき3人のご老翁が、新年に向け神社の周りの掃除をされていました。お礼を申し上げた所、「（登山を）頑張ってね」とのお言葉を頂きました。吾国山そのものが良い山であることに加えて、地元の方の手入れがあってこそ、なお素敵な山なのだという事を忘れてはならない、と感じ入りました。
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12/31 12:30
吾国山山頂。田上神社の左脇に三角点があります。氏子会と思しき3人のご老翁が、新年に向け神社の周りの掃除をされていました。お礼を申し上げた所、「（登山を）頑張ってね」とのお言葉を頂きました。吾国山そのものが良い山であることに加えて、地元の方の手入れがあってこそ、なお素敵な山なのだという事を忘れてはならない、と感じ入りました。
北北西。中央は高峯（520m）、すぐ左は雨巻山（533m）。高峯から右、奈良駄峠に落ち込む直前の標高点418mの手前が稲田山。高峯の手前は三等三角点稲田（277m）南の300m級ピーク。その右手前小ピークが柊山（238m）。鞍部を経て左方に棟峰（264m）と羽黒山（245m）が並んでそびえています。
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12/31 12:31
北北西。中央は高峯（520m）、すぐ左は雨巻山（533m）。高峯から右、奈良駄峠に落ち込む直前の標高点418mの手前が稲田山。高峯の手前は三等三角点稲田（277m）南の300m級ピーク。その右手前小ピークが柊山（238m）。鞍部を経て左方に棟峰（264m）と羽黒山（245m）が並んでそびえています。
北。ちょうど中央、高峯からの峰続きで仏頂山（431m）が見えています。
お堂右手の石垣上から南西。筑波連山はもちろん、八郷盆地に突き出た猿壁山（242m）と峰寺山（379m）もいつも通り見えています。
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12/31 12:32
お堂右手の石垣上から南西。筑波連山はもちろん、八郷盆地に突き出た猿壁山（242m）と峰寺山（379m）もいつも通り見えています。
北西。正面は富谷山（365m）をはじめとした大郷戸アルプス。右は雨巻山、右手前が棟峰と羽黒山。左は大政山（284m）の一群です。富谷山の奥には日光連山、雨巻山の奥には高原山が遠望できます。
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12/31 12:33
北西。正面は富谷山（365m）をはじめとした大郷戸アルプス。右は雨巻山、右手前が棟峰と羽黒山。左は大政山（284m）の一群です。富谷山の奥には日光連山、雨巻山の奥には高原山が遠望できます。
下山。トラロープはもちろん、沢筋でぬかるみ気味だった場所も整備済でした。土を埋め戻して均され、石が埋められています。このあたりは以前の魚子垣が残存。
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12/31 12:40
下山。トラロープはもちろん、沢筋でぬかるみ気味だった場所も整備済でした。土を埋め戻して均され、石が埋められています。このあたりは以前の魚子垣が残存。
この辺りまでトラロープが整備されていました。ここも魚子垣が残っています。
左奥は高峯。高峯の右前は300m級ピーク、右に柊山、稲田山、飯盛山（231m）、仏頂山と続き、木と電柱の後ろに鍬柄山（274m）です。
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12/31 13:09
左奥は高峯。高峯の右前は300m級ピーク、右に柊山、稲田山、飯盛山（231m）、仏頂山と続き、木と電柱の後ろに鍬柄山（274m）です。
下るにつれ前の稜線が高くなりますが、背後の高峯と仏頂山はまだ見えています。
高峯は隠れ、仏頂山は頭だけ見えます。左から300m級ピーク、柊山、稲田山、仏頂山。300m級ピークはかなり明瞭なので名前があっても良さそうですが、調べた限りでは無名峰のようです。近隣の字に従うなら「柳沢山」、あるいは坂本観音の山号から「花立山」とでも言うべきでしょうか…
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12/31 13:26
高峯は隠れ、仏頂山は頭だけ見えます。左から300m級ピーク、柊山、稲田山、仏頂山。300m級ピークはかなり明瞭なので名前があっても良さそうですが、調べた限りでは無名峰のようです。近隣の字に従うなら「柳沢山」、あるいは坂本観音の山号から「花立山」とでも言うべきでしょうか…
撮影機器：
感想
■大足山のいいところ
一般登山道なし、吾国山マイナールート上のピークです。当然訪れる人も少なく静かな山です。
・・・
年末休みに3日連続で山行を計画。3日目はホーム吾国山でバリルート。
計画自体は前々からあり、かれこれ2年は温めっぱなしでした。後回しにせず、いつかではなく今行こう、という心構えのもと決行。
大足山は藪もさほどなく登りやすい山でした。標高点422mに至る吾国山の南西稜は登りごたえあり。雰囲気も良く、吾国山のまた違った一面を見られた事は嬉しい収穫です。
一般登山道ではなく、落木・倒木・落石・露岩・狭い道・深い落ち葉と危うい箇所は結構あるので、再訪の際は心してかかりたいと思います。
・春、花の吾国山へ
吾国山山頂直下の園地。柵の新調したここはカタクリの群生地です。3月後半からが花期ですが、まだ見た事がないので今春行ってみたいな…と。4月後半からはツツジも咲くので春の吾国山が今から楽しみです。
・2022登り納め
22年の最後はホームマウンテンで。無事に山歩きを続けられた事を田上神社にてご報告して下山しました。23年の暮れもまた同じように吾国山で一年を締めくくれるよう、健康に過ごして参りたいと思う次第です。
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