鳥海山 (長坂道・笙ヶ岳〜七高山〜二ノ滝口)


- GPS
- --:--
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 1,956m
- 下り
- 1,962m
コースタイム
随時、休憩を入れています
天候 | 晴れのち時々ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鳥海山への山形県側コース、長坂道を登って、笙ヶ岳〜御浜と歩き、外輪を通って七高山へ。下山は御田ヶ原から千畳ヶ原を経由して二ノ滝口へ。いずれもしっかりした登山道です。ただ、鳥海湖南側の仙人平へは雪渓が残り、慎重に下りました。 |
写真
感想
2年前のkiyoshiさんとmokkedanoさんのレコ「鳥海山クラシカル」http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-211460.html
を読んでから、鳥海湖の南に位置する千畳ヶ原という雄大な湿原の存在が心に引っかかっていた。私は山形側からのルートを登ったことがない。朝の涼しいうちに、そして雲に覆われる前に、kiyoshiさん曰く「真夏には登りたくない」という展望の良い笙ヶ岳に登りたい。鳥海山山形側のスペシャリスト、D-Metalさんのレコを参考にさせていただき、日本海側が晴れるという21日、早起きして出かけた。
笙ヶ岳の本格的な登りにかかるまで、深い森を歩く。分岐が何箇所かあって、特に臂曲(ひじまがり)からの道と交わる十字路では判断に迷った。古いガイドブックを持参したのだが、やっぱり新しいのに限る。
笙ヶ岳へはやがて灌木帯の登り。普段の1000mそこそこの山を登っている感覚からすると、灌木帯になると間もなく頂上なのだが、今日はそこからが長い。振り返ると庄内平野が広がっている。やがて上部にガスがかかり始めた。残念だが、直射日光は遮られて、少し楽になった。花々も多くなってきた。
笙ヶ岳山頂でペア登山者にお会いしてからは、少しずつお会いする人が増える。御浜はすごい人。休まずに通過した。
今回は笙ヶ岳と千畳ヶ原が目的だったが、登山者、特に若い人に引っ張られるように、外輪から結局七高山まで登った。外輪も歩いたことが無かったので、楽しい登山だった。外輪を登る登山者は、ペア・グループ・ソロを問わず、若い人が多いという印象。今日は長靴じゃなくて良かった(笑)
七高山近くの、登山者に邪魔にならないスペースで昼食。外輪山の外側は雲だったが、新山や千蛇谷はよく見えた。下山も外輪を歩く。御田ヶ原からは登山者がいなくなった。疲れが出てきて木道をポツポツ歩く。
仙人平への下りは雪渓となっていて、ポールの先のカバーを外して、突き刺しながら慎重に下った。やがて千畳ヶ原へ。予想通り広々とした湿原だ。ma-kuro&keen2ご夫妻が歩かれたように、秋晴れの草紅葉の頃にまた訪ねてみたいと思う。
湿原に別れをつげて痩せ尾根へ。月山沢の渡渉を少し心配していたが、問題なく、むしろ顔を洗ったりして楽しんだ。この沢のお陰で熱中症にならずに済んだのかも。
二ノ滝口コースは、若いブナ林の中をどこまでも続く道。ただ、小沢を渡る個所が多く、苔のついた丸い石がとても滑りやすい。途中、一組のペアとすれ違った。ブナ林と数多くの滝、そして千畳ヶ原・・この二ノ滝口コースはコースそのものに魅力がいっぱいだ。
鳥海山は、五合目より下にも見どころがあり、山に登る楽しみが味わえることを再認識させられた。何より、歩ききった充実感がある。今度は万助道を歩いてみたいと思う。
長坂道から七高山、二の滝日帰り周回の記録はなかなかありませんよ。
レコの数は少ないkamadamさんですが、普段のストイックな鍛錬があってのことでしょうね。全く敬服いたします。
実はこの長坂道、同日に歩く予定で、直前まで迷っていました。私の場合、前泊になるので、天気が読み切れず別の山にしましたが…お会いできたかもしれず、ちょっと悔やまれます。
次の本命の山?、問題なく歩けますね。
ストイックな鍛錬
お酒を飲まない生活にももう慣れましたが、この時期は生をグビッとやる人の姿を見ると
やっぱり羨ましいですね
この日は奥羽の山なみはガスると思ってました。和賀岳が晴れると読んだcheezeさん、さすがだと思います
飯豊の登りは強烈、覚悟してじっくり楽しみますよ。
土日共に休める時に好天が当たるかどうか・・
…と言いつつ、二ノ滝口は新しい道なんですよね。
万助道もそれほど古い道ではないそうですよ
それにしてもかなりの距離です。私ならば途中1泊を要するコースです
その場合は泊まるのが主目的になりそうですが
樹林帯に展望の尾根道、高山帯のお花畑、伸びやかな草原、涼しげな渓谷…、鳥海山の全てを1日で巡ったようなものですね
また季節を変えて歩いてみて下さい。
kamadamさんの鳥海レコ、興味深く拝見致しました
いや〜すばらしいコースだと思いました。地元の人に愛されているのではないでしょうか。
たとえば半日だけでも時間がとれて晴れていたら、笙ヶ岳まででもさっと登る・・秋田での太平山のような存在なのでは・・と拝察します。
それに、二ノ滝口コースはコース自体が魅力的です。モッケさん、もっとPRしたら?
万助道も楽しみです
それにしてもすごいです。朝の3時前には自宅を出発したのでしょうね。しかも,11時間を超える山歩き。すごいです。敬服します。
11時間も歩いてないですよ、そんなに歩けないです
ゆっくりですし、1時間に5〜10分程度の休憩は入ってますよ。
暑さもそうですが、久しぶりの登山靴で足先が痛いのがこたえました。爪を切るのを忘れてました
でもいつもの長靴だと、外輪の岩場を歩く時は痛かったと思います
kamadamさんのこの記録をお待ちしておりました。
秋田からだとちょうど反対側なので、早起きしなければならないし、車で登山口に辿り着くまでも長いですね。
でも飯豊に行くことを考えれば、近いですね
夏の定番、鳥海山ですが、放射状に伸びるルートそれぞれに楽しみがありそうです
「お待ちしておりました」ということは、tooleさんに読まれていたのかな
百宅口もしっとりしたルートでとてもいいですが、林道の運転が長いのが難点ですね。
こちらは立派な舗装道路が一ノ滝駐車場まで通っていて、今回は車を修理に出さなくて済みました
一の滝駐車場からの様々なルート、tooleさんにもお奨めです
こんばんは
メッセージが遅くなりました。
鳥海山(秋田富士)・・・・しかも・・・長坂道から笙ヶ岳〜御浜〜外輪〜七高山〜御田ヶ原〜千畳ヶ原〜二ノ滝口のコースを歩かれましたか。
私は未踏です。
山容も眺望も・・・素晴らしいコースですね。しかも・・・歩かれた距離と時間もすごい。さすがkamadamさんです。早速、お気に入りに登録いたしました
私は・・・鳥海山の山形側はすべてのコースが未踏なので・・・
非常に興味があります。
県境問題(私だけですが(笑))を提起している身としては山形側の状況も確認しておく必要がありますから(笑)
笙ヶ岳までの深い森や、千畳ヶ原の広々とした湿原の様子。
二ノ滝口コースの若いブナ林の森。
私なりに想像してみました。
なるほど・・・鳥海山は、五合目より下に見どころがありますか。
今度、私も歩いてみたいですね。
ご苦労さまでした。
750RSさんも山形側ルートは未踏でしたか
鳥海の魅力たっぷりのルートでしたよ
そうです、県境問題を提起するには、まず敵も知っておかないとね
笙ヶ岳へ下から登る人は少ないのかもしれません。登山道が緑色で、裸足になって歩きたいと思うような個所もありましたよ。
二ノ滝口ルートを登るとすれば、滝巡りから始まって、ブナ林、渡渉、痩せ尾根急登、そして千畳ヶ原・・と続きます。魅力たっぷりです。
750RSさん、山形にも行きましょう
こんばんは!
鳥海山を上から下まで満喫されましたね〜
まさにこのルート!自分も今年実現しようと目論んでました(^-^)
勿論、御浜泊まりでですよ
さすがに日帰りとは考えもしてませんでしたね〜 もう驚きです!!
kamadamさんが歩いた時は千畳ヶ原 晴れてキレイでしたね
自分が通った時はガスって真っ暗で若草の輝きがありませんでした
レコを拝見しまた行きたくなってきました〜(´∀`)
D-Metalさんのホームグランドにお邪魔しました
こちらのルートは鳥海山の深い森が味わえるのがいいですね。ぜひこれからも残していってほしいです。
D-Metalさんがレコで強調されていた「二ノ滝口ルートの滑り易さ」、ホントにそうでした。
私も何度も転びかけましたよ。下山でここ歩くときは要注意ですね。
月山森や天主森、目立つ姿ではないですが積雪期にスキーで登る人が多いのでしょうか。
私もいつか登ってみたいと思います。
また楽しい鳥海レコ、見せてください。山ラーのボリュームもいつも楽しみに拝見しています
ここを日帰りって考えも及びません^^;
しかしやってのける方がいるのだから、なんか自分も何かに挑戦したくなる^^
花きれいでしたよね!
この時期に鳥海って実はいったことなかったんです。
しかもこの道は私の苦手な沢沿いなので、きっと耐えられないだろうと…
一生行けないかもしれない^^;
それにしてもすごすぎです!
さすが花の鳥海、名前とか何にも知らない私ですが、「すごいな〜」と独り言を言いながら歩いてました
ヤマレコユーザーさんもたくさん登っているだろうな・・と思ってたけど、「山で出合ったかも」を見ると、なんと15組
kimberliteさんとも、きっとすれ違って挨拶を交わしたと思います。私は七高山付近で休憩して12時に下山を始めたので。ほとんどの方と挨拶を交わしましたから。挨拶だけですが・・
レコ拝見しました。
いろいろありますが・・・歩けるだけでまず十分ですよ
少しでも長く、ゆっくり歩く・・・その行為で、身体が反応し、精神的にもなんかいい・・
また日常に戻った時に、相変わらずいろいろあるけれど、いちいちカッカしたり落ち込んだりすることが、山に行く前よりも少ないかも・・・
こんな感じ、kimberliteさんも体験されていると思います
レコは、同じ趣味の人たちにちょっと楽しんでもらえたら・・という感じです。
あとは、見てくれるも、見ないも、どう感じてくれるかも、その人その人の自由ですよね。
私は、kimberliteさんのレコ、好きですよ
ところで、二ノ滝口コースは沢沿いとは言っても、沢から少し離れたブナ林に作られています。林を歩くコースですよ、お奨めです
レコを拝見して驚きました。これを日帰りで実現させてしまうなんて。素晴らしいルートですよね。鳥海山は下から登ってこそだと思うのですが,一泊となるとなかなか日程が取れず実現できません。日帰りの記録を初めて目の当たりにして勇気をもらいました!私も日が短くならないうちに同様のルートを歩いてみたいと思います。参考にさせていただきます。
tootaさん、コメントありがとうございます。
地元のtootaさんに参考にさせていただくとおっしゃられては、恐縮してしまいます
私も山形県側ルートは初めてで、今回の目的は当初、笙ヶ岳と千畳ヶ原でしたので・・
御浜まで行った時、「時間も余裕あるし、もうちょっと歩きたいから、歩いたことの無い外輪を伏拝岳あたりまで登ろう」と思ったのと、人の流れに引っ張られたというのが正直なところです。御浜はたくさんの人で休むスペースもなかったのです。ここでゆっくり休んでいたら、たぶん外輪までは行かなかったと思います。ガスっていましたし。
それで外輪を登っていたら、時折ガスが晴れて新山や千蛇谷が見えてきたので、うれしくなって七高山までいっちゃったというわけです
外輪は石・岩が多いので歩くリズムがとり辛いですが、それでもよく整備された道ですね。
今回、確かに距離・標高差は結構ありますが、鳥海山の整備された道だから自分でもこれだけ歩けたというふうに思っています。たとえば神室連峰だと私はこんなに歩けません。
tootaさんご指摘のとおり、鳥海山は下から登ってこそ、味わいや登った感激が大きくなると思います。何度も書きましたが、静かでいいルートでした。
tootaさんのレコ、鳥海山から見た酒田の花火、本当にきれいですね
私も奥羽山系の真昼岳から大曲の花火を眺めたことがありますが、tootaさんのような写真は撮れませんでした。こちらこそ、またすばらしいレコを見せてください
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