八甲田山【酸ヶ湯温泉BS→毛無岱→大岳→仙人岱→酸ヶ湯温泉BS】


- GPS
- 05:20
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 717m
- 下り
- 707m
コースタイム
- 山行
- 4:23
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 5:13
天候 | 晴れの曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
https://www.jrbustohoku.co.jp/route/detail.php?r=187&rc=11 |
写真
感想
天気予報は刻々と変わり続けて、三連休は思わしくない予報に落ち着きそう。
三連休に年休を足して色々と歩きたかったのが、今年も計画倒れになりました。
現地で前泊しても良いのですが、安価に夜行バスで現地入りします。
そうすると、行動時間が限られるので酸ヶ湯温泉からの周回が精々でしょうか。
■酸ヶ湯温泉BS→毛無岱→大岳
青森駅で津軽号からみずうみ号への乗り換え時間は、10分ほどしかありません。
弘前を経由するようになったからか、早着する気配がありませんでした。
青森駅でのバス乗り場では、すでに長蛇の列ができていました。
始発の新幹線でも間に合わない時間なのに、皆さん気合いが違いますね。
100名以上が並んでいたと思いますが、大型バスを2台口で手配してあったので全員着席。
そのうち、半数くらいはロープウェイと酸ヶ湯温泉で降りたのではないかと感じられました。
マイカー組が早くも下山してくる中、毛無帯経由での登山口に取り付きます。
そして、いきなり田んぼと化した泥濘に辟易として慎重に足を進めます。
毛無岱からの時計回りにしたのは、晴れ予報が午前中のみだったから。
大岳からの眺望は諦めて、毛無岱の草紅葉を明るいうちに撮りたかったのです。
あと、下りは仙人岱からの方が楽に感じたのもあります。
毛無岱と違って、地図に何も注意がありませんし。
城ヶ倉温泉への分岐を過ぎると、次第に木々の背が低くなり空が見られるように。
登山道も木道へと変わり、毛無岱へ足を踏み入れたことを教えてくれます。
ちょうど草紅葉も見頃を迎えたようで、黄金に輝く池のように風に揺れます。
これは晴天に訪れないと勿体ない景色、思惑が当たりました。
木道を歩きつつ、同じような景色を撮ったりして自分なりに楽しんでいます。
大きな山容の北八甲田はカメラに収まりきらず、主峰の大岳も一座に過ぎません。
特に、毛無帯から上毛無岱へと移動する階段から見下ろす光景が人気のようです。
この辺りは離合が頻発する上に、振り返りながら構図を確認する必要があるので安全を懸念して諦めました。
宮様ルートへの分岐からは、眺望のない粛々とした狭い登りが続きます。
登り優先の原則を適用しない正当な理由があるのか、下りの人々が突っ込んできて危ないゾーン。
徐に木々が無くなり、少し登ると避難小屋がある分岐へと至ります。
皆さんガスが吹き荒れる中でランチしていたので、避難小屋は満員御礼か。
リアル死の彷徨ごっこを楽しむ気分でもないので、休憩場所を仙人岱へと変更します。
恐らく、山頂も休憩できるようなコンディションでは無いのでしょう。
山頂へのルートは、序盤はハイマツ帯で都合のいい風除けになってくれました。
が、中盤からは火山岩が剥き出しの草も生えない地帯で、強風によろけます。
吹き荒れるガスの中、辿り着いた八甲田山の最高峰は思った通りの一面真っ白。
こんな中でも山頂でランチする人は凄いと思いますが、山頂標識の後ろは迷惑ですね。
時折りガスが抜けて、岩木山や青森湾への眺望が一瞬だけ覗くチャンスがありました。
晴天であれば、もっと大展望が広がる山頂なのでしょうが今日はこの辺で。
■大岳→仙人岱→酸ヶ湯温泉BS
ロープが張っていなければ下山先を見誤りそうな、猛烈な風とガスの中を下山です。
仙人岱を歩く人は少ないのかと思いきや、頑張って登ってくる人も見られました。
火山岩の岩稜帯から次第に樹林帯へと入っていき、落ち着いた雰囲気の仙人岱に至ります。
小岳に寄り道する時間はあれども、吹き荒れるガスで意欲を奪われて避難小屋へ。
仙人岱避難小屋は縦走路から外れた静かな場所にあり、先客ゼロでした。
多少のカビ臭さはあるものの、無風で静かなので此処でランチにします。
時間帯はあるにせよ、大岳避難小屋の周囲に比べたら人気の差は如実に現れます。
ロープウェイで登って、毛無岱から酸ヶ湯温泉に下山する人が多いのでしょうか。
バスの時間には早いのですが、特にやることも無いので下山を再開します。
日帰り入浴は無理にしても、鬼面庵で呑めたりするかなーと緩い考え。
毛無岱より遥かに規模の小さい、山間の草原を木道で下っていきます。
水場があるようですが、衛生面的に怪しそうなので担いだほうが良いかと。
程なくして景色は火山帯の様相に変わり、辺りには硫黄の匂いが立ち込めます。
足元も枯れた沢を辿るようになり、ペンキを頼りに左右の岸を行き来します。
やがて沢筋を離れたら、徐々に登山道が田んぼへと変貌していきます。
序盤は歩きにくいな、くらいの印象ながら終盤は神経を使う泥濘へと変貌します。
結局、毛無帯ルートも仙人帯ルートも、最後は泥濘で靴を汚すのは避けられないようで。
その宿命を知ってか、酸ヶ湯温泉と上部の駐車場には靴洗い場が完備。
公共機関に乗れる程度に靴を洗いますが、勘違いしたマイカー組はゲイターやストックを念入りに洗います。
いや禁止された行為では無いのですが、待ち行列を成した状態でする行為では無いのかなと。
酸ヶ湯温泉からのバス待ちも、ゆうに100人は居ようかという盛況っぷりでした。
十和田湖から2台口で到着したバスも、ギリギリのキャパで捌いていきます。
途中の渋滞もあり、新青森駅へは20分ほどの延着になりました。
予め新幹線を手配する場合は、余裕を持った乗り換えが心理的な安全を生みそうです。
>ケルンの横でランチとか、なぜ写真に映りたがるのか。
標識の傍に荷物を置いたり座ったり、写真チャンス景色の
延長線に居てる人って本当に不思議ですねw
参考にさせていただき、公共交通機関を使って計画たててみます。
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