奥穂高岳。紅葉、涸沢カール


- GPS
- 18:04
- 距離
- 38.1km
- 登り
- 1,989m
- 下り
- 2,001m
コースタイム
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 8:46
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 9:10
天候 | 初日、快晴。二日目、曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
個人装備 |
ザック(G/B)
シューズ(S/R)
ハーフP紺
登山タイツ(冬)
TシャツW
長袖シャツW
アームカバー
夏帽子(N)
冬帽子(N)
ジャケット(夏)
フリース
ストック夏
|
---|---|
備考 | ストックは持って行ったが、結局未使用 |
感想
ここ何年か、秋山に登ると、涸沢の紅葉のすばらしさを頻繁に聞かされるようになった、最高よねと。そんなにもいろいろな方に言われるので、機会があったらもう一度と考えていた。何か見落としてはいなかったかと。
もう三十年くらいも前になろうか、雑誌「山と渓谷」に山岳紅葉の番付が載り、東の横綱がここ涸沢カールだった。山のことは置いておくとして、紅葉に目覚めていた社の有志たちが、それならば行こうと計画され、十人程で訪れた。まだ釜トンと言って小型のバスがやっと通れるトンネルを越えて上高地入り。延々と歩いて涸沢カールに到着したが、これが横綱という息を飲むほどの絶景に出会えた気が薄かったのは、枯れや散りが始まっていて、ちょっと時期が遅かったからかもしれない。とはいえ、確かにすばらしい眺めであった。ヒュッテは大盛況で、こたつの掛け布団らしき正方形のもの一枚に三人が寝るという混雑ぶり。押入れでも廊下でも寝ていた。翌朝も天気良く、涸沢の山岳造形美を堪能したのちにパノラマコースで下山したのだった。
さて、機会があったらと思うものの、この大混雑の場所へ、はたしてどうすればたどり着けるのだろうとずっと思案していた。涸沢紅葉を堪能するには青空でなければならないとなると、小屋への予約は直前になってしまう。
週末、晴れが続く予報が出た。秋の最盛期、きっとどの小屋もいっぱいだろうと思いながらもネットを見ていたら穂高岳山荘には日曜に空きがあった。前日予約を入れた。
そんなわけで、今回は皆が褒めそやす涸沢カールの紅葉となった。そうして登ってみて遅まきながらうすうす分かったは、紅葉への視点ということなのだろうかと考えが及んだ。紅葉を堪能するに視点が動くことが多いのに対し、ここではこの地点という動かぬ視点からの眺め、それが他のどの地点よりも優れている、そういうことなのだろうかと。山岳紅葉と一口に言っても、いろいろな驚き方があると新たにしたのだった。思いもかけないサンピラーつきで満足のいく秋山登山となった。
いいねした人