【鉄道】栗駒山-秣岳-昭和湖(いわかがみ平〜須川温泉)


- GPS
- 07:30
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 955m
- 下り
- 965m
コースタイム
- 山行
- 4:22
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 5:10
天候 | 10/2日(日): 晴れ ☀ 気温19℃ 10/3日(月): 晴れ ☀ 気温11〜17℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
■東京駅 ↓ 07:16〜09:12 ↓JR新幹線はやぶさ101号・盛岡行 ↓(乗車券6,930円 指定席5,800円) ■くりこま高原駅 ↓ 09:25〜11:05 (定刻30分遅れ) ↓ ミヤコーバス 紅葉号・いわかがみ平行 ↓(片道1,600円) ■いわかがみ平 【復路】 ■須川温泉 ↓11:10〜12:15 ↓岩手県交通・一ノ関駅行 ↓(片道1480円) ■一ノ関駅 ↓13:51〜16:24 ↓JR新幹線やまびこ62号・東京行 ↓(乗車券7,480円 自由席5,050円) ■東京駅 ■ミヤコーバス 紅葉号(くりこま高原駅〜いわかがみ平) ・予約不要 土日祝の特定日運行 ※10/10(月)まで http://www.miyakou.co.jp/cms/uploadfiles/output/62f320ab-5abc-467f-8256-7766c0a80203/ ■岩手県交通(須川温泉〜一ノ関駅)※6/18(土)〜10/31(月)まで http://www.iwatekenkotsu.co.jp/pdf/timetable/33_ichinoseki/33100_genbikei-mizuyama_w_20220521.pdf ■バスは交通系ICカード不可 現金のみ ※須川温泉16:35発の路線バスには長蛇の列ができていました。 増便も無かったようなので、早めに並ばれることをおススメします。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■いわかがみ平〜栗駒山(中央コース) 石畳や木段が続き非常に良く整備されています。 栗駒山の紅葉の山肌を縫うように歩く絶景ポイント ■栗駒山〜秣岳 展望岩頭から秣岳鞍部への下りは道細で泥濘や段差もありました。 木道も老朽化している場所があり歩行注意。 ■秣岳〜須川湖 岩が露出した斜めのトラバースがあります。 急坂で泥がソールについてると滑りやすいので注意。 ■須川温泉〜昭和湖 火山ガスの影響で立ち入り禁止だったのが、 10/16(日)までの期間限定で通行可能となっています。 https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/41757 昭和湖まで渡渉箇所があるので雨天後など注意。 ※栗駒山は観測の充実が必要な50活火山の一つ 10/3現在 噴火警戒レベル1 気象庁HP↓ https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/210.html ■【トイレ】 4か所 いわかがみ平/須川湖/須川温泉╱昭和湖 |
その他周辺情報 | ■須川高原温泉 標高1126mに位置する温泉旅館。 酸ヶ湯温泉、玉川温泉と並ぶ湯治場温泉。 pH2.1の強酸性で明礬と緑礬の成分を含む湯 自炊部の部屋にはガスコンロ、レンジ、冷蔵庫あり タオル、歯ブラシなどは持参。浴衣はあります。 素泊まり一室一名7,000円 http://sukawaonsen.jp/ ■日帰り入浴(須川高原温泉) 大浴場(小露天風呂あり) 9:00〜16:00 大日湯(外の大露天風呂) 6:00〜21:00 各 大人700円 小人350円 大浴場とのセット券1,000円もあり ※シャワー設備は大浴場の洗い場のみ。 http://sukawaonsen.jp/onsen.html |
写真
感想
雨神様に魅入られたのか。。
週末の台風や雨天で計画を諦め…
また事故で痛めていた頸椎の治療とも重なり、
まったく山に行けず、さみしい夏だった。
数か月ぶりの山に選んだのは栗駒山。
「神の絨毯」と称される日本屈指の紅葉は、
長い間、ずっと心に留めていた憧れの地だった。
どうせなら秘湯で知られる須川温泉にも宿泊したい。
東京駅から新幹線「はやぶさ101号」の快適な鉄旅を経て、臨時バスの出る
宮城県の「くりこま高原駅」に降り立った。
くりこま高原駅で臨時バス「紅葉号」に乗り換える。
この日は9台の増便だったが満員で座れない人もいた。
いわかがみ平には定刻の30分遅れで到着する。
身支度を整えて中央コースからゆっくり歩き出す。
登山道は多くの人で渋滞ぎみ、1歩ずつ進んで行く
石畳の道を抜けると圧巻の眺望だった。
紅、黄、橙…みごとに塗りつぶされた紅葉が
栗駒山の山肌を一面に染め「神の絨毯」を成していた。
例年に比べると色付きが悪いとも聞いたが、
紅く染まった栗駒山それは、ほどよく青い空に映えた。
栗駒山には少し遅れて到着した。
山頂は予想以上の混雑ぶりだった。
どこも多くの登山者で満ち溢れていた。
座って休憩できる場所もなく、展望岩頭まで歩き、
少し下った岩に腰を下ろし昼食。珈琲でパンを流し込んだ。
天馬尾根まで来ると、登山者もぐっと減って静かになる。
絨毯を轢いたような美しい湿原が広がる
「しろがね草原」は何とも心安らぐ空間だった。
木道の先、通称「栗駒のモン・サン=ミシェル」で、
草紅葉を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごした。
秣岳から須川湖へはブナ林の急坂を下り、
長い舗装路歩きに、嫌気を感じ始めた時「須川高原温泉」に着いた。
紅葉期は予約が取れないので有名な宿だが、
数日前に問い合わせると、自炊部ですんなり予約が取れた。
何でも自炊部は紅葉期でも比較的空きがあり、狙い目だとか。
「須川知らぬは生涯の損」
と言われている源泉かけ流しの温泉は、
酸性だが、どこか柔らかでマイルドに感じた。
湯治に来ていると言う常連さんに聞くと、
草津と別府を足したような感じの湯らしい。
白濁した翡翠色の湯は絶妙な湯加減で、山の疲れが癒された。
翌朝は路線バスまで時間があったので、
通行止めが解除された昭和湖まで歩いてみた。
尾瀬を想わせる名残ヶ原の湿原を抜け、
硫黄の匂いに導かれるように進んで行くと、
昭和湖は静寂で、不思議な空間が広がっていた。
エメラルドブルーの水を湛えた湖面は輝き、
空を見ると雁の群れが翼を鳴らしていた。
素晴らしい秋晴れの紅葉と温泉
錦秋彩る東北の秋山を十分に満喫できた。
穏やかな日差しの中、湖畔に腰を下ろし、
もう少しだけその場に留まっていたかった。
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