庚申山 雨の季節、今だけ咲く花を求めて山の奥へ


- GPS
- --:--
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,659m
- 下り
- 1,659m
コースタイム
9:30猿田彦神社跡 - 10:10コウシンソウ自生地10:30 - 11:30めがね岩 - 12:00お山めぐりコース分岐
12:10お山めぐりコース分岐 - 12:50庚申山
13:05庚申山 - 13:40お山めぐりコース分岐 - 14:25庚申山荘14:40 - 14:45猿田彦神社跡 - 15:10鏡岩 - 15:25一の鳥居15:30 - 16:20足尾温泉
天候 | 曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
銀山平の登山用駐車場より ⇒登山口:銀山平・足尾温泉かじか荘 ⇒下山口:銀山平・足尾温泉かじか荘 ■帰り 銀山平の登山用駐車場より |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道 登山道は非常に良く整備されています。 猿田彦神社跡からコウシンソウ自生地を経由する「お山めぐりコース」は 梯子、クサリ設置場所が多いです。また、コウシンソウ自生地周辺の谷は えぐれている箇所があるので、通行注意です。 お山めぐりコースから庚申山荘への通常コースも、若干岩場あります。 ■目にした花 コウシンソウ ユキワリソウ ツルキンバイ クワガタソウ クリンソウ カラマツソウ ヤマオダマキ ウツギ フタリシズカ テンナンショウの仲間 ギンリョウソウ ■服装 1.アンダーシャツ長袖 2.ポロシャツ半袖 ■日帰り入浴 足尾温泉・かじか荘「庚申の湯」 |
写真
周りの人が「ハクサンコザクラ」「コウシンコザクラ」「ユキワリソウ」と言っていて、いったい何なのか気になりましたが、
まずは同定は置いておいて、花を楽しみましょう。
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
予備電池 1
1/25,000地形図
ガイド地図 1
コンパス 1
笛 1
筆記具 1
保険証 1
飲料 1
ティッシュ 1
三角巾
バンドエイド 1
タオル 1
携帯電話 1
計画書 2
雨具 1
防寒着 1
ストック 1
水筒 1
時計 1
非常食 1
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト
ファーストエイドキット 1
医薬品
カメラ 1
ビデオカメラ
車
|
感想
というわけで庚申山です。
庚申山といえば、何と言ってもこの山周辺にしか生育しない貴重な植物、コウシンソウ。
ちょうど、こんな雨の季節に咲く花であるとのことで、せっかくだからその姿を見てみたいと思いました。
そういうわけて、天気予報のちょっと怪しい週末に訪れたのですが
いやぁ、いろいろ凄い山でしたよ。
本当にいい山だと思う。300名山からもスルーされているけど、なんでたろ。
私がhirokaz100名山に入れたいくらいです。
まだ50ちょっとの山しか登ってないけどね(汗)
■銀山平 足尾温泉かじか荘〜一の鳥居〜猿田彦神社跡
銀山平の足尾温泉からスタート。
庚申山に登るうえで障害(精神的な)となるのが、銀山平から一の鳥居までの長〜〜〜い林道歩きです。
ここで一時間以上はかかってしまいます。
一の鳥居からは、ようやく登山道へ。
水ノ面沢に沿って進む、気持ちのよいルートです。
しばらく歩くと、鏡岩の先で沢から離れて、稜線方面へ。
やがて明確な参道が現れて、猿田彦神社跡に到着します。
この付近は、クリンソウが自生していました。
猿田彦神社で、庚申山荘&山頂方面と、お山めぐりコースに分岐します。
どちらを選んでも最終的には合流しますが、お山めぐりコースは、現地の看板によると、上級者向けとのこと。
しかし、事前情報により、この奥にコウシンソウが自生しているということを知っていたので、
お山めぐりコースにチャレンジします。
■猿田彦神社跡〜(お山めぐりコース)〜お山めぐりコース分岐点〜庚申山
お山めぐりコースに入ると、ジグザグ道で標高を稼いだのち、尾根に出ます。
やがて、尾根を右折して谷を横切ることになり、この付近の岩場がコウシンソウ自生地です。
咲き誇るサクラソウの仲間(帰宅後、調べたところユキワリソウ)の中に、スミレのような花と、クニュっとした茎を持つ植物を見つけました。間違いなくこれがコウシンソウでしょう。
岩場に貼り付いているその姿はやや頼りないですが、この場所で生き続けてきたのだなぁと思うと、
感慨深いものがあります。
ユキワリソウとともに、この自生地がこのままであることを願い、先に進みます。
その後はお山めぐりコースの岩場に苦しめられました。
岩場苦手なのですorz
岩場には、これでもかというくらいユキワリソウが豊富に咲いていましたが、コウシンソウは見かけませんでした。
猿田彦神社跡で分かれた一コースに合流したあとで、
いつ雨が降ってくるかわからないし、もう山頂行かなくてもいいかなぁと
一瞬思いましたが、気を取り直して山頂へ。
山頂は曇りゆえに無眺望でしたが、無事山頂を制覇できました。
■庚申山〜お山めぐりコース分岐点〜庚申山荘〜猿田彦神社跡〜一の鳥居〜銀山平 足尾温泉かじか荘
帰りは、お山めぐりコースではないほうのコースを取りました。
でもこちらも岩場が何ヵ所かあって、お山めぐりコースとあまり変わらない気がしました。
まあ、お山めぐりコースか上級者向けと書かれているだけで、こちらが初級者向けとはどこにも書かれていないから、いいのか。
そして庚申山荘へ。
深い山のなかの、いい感じの一件宿、いや一件山小屋でした。
皇海山まで行くなら、ここに泊まるんだろうな。
あとは猿田彦神社跡から、一の鳥居へ。
また長〜い林道を通り、銀山平に帰還しました。
■おわりに
銀山平のかじか荘にある庚申の湯で汗を流して、翌日のターゲットである上州武尊山へ向かうべく、足尾を後に沼田へ向かいました。(結局、上州武尊山は雨で断念しましたが)
それにしても思うのは、庚申山の圧倒的な山深さです。
こんな深い山の奥の奥の岩場で、1890年にコウシンソウが発見されたわけですが、改めてそれは偉業であるなと思いました。
昔は、コウシンソウは、もう少し多くの岩場で見られたようなのですが、
やはり見れる場所は減っているみたいです。私も一ヶ所でしか目にしませんでした。
ありきたりてすが、これからも、この花が咲き続けることを願って、本稿を終わります。
▼▼▼EXPLORING RECORD========================
ヤマレコ 57記録
3000m峰 4/21
日本百高峰 8/100
日本百名山 19/100
日本二百名山 21/200
日本三百名山 30/300
一等三角点百名山 9/100
都道府県最高峰 4/47
こんにちは。
ほんとにかじか山荘から一の鳥居までは70分の長い道のりですよね。
私も庚申山に行き、良い物をたくさん見せて頂きました。
かじか山荘から庚申山荘まではゆるい道のりで
「この山はチョロイぞ!」となめてかかると
とんでもない岩場の細道、鎖や梯子の連続で
「どうして、どうして」って腰が引けてしまいますね
今年は小ぶりコウシンソウやクリンソウ、そしてショウキランなど
色々見せて頂きました。
余計なことですが、
No76の石標より奥のピークに山名板と三角点がありますよ。
ただ、三角点を示す白い角柱はありませんが・・・・・・
himajyanさんはじめまして。
コメントありがとうございます。
本当にあの林道アプローチ、つらいですよね(>_<)
ショウキランも咲いているんですねー。私は見つけられなかったです。
まだ見たことが無いので、ぜひ見てみたいです。
あとで調べたところ、山頂の標石には、昔の営林署が設置したものがあるそうですよ。
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